昨日開幕の特別展です。
期 日 : 2026年4月11日(土)~6月28日(日)
会 場 : 文京区立森鷗外記念館 東京都文京区千駄木1-23-4
時 間 : 10:00〜18:00
休 館 : 4月27日(月)・28日(火) 5月25日(月)・26日(火) 6月22日(月)・23日(火)
料 金 : 一般600円(20名以上の団体:480円) 中学生以下無料
出品目録に依れば光太郎著書『某月某日』(昭和18年=1943)が出ています。その他、予告解説文には光太郎の名があるので、解説パネル等で鷗外同様団子坂近くに居を構えた光太郎についても少しは触れられているのではないでしょうか。それが無かったら見識を疑います(笑)。
関連イベントとして、ゲーム「文豪とアルケミスト」とのタイアップ企画。こちらではゲームキャラクターとしての光太郎の等身大パネル(上の画像で左端)も出ているそうです。
それから、6月6日(土)には東海大学さんの大木志門教授によるご講演。「文京から花開いた文学散歩―野田宇太郎と観潮楼を起点に」と題されています。
野田宇太郎は文学散歩的な視点をメインに明治大正の文学史を俯瞰した書物を多く著し、そのうち『パンの会』(昭和24年=1949)は、当時花巻郊外旧太田村に隠棲していた光太郎にも送られ、光太郎からの礼状が遺されていますし、光太郎が当会の祖・草野心平に宛てた書簡や高見順との対談で、同書に深く感心したことが述べられています。また、野田はずばり『文学散歩』という雑誌も主宰。十和田湖にからめた光太郎の小特集を組んだり(昭和36年=1961)もしてくれました。直接、野田と光太郎に面識があったのかどうかは光太郎側からの資料では不明ですが。
講師の大木教授は昨年、神田の八木書店さんで開催された「近代文学特別講座 活字をはみだすもの 第25回 高村光太郎「独居自炊」の思想―宮崎稔宛書簡から」の講師も務められ、その際に知遇を得ました。タイアップ企画の「文豪とアルケミスト」にも関心を寄せられ、『文豪とアルケミストを本気で考えてみた』を共著で出されるなど、柔軟な思考をお持ちの方です。
当方、こちらを申し込みました。抽選に当たることを祈念しております。その前に展示のみは来週あたり拝見に伺うつもりです。
皆様方も是非どうぞ。
文の京(ふみのみやこ/文京区)には、根津神社や小石川植物園、団子坂など明治以前から現在に至るまで親しまれている名所や坂がたくさんあります。また、明治初期に本郷に移転した東京大学の周辺には、のちに作家となる若者たちが多く暮らしていました。
明治から昭和初期の近代文学の中には、文の京を人々が行きかい、名所が登場する作品があります。鴎外『青年』では主人公が根津神社を通り過ぎ、夏目漱石『三四郎』は東京大学構内、石川啄木『天鵞絨(ビロウド)』は混雑した本郷三丁目、徳田秋声『みち芝』は牛天神(北野神社)、中野重治『むらぎも』は富坂、泉鏡花『外科室』は小石川植物園が書かれました。志賀直哉は『クマ』で飼い犬を追って護国寺へと走ります。樋口一葉は、日記に名所への外出を書き残しました。
他方、鴎外の住んだ観潮楼は、秋に菊人形でにぎわった千駄木、団子坂上に建っていました(現・当館所在地)。周辺には高村光太郎、宮本百合子、室生犀星、江戸川乱歩なども住み、千駄木は彼らの生活圏であり、作品にも書かれました。
本展では、明治から昭和初期の近代文学に書かれた文の京の坂と名所を紹介します。100年ほど前の風景や人々の営みを近代文学でよんでいきます。
イベント情報
「文豪とアルケミスト」 タイアップ企画
2026年4月11日(土)~2026年6月28日(日)
2026年4月11日(土)~2026年6月28日(日)
特別展会期中(2026年4月11日~6月28日)、文豪転生シミュレーションゲーム「文豪とアルケミスト」(DMM GAMES)とのタイアップ企画を行います。
地下展示室入口に描き起こしイラストのバナーと、森鴎外、高村光太郎、室生犀星、江戸川乱歩の等身大パネルを展示しています。
開催期間(4/11~6/28)のみ、《鴎外胸像》も共に撮影いただけます。SNSへのアップもOKです。文京区・千駄木にて、皆様のお越しをお待ちしております。
2026年4月29日(水)
展示担当者による特別展「近代文学でよむ文の京の坂と名所」のギャラリートークです。
申込不要のイベントです。当日の展示観覧券をお持ちください。
日時:2026年4月29日(水・祝)14時~(30分程度)
展示関連講演会「〈D坂〉が生まれた場所―団子坂時代の江戸川乱歩」
2026年5月23日(土)
2026年5月23日(土)
デビュー前に団子坂で暮らした乱歩の生活と、この地を舞台にした小説「D坂の殺人事件」についてお話しします。
講師:杉本佳奈 氏(立教大学江戸川乱歩記念大衆文化研究センター助教)
日時:5月23日(土)14時~15時30分
会場:文京区立森鴎外記念館 2階講座室
定員:50名(事前申込制)
料金:無料(参加票と本展覧会観覧券(半券可)が必要)
申込締切:5月8日(金)必着
展示関連講演会「文京から花開いた文学散歩―野田宇太郎と観潮楼を起点に」
2026年6月6日(土)
2026年6月6日(土)
近年の旅行熱や「文豪」ブームなどで再脚光を浴びている文学散歩。その起源や魅力を鴎外や文京ゆかりの作家たちとともに語ります。
講師:大木志門 氏(東海大学教授)
日時:6月6日(土)14時~15時30分
会場:文京区立森鴎外記念館 2階講座室
定員:50名(事前申込制)
料金:無料(参加票と本展覧会観覧券(半券可)が必要)
申込締切:5月22日(金)必着
出品目録に依れば光太郎著書『某月某日』(昭和18年=1943)が出ています。その他、予告解説文には光太郎の名があるので、解説パネル等で鷗外同様団子坂近くに居を構えた光太郎についても少しは触れられているのではないでしょうか。それが無かったら見識を疑います(笑)。
関連イベントとして、ゲーム「文豪とアルケミスト」とのタイアップ企画。こちらではゲームキャラクターとしての光太郎の等身大パネル(上の画像で左端)も出ているそうです。
それから、6月6日(土)には東海大学さんの大木志門教授によるご講演。「文京から花開いた文学散歩―野田宇太郎と観潮楼を起点に」と題されています。
野田宇太郎は文学散歩的な視点をメインに明治大正の文学史を俯瞰した書物を多く著し、そのうち『パンの会』(昭和24年=1949)は、当時花巻郊外旧太田村に隠棲していた光太郎にも送られ、光太郎からの礼状が遺されていますし、光太郎が当会の祖・草野心平に宛てた書簡や高見順との対談で、同書に深く感心したことが述べられています。また、野田はずばり『文学散歩』という雑誌も主宰。十和田湖にからめた光太郎の小特集を組んだり(昭和36年=1961)もしてくれました。直接、野田と光太郎に面識があったのかどうかは光太郎側からの資料では不明ですが。
講師の大木教授は昨年、神田の八木書店さんで開催された「近代文学特別講座 活字をはみだすもの 第25回 高村光太郎「独居自炊」の思想―宮崎稔宛書簡から」の講師も務められ、その際に知遇を得ました。タイアップ企画の「文豪とアルケミスト」にも関心を寄せられ、『文豪とアルケミストを本気で考えてみた』を共著で出されるなど、柔軟な思考をお持ちの方です。
当方、こちらを申し込みました。抽選に当たることを祈念しております。その前に展示のみは来週あたり拝見に伺うつもりです。
皆様方も是非どうぞ。
【高村光太郎書誌】
本人著作(部分)15 『日本美術の鑑賞 古代編』
伊勢神宮 伊東忠太 ブルーノ・タウト
埴輪 濱田耕作 法隆寺の建築 伊東忠太
法隆寺の五重塔 関野貞 法隆寺の釈迦三尊 フェノロサ
百済観音 会津八一 植田壽蔵 夢殿観音 フェノロサ
夢殿秘仏抄 中村憲吉 島木赤彦 香取秀真 会津八一
中宮寺観音 和辻哲郎 大和の国法起寺 木下利玄
広隆寺の弥勒 田澤坦 法隆寺金堂阿弥陀浄土 児島喜久雄
法隆寺の壁画 安田靭彦 薬師寺三重塔 足立泰
薬師寺聖観音 木村素衛 薬師寺金堂薬師堂 足立康
新薬師寺香薬師像 松本栄一 東大寺三月堂 関野克
法華堂不空羂索観音 植田壽蔵 三月堂月光像 源豊宗 岡倉天心
三月堂執金剛 瀧井孝作 戒壇院の増長天 高村光太郎
戒壇院四天王 岡倉天心 夢殿 岸田日出刀 会津八一 北原白秋
興福寺八部衆像 大口理夫 興福寺十大弟子 高村光太郎
聖林寺十一面観音 和辻哲郎 唐招提寺金堂 東伏見邦英
鑑真和上像 北原白秋 唐招提寺千手観音 東伏見邦英
薬師寺の吉祥天女 和辻哲郎 鳥毛立女屏風 中井宗太郎
神護寺薬師如来 源豊宗 法華寺十一面観音 植田壽蔵
観心寺の秘仏 瀧井孝作 唐招提寺木彫如来形像 高村光太郎
道明寺十一面観音 濱田耕作 高野の赤不動 野口米次郎
清涼殿 中村憲吉 京都御所 岸田日出刀
鳳凰堂 関野貞 定朝の阿弥陀像 矢代幸雄
厳島神社 関野貞 光堂 泉鏡花
一字金輪像 源豊宗 浄瑠璃寺吉祥天女像 丸尾彰三郎
舞楽面 野間清六 普賢菩薩像 秋山光夫
孔雀明王図 濱田耕作 二十五菩薩来迎図 西田直二郎
高野山聖衆来迎図 田中一松 西本願寺三十六人集 佐佐木信綱
源氏物語絵巻 田中一松 信貴山縁起 上野直昭
鳥羽僧正の蛙 室生犀星 鳥獣戯画 森田恒友
伴大納言絵詞 福井利吉郎 無著・世親像 丸尾彰三郎
快慶「八幡神像」 野間清六 快慶「地蔵菩薩」 三才笹吉
空也上人の像 西田直二郎 鞍馬寺の聖観音 村上華岳
頼朝像 熊谷宣夫 北野天神縁起 大塚保治
一遍上人絵伝 上野直昭 明恵上人像 平福百穂
高野山不動堂 足立康 古瀬戸 小山富士夫
解説 北川桃雄 奥平英雄
執筆者順ではなく、取り上げられている作品の時代順での配置。したがって、光太郎の文章は3箇所でとびとびに掲載されています。
それにしても戦時中によくまぁこれだけの豪華な執筆陣のものを出せたな、と思われます。物故者の旧稿もかなり入っていますが。
執筆者順ではなく、取り上げられている作品の時代順での配置。したがって、光太郎の文章は3箇所でとびとびに掲載されています。
それにしても戦時中によくまぁこれだけの豪華な執筆陣のものを出せたな、と思われます。物故者の旧稿もかなり入っていますが。







































































































































































































































































































今回は複数ある智恵子を描いた作品のうち、「霧(高村智恵子)」が展示されています。100号超の大きさで平成7年(1995)の日展出品作とのことです。当方、実作を見たのは今回が初めてだったかも知れません。

















![PXL_20260316_223522859[1]](https://livedoor.blogimg.jp/koyama287/imgs/d/2/d24b4945-s.jpg)

































































