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昨日、NHK Eテレさんで放映された日曜美術館「火だるま槐多~村山槐多の絵と詩~」を拝見しました。

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先般、未公開作品100余点が発見され、また脚光を浴び始めてい夭折の天才画家・村山槐多(明治29年=1896~大正8年=1919)。その早すぎる晩年に光太郎と交流がありました。番組サブタイトルの「火だるま槐多」は、光太郎が彼に捧げた詩「村山槐多」(昭和10年=1935)から採られ、その説明もありました。

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コメンテーターとしてビデオ出演なさり、さらに槐多の詩の朗読も披露された詩人の高橋睦郎氏は……。

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ちょっとカチンときましたが(笑)、まぁ、たしかにそうとも言えますね。

そして槐多絵画の代表作や、新たに見つかった作品などが、彼の詩と共にいろいろ紹介されました。

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知っているようでよく知らなかった、槐多の短い生涯もうまくまとめられており、非常にわかりやすく見応えもありました。

次の日曜の夜、再放送があります。

日曜美術館 「火だるま槐多~村山槐多の絵と詩~」

NHK Eテレ 2019年6月30日 20:00~20:45

自由奔放な絵を描き、22歳の若さで夭折した村山槐多。没後100年にあたる今年、展覧会開催を機に新発見の作品も相次いでいる。村山槐多の絵を詩の朗読とともに見ていく
火だるまのような色、ガランス(暗赤色)こそ槐多の絵の最大の特徴である。『自画像』や『カンナと少女』。そして赤いオーラを放ちながら裸の僧侶が小便する『尿する裸僧』。今年は槐多が亡くなって丁度(ちょうど)100年。展覧会の開催を機に新発見の作品も相次いでいる。番組では、新たな作品の紹介をまじえながら、村山槐多の絵を詩の朗読とともに見ていく

【ゲスト】美術史家…村松和明
【出演】世田谷美術館館長…酒井忠康 詩人…高橋睦郎
【司会】小野正嗣 柴田祐規子


再放送といえば、地上波テレビ東京さんで、今年4月に放映された「開運!なんでも鑑定団」。ゲスト秋川雅史さんが、光雲作の木彫の名品「寿老舞」をお持ちになった回。

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系列のBSテレ東さんで放映があります。

開運!なんでも鑑定団【秋川雅史のお宝がスゴイ&日本のゴッホ(秘)絵画】

BSテレ東 2019年6月27日(木)  19時55分~20時55分

歌手・秋川雅史のお宝に衝撃の鑑定結果!さらに秋川の意外な趣味とは?▽母が70万円で購入した妖しい輝きを放つ大きな水晶球は本物?▽“日本のゴッホ”山下清の貴重絵も!

MC 今田耕司 福澤朗  ゲスト 秋川雅史  アシスタント 片渕茜(テレビ東京アナウンサー)
出張リポーター 松尾伴内(出張鑑定in 茨城県五霞町)  ナレーター 銀河万丈、冨永みーな


それぞれ見逃されている方、ぜひご覧下さい。


【折々のことば・光太郎】

一、肌の凍る様な冬が好き。
二、空気の透きとほつた山が好き。

アンケート「どちらが好きか」より 明治45年(1912) 光太郎30歳

一は「夏と冬と」、二は「山と海と」という設問に対しての回答です。生涯冬を愛し、晩年には岩手の山中に独居自炊の生活を送った光太郎らしい回答です。

まず明らかに「智恵子抄」に触れられるもの。

やすらぎの刻~道 #48 テレビ朝日開局60周年

地上テレビ朝日 2019年6月12日(水)  12時30分~12時50分
BS朝日      2019年6月13日(木)  7時40分~8時00分

巨匠・倉本聰氏が1年間をかけて描くのは、山梨を舞台に昭和~平成を生き抜いた無名の夫婦の生涯。そして『やすらぎの郷』のその後。2つの世界が織り成す壮大な物語!

出演
 清野菜名 風間俊介 宮田俊哉(Kis-My-Ft2) 佐藤祐基 風間晋之介 井上希美
 木下愛華 (他)
作  倉本聰
主題歌 中島みゆき『慕情』『進化樹』『離郷の歌』
(株式会社ヤマハミュージックコミュニケーションズ)

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放映開始前の4月、このブログでご紹介しましたが、いよいよ劇中で「智恵子抄」が取り上げられる回の放映があります。舞台は太平洋戦争開戦前夜、山梨県の山間部・「小野ヶ沢」という架空の集落です。元養蚕農家だった根来家、語り手の四男・公平(風間俊介さん)は、半年ほど前の父(佐戸井けん太さん)に続いて母(岸本加世子さん)を亡くします。公平の親友たちの家を含む集落のかなりの世帯が開拓団として満州に渡る直前、という設定です。霞ヶ浦の海軍航空隊に入営していた次男の公次(Kis-My-Ft2の宮田俊哉さん)が、母の死の知らせを受けて帰郷、公平に『智恵子抄』を渡すそうで。昭和16年(1941)という設定ですから、龍星閣版『智恵子抄』はこの年8月に刊行されているので、矛盾はありません。

書き込みのしてあるページがあることに気づく公平。それは「あどけない話」(昭和3年=1928)のページで、「阿多多羅山の山の上に/毎日出てゐる青い空が/智恵子のほんとの空だといふ。」の箇所、「阿多多羅山」が消されて「小野ヶ沢」となっているそうです。

このドラマ、人にとっての「故郷」「原風景」とは何か、的な問いかけが全体を貫くメインテーマとなっており、そうした中でこのような展開となるのでしょう。

ネット上では無料配信も為されています。


続いて再放送ですが……。

昼の特選ドラマ劇場 おかしな刑事~居眠り刑事とエリート警視の父娘捜査 東京タワーは見ていた!消えた少女の秘密・血痕が描く謎のルート!

BS朝日 2019年6月13日(木)  12時00分~13時55分

伊東四朗が叩き上げの刑事、羽田美智子がエリート警視という凸凹父娘コンビを演じる大人気シリーズの第8弾 ‼ 篤志家の社長が刺された! その背後には、30年前、東京タワーの下で起きた誘拐事件の影が…!?

出演 伊東四朗 羽田美智子 石井正則 小倉久寛 辺見えみり 山口美也子 木場勝己 小澤象
   丸山厚人
 菅原大吉 (他)

初回放映は平成23年(2011)。その後、年に数回、地上波テレ朝さんや系列のBS朝日さんでくり返し放映されています。当方、しばらくその存在に気づきませんで、今年の4月、やはりBS朝日さんでの再放送を初めて観ました。

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事件の鍵を握る母子が、智恵子の故郷・福島二本松出身という設定(実際には違うのですが……)。

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そこで、伊東四朗さん扮する鴨志田刑事、娘の(実は秘密)岡崎警視(羽田美智子さん)と共に、二本松へ。岳温泉、安達太良山、智恵子生家、その裏手の鞍石山などでロケが行われました。

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ところで下の画像の石碑、安達太良山にあるようなのですが、当方、場所が分かりません。先月、安達太良山の山開きに参上した際に探したものの、見つけられませんでした。情報をお持ちの方はご教示いただけると幸いです。

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さらに、光太郎の父・光雲が手がけた仁王像が納められた信州善光寺、そして光太郎智恵子が結婚の約束を結んだ上高地をめぐる旅番組。

美しい日本に出会う旅▼初夏、新緑の上高地へ 北アルプスの絶景秘湯と天空の花園

BS-TBS  2019年6月12日(水) 21時00分~21時54分

いま一番美しい季節を迎えた信州へ!善光寺参りをスタートに、安曇野・上高地へと絶景をめぐる初夏の旅です。七味唐辛子に並ぶ大人気名物が、「鯉焼」。そのこだわりの秘密とは?北アルプスの絶景が映る田んぼの絶景、安曇野。ここだけの不思議な蚕は、若草色でした!上高地への入り口に、絶景露天風呂の湯宿がありました。でも離れの湯は、なんと車で20分の秘湯?そして今だけの幻の花・ニリンソウの絶景を求めて、上高地ハイキングへ。そこで出会ったのは伝説の画伯でした。瀬戸康史さんがご案内します。

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安曇野も入っていますので、碌山美術館さんも取り上げていただきたいところですが……。


それから、光太郎第二の故郷ともいうべき岩手・花巻。光太郎を敬愛し、光太郎もその才を高く評価していた宮沢賢治がらみです。

心に刻む風景 宮沢賢治(3) 岩手県花巻市…教師として訪れた地

地上波日本テレビ 2019年6月12日(水)  21時54分~22時00分

歴史に名を残す人物の誕生の地や活躍の舞台、終の棲家などを訪ねます。今も残る建物や風景から彼らの人生が浮かび上がってきます。

語り 中村吉右衛門

5分間番組です。(3)ということで、先々週は盛岡、先週は小岩井農場でした。で、明日が花巻。賢治は花巻出身なので「訪れた」というのはおかしいような気もしますが……。光太郎がその碑文を揮毫した「雨ニモマケズ」碑あたりを紹介してほしいものです。


それぞれ、ぜひご覧下さい。


【折々のことば・光太郎】

ひどい時には右手は使へず、左手でハガキなどを書く時もある。卓に向つて字を書くといふ姿勢そのものにすでに病因の一つがあるかと思ふこともある。しかし今年あたりはどうしてもこの病気を退治して、もう一度彫刻の仕事にとりかかりたいと思ふので、自分の健康について、今いろいろ検討を加へてゐる。

散文断片「健康について」より 昭和31年(1956) 光太郎74歳

亡くなったその年の、おそらく正月に書かれたと思われるボツにした原稿の断片から。光太郎、最期まで自身が結核であることを認めたがらず、恢復に一縷の望みを寄せていました。単に生きながらえたいというより、やはり彫刻がやりたかったのですね。

直接、光太郎智恵子には関わりませんが……。

まず、昨日朝のNHKさんの「ニュース おはよう日本」。愛犬の散歩を終え、リビングで新聞のテレビ欄に目を落とすと……。

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「上皇ご夫妻・約60年前の秘蔵フィルム」。「これは!」と思い、急いでテレビをつけましたが、時既に遅く、天気予報が始まったところでした。なぜ「これは!」と思ったかというと、4月に信州安曇野の碌山美術館さんにお邪魔した際、そういうお話を伺っていたからです。

その後、ネットで調べましたところ、やはり碌山美術館さんがらみでした。

上皇ご夫妻・約60年前の秘蔵フィルム

4月に退位された上皇さまと上皇后さま。
約60年前の姿を修めたとされる16ミリフィルムが長野県安曇野市・碌山美術館に残されていた。
美術館には日本近代彫刻の父・荻原碌山の作品などが展示されている。
碌山美術館・濱田卓二は「上皇ご夫妻が美術館にご来館されたことがあり、そのときの記録フィルムと伝わっている」と話す。
昭和36年3月、穂高町報には当時皇太子ご夫妻だったお二人が長野県内での視察の途中に美術館に立ち寄られたという記録が残っている。
民間人がビデオカメラを持っていること自体が珍しかった時代、地元の中学校教師が撮影したものを寄贈した。
しかし美術館には再生機がなく、中身が確かめられたことはなかった。
専門業者に再生を依頼したところ、3月の雪の中の上皇ご夫妻の様子が1分40秒間うつされていた。
お二人はこの訪問の2年前にご結婚し、翌年には長男になる天皇陛下がお生まれになっていた。
成城大学非常勤講師・瀬畑源は「ご夫妻で全国に行きはじめる初期の時代の映像。美智子妃はまだ地方視察に行くことがほとんどなかったと思う。国民との関係をどう作るのか、自分たちがどう理解しないといけないのかということを実際に実地で学んでいったという時期」と話す。
当時美術館でご夫妻を迎えた彫刻家・荻原碌山の親族・荻原義重は「わずか数メートル前で皇太子ご夫妻をお迎えできることは昔はなかった。皇室と一般の人たちの垣根が取り払われた感じがした」という。



民間人がビデオカメラを持っていること自体が珍しかった時代」という部分がおかしいのですが(ビデオカメラという物自体おそらく存在しませんで、当時は16ミリカメラです)、現今の若い人々にはそのあたりの区別が付かないのでしょう。

ご成婚が昭和34年(1959)、それからほどなく碌山美術館さんを訪れられたそうで、まだ個人美術館というものが珍しかった時代、おそらくお二人での最初の個人美術館ご訪問だったのでは、というお話でした。現在では碌山荻原守衛の作品以外に、親友だった光太郎の作品も複数展示して下さっている同館ですが、当時はまだ光太郎作品の展示はなかったように思われます。

その後のご訪問はないということで、館の方では、また改めてゆっくりいらしていただきたいというようなお話をされていました。実現してほしいものです。


テレビ系の話題を出しましたので、ついでというと何ですが、光太郎智恵子ゆかりの地や光太郎周辺人物に関わる近々放映の番組をご紹介します。

まず、大正元年(1912)、結婚前の光太郎智恵子が愛を確かめ合った、千葉銚子犬吠埼。

ブラタモリ#136 「銚子~銚子はなぜ日本一の漁港になった?~」

NHK総合 2019年6月8日(土) 19:30~20:15

水揚げ量8年連続日本一!千葉県・銚子漁港に全国の漁船が集まる秘密をタモリさんが解き明かす!▽“トンガリ”地形が生んだ奇跡の漁場▽しょうゆマネーが漁港を生んだ!?
「ブラタモリ#136」で訪れたのは千葉県・銚子市▽銚子はむかし島だった?犬吠埼で1億2000万年前の地層を手がかりに、太平洋に突き出したトンガリ地形の秘密を探る▽坂道の上に広がる台地で生まれた高級品とは?▽銚子電鉄・緑のトンネルに「鉄道大好き」タモリさんも大興奮!▽江戸時代の銚子にばく大な利益をもたらした「しょうゆ」にかくされた秘密とは!?▽マイナス35度!巨大冷凍工場が日本一の銚子漁港を支えた!

出演 タモリ 林田理沙  語り 草彅剛

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この番組では、一昨年、「#81 十和田湖・奥入瀬 ~十和田湖は なぜ“神秘の湖”に?~」が放映され 、光太郎最後の大作「十和田湖畔の裸婦群像(通称・乙女の像)」を2秒間(笑)映して下さいました。ちなみに先週の放送は、当方自宅兼事務所のある千葉県香取市でした。


続いて、光太郎の姉貴分・与謝野晶子がらみ。

百年名家 「金沢八景に残る明治の薫り~旧伊藤博文金沢別邸と旅館 喜多屋~」

BS朝日 2019年6月9日(日) 12時00分~12時55分

今回訪ねるのは、景勝地・金沢八景。すっかりと様変わりしてしまった町並みの中、与謝野晶子が愛した料亭旅館と伊藤博文が建てた海浜別荘には、明治の薫りが残っていた。

出演 八嶋智人、牧瀬里穂   案内人 水沼淑子(関東学院大学教授)


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この番組では、平成24年(2012)に、東京千駄木の光太郎実家に隣接する旧安田楠雄邸が取り上げられたことがあります。


さらに、NHK Eテレさんの「日曜美術館」。連翹忌にも何度かご参加下さった、神奈川県立近代美術館の水沢勉館長がゲスト出演。

日曜美術館 「エロスと死の香り~近代ウィーンの芸術 光と影~」

NHK Eテレ 2019年6月9日(日)  8:00~8:45
      再放送 6月16日(日) 20:00~20:45

120年前のウィーンで人間のエロスを描き出したクリムト。一方で老いや死のモチーフにも臨んでいた。クリムトに影響を受けたシーレも含めウィーンの芸術の光と影を描く。
19世紀半ばからの都市改造で町並みが生まれ変わったウィーン。その公共建築物の絵画の仕事を請け負ったのがグスタフ・クリムト。当初は伝統的な絵画を描いていたが、飽き足らずウィーン分離派を結成。人間のエロスを奔放に描き、批判も受けた。更に建築、工芸などあらゆるジャンルを融合させる総合芸術を目指した。エゴン・シーレは、若くして父親を亡くし、死の恐怖を感じながら自我を見つめるように自画像を描き続けた。

ゲスト 神奈川県立近代美術館館長…水沢勉 藤原紀香  司会 小野正嗣 柴田祐規子


現在、東京都美術館さんで開催中の「クリムト展 ウイーンと日本1900」にからめた内容です。ウィーン分離派を代表するグスタフ・クリムトとエゴン・シーレにスポットが当たります。水沢館長、広い守備範囲の中でもウィーン分離派には一家言お持ちで、関連する御著書も多数。そして、クリムトやシーレと同じウィーン分離派の作家であるヨーゼフ・エンゲルハルトが明治37年(1904)のセントルイス万博のために制作した寄木細工「Merlinsage」が、明治44年(1911)に、智恵子が描いた雑誌『青鞜』の、有名な表紙絵の元ネタであることをつきとめられたりもなさっています。そのあたりのお話がちょっとでも出るといいのですが……。

それぞれ、ぜひご覧下さい。


【折々のことば・光太郎】

こつちがのん気に構えていれば、向うものん気で、明けつぱなしで話が出来る。まつたく花巻はいい温泉である。

談話筆記「花巻温泉」より 昭和31年(1956) 光太郎74歳

光太郎最後の談話筆記です。かつて足かけ8年を過ごした花巻周辺の温泉郷中の、大澤温泉、鉛温泉、花巻温泉、台温泉などについて、実地に訪れた経験を元に語っています。そして最後にそれらを総称して、上記の発言。他の有名な温泉地と異なり、こすっからい対応をする宿などどこにもなかったと褒めています。

いずれも小ネタ的な感じですが、4件ほどご紹介します。

遠くへ行きたい「元世界王者内藤大助もノックアウト!岩手の若きチャンプ達」 岩手県一関~花巻

地上波日テレ 2019年4月28日(日)  6時30分~7時00分

元ボクシング世界チャンピオンの内藤大助が様々な分野の若きチャンピオンに会いに岩手県を旅する。▽1.絶景渓谷“厳美渓”に130年続く名物“空飛ぶだんご”▽2.岩手発祥“わんこそば”の小学生チャンピオンが魅せる驚異のすすり▽3.1300年の伝統芸能“鬼剣舞”の危険な技に挑戦!▽4.絶品!バケツでジンギスカン▽5.世界チャンプを生んだ高校ボクシング部員と拳の語らい▽6.浴槽から湧き出る!?レトロな温泉

旅人 内藤大助

最後の「レトロな温泉」というのが、光太郎もたびたび宿泊し、堪能した鉛温泉藤三旅館さんの、白猿の湯です。番組公式サイトから。

「花巻温泉郷」の「鉛温泉 藤三旅館」は600年の歴史を持つ温泉だ。レトロで風情ある温泉の名物は自噴天然岩風呂「白猿の湯」。湯口はなく、浴槽の底から湯が湧き出てくるという。そのため風呂はかなり深く、立って入るのが流儀だ。内藤は温泉につかりながら、若者たちに熱いパワーをもらった、平成最後の「遠くへ行きたい」を振り返る。

その他、宮沢賢治御用達で、やはり光太郎も足を運んだ花巻市街のそば屋「やぶ屋」さんも登場します。

岩手といえば「わんこそば」。内藤は「やぶ屋 花巻総本店」で、わんこそばに挑戦することに。笹川博之さんによると、わんこそばは花巻が発祥なのだそう。店内には勢いよくそばをすする先客たちが。小学生の菊池陸くん、高橋世良くん、板橋暖人くんの3人組で、「元祖わんこそば全日本大会 小学生の部」で2年連続で優勝したチャンピオンだという。内藤は世良くんと3分1ラウンド勝負で、わんこそば対決をすることに。勝敗はいかに?


続いては、当会の祖・草野心平がらみで。

校歌を訪ねて「第104回 福島県川内村立 川内小学校」

BS-TBS 2019年5月2日(木)  18時24分~18時30分

誰にでもある小学校や中学校の校歌の思い出。この番組は東日本大震災の被災県を中心に小中学校の校歌を紹介します。
今回ご紹介する学校は、福島県川内村立川内小学校。学校が建つ川内村は、東日本大震災による原発事故で全村避難となった地域。幸い放射線量が少なかったため、翌年には川内村で学校生活を再開できました。そんな川内小学
校の校舎は木のぬくもりが温かい、平屋のオシャレな校舎。児童たちも隠れ家的スペースの「デン」や、畳敷きの「図書室」などお気に入りの場所で楽しく学校生活を送っています。また川内小では他県との交流も盛んで、長崎大学や北海道の士別市の学校などお互いに行き来して交流を深めています。番組では、そんな川内小での学校生活や、他県との交流、そして将来の夢について児童たちにインタビュー。また川内小学校の校歌を、全校児童による斉唱でお届けします。



心平が愛したカエルにちなみ、心平を名誉村民として下さった川内村の川内小学校さんが取り上げられます。この番組、これまでにも同じ川内村の川内中学校さんや、「いのちの石碑」の活動で光太郎と関わる宮城県の女川中学校さんなどが取り上げられています。


川内中学校さんの校歌は心平の作詞ですが、小学校さんの方は、丘灯至夫作詞。やはり福島出身で、二代目コロムビア・ローズさんが歌った「智恵子抄」の作詞者です。


続いても福島系です。 

新 鉄道・絶景の旅 「仙台~三春~いわき みちのく桜紀行」

BS朝日 2019年5月2日(木)  19時00分~20時54分

春のみちのくを満喫!東北屈指の桜の名所めぐり▽8000万年もの歳月をかけて築かれた大自然の造形美!あぶくま洞を探検▽桜の絶景駅▽ビックリ仰天!桁違いの超~デカ盛りメニューを発見▽ビール焼きそば?▽郷土名物!ふくしまブルブル?▽激安!アイスバーガーの元祖…青春の味!?▽三春名物!ピーマン味噌で食べる?三角油揚げ▽白石名物!うーめん?▽地味に有名?評判の駅弁▽鉄道遺産・レンガの油庫▽東北本線▽磐越東線   

船岡の一目千本桜▽二本松・合戦場の枝垂れ桜▽三春の滝桜▽名山!安達太良連峰&蔵王連峰▽色彩のハーモニー!枝垂れ桜&春モミジ▽花の楽園!菜の花で描く…ハートマーク

ナレーター 林家たい平

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昨年5月に初回放映があり、再放送です。

智恵子の故郷、二本松が大きく取り上げられます。ただし、光太郎智恵子の名は出てきませんでした。

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二本松駅のシーンでは、そうというナレーションはありませんでしたが、光太郎の詩碑が映りました。

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光太郎詩「あどけない話」(昭和3年=1928)の一節を刻んだ詩碑で、建立は昭和51年(1976)です。その他、二本松城、合戦場のしだれ桜などが紹介されます。


最後は光太郎の姉貴分・与謝野晶子がらみ。

高島礼子が家宝捜索!蔵の中には何がある?▼中国画家の水墨画…コウエツ…高額鑑定

BS-TBS 2019年5月2日(木)  21時00分~21時54分

高島礼子が日本全国の蔵へ!埋もれた家宝捜索の旅。  江戸時代勝山藩の城下町として栄えた岡山県真庭市勝山。 創業200年を超える老舗酒蔵に残されていたのは、 与謝野晶子の歌。そして、清末期・中国の画家の水墨画! 驚きの高額鑑定が!  人口1000人の日本一美しい村・新庄村。 4軒の蔵を大捜索!「村に1軒しかない宿に、蔵に眠る品々を集めて飾りたい!」 という依頼にチーム高島が全力で協力! 見つかったのはベロアイの器…アメリカ製の・・・!?  福岡県朝倉市。 30年手つかずの蔵!家主も知らない蔵の中を徹底捜索!  築220年のお宅で出会ったコウエツナナシュとは? 父から受け継いだ品に驚きの評価!

出演 高島礼子 「蔵」のスペシャリスト一級建築士の渡辺義孝さん 「くらや」の鑑定士・山岡真司さん

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今月4日放映の同じ岡山県真庭市編では、光太郎の朋友だった陶芸家バーナード・リーチの作品が取り上げられました。その際は情報を得るのが遅れ、事前にこのブログでご紹介できませんでしたが……。


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今回は「与謝野晶子の歌」だそうで、晶子も鉄幹ともども各地を旅し、行った先々でいろいろ書き残したりしていますので、期待できそうです。


それぞれぜひご覧下さい。


【折々のことば・光太郎】

むやみに計画を壮大にしてそのために神身を労し過ぎ、仕舞に何のために苦しんではゐるのか分らなくなり、果ては絶望的破壊的な考へ方まで抱くに至るやうな例もままあるのは気の毒である。分相応より少し内輪なくらゐに始めるのがいいのだと私は信じてゐる。

散文「開墾」より 昭和22年(1947) 光太郎65歳

蟄居生活を送っていた花巻郊外旧太田村の山小屋(高村山荘)前に、僅かばかりの畑を作って農耕に従事したことを指します。僅かばかりの畑が、自分一人でやって行くには分相応というわけで。

農耕に限らず、全ての仕事に当てはまるような気もしますね。ただ、こういう言い訳をして可能性に蓋をしてしまうのもどうかとも思いますが。

4件ほどご紹介します。

にほんごであそぼ

NHK Eテレ 2019年3月1日(金) 6時35分~6時45分  再放送 17:00~17:10

2歳から小学校低学年くらいの子どもと親にご覧いただきたい番組です。日本語の豊かな表現に慣れ親しみ、楽しく遊びながら“日本語感覚”を身につけることができます。今回は、花鹿亭/「テスト」瀧川鯉八、ヨシタケシンスケ僕の前に道はない僕の後ろに道はできる「道程」高村光太郎、野村萬斎/ややこしや「まちがいの狂言」高橋康也、百人一首/恋すてふわが名はまだき立ちにけり…(壬生忠見)、名文/祗園精舎、歌/蜘蛛の糸

出演 美輪明宏 野村萬斎 野村裕基 おおたか静流 うなりやベベン 瀧川鯉八 ほか

2月15日(金)に初回放映のあったものの再放送です。過去の映像の使い回しで、ヨシタケシンスケさんのイラストにのせ、坂本龍一さん作曲の「道程」が流れます。

アーサー・ビナード 午後の三枚おろし

文化放送 2019年3月1日(金) 17:34~17:44 

詩人、アーサー・ビナードが、特定のテーマ(例:「チャップリン」や「歴代の総理大臣」など)を取り上げ、今につながる“考えるヒント”を提供する番組。朝は「武田鉄矢今朝の三枚おろし」、午後は「アーサー・ビナード午後の三枚おろし」でお楽しみください。
今週は「恋し合っているかい?」をテーマに、文豪と呼ばれた5人の作家たちが書いたラブレターを紹介します。 (月)芥川龍之介 (火)樋口一葉 (水)太宰治 (木)石川啄木 (金)高村光太郎

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「斉藤一美のニュースワイド SAKIDORI !」という番組の中のコーナーだそうです。

おそらく、結婚前に光太郎から智恵子に宛てた、大正2年(1913)の1月28日の書簡が紹介されるのではないでしょうか。この書簡は、確認できている限りほぼ唯一、奇跡的に残っている光太郎から智恵子への「ラブレター」的なもので、昨年、宝島社さんから刊行された『文豪たちのラブレター』、平成25年(2013)にNHKさんで放映された「探検バクモン 男と女 愛の戦略」、故・渡辺淳一氏著『キッス キッス キッス』(平成14年=2002)などでも取り上げられました。

どーも、NHK

NHK総合 2019年3月3日(日) 11時20分~11時54分

おすすめ番組を紹介する▽週刊どーもナビ:「Nスペ “黒い津波”知られざる実像」「落語ディーパー!」「めざせ!オリンピアン」「ドラマ“女川 いのちの坂道”」など、1週間の見たい番組、気になる番組が見つかるかも▽NHKの取り組みを紹介!

司会 今泉マヤ 中條誠子

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3月9日(土)にNHK BSプレミアムさんで放映されるスペシャルドラマ「女川 いのちの坂道」の紹介があります。このドラマ自体についてはまた改めてご紹介します。

おはなしのくにクラシック 「短歌」

NHK Eテレ 2019年3月4日(月) 9時10分~9時20分

近代以降、正岡子規によって確立された短歌は、石川啄木、斉藤茂吉、与謝野晶子らによって、時代ごとの心情を映してきた。俵万智にまでつながる短歌の歴史とその魅力を知る。

出演 白井晃  語り 小林ゆう

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光太郎智恵子には触れられませんが、光太郎の師・与謝野晶子、さらに新詩社での兄弟弟子・石川啄木が取り上げられます。

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それぞれぜひご視聴ください。


【折々のことば・光太郎】

私は鳥獣を飼ふのがいやで、殊に馴らすのがきらひだ。自然に馴れるのは文句は無いが、巣から雛をとつたり、空腹にして置いて餌で馴らしたりすののがいやだ。小鳥を馴らして自分の口からカステラ等を喰はしてゐる写真を見ると嘔吐を催すやうだ。

散文「某月某日」より 昭和11年(1936) 光太郎54歳

光太郎、画家の岡田三郎助からもらった黒猫を飼っていた時期もありましたが、猫かわいがりはせず、餌など猫が自分でネズミを捕って何とかしていたそうです。

他にも、同じ文章で語っていますが、木彫のモデルにするために鳥や魚を飼育することはあっても、用が済めば放してやっていたとのこと。

連作詩「猛獣篇」で、駝鳥やライオンなど、動物園に居る動物たちの悲哀に仮託して自らを語っていた光太郎ならではですね。

3/9(土)にNHK BSプレミアムさんで放映されるスペシャルドラマ「女川 いのちの坂道」の番宣番組「ドラマ"女川 いのちの坂道"メイキング」を、昨日、拝見しました。

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5分間のミニ番組ですが、これを見ただけでぐっときました。

東日本大震災の津波で倒壊、流失するまで女川町に建っていた、昭和6年(1931)の光太郎の女川来訪を記念する「高村光太郎文学碑」の精神を受け継ぎ、東日本大震災後、費用全額を寄付で集めた「いのちの石碑」をめぐる実話を元にしたドラマです。

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主人公・咲(19)は、その建立に携わったメンバーの一人。演じるのは平祐奈さん。

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いろいろあって、高校卒業後、女川を離れ、久しぶりの帰郷という設定だそうです。

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上京して知り合った彼氏(平埜生成さん)は、映像作家志望だそうで、ドローンが登場。

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実際にはプロのドローンパイロットの方が操縦し、女川の空撮風景が随所に使われています。

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JR石巻線女川駅裏の共同墓地。「何も入っていないお墓もあるんだよ」と、咲のセリフ。

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元の野球場に建てられた仮設住宅。かつて光太郎文学碑の建立に奔走し、あの日、津波に呑まれて亡くなった貝(佐々木)廣氏の奥様がお住まいでした。震災の翌年には、この中央の坂本龍一マルシェで、第21回女川光太郎祭が開催されました。

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ドラマの本編は3月9日(土)。番宣番組は再放送で2/21(木)11:40~11:45、2/22(金)27:55~28:00、2/23(土)9:25~9:30、2/24(日)23:55~24:00に、いずれもNHK BSプレミアムさんで放映されます。ぜひご覧下さい。


続いて、NHK Eテレさんの「にほんごであそぼ」。2月15日(金)の放送回、「僕の前に道はない僕の後ろに道はできる「道程」高村光太郎」と予告が出ていたので拝見しましたが、過去の映像の使い回しで、坂本龍一さん作曲の「道程」が流れました。

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こちらは3月1日(金)、6時35分~6時45分と17時00分~17時10分に再放送があります。


もう1件。  

フランス人がときめいた日本の美術館 #21「朝倉彫塑館(東京都台東区)」

BSイレブン 2019年2月22日(金) 20時00分~20時58分

美術ファンの間でベストセラーとなっている書籍『フランス人がときめいた日本の美術館』を番組化。著者で、数々の美術展をプロデュースしているフランス人美術史家、ソフィー・リチャード氏のメッセージをもとに、フレッシュで透明感のある旅人たちが、日本の美術館の魅力・価値を発見していく、美術探索ドキュメンタリー。 さらに、周辺の観光情報など紀行要素もプラスして、「週末に出かけたくなる美術館」をご紹介します。

日本にはバラエティに富んだ魅力的な美術館があります。それを気付かせてくれるのは、フランス人の美術史家・ソフィー・リチャードさん。10年かけて日本の美術館を巡り、その魅力をまとめた書籍『フランス人がときめいた日本の美術館』が話題となっています。
そんな彼女のメッセージをヒントに、「トキメキ」の旅に出掛けるのは、女優の藤田可菜。
今回、ソフィーさんがオススメするのは、東京・谷中にある「朝倉彫塑館」です。谷中は、昔の東京がそのまま残る風情あるエリア、猫の街として有名です。そんな街中に異彩を放つ、黒に塗られたコンクリートと伝統的な日本家屋のコントラストが印象的な建物が、今回ご紹介する彫塑家朝倉文夫の自宅兼アトリエだった美術館です。2001年には国の登録有形文化財に登録され、2008には「旧朝倉文夫氏庭園」として国の名勝に指定されました。朝倉は、早稲田大学にある「大隈重信像」の作家としても有名。ソフィーさんが注目した地下に設置された電動昇降台や、水の豊かな故郷大分に想いを馳せて造られた庭を埋めつくす池、それを飾る日本各地から取り寄せた石など、随所に朝倉のこだわりが見えてきます。さらに、猫好きでもあった朝倉の猫の彫刻はまるで生きているかのよう。朝倉の愛情が感じられる作品です。朝倉はこのアトリエで、後進の育成にも力を注ぎました。「朝倉彫塑館」は、彫塑家朝倉文夫の愛情とこだわりを感じるそんな美術館でした。
 
紹介作品:「大隈重信像」「墓守」「時の流れ」「砲丸」ほか

出演者 旅人:藤田可菜(女優・タレント)  語り:椎名桔平

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光太郎と同時代の彫刻家・朝倉文夫の個人美術館・朝倉彫塑館さん。当方も2度ほどお邪魔しました。こちらには朝倉が買い求めた、光太郎ブロンズの代表作「手」(大正7年=1918)が所蔵されており、時々展示されます。確認できている限り、大正期に鋳造され、台座の木彫部分も光太郎が彫った3点のうちのひとつです。それも紹介していただけるとありがたいのですが……。


【折々のことば・光太郎】

此の肖像はもう「或日の印象」ではありません。それ故特定の年齢も其処に無く、特殊の表情もありません。ただ一個の魂が彫刻的表現をもつて其処に存在してゐるに過ぎません。生命の有無は唯作品のみが證となるでせう。

散文「おわびとお礼と」より 昭和8年(1933) 光太郎51歳

智恵子の母校・日本女子大学校から大正8年(1919)に依頼された同校創立者の「成瀬仁蔵胸像」に関してです。試行錯誤の繰り返しで、作っては毀し、毀しては作り、14年かかって、昭和8年(1933)にようやく完成。それだけに、自信作となりました。たしかに光太郎肖像彫刻の一つの頂点ですね。

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ちなみにここで言う「生命の有無」に関し、光太郎は朝倉の彫刻をあまり高く評価していませんでした。

第63回連翹忌(2019年4月2日(火))の参加者募集中です。詳細はこちら

テレビ放映情報、4件ほど。  

にほんごであそぼ

NHK Eテレ 2019年2月15日(金)6時35分~6時45分  
        再放送 17時00分~17時10分・3/1(時間同じ)

2歳から小学校低学年くらいの子どもと親にご覧いただきたい番組です。日本語の豊かな表現に慣れ親しみ、楽しく遊びながら“日本語感覚”を身につけることができます。今回は、花鹿亭/「テスト」瀧川鯉八、ヨシタケシンスケ/僕の前に道はない僕の後ろに道はできる「道程」高村光太郎、野村萬斎/ややこしや「まちがいの狂言」高橋康也、百人一首/恋すてふわが名はまだき立ちにけり…(壬生忠見)、名文/祗園精舎、歌/蜘蛛の糸

出演  美輪明宏 野村萬斎 野村裕基 おおたか静流 うなりやベベン 瀧川鯉八 ほか

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この番組、何度か「道程」を取り上げて下さっています。その際の映像の使い回しなのか、新作なのか、不明ですがとりあえず。

ドラマ"女川 いのちの坂道"メイキング

NHK BSプレミアム  2019年2月17日(日)  17時20分~17時25分

全編ドローンで描くドラマ「女川 いのちの坂道」。震災で深刻な被害を受けた宮城県女川町。12歳で被災した咲が恋人翔太とたどる青春ロードムービー。その舞台裏に密着!

東日本大震災で甚大な被害に見舞われた宮城県女川町。卒業間際で被災した子供たちは「1000年後のいのちを守ろう」と、あの日津波が到達した場所に『いのちの石碑』を建てる活動を続けている。ドラマはその実話をもとに今年20歳になる若者たちの青春群像をロードムービータッチで描く。このドラマの見どころは異例の全カットドローン撮影。放送に先立ち、その舞台裏をメイキング映像も織り交ぜ、余すところなく伝える。

出演 平祐奈 平埜生成

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3/9(土)に、やはりNHK BSプレミアムさんで放映されるスペシャルドラマ「女川 いのちの坂道」の番宣番組です。

かつて女川町に建っていた、昭和6年(1931)の光太郎の女川来訪を記念する「高村光太郎文学碑」の精神を受け継ぎ、費用全額を寄付で集めた「いのちの石碑」をめぐる実話を元にしたドラマです。その建立に携わっている若者たちは、今年、成人式を迎えました。3/9の本編と併せてご覧下さい。

 

ブラタモリ #126 パリ ~パリはなぜ華の都になったのか?~ 

NHK総合 2019年2月16日(土) 19:30~20:15

ブラタモリ海外編、第2弾はフランスのパリ!
「凱旋門」や「エッフェル塔」などの観光地や美しい町並み。さらにファッション、アート、グルメを求め、世界中から集まる観光客は実に年間2360万人!世界の人気観光地ランキングでもナンバーワンの街です。そんなパリを形容する言葉としておなじみなのが“華の都”。なぜ、パリは人でにぎわう美しい“華の都”になったのでしょう?その秘密にタモリさんが迫ります。
まずは有名な「ノートルダム大聖堂」があるシテ島へ。実はここ、2000年に渡ってパリの“中心”とも言える場所。その証拠が大聖堂の足元にあると言うのですが・・・???謎のマークの上で、ぐるぐると回る外国人観光客とタモリさんが国際交流!?さらに、町のなかでみつけた奇妙な段差。実はこれ、超大規模な町の改造の痕跡。さらにそこからパリを代表するオープンカフェが誕生した・・・ってどういうこと?
そしてあるホテルの地下に入っていくと、なぜかそこに、現れたのは「謎の都市」だった???誰も知らない、パリの意外な姿があきらかに!

出演 タモリ 林田理沙   語り 草彅剛

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ブラタモリ #127 パリの美 ~パリはなぜ華の都になったのか?~

NHK総合 2019年2月23日(土) 19:30~20:15

舞台はフランス・パリ。今回こだわるのはパリの「美」です。数多くの美術館があり、著名な芸術家を生み出してきたパリは、まさに芸術の都。統一された建築物と街角のブロンズ像や彫刻はパリの美しさを引き立てています。実はこれも、パリ独自の「地形」「地質」と関係があった???「コンコルド広場」「オペラ座」「凱旋門」「モンマルトルの丘」をめぐりつつ、「美」と「地質」の意外な関係をブラタモリ的視点からひもときます。
パリと言えば、特徴的なのは白く美しい建物の数々。統一感のある道沿いの建物には、さまざまな制限がかけられています。中でもその統一感を決定づけているのは「石材」。その大量の白い石材は何?そして一体どこから持ってきたのか?その答えは、パリ市内の中心部、地下20メートルにあった?
さらに凱旋門の屋上にも上ったタモリさん。そこで目にした、美しきパリの風景とは?

出演 タモリ 林田理沙   語り 草彅剛

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一昨年には「#81 十和田湖・奥入瀬 ~十和田湖は なぜ“神秘の湖”に?~」で、光太郎最後の大作「十和田湖畔の裸婦群像(通称・乙女の像)」を映してくださった「ブラタモリ」。過日放映のローマ編につづき、2週連続で、光太郎が1年近くを過ごしたパリを取り上げます。光太郎の名はおそらく出てこないとは思いますが、1週目には詩「雨にうたるるカテドラル」(大正10年=1921)に謳われたノートルダム大聖堂などが紹介されますし、2週目では「パリの美」ということですので、光太郎の心の師・ロダンには触れていただきたいものです。

まだ放送予定が出ていませんが、再放送があるはずですので、本放送後にレポートします。


それぞれぜひご覧下さい。


【折々のことば・光太郎】

風雪の為すがままにまかせて、しかも必然の理法にたがはず、内から営々と仕事してゐる大地の底知れぬ力にあふと、私の心はどんな時にもふるひ立つ。百の説法を聴くよりも私の心は勇気をとりかへす。自然のやうに、と思はずにゐられなくなる。

散文「満目蕭條の美」より 昭和7年(1932) 光太郎50歳

「寒い、寒い」とちぢこまっていては駄目なのですね(笑)。

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自宅兼事務所近くの田園風景です。

それぞれ再放送ですが、テレビ放映の情報です。ぜひご覧下さい。 

クローズアップあおもり「十和田湖をみつめて」

NHKBSプレミアム 2019年1月21日(月)  10時45分~11時13分

国立公園に指定されて2016年に80年を迎えた十和田湖。NHKが1年撮影してきた四季折々の雄大な風景と湖畔の人々の営みを美しい映像とともにお送りします。

鮮やかな新緑、澄み渡る空の青、燃えるような紅葉、真っ白な雪景色…。山々の色彩を鏡のように映し出す十和田湖には、四季折々の魅力が詰まっています。十和田湖から流れ出る奥入瀬渓流の美しさも、人々の心を引きつけてやみません。一方、湖畔を開拓して暮らしてきた地元の人たちは、厳しい自然の中でさまざまな努力や工夫を重ね、山と湖の恵みをうけて生活を営んできました。湖が育む豊かな動植物と人々の暮らしを見つめます。

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元々、NHK青森放送局さんが平成28年(2016)に制作、青森県内では同年、全国ネットでは翌年、当時放映されていた「スタジオパークからこんにちは」という午後の情報番組の中で放映されました。

光太郎最後の大作「十和田湖畔の裸婦群像(通称・乙女の像)」が映ります。

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続いてNHK Eテレさん。 

にほんごであそぼ

2019年1月23日(水)  6時35分~6時45分  再放送 17:00~17:10 

2歳から小学校低学年くらいの子どもと親にご覧いただきたい番組です。日本語の豊かな表現に慣れ親しみ、楽しく遊びながら“日本語感覚”を身につけることができます。今回は、きっぱりと冬が来た。「冬が来た」高村光太郎、擬音アニメ/ぎゅうぎゅう、百人一首/君がため惜しからざりし命さへ…(藤原義孝)、おのまとペア/バスケットボール、花鹿亭/桂宮治、名文/祗園精舎、歌/ペチカ、パプリカ、ベベンの冬が来た

出演 美輪明宏 神田山陽 小錦八十吉 おおたか静流 うなりやベベン 白A 桂宮治 ほか

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今月9日に放映された回の再放送です。

子役タレントくんによる光太郎詩「冬が来た」(大正2年=1913)の朗読と、うなりやベベンさんの歌で「ベベンの冬が来た」が含まれています。

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以前にも書きましたが、うなりやベベンさん=浪曲師の国本武春さんは、平成27年(2015)に逝去されました。しかし、この番組では、国本さんの功績をたたえ、ご生前の映像を使い続けています。いい話です。

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それからこの番組では、このところ毎日、米津玄師さん作詞・作曲・編曲の「パプリカ」という歌が流れています。「2020応援ソング」だそうです(演奏は米津さんではありませんが)。


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米津さんといえば、昨年、ドラマ「アンナチュラル」のテーマ曲「Lemon」が大ヒット、大晦日の紅白歌合戦にも特別出演され、話題となりました。

この「Lemon」、ネット上で「光太郎の「レモン哀歌」(昭和14年=1939)からのインスパイアでは」という記述をたくさん見かけましたが、米津さんご自身がそうおっしゃっていなければこのブログではご紹介できないな、と思っておりました。

すると、実はご自身で、かなり早い時期に「レモン哀歌」に関する発言をなさっていました。

昨年3月のCDリリース前に、音楽チャート・Billboard(ビルボード)の日本公式サイト「Billboard JAPAN」さんに載ったインタビュー

--米津さんは文学もお好きだと思うんですけど、私はタイトルを見たときに梶井基次郎の『檸檬』が頭をよぎりました。
米津玄師:確かに「レモン」って文学的なニュアンスがあるとは思ってて。他にも高村光太郎の『智恵子抄』(「レモン哀歌」)とか。そういうものからレモンが無意識的に自分の頭の中にはあって、そこから出てきたっていう面はあるかもしれないです。

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もっと早く気づくべきでした。

遅ればせながら、CDを購入するつもりでおります。皆様もぜひどうぞ。


【折々のことば・光太郎】

東京の白昼は、天空とそれからべつたり低く積まれたガラクタで出来てゐる。ポオズを持たない自動車が青蟹のやうに歩いてゐる。芥のたまつた川口の三角洲。渾沌たるは終りなりや、始めなりや。

散文「街上に満ちる詩」より 昭和6年(1931) 光太郎49歳

「レモン哀歌」同様、「智恵子抄」に収められた「あどけない話」(昭和3年=1928)の、「智恵子は東京に空が無いといふ/ほんとの空が見たいといふ」などと呼応しているように感じます。

昨夜放映されたTV番組を2本、ご紹介します。

まず、NHK Eテレさんの「びじゅチューン!」。古今東西の美術作品を、愉快なアニメーションと唄で紹介する5分間番組です。光太郎ブロンズ彫刻の代表作「手」(大正7年=1918)をモチーフとした、新作の「指揮者が手」が初披露されました。

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「手」が燕尾服に身を包み、コンサートで指揮者を務めるという、何ともシュールな設定です(笑)。バックには、とぼけた歌詞のゆる~いワルツ。作詞作曲、歌唱、それからアニメーション制作のすべてを、マルチアーティスト・井上涼氏が手がけています。

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右下には光太郎。そして光太郎へのオマージュとして、鯰やレモンが登場。ロダンを肴にした「ランチは地獄の門の奥に」でもそうでしたが、わかる人にしかわからない遊び心が散りばめられています。

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なぜか「手」によるテルミンのソロも。どうも「て」で韻を踏んでいるようです。

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光太郎の紹介もきちんとなされます。詩人としても活躍したこと、ロダンの影響を強く受けたことなど。

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井上氏、この「手」のフォルムが、何かを伝えたいと訴えていると感じたとのこと。そこからのインスパイアなのですね。

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アニメーションは、通常の歌付きバージョン(公式サイトに動画掲載)と、コーラス入りバージョンの2回、流れます。合間に井上氏によるトーク、さらに最後にも井上氏がご登場。「道程」を紹介して終わります。

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来週月曜日、11月5日の早朝5時55分~6時00分と、深夜24時50分~24時55分(11/6未明)に、それぞれNHK Eテレさんで再放送があります。



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柳原白蓮、そして光太郎の師・与謝野晶子の2本立て。晶子の部分は平成23年(2011)放映の「今こそ夫婦のチカラ! ~明治最強カップル 与謝野晶子と鉄幹~」からの使い回しが多かったようです。

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当方もお世話になっている歌人の松平盟子氏のコメント。平成23年のオンエアからの使い回しだそうで。

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さかい利晶の杜 与謝野晶子記念館さんなどに取材した新たな映像も。

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晶子の動画も流れ、興味深く拝見しました。

『明星』に集った若き才能、という部分で、光太郎の名が出るか、と思っておりましたが、そちらは啄木、白秋、吉井勇。

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「びじゅチューン!」に続いてロダン。

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残念ながら、光太郎には触れられませんでした。しかし、なかなか見応えがありました。

こちらも再放送があります。11月3日(土) 、午前10時05分~10時50分、やはりNHK総合さんです。見逃した方、ぜひどうぞ。


もう1点、やはり晶子がらみのTV番組の放映がありますのでご紹介します。平成27年(2015)に放映されたものの再放送だそうですが。 

日本伝統温泉の旅 #5「群馬県 法師温泉 長寿館」

BS12トゥエルビ 2018年11月5日(月)  27時00分~27時30分(11/6未明)

日本は、3000以上の温泉地を持つ温泉大国。私たち日本人は、遥か昔から、大地からの大いなる恵みを楽しみ、愛し続けてきました。日本各地に残る伝統の温泉地を紹介します。

群馬県みなかみ町にある、法師温泉。その昔、弘法大師が発見したのがその名の由来とも言われています。周囲の優雅な自然のもたらす日本情緒が、与謝野晶子ら多くの文人たちにも愛された、伝統ある温泉です。

ナレーション 千葉繁

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群馬県の法師温泉さん。「与謝野晶子ら多くの文人たちにも愛された」とありますが、光太郎も大正末から昭和初めにかけ、4回程訪れています。

そのうち、昭和4年(1929)には、詩人の尾崎喜八とともに訪れ、尾崎が詳細な回想を残しています。当方には未踏の地、いずれ行きたいと思いつつまだ果たしていません。この番組で予習した上で、行ってみようと思います。


テレビといえば、各地のローカルニュースで光太郎の名が出ています。あすはそのあたりを。


【折々のことば・光太郎】

美術と音楽はその領域をまるで異にしながら、即ち内と外、造型把握と内面創造との各自の特質を堅持しながら、しかも全く同一といつていい精神高揚の究極性を持つて居り、相互が相互を拒否しながら養ひ合つてゐるのである。
散文「たのしい望み」より 昭和23年(1948) 光太郎66歳

「びじゅチューン! 指揮者が手」を観つつ、当方も同じようなことを感じました。

テレビ番組の放映情報、2件です。それぞれ、ぜひご覧下さい。 
 2018年10月31日(水) 19時50分~19時55分/ 11月5日(月)  5:55~6:00/24:50~24:55

古今東西の美術作品を井上涼のユニークな発想でうたとアニメーションに。
今回は、高村光太郎の彫刻「手」(東京国立近代美術館所蔵)。この彫刻は、指をやんわり曲げていたり親指が反り返っていたりと、細かいニュアンスを伝えようとしているみたいに見える。これは、オーケストラを動かす指揮者なのかもしれない!
「て」という音を効果的に取り入れた歌詞で、左手一本で音楽を自由にあやつる孤高の指揮者を歌う。

出演 井上涼  声 ジョリー・ラジャーズ

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古今東西の美術作品を脱力系のアニメーションと唄でいじる5分間番組です。平成27年(2015)には、光太郎が敬愛したロダンの「地獄の門」をモチーフにした「ランチは地獄の門の奥に」が放映されました。

公式サイトでは過去の放映作品の唄の部分がすべて見られますが、どれもこれも笑えます。光太郎の「手」が、どう料理されるか楽しみです。


もう1件。直接光太郎には関わりませんが。 

歴史秘話ヒストリア「新発見!晶子と白蓮 情熱の女たち」

NHK総合 2018年10月31日(水)  22時25分~23時10分
     再放送 11月3日(土) 10時05分~10時50分

今夜の主人公は、情熱の歌人・与謝野晶子と柳原白蓮。連続テレビ小説『花子とアン』で脚光を浴びた白蓮は、大正時代、意に染まぬ夫への「絶縁状」を新聞紙上に発表して駆け落ちを決行、世間の常識に立ち向かう。今年生誕140年を迎える晶子も、女性の情念を大胆にうたった作品を世に問い、さらに自立した女の生き方を実践した。新発見の歌や未公開の動画もまじえ、思うままに恋をし、力強く生きた、2人のりりしい姿を描く。

出演 原沙知絵 袴田吉彦  キャスター 井上あさひ

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光太郎の師・与謝野晶子が取り上げられます。


晶子といえば、先週土曜日(10/20)、NHK Eテレさんで放映された「第48回 NHK講談大会」で、神田陽子さんが「炎の歌人 与謝野晶子の生涯」を演じられました。

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今年6月には、チバテレさん他で放映された「浅草お茶の間寄席」で、同じ神田一門の神田京子さんがこれを演じられました。定番の演目なのですね。


先週のNHKさんといえば、BSプレミアムさんで放映されている「にっぽん縦断 こころ旅」。俳優の火野正平さんが自転車で日本各地を廻る番組です。19日(金)の放映では、花巻を訪れられました。

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その中で、光太郎が戦後の7年間を過ごした旧太田村の法音山昌歓寺さんが大きく取り上げられました。光太郎もたびたび訪れた古刹です。光太郎は観音像を彫る依頼を受けながら果たせず、その歿後、光太郎に代わって、交流のあった彫刻家・森大造が代作しました。

公式サイトから。

東京・府中の李 淳子さんのご両親は、昭和の初め頃、朝鮮半島から日本に渡り東京に住んでいました。しかし戦争が激しくなり、家族全員で疎開したのが岩手県花巻市。淳子さんは地元の小学校に通い、友だちと遊んだのが昌歓寺です。戦後もしばらく花巻で暮らし、その後両親は朝鮮半島へ戻り、両親と会うことができなかったと言います。家族・兄弟の思い出の地、花巻。そのランドマークともいえるのが昌歓寺。そこが淳子さんの「こころの風景」になりました。再訪したくとも高齢のため行けないという淳子さんのために、正平さんは花巻城址を出発して秋色に染まった北上盆地を走ります。

この番組は、火野さんが、視聴者の方から寄せられた「ずっと残したいふるさとの風景」に関するお手紙で紹介された場所に行く、というコンセプトで、番組の最初と最後に火野さんがお手紙を朗読なさいます。今回のお手紙がこちら。光太郎と同じ時期に旧太田村に疎開されていた東京在住の方から。光太郎にも触れて下さっています。

 正平さん、おはようございます。番組をいつも楽しみにしています。
 私の心に残る風景は岩手県花巻市太田にある昌歓寺(しょうかんじ)です。
 昭和のはじめの頃、朝鮮半島から日本に移り住んだ両親は東京に居を構え、私たち子供8人をもうけ大家族で暮らしていましたが 戦争が激しくなるとともに家族全員を連れ岩手県花巻市に疎開しました。私が小学生の頃でした。
 戦争が終わった後もしばらく当地にとどまり、私は高校時代までを花巻で育ち過ごしました。
 勝手のわからない土地で8人の子供たちを養うのでさえ大変なのに ましてや戦時中皆が窮乏した時代です、両親の苦労はいかばかりであったことかと思います。
でも、家族思いの両親のもとで兄弟仲良く過ごし、また地元の学校でできた友達たちとも仲良くなり、戦争を避けるための疎開先とはいえ、岩手時代のことは楽しい思い出ばかりです。
その当時の思い出の場所が昌歓寺です。
 私たちが通った太田小学校の近くにあり、友達たちと立ち寄っておしゃべりに花を咲かせたりしました。
また、詩人の高村光太郎さんも当時こちらに疎開されており、高村さんを慕って訪ねてくる多くの学生が昌歓寺を宿にして滞在していました。
 歴史の古いお寺ですが、今で言えば太田のランドマークのような場所であったと言えるかもしれません。
 戦後 世の中も落ち着きを取り戻し、私たちの家族も東京に戻りましたが、私が主人と結婚した年に、両親は隣国でのままならぬ暮らしに終止符を打とうと、朝鮮半島に戻りました。
 必ずしも容易でない時代環境のもとで、その後 両親と存命中に再会することは叶いませんでした。まだ二十代で両親と別れることになった私には、花巻は両親や兄弟との思い出の土地です。
 仲良く温かった家族の思い出、そしてその土地の象徴であるような昌歓寺。
 私はお陰様で子供たちに恵まれ、今年90歳を迎える主人と平穏な日々を送っています。ただ遠出は難しい状況です。
どうか正平さん、私の家族の思い出の土地、花巻市太田と昌歓寺に訪ねていって頂ければ、心から嬉しく思います。
 宜しくお願いします。

花巻市街を出発された火野さん、リンゴ畑やお手紙の主が通われていた太田小学校などを経由し、昌歓寺さんを目指します。

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その後、もう少し足を伸ばせば光太郎が7年間暮らした山小屋(高村山荘)なのですが、そちらには行かれなかったようで、残念でした。

「第48回 NHK講談大会」ともども再放送を期待しますし、未公開映像の特別編なども時折放映されていますので、そうした中で光太郎ゆかりの地が取り上げられてほしいものです。


さて、「びじゅチューン」、「歴史秘話ヒストリア」、それぞれご覧下さい。


【折々のことば・光太郎】

馴れきれないものは失策する。馴れきれるものは瞞着するのである。

散文「豊島与志雄氏著「猫性語録」」より 昭和13年(1938) 光太郎56歳

猫が持つ肉食獣としての野生の夢想に自己を仮託した、豊島与志雄の随筆集『猫性語録』評から。自身も連作詩「猛獣篇」を書き、荒ぶる野生の魂を自己内部に見いだしていた光太郎、共感を持って同書を捉えています。

光太郎と関わった人物に関わるテレビ放映情報です。 

びじゅチューン!「ランチは地獄の門の奥に」

NHK Eテレ
 2018年6月9日(土) 16:05~16:10 / 6月11日(月)  5:55~6:00/24:50~24:55
世界の有名な美術作品をユニークに解釈、うたとアニメーション(by井上涼)で贈る「びじゅチューン!」。今回はロダンの彫刻『地獄の門』が発想の源。門に群がる人々は、悲しそうだったり苦しそうだったり…何があったのかな?…お昼ごはんが買えなかったのかな?…と想像をふくらませた井上。『地獄の門』の扉の向こうにあるスーパーに群がる群像劇を、作品のテーマになったダンテの言葉もおりこみながら曲にした。

出演 井上涼   声 ジョリー・ラジャーズ

古今東西の美術作品をおちょくった、もとい、トリビュートしたオリジナルソングを、脱力系のアニメーションに載せて送る「びじゅチューン」。観ようと思って観たことはほとんどありませんが、流れているとついつい引きこまれ、そのたび腹を抱えてしまいます。

ロダンの「地獄の門」をおちょくった、もとい、トリビュートした本作は、平成27年(2015)に初回放映。

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門に散りばめられた彫刻群の数々に、思わず笑ってしまいました。

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左上から、「考える人」、「三つの影」、「接吻」、「去りゆく愛」、「ウゴリーノ」、「オルフェウスとマイナスたち」。すべて正解できたら、あなたも立派なロダンフリークです(笑)。常に画面右下にいるロダン先生も喜ぶでしょう(笑)。日本で最初のロダンフリーク・光太郎がこれを見てどういう感想を持つか、興味深いところですが(笑)。


もう一つ、ロダンがらみでやはりNHK Eテレさんの短編アニメーション。 

ヨーコさんの“言葉” 第26話「神の手」

NHK Eテレ 2018年6月12日(火) 22時45分~22時50分

絵本の読み聞かせスタイルで絵本作家・佐野洋子さんのメッセージを伝えます。なにごとも感じたまま、飾らず、へつらわず、真正面から捉えるたたずまい。 「ヨーコさん」の胸がすくような言葉で、元気と勇気がわいてくる5分間です。

「多分ロダンもモーツァルトも特別な『手』を持っていたにちがいない。才能も努力も超えたものが、その手を通してだけ特別な力として流れ出たにちがいないと思います。凡人は人並みになるためにわずかな才能を努力して生きてゆくように、神は人を作ったにちがいない。たまにある魔法の手は神様の間違いなのだと思います」。元気と勇気がわいてくる5分間です。

文・佐野洋子  絵・北村裕花  語り・上村典子

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ヨーコさんの“言葉”」、伝説的とも言える絵本「100万回生きたねこ」(昭和52年=1977)の作者にして、平成22年(2010)に亡くなった佐野洋子さんの文章を元にした短編アニメーションです。

こちらも再放送で、初回放映は平成28年(2016)でした。ミシンでの裁縫は苦手だけれど、別にきちんと習ったわけでもない生け花にすごい才能も持つ友人、別の友人は実業家として成功しつつ、料理の腕はまるで駄目、さらに別の友人は、佐野さんが体調を崩した際に肩に手を置いてくれ、それで佐野さんは劇的に癒され……そしてロダンなど、時々「神の手」を持つ人物も現れる……。「手」の持つ不思議な一面に関するお話です。


もう1件。キーワード「与謝野晶子」でヒットしています。 

浅草お茶の間寄席

チバテレ 2018年6月10日(日) 18時05分~19時00分

誰もが知っている師匠から人気の若手芸人まで多数登場。浅草演芸ホールから大爆笑の高座をお届けします。浅草のグルメ情報も必見です。

【内容】 神田京子 「炎の歌人 与謝野晶子」、新山ひでや・やすこ 、宮田章司

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チバテレさんでの放映なので、千葉県内と隣接県の一部でのみ視聴可能です。調べてみましたところ、とちぎテレビさん、神奈川のtvkさん、三重テレビさんでも同じ番組の放映があるようですが、それぞれ放映時期がずれているようで、直近の放映では違う内容になっていました。

講談師の神田京子さんによる「炎の歌人 与謝野晶子」が演目に入っています。神田さん、あちこちでこれを上演されているようです。

もともと講談は、軍記物や政談などを扱うジャンルですので、歴史上の偉人の生涯などでも新作が作られています。同じ神田一門の神田紫さんという方が、10年ほど前に「智恵子・光太郎」を演じられ、智恵子の故郷・二本松でも高座がありました。


こうした二次創作も、大事なアプローチと思います。ぜひ御覧下さい。


【折々のことば・光太郎】

彫刻家ロダンの素描が、従来の手法を破つて、所謂ロダン流の縦横自在な、流氷の波紋のやうな線によつて、生きた人物の生命を描き出した事は余り知れすぎてゐる。

散文「ベローヌ(ドライポイント)」より 昭和5年(1930) 光太郎48歳

文章自体は、素描ではなく版画に関するものです。ロダンはドライポイントによる版画も遺しています。

「流氷の波紋のやうな線」という表現が、いいですね。

テレビ番組3本、ご紹介します。 

にっぽん百名山「安達太良山」(再放送)

NHKBSプレミアム 2018年1月17日(水)  10時30分~11時00分 

福島の安達太良山(1700m)、荒々しい火山と、みちのくの穏やかな自然を体感する山旅。登山口の野地温泉からブナなど広葉樹の紅葉に彩られた登山道を抜け、森林限界の低い偽高山帯と呼ばれる見晴らしの良いりょう線へ。最高峰の箕輪山(1728m)を経て、温泉のある山小屋で一泊、翌朝、空に突き出た山頂の姿から乳首山とも呼ばれる安達太良山の山頂をめざす。智恵子抄のエピソードや登山家の田部井淳子氏の誕生秘話も紹介。

出演 林千明 
語り 山崎岳彦 吉川未来

初回放映は平成27年(2015)でした。光太郎智恵子が2分間取り上げられます。

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ぜんぶ、温泉。「岩手・花巻を浴びる」(再放送)

NHKBSプレミアム 2018年1月17日(水) 19時30分~20時00分 
             1月24日(水)6時30分~7時00分 

温泉を目で、耳で、心で楽しむ!ヘッドホンをつければ臨場感倍増!?岩手県、湯治の一軒宿が点在する温泉郷・花巻。温泉マニア(伊武雅刀)目線のカメラが見たものは…

露天の雪景色やお湯しぶき、湯船の底から上がってくる足元湧出のあぶく。昭和の香りいっぱいのレトロな湯治棟。南部藩の殿様ゆかりのわらぶき屋根。地元のみなさんから問わず語りに飛び出すふだん着のお国言葉。刺さるような寒さや初めて作る自炊せんべい汁、高い吹き抜け天井のもと、立ったまま入る深~い風呂。温泉分析書を熟読し、裸になって大地の恵みをただただ、堪能。みんなまとめてホット・スプリング・ハズ・カム!

語り 伊武雅刀

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昨年、初回放映がありました。光太郎の名は出ませんでしたが、共に光太郎がたびたび宿泊した、大沢温泉さん、鉛温泉さんがたっぷり紹介されます。宮沢賢治には触れられます。

ごごナマ おしゃべり日和 「渡辺えり マルチな女優が本音で語り尽くす!」

NHK総合 2018年1月17日(水)  13時05分~14時00分 

1時台のゲストは渡辺えりさん。多彩な分野で活躍するえりさん。“女性演出家”の先駆けともいえる存在!しかし、成功を収めるまでには想像を絶する試練が!▽広すぎる交遊録!衝撃エピソード満載!▽渡辺えりさんが本音で語り尽くす!秘話が続々、目からウロコの1時間。

MC 船越英一郎 美保純 阿部渉
ゲスト 渡辺えり


やはりNHKさんで現在放映中の「大河ファンタジー 精霊の守り人~最終章~」などでご活躍中の渡辺えりさんですですが、舞台演出家としてもご活躍。光太郎を主人公とした「月にぬれた手」という舞台も手がけられました。

根底には、戦中戦後、光太郎と交流があったお父様の影響がおありだそうで、これまでもテレビ番組新聞雑誌等、ご講演などで、お父様と光太郎の関わりをご披露なさっています。平成28年(2016)には、お父様が光太郎から贈られた署名本や書簡を、花巻高村光太郎記念館さんにご寄贈下さいました。最近はお加減のよろしくないお父様の代参で、連翹忌にご参加下さっています。

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そういうお話が出るかどうか、というところです。「ごごナマでは光太郎に触れて下さい」とメールしておいたのですが……。

それぞれ、ぜひご覧下さい。


【折々のことば・光太郎】

ジヤズのシンコペエシヨン的リトムはついに正系音楽の中にまで強力な浸潤を作るに至つたが、一方正系音楽の音楽意識はジヤズそのものの上に強力な精神化の逆作用を行はずには居なかつた。

散文「七つの芸術」中の「四 音楽について」より
 昭和7年(1932) 光太郎50歳

この後、勃興して間もないユーロジャズについて述べています。音楽評論家の受け売りでないとすれば、舌を巻く先進性です。音楽にも造詣が深かった光太郎、まさしく総合的な芸術家でした。

テレビ放映情報です。

気づきの扉

テレビ朝日 2017年12月15日(金)  23時10分~23時15分

何かに気づき、強くなれた人。何かに気づき、新しいものを生み出せた人。何かに気づき、自分の生きる道を見つけた人。人生には、様々な“気づき”がある。その“気づき”は時に何かを生み出し、時に人を成長させる。逆境を乗り越え、さらなる高みを目指す人たちはどんな場面で、どんなことに気づいたのか。そんな人々の“気づき”にまつわるストーリーを紹介。

いろいろな人々の運命を変えた『気づき』を紹介するストーリー。今回の主人公は、少年時代に詩人・高村光太郎の言葉から大きな影響を受けた、ある一人の文筆家です。

ナレーション 芦田愛菜


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残念ながらテレビ朝日さんのみの放映のようで、地方の系列局には配信されていないようです。ただ、番組公式サイトでは、最新の回の見逃し配信があり、1週間視聴可能です。

「少年時代に詩人・高村光太郎の言葉から大きな影響を受けた、ある一人の文筆家」、結構いろいろなところで光太郎ファンを公言しているあの人かな?と思いましたが、やはりその人でした。ヒントはスポンサーに入っているユニクロさんの、「LifeWearstory 100」です。ネタばらしですみませんが(笑)。もっとも、ユニクロさんのツイッターには発表されてしまっています。

かつては非公表でしたが、もう時効だろうと思うので、書いてしまいます。ナレーションの芦田愛菜さん、今年の3月に荒川区の第一日暮里小学校さんを卒業されました。同校は明治23年(1890)から同25年(1892)にかけ、数え八歳から十歳の光太郎が、尋常小学校の課程の際に通っていました(高等小学校は下谷小学校)。そこで、同校では「先輩」光太郎を顕彰する活動に全校で取り組んでいます。また、図書館教育にも力を入れており、それが決定打となって、前アメリカ駐日大使のキャロライン・ケネディ氏の学校訪問も実現しています。

ごく最近の事情は存じませんが、かつては、6年生は卒業論文的に光太郎についての調べ学習をしていたそうで、それが続いていれば、芦田さんも取り組んだのでしょう。

校門脇には光太郎自筆の碑があります。昭和60年(1985)の建立です。

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もともとは、昭和26年(1951)、蟄居生活を送っていた花巻郊外太田村の山小屋近くにあった太田小学校山口分教場が山口小学校に昇格した際、校訓として贈った言葉「正直親切」が刻まれています。現在でも同校は学校便りのタイトルに「正直親切」を使って下さっています。


もう1件。

関口宏ニッポン風土記▼岩手県の魅力に迫る!

BS-TBS 2017年12月16日(土)  12時00分~12時54分

今回のテーマは岩手県の第二弾!マルコポーロも驚いた黄金の国ジパングは岩手だった!?イーハトーブ風景地に小岩井農場、宮沢賢治が愛した風景とは?岩手県の魅力に迫る !

出演 関口宏 大石泰夫(盛岡大学教授)畑中美耶子(もりおか歴史文化館館長)漆原栄美子(民謡歌手・農家)岩崎昭子(宝来館女将)

東京にある郷土料理店やアンテナショップなどを巡り、郷土史家や民謡歌手など地元出身者の方を迎え、その土地ならではのエピソード語りながら日本の魅力を再発見する「ニッポン風土記」。今回は岩手県の第二弾。自然環境の厳しい内陸部にリアス式海岸の沿岸部。特色の違う土地柄だからこそ様々な文化が根付く岩手県。大谷翔平、千昌夫、石川啄木、宮沢賢治・・・岩手の人は個性的!ヨーロッパの技術を取り入れ畜産業の近代化をリードした小岩井農場。遠野の民話に河童伝説など岩手の物語には先人達の知恵が満載!知っているようで知らない岩手県の秘密とは?

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キーワード「宮沢賢治」でヒットしました。光太郎に触れられるかどうか微妙ですが、一応。


それぞれぜひご覧下さい。


【折々のことば・光太郎】

多くの無自覚な、たわいもない作家達は唯目先の変つた、新工夫、新図題位を考へて毎年過してゐるので問題にもならない。少しは何かを弁へる方の作家連でも、自然の中に根を張つて居ない。ただ遠くから自然を眺めてのんきな筆技で此を描いて居る。すべて打算的に、予測的に。

散文「日本画に対する感想」より 大正2年(1913) 光太郎31歳

かなり手厳しい評ですが、裏を返せば、自分は絶対にそんな作品を作らない、という決意の表明でもあります。

テレビ放映情報です。 

<BSフジサスペンス劇場>『浅見光彦シリーズ22 首の女殺人事件』

BSフジ 2017年10月4日(水)  12時00分~13時58分

福島と島根で起こった二つの殺人事件。ルポライターの浅見光彦(中村俊介)と幼なじみの野沢光子(紫吹淳)は、事件の解決のため、高村光太郎の妻・智恵子が生まれた福島県岳温泉に向かう。光子とお見合いをした劇団作家・宮田治夫(冨家規政)の死の謎は?宮田が戯曲「首の女」に託したメッセージとは?浅見光彦が事件の真相にせまる!! 

原  作 内田康夫
出演者 中村俊介 紫吹淳 姿晴香 菅原大吉 冨家規政 中谷彰宏 伊藤洋三郎 新藤栄作 榎木孝明 野際陽子ほか

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光太郎彫刻の贋作をめぐる殺人事件という設定で、初回放送は平成18年(2006)でした。年に1~2回、BSフジさんで再放送されています。

タビフク。#63「十和田湖・奥入瀬」小島藤子&宮崎香蓮

地上波TBS 2017年10月4日(水) 25時58分~26時28分=10月5日(木)午前1時58分~2時28分

プライベートでも仲の良い二人が究極のおしゃれ女子タビに。世界で二つしかない神秘の二重カルデラ湖「十和田湖」そして奥入瀬渓流へ小島藤子&宮崎香蓮がおしゃれ女子タビ。
素敵な日本の風景、極上のホテルルーム、あこがれのおしゃれ女子女子たちとまばゆいファッション・・・オンナの子の憧れがいっぱいにつまった番組。高精彩の4Kカメラにより撮影されています。残念ながら現在の地上波TVでは2Kフルハイビジョンでの放送となりますが、それでも映像の美しさは格別です。ぜひ極上の日本の風景をお楽しみください。

出   演   者 小島藤子&宮崎香蓮
番組案内役 タビフク。コンシェルジュ 季葉(きわ)

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光太郎最後の大作「十和田湖畔の裸婦群像(通称・乙女の像)」の立つ十和田湖と、奥入瀬渓流が取り上げられます。予告編では、「乙女の像」は写っていませんでしたが、ぜひとも写っていてほしいものです。

プレミアムカフェ 鉄道乗りつくしの旅JR20000km全線走破 北陸甲信越ほか

NHKBSプレミアム 2017年10月2日(月) 9時00分~11時02分
                 再放送 24:45~26:50(10月3日午前0:45~)

ハイビジョン特集 列島縦断 鉄道乗りつくしの旅JR20000km全線走破 秋編 第1回 北陸甲信越 東北(初回放送:2005年):2004年の「関口知宏 最長片道切符の旅」でフォロー出来なかったJR路線を、“乗り潰す”旅の後半総集編。第1回は、福井県の九頭竜湖から宮城県の女川まで。

出演 関口知宏  語り 中川緑  スタジオゲスト 紀行作家・芦原伸  
スタジオキャスター 渡邊あゆみ

プレミアムカフェ 鉄道乗りつくしの旅JR20000km全線走破 東北編

NHKBSプレミアム 2017年10月3日(火) 9時00分~11時00分
                 再放送 24:30~26:30(10月4日午前0:30~)

ハイビジョン特集 列島縦断 鉄道乗りつくしの旅JR20000km全線走破 秋編 第2回 東北編(初回放送:2005年)2004年の「関口知宏 最長片道切符の旅」でフォロー出来なかったJR路線を、“乗り潰す”旅の総集編。今回は、宮城県の女川から青森県の三厩まで。

出演 関口知宏  語り 中川緑  スタジオゲスト 紀行作家・芦原伸  
スタジオキャスター 渡邊あゆみ

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2日連続の放送。光太郎を偲ぶ「女川光太郎祭」が毎年行われている、宮城県女川町が双方のちょうどつなぎ目です。初回放映が平成16年(2004)ですので、東日本大震災前。かつての女川の街並みが写ってほしいものです。


さて、先週ご紹介しました、テレビ朝日さんの「あなたの駅前物語 【二本松駅前/福島県】提灯祭りの駅前」。

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残念ながら、駅前の智恵子像と光太郎詩碑は取り上げられませんでしたが、安達太良山と阿武隈川の風景をバックに、二本松を紹介する俳人・黛まどかさんのナレーションで、「智恵子抄」に触れて下さいました。曰く「詩人で彫刻家の高村光太郎が詠んだ安達太良山と阿武隈川をはじめ、雄大な自然と文化の薫りが二本松の誇りです。」

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メインは10月4日(水)~6日(金)に開催される提灯祭り。300年以上も続いている祭りだそうで、智恵子もきっと見たことでしょう。

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ラストは「ほんとの空」をバックに黛さんの句。

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テレビ朝日さんのアーカイブサイトで、10月5日(木)まで公開されています。ご覧下さい。


二本松といえば、明日は智恵子を偲ぶ「第23回レモン忌」の集いが開催され、また行って参ります。


【折々のことば・光太郎】

ちよびちよびちよびちよび、 ぴいひよう、ぴいひよう、 こつちおいで、こつちおいで、こつちおいで、 こひしいよう、こひしいよう、 ぴい。 おや、さうなんか、クロツグミ。

詩「クロツグミ」より 昭和23年(1948) 光太郎66歳

クロツグミは広く日本に分布する渡り鳥です。その鳴き声をオノマトペで表していますが、途中から「こつちおいで」「こひしいよう」と聞こえたというのです。花巻郊外太田村の山小屋での独居生活も約3年が経過。青年期から憧れていた自然に包まれての生活ではありましたが、智恵子逝きてすでに10年、光太郎自身の心の叫びなのかも知れません。

東北の、光太郎智恵子に関わる地域などを取り上げるテレビ番組の放映情報です。

5人で挑む"最後の夏"~宮城・女川中バスケ部~

NHKBS1 2017年9月23日(土)  15時00分~15時30分

東日本大震災で大きな被害を受け人口が4割も減った宮城県女川町。今年、町の人々に勇気を与えたのが女川中学・女子バスケ部の快進撃だ。新入生をのぞくと部員は3年生の5人だけ。それでも全国大会出場という夢に向かって、並み入る強豪に立ち向かった。5人は小学3年生で震災を経験し、避難所で一緒に練習してきた仲間。大人たちも練習相手を買って出るなど、町が一丸となって夢に挑戦した熱い日々を追う。※初回放送2016年

語り 倉科カナ 

アニメドキュメント「女川中バスケ部 5人の夏」

NHKBS1 2017年9月23日(土)  15時30分~16時13分

震災で部員が減る中、最小人数で全国大会目指す5人の少女の感動の実話をアニメ化。ナレーションは綾瀬はるか。声の出演は倉科カナ、山寺宏一、サンドウィッチマンなど豪華メンバーが集結した!!宮城県女川町は津波で大きな被害を受け人口が4割も減少。名門・女川中バスケ部も3年生が5人だけに。しかし5人は震災をともに乗り越えてきた絆と、町の人たちの支えをうけて、ひたむきに戦い、奇跡的に県大会を勝ち進む…。

語り 綾瀬はるか
声  倉科カナ 山寺宏一 サンドウィッチマン 大神雄子 佐々木李子 三瓶由布子 伊瀬茉莉也 潘めぐみ 大和田仁美

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実話を元に、昨年の夏、全国大会出場を目指してがんばった、宮城県女川中学校女子バスケットボール部を描いた番組です。実写版とアニメ版がセットで再放送されます。

昭和6年(1931)、新聞『時事新報』の依頼で紀行文「三陸廻り」を書くために光太郎が立ち寄った、女川町。それを記念して、平成の初めに光太郎文学碑が建立されました。その後、平成23年(2011)の東日本大震災の津波で大きな被害を受け、その教訓から、光太郎文学碑の精神を受け継ぎ、建設費用を募金でまかない、当時の女川第一中学(現・女川中学)の生徒たちが中心となって、津波到達地点より高い場所、町内21ヶ所に非難の目安となる「いのちの石碑」が建立され続けています。

アニメ版では、「いのちの石碑」が背景に使われています。女川の補通の風景の一部と化しているという感覚でしょうか。

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続いて、智恵子の故郷・二本松。

あなたの駅前物語 【二本松駅前/福島県】提灯祭りの駅前

地上波テレビ朝日 2017年9月28日(木)  23時10分~23時15分

日本中の「駅前」を舞台に、そこに関わる人々、街が持つ「物語」をたどり、「街のぬくもり」とともに「ニッポンの良さ・味わい」への思いを呼び起こす番組。

#26 二本松駅/福島 安達太良山や阿武隈川をはじめ、雄大な自然と文化の香りが二本松の誇り。駅前には戊辰戦争で散った二本松少年隊の像があり、悲しい歴史を思い知らされる。10月初めには駅前を舞台に二本松提灯祭りが開催され、もう300年以上も続いている。提灯で飾られた太鼓台は“稲穂"と“鉾"を表し、五穀豊穣と疫病退散を祈る。しゃぎりと呼ばれる太鼓のリズムで子どもたちが祭りを盛り上げる。

ナレーター 黛まどか(俳人)


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10月4日(水)~6日(金)に、提灯祭りが開催されるJR東北本線二本松駅。番組説明では、駅前の二本松少年隊の像に触れられています。

少年隊像の逆サイドには、光太郎の父・高村光雲の孫弟子にあたる橋本堅太郎氏による智恵子像「ほんとの空」(平成21年=2009)、二つの中間には、光太郎筆跡を刻んだ「あどけない話」詩碑(昭和51年=1976)もあり、そちらもちらっとでいいので映ってほしいものです。

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もう1件。

ドラマ10 この声をきみに(3)「雨にも負けぬ男」

地上波NHK総合 2017年9月29日(金)  22時00分~22時50分

連続テレビ小説「あさが来た」で、同枠ドラマ今世紀最高視聴率(関東平均値)を叩き出した、脚本家・大森美香が満を持して送るオリジナル作品、上質な大人のエンターテインメント。そんな彼女がラブストーリーの舞台に選んだのが朗読教室。「時代遅れ」のイメージもある朗読教室だが、声を出して心を開放する癒しの場として再評価され、若者にも密かなブームである。 声の交流を通して、主人公が女教師と「愛」や「人生」のレッスンを重ね、 個性的な生徒たちと一緒に、成長をしていく姿をキュートに、ロマンチックに描きます。

孝(竹野内豊)がついに発表会の舞台へ!?偏屈で口下手な数学者・孝がひょんなことから、みんなと「雨ニモ負ケズ」を朗読することに。しかし緊張のあまり、言葉が出ない!

孝(竹野内豊)は奈緒(ミムラ)と一か月ぶりに会うことになった。そこで奈緒は、離婚を決意した理由を明かすが、孝への不満は想像を超えるものだった。一方、朗読教室ではライブに向け、泰代(片桐はいり)たちが群読の猛練習をしていた。孝も仲間に誘われるが、気乗りがせずに断る。そして発表会当日、トラブルが起き、朗読メンバーに欠員が出てしまう。孝は京子先生(麻生久美子)から、舞台へ上がって欲しいと頼まれるが…。

今回の朗読作品
「氷菓」作:室生犀星  「雨ニモマケズ」作:宮澤賢治  「くじらぐも」作:中川李枝子/絵:柿本幸造
 「津軽」作:太宰治

出演  竹野内豊 麻生久美子 柴田恭兵 ミムラ 杉本哲太 片桐はいり 堀内敬子
    大原櫻子 戸塚祥太
 趣里 平泉成 松岡充 仁科亜季子


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その「発見」の現場に立ち会ったり、碑文の揮毫をしたりと、光太郎とも縁の深い宮沢賢治の「雨ニモマケズ」がメインで取り上げられます。

ところで、昨夜の第2話で、その朗読ライブのチラシが映りました。そこには「雨ニモマケズ」と並んで「「智恵子抄」 高村光太郎」の文字が。

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しかし、番組公式サイトの予告では、残念ながら「智恵子抄」には触れられていませんでした。今後の回に期待したいところです。

それぞれ、ぜひご覧下さい。


【折々のことば・光太郎】

けちな善意は大局に及ばず、 せまい直言は喜劇に類した。 わたくしは唯心を傾けて先生に慙謝し、 自分の醜を天日の下に曝すほかない。

詩「蒋先生に慙謝す」より 昭和22年(1947) 光太郎65歳

「蒋先生」は蒋介石。戦時中、その徹底した抗日思想を批判し「沈思せよ蒋先生」(昭和17年=1942)という詩を書いた光太郎。連作詩「暗愚小伝」を経て、みずからの誤りに思い至り、この詩を書きました。「けちな善意」「せまい直言」は、「沈思せよ蒋先生」での、蒋介石への呼びかけを指します。

ついでにいうなら、「自分の醜を天日の下に曝すほかない」も、初期の翼賛詩「天日の下に黄をさらさう」(昭和12年=1937)からの連想でしょう。「黄」は欧米人の蔑視する「黄色人種」の「黄」という意味でした。

ともに東北の、光太郎智恵子に関わる地域を取り上げるテレビ番組の放映情報です。

まずは、智恵子の故郷、福島二本松の「ほんとの空」の下に聳える安達太良山関連。

実践! にっぽん百名山 「安達太良山」

NHKBS1 2017年7月29日(土)  17時00分~17時30分

福島を代表する名峰・安達太良山(標高1700m)を行く1泊2日の山旅。山麓に広がる新緑の樹林帯、春の訪れを告げる花々、ダイナミックな噴火口など登るごとに景色が変わる登山を楽しむ。ヤマ塾は、長く歩き続けるテクニックを紹介する。脚の運び方から、ペース配分、脚の疲労を軽減するためのグッズなど、脚力に自信のない人でも安心して山を登るためのノウハウを解説する。

司会 工藤夕貴 萩原浩司   語り 鈴木麻里子   出演 佐藤哲朗 金子貴俊

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今年4月に2回オンエアされたものの、再々放送です。

本格的な登山ルートを紹介する番組ですが、冒頭近くで「智恵子抄」中(「あどけない話」「樹下の二人」)で謳われた山である旨の解説も為されています。

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続いて、昭和6年(1931)、『時事新報』の依頼で紀行文「三陸廻り」を書くために、光太郎が立ち寄った宮城県女川町から。

あの日 わたしは~証言記録 東日本大震災~「宮城県女川町 佐々木里子さん」

NHK総合1 2017年8月1日(火)  10時50分~10時55分

東日本大震災に遭遇した人々の証言。宮城県女川町の佐々木里子さんは、津波で両親を亡くし実家の旅館も失った。旅館のあった場所は津波の危険区域に入っていたため建築規制がかかっていたが、移動可能なトレーラーハウスを使い旅館を再開した。

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007毎年8月9日に開催されている女川光太郎祭の折に、よく泊めていただいている宿泊施設・EL FARO(エル ファロ)さんを経営されている佐々木里子さんが取り上げられます。

佐々木さん、震災前は、ご両親に女川と共にあった「奈々美や旅館」をなさっていましたが、ご両親も旅館も津波で流されてしまいました。震災後、工事関係の皆さんやボランティアの方々などのために、同じように流失した旅館経営者の方々と手を組み、「建造物」だと建設の認可が下りないため、可動式のトレーラーハウスとして、震災の翌年にEL FARO(エル ファロ)さんを立ち上げられました。

その後、JR石巻線の女川駅が復旧、新たな市街地が駅付近に建設されると、EL FARO(エル ファロ)さんのあった清水地区はそちらへの利便性が良くなく、そこで、可動式である利点を生かし、駅前に移転することになったそうです。リニューアルオープンは来月とのこと。

番組では、そのあたりの内容となるでしょう。ちなみに「あの日 わたしは~証言記録」では、一昨年にはやはり女川町から、かつて建てられていた光太郎文学碑の精神を受け継ぐ「いのちの石碑」に関する「証言」も取り上げて下さいました。

で、女川光太郎祭。今年は第26回となり、やはり8月9日に開催されます。詳細は明日、ご紹介します。


【折々のことば・光太郎】

一日一万三千五百息 かくの如きもの今此所に存在して えいえいとして何ごとか為す。
詩「肉体」より 昭和14年(1939) 光太郎57歳

活動状況にもよりますが、人間の呼吸は1分間に15回くらいだそうです。すると、15×60で、1時間に900回、さらに24倍して21,600回の呼吸をしているという計算になります。ところが、睡眠中は呼吸の回数も激減するというので、「一日一万三千五百息」というのは妥当な数字なのでしょう。

話は変わりますが、全国のほとんどの小中高校等はもう夏休みに入ったことと思われます。受験生の担任の先生などは、休み前のHR、学年集会などで、「夏休み40日=960時間=57,600分=3,456,000秒、無駄にするな!」などと喝を入れることもあるようです。

それもその通りでしょうが、分秒でなく、呼吸回数で一日を捉え、何を為すかと考えるあたり、光太郎のおもしろさですね。「一日一万三千五百息」というのは、鍼灸の書物などに使われている語だそうです。

ともにBS放送の番組、2本ご紹介します。

実践! にっぽん百名山 「安達太良山」

NHKBS1 2017年4月18日(火)  14時00分~14時30分

福島を代表する名峰・安達太良山(標高1700m)を行く1泊2日の山旅。山麓に広がる新緑の樹林帯、春の訪れを告げる花々、ダイナミックな噴火口など登るごとに景色が変わる登山を楽しむ。ヤマ塾は、長く歩き続けるテクニックを紹介する。脚の運び方から、ペース配分、脚の疲労を軽減するためのグッズなど、脚力に自信のない人でも安心して山を登るためのノウハウを解説する。

司会 工藤夕貴 萩原浩司   語り 鈴木麻里子   出演 佐藤哲朗 金子貴俊

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今月8日に本放送があり、そちらを拝見しました。

司会は工藤夕貴さんと萩原浩司さん、ゲストは金子貴俊さん。

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冒頭近く、光太郎智恵子に絡めて安達太良山をご紹介くださいました。

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以降は、地元登山ガイドの方によるナビゲートで、実際の登山レポート。

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さまざまな表情を持つ山だというのがよくわかる作りになっていました。


続いて、先月、地上波テレビ東京系で放映された「美の巨人たち」。

美の巨人たち 平櫛田中『鏡獅子』彫刻家の信念と覚悟▽5代目尾上菊之助の思い

BSジャパン 2017年4月19日(水)  23時00分~23時30分

6代目尾上菊五郎演じる新歌舞伎十八番を捉えた『鏡獅子』。明治・大正・昭和を生き抜いた彫刻界の巨人・平櫛田中が着想から完成までなんと22年をかけたこの作品に迫ります。

6代目尾上菊五郎演じる新歌舞伎十八番[春輿鏡獅子]。今回の作品は、その一場面を捉えた高さ2mの木造彫刻『鏡獅子』。国立劇場のロビーに展示されています。作者は彫刻家・平櫛田中(ひらくしでんちゅう)。今にも動き出さんばかりの躍動感!しかも裸の姿まで彫り上げています。これこそが田中の頂点を極めた作品だといいます。

田中が作品に挑んだのは65歳。完成は22年後。そこまで歳月をかけたのには、彫刻家と歌舞伎俳優の深い絆と信頼が。知られざる『鏡獅子』誕生物語に迫ります。さらに『鏡獅子』を何度も演じている、5代目尾上菊之助が作品と対面。“6代目”を前に感じたその思いを語ります。

ナレーター 小林薫  蒼井優

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光雲門下の平櫛田中(でんちゅう)の代表作、木彫彩色の「鏡獅子」が取り上げられます。

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これも冒頭近く、田中の経歴的な話の中で、光雲に触れられました。

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光雲の後ろにいる学帽が光太郎なのですが、そこはスルー(笑)。田中と光太郎はかなり親しかったのですが。


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さらにゲストは歌舞伎の5代目尾上菊之助さん。

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昨年、100年ぶりに見つかった田中の木彫「尋牛」も写りました。

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興味深かったのは、「鏡獅子」の制作過程。はじめに小型の試作を作り、それを正確に拡大したところ、納得が行かなかったというのです。

この点については、田中の弟子筋にあたる、橋本堅太郎氏(二本松駅前の智恵子像の作者)が的確な解説を加えてくださっていました。

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このあたり、光太郎最後の大作「十和田湖畔の裸婦群像(通称・乙女の像)」にも通じるような気がしました。「乙女の像」は、小型試作、中型試作、そして実際の像と、3段階で作られました。下の画像、左が小型試作、右が実際の像です。

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なるほど、という感じでした。


それぞれ、ぜひご覧ください。


【折々のことば・光太郎】

この世の美からは逃げられない。 首をかけても、 この世の美からはどかれない。
詩「美を見る者」より 昭和2年(1927) 光太郎45歳

造形作家として、まさしくそうだったのでしょう。

そして、平櫛田中、それから安達太良山の「ほんとの空」を見つめながら画家としての大成を目指した智恵子も同じだったのではないでしょうか。

テレビ番組の放映情報です。

鉄道・絶景の旅 「あったか料理!名湯!人情!雪景色のみちのく紀行」

BS朝日 2017年1月10日(火)  19時00分~20時54分

日本国内の人気鉄道路線とその車内外からの絶景、名所、食事処、温泉宿など、沿線の魅力を余すところなく紹介。鉄道ファンならずとも楽しめる鉄道紀行番組の決定版!

八戸名物!朝市▽版画家・棟方志功ゆかりの地▽奥入瀬渓流&十和田湖▽雪見の露天風呂▽石川啄木の故郷で文学の原点にふれる▽縄文時代の暮らし体験▽雪景色を施した岩手山

みちのくの名湯を満喫!▽人情と味覚を満喫!日本一元気な朝ご飯▽みちのく・岩手に受け継がれる伝統文化!▽様々な飛行機がズラリと並ぶ三沢航空科学館▽岩手の郷土料理「ひっつみ」とは?▽雪のベールが色を添える広大な陸奥湾▽ユニーク!けつめい茶のワッフル&ラテ▽青森の冬の風物詩!オオハクチョウ▽八甲田山の険しくも美しい山並み▽小川原湖・しじみすいとん▽あったか鍋と陸奥湾の幸▽IGRいわて銀河鉄道▽青い森鉄道

ナビゲーター 峠恵子(ナレーション・挿入歌歌唱)

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検索ワード「十和田湖」でひっかかりました。「十和田湖畔の裸婦群像(通称・乙女の像)」が紹介されるといいのですが……。

続いてもBS朝日さん。5分間番組ですが、こちらはキーワード「高村光太郎」「二本松」でヒットしました。

暦を歩く #99「冬の詩人」(福島県二本松)

BS朝日 2017年1月15日(日)  20時54分~21時00分

日本には四季がある、歌がある−。 草木や花々、川の流れや空の色、多様な生きものたち、人々の日々の暮らしや祭り…。 私たち日本人は、一年の時の移ろい=「暦」を四季折々の「歌」に織り込み、この国ならではの感性を磨いてきました。私たちが愛唱してきた「歌」を通して、日本の風景を見つめ直すとともに、それぞれの歌に息づく日本人の原風景を、一篇の詩のような美しい映像でお届けします。

「冬よ 僕に来い、僕に来い 僕は冬の力、冬は僕の餌食だ」
「冬の詩人」と呼ばれる高村光太郎。冬を人生の困難な時期にたとえ、そこに強く立ち向かう詩を多く詠みました。福島県二本松出身の女性、智恵子と出会い、作風が大きく変わります。冬は立ち向かうものではなくなり、愛する人と二人で過ごす冬をやさしく歌い、「あたたかい雪」という言葉まで使うようになりました。

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ぜひご覧下さい。


【折々のことば・光太郎】

無法な雷(らい)は今も鳴る 細かい文明の情緒を踏みつけて鳴る 野蕃なる自然よ
詩「泥七宝(二)」より 明治44年(1911) 光太郎29歳

この頃から詩の中に「自然」の語が目立つようになります。後の「道程」で「ああ、自然よ」と謳われた「自然」。ちまちまこせこせした面倒くさい人間社会の対極として位置づけられているようです。

今朝、犬の散歩から帰ると、妻が「今、「乙女の像」がテレビで紹介されていたよ」とのたまいました。光太郎の名も紹介されていたとのこと。

テレビ朝日さん系列の「朝だ!生です旅サラダ」でした。サブタイトルが「女優・手塚理美が冬の青森で感激!!香港最新(秘)グルメ初公開 !?」。

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時折あるのですが、前日までネットにも詳細な内容が紹介されず、放映当日を迎えるパターンだったようで、まったく情報をえていませんでした。残念……。


今日は、午後からNHK BSプレミアムさんで先月放映された「ザ・プレミアム にっぽんトレッキング100 紅葉 温泉 秋のオススメ BEST10!」の再放送があります。来年1月10日から、やはりNHK BSプレミアムさんで放映が始まる「にっぽんトレッキング100」の、ある意味番宣のための番組です。

ザ・プレミアム にっぽんトレッキング100 紅葉 温泉 秋のオススメ BEST10!

NHK BSプレミアム  2016年12月10日(土)  13時30分~15時00分

山好き必見!日本の秋を満喫するベスト10を大公開!

トレッキングにぴったりの秋到来。日本の秋を満喫する、お勧めコースベスト10を大公開! 真っ赤に染まる紅葉、黄金色に輝く草原、そして心まで温まる癒やしの温泉! 女優の宮澤佐江さんは雄大な北海道・雌阿寒岳へ。モデルの仲川希良さんは上高地へと向かう知られざるクラシックルートを。タレントの田代さやかさんは紅葉真っ盛りの八幡平温泉へ。他にも黒部峡谷、奥日光、四万十川、雲仙など、北海道から九州まで深まる秋を体感!

出演 パトリックハ-ラン 宮澤佐江 田代さやか 仲川希良 青山草太 高橋庄太郎 小林千穂,
司会 森下絵里香
語り 渡部紗弓 柴崎行雄

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本編は来年1月25日(水)ですが、今回もちらっと光太郎智恵子が紹介されます。


もう1件。

あらすじ名作劇場 「銀河の詩人・宮沢賢治「風の又三郎」「雨ニモマケズ」」

BS朝日1 2016年12月14日(水) 22時00分~23時00分 

名前は聞いたことあるけど、実は読んだことがない…
でも、いまさら知らないなんて、恥ずかしくて言えない…
そんなアナタに!
「読むヒマないなら、観ればいい!」
新感覚の番組が誕生!王道・定番・世界の名作文学の“あらすじ”を、オリジナル「再現ドラマ」でわかりやすく超解説!あの有名な物語が伝えたかったこと、隠された裏話、作者にまつわる秘話も紹介。時にはゆかりの地を、ぶらりと歩くことも。
これでアナタも文学ツウ!時を超えて語り継がれる名作は、あらすじにしても名作なのです。

「観て学ぶ。名作は、あらすじだけでも面白い」をコンセプトに、文学・落語・歌舞伎・童話…あらゆる“名作"の「あらすじ」をオリジナルの超訳ドラマや朗読でわかりやすく解説!作者の知られざるエピソードや、その作品が生まれた時代背景など、裏話・秘話もあわせて紹介!

ストーリーテラー:平泉成  MC:本仮屋ユイカ

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「雨ニモマケズ」は、その「発見」の現場に光太郎が立ち会い、その後半部分を刻んだ石碑が、賢治の最初の詩碑として光太郎の揮毫により花巻に立てられました。現在も賢治の命日・9月21日に、その碑の前で「賢治祭」が開催されています。今年は当方もスピーチを仰せつかりました。

そのあたりの、光太郎と賢治の交流に関するエピソードが紹介されればいいのですが……。


【折々の歌と句・光太郎】

ヤツガレハスコシオクレテサンズベシズブロクグデンノタカムラサイウ
明治44年(1911) 光太郎29歳

そろそろ忘年会シーズンということでこの歌を。

漢字平仮名交じりで表記すれば「僕(やつがれ)は 少し遅れて 参ずべし ずぶろくぐでんの 高村砕雨」。

『高村光太郎全集』に漏れていた短歌で、『短歌研究』第十三巻第五号(短歌研究社 昭和31年=1956 5月)に所収の、堀口大学「白い手の記憶 ――高村光太郎の思い出――」に載っていたのを今年、見つけました。

堀口曰く、
 
  それは初夏の頃だったと記憶するが、一夜百首の徹夜の歌会が新詩社で催された。常に待たれる人、高村さんは、その夜もみんなに待たれたが、仲々姿は現われなかった。十時頃に電報が来た。鉄幹先生が披露された。《ヤツガレハスコシオクレテサンズベシズブロクグデンノタカムラサイウ》――
  「高村君は今夜もヨカロウらしい。」鉄幹先生がぽつんと言われた。誰やらが発信局を尋ねた。――「浅草本局です。」 ヨカロウも浅草本局も、二つながら雷門の近くにあった。その夜、会者十数人の中、百首の結字が全部出詠出来たのは晶子先生ただお一人だった。待たるる人、高村さんは遂に翌朝になっても見えずにしまった。鉄幹先生ばかりか私もがっかりしたことを覚えている。

この年の暮れに長沼智恵子と運命的な邂逅を果たす光太郎は、前年に吉原河内楼の娼妓・若太夫(真野しま)に失恋、この頃は浅草のカフェ・よか楼の女給だった「お梅」に入れあげていました。

 「ずぶろく」も「ぐでん」も泥酔状態を表す語で、「ぐでん」は現代でも「ぐでんぐでんに酔っぱらう」などと使われますね。「ずぶろく」の方は、当方、存じませんでした。

「砕雨(さいう)」は新詩社に於ける光太郎の雅号。欧米留学からの帰朝(明治42年=1909)以降も使用例が見られ、矛盾しません。

昨日ご紹介したカキの歌にしてもそうですが、巫山戯た歌を詠んで完全に師・与謝野鉄幹をないがしろにしていますね(笑)。しかしそんな光太郎を鉄幹はかわいがっていました。

テレビ放映情報です。

まずはテレビ東京系で人気の「開運!なんでも鑑定団」の姉妹番組。BS放送です。   

極上!お宝サロン 開運!なんでも鑑定団

BSジャパン 2016年10月27日(木) 21時00分~21時54分

ただひとつのジャンルに、こだわり続けるコレクターがいます。
彼らは、それがどんなに高価であろうと労苦を厭わず金に糸目をつけず、あくなき探究心でお宝をゲットしていきます。
この番組は稀代のコレクターたちの「お宝の魅惑のトーク」と「秘蔵のコレクション」を披露する番組です。
舞台は、お宝コレクターたちが集うサロン。サロンの主人は、博覧強記にして多彩な趣味を持つ石坂浩二。毎週、自慢のお宝を持ったゲストと鑑定士、コレクターがやってくる。主人のさりげないもてなしから、コレクターたちが熱弁を振るいだす…。

ゲストは作家の松山猛。クォーツ式時計全盛の1970年代から機械式時計を愛好している。雑誌の編集者として機械式時計の素晴らしさを日本人へ伝えてきた。海外の時計師を取材し、友好を深め、ついたアダ名が「時計王」。40年以上の収集歴で投資額は「忘却」。 手元に残した選りすぐりの100点から、機械式時計の機能や魅力を伝えていく。

本日のコレクター≪七福神木彫≫ 収集歴38年。恵比寿大黒像だけでも458体あり、目標は500体収集だというコレクター。しかし中々気に入った恵比寿大黒には出会えないと言います。眼鏡にかなう木彫とは?「木」にこだわった自慢のお宝や、「変わり種恵比寿大黒」などを紹介。宮大工の流れをくむ職人の腕が光る、木彫りの魅力を語ります。極上の逸品には、高村光雲の師匠が彫ったという自慢のお宝を紹介。

出演者 サロンの主人 石坂浩二   コンシェルジュ 松丸友紀(テレビ東京アナウンサー)
ゲスト  松山猛
鑑定士 川瀬友和(「ケアーズ」代表取締役)、大熊敏之(富山大学大学院芸術文化学研究科教授)


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「高村光雲の師匠」は、高村東雲。文政9年(1800226)に生まれた江戸の仏師です。元々「奥村」姓でしたが、幕末に独立する際、師匠の高橋鳳雲から「雲」の字と、さらに「高橋」姓の「高」の字を貰い、「高村」姓を創出しました。歿したのは明治12年(1879)でした。

ちなみに光雲は元々「中島」姓。明治7年(1874)に独立しましたが、同じ年、徴兵忌避のため、子供のいなかった師匠の姉・悦の養子となり、高村姓となりました。明治初年の徴兵制では長男は対象外でしたが、光雲には大工だった異母兄がいたため、そのままでは徴兵にかかるおそれがあったのです。

東雲は明治12年(1879)に歿しましたが、嫡子栄吉が「東雲」を襲名、孫が「晴雲」、さらに「三代東雲」と号しました。そのさらにお孫さんが、三代晴雲として、現在もご活躍中です。

初代東雲の木彫、時折、市場に出てきます。ただ、50代で亡くなり、しかも明治初年の廃仏毀釈のあおりをもろに受け、遺っている作品は決して多くありません。

今回、どんなものが出るか楽しみです。

余談になりますが、姉妹番組のテレビ東京系「開運!なんでも鑑定団」。スタジオ収録以外に「出張!なんでも鑑定団」というコーナーがあり、当方自宅兼事務所の所在地、千葉県香取市で12月3日(土)に収録があります。

自宅兼事務所には光太郎がらみの「お宝」がごろごろしていますが、特に鑑定していただかなくても価値はある程度わかっていますので、鑑定依頼はしませんでした。ただ、せっかくですので、文化会館での収録観覧希望の往復ハガキは投函しました。抽選に当たることを祈っております。

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もう1件。旅番組系です   

とちぎ発!旅好き! 感動!歴史と伝統の街~福島県二本松市~ 

とちぎテレビ  2016年10月27日(木)19:30~20:00 10月31日(月)19:00~19:30
東京MXテレビ 2016年10月30日(日)17:30~18:00
チバテレビ   2016年10月31日(月)10:30~11:00

【訪問先】福島県二本松市 【旅人】菊池元男
日本100名城に選定されている二本松城を始め安達太良山や阿武隈川を有し自然の中で、伝統文化を感じることができる二本松市の感動スポットを求めて菊池元男が巡る。

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とちぎテレビさん制作の番組で、同局の本放送は昨日オンエアされていました。ただ、再放送、さらに提携関係にある各地のローカル局での放映があります。上記以外にも、埼玉のテレ玉さん、群馬テレビさん、KBS京都さん、兵庫のサンテレビさんで放映があるようですが、来月以降になるようです。残念ながら福島では放映されないようです。

安達太良山にからめて光太郎詩、智恵子生家などの紹介があるといいのですが……。


【折々の歌と句・光太郎】

裏町は提灯暗き祭かな        大正中期(1910頃) 光太郎40歳頃

上記画像、二本松の提灯祭りですね。そろそろ各地の秋祭りも一段落でしょうか。

光太郎の実家のある東京都文京区では、「区民チャンネル」というケーブルテレビの配信を行っています。内容的には区の施策や行事、区の文化遺産などの紹介が中心です。個人でも加入できる他、公民館的な区の施設で視聴できたり、インターネット配信も行っていたりしています。

その中で、文京区ゆかりの文人の歴史や. 古き良き文京区の町並みを辿る「ぶんきょう浪漫紀行」という番組があり、先月から今月にかけ、前後編2回に分けて「高村光太郎」が放映されました。おのおの10分間、計20分間です。

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ナビゲーター役に、文京区ご在住の、当会顧問北川太一先生、同じく光太郎実弟にして鋳金の人間国宝だった豊周の令孫・髙村朋美さんと髙村達氏姉弟がご出演。

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豊富な画像と共に、光太郎の生涯が紹介されました。

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父・光雲や、妻・智恵子についても言及。

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光太郎の生の軌跡を知る入門編として、非常に良くできています。

動画配信サイト「youtube」にアップされており、そちらで視聴できます。ぜひご覧下さい。



全国放映のテレビ番組でも、ぽつりぽつり光太郎智恵子がらみがあり、有り難い限りです。最近放映されたものをご紹介します。

BS日テレさんで8月11日に放映された「イチオシ!2泊3日の旅 青森・奥入瀬~八甲田…水と緑の絶景!」。

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美容家の佐伯チズさんと、タレントの南美希子さんが、青森の奥入瀬渓流から十和田湖を経て、八甲田山までの旅。「乙女の像」もご紹介下さいました。

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NHKさんの「連続テレビ小説 とと姉ちゃん」。先週のサブタイトルが「鞠子、平塚らいてうに会う」。

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雑誌編集者として、壁にあたって悩む相良樹さん演じる鞠子(主人公・小橋常子-高畠充希さん-の妹)。

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書架から取り出したのは、かつて眼を開かされた『青鞜』。表紙のデザインは智恵子です。

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あてにしていた作家の原稿が落ち、急遽、真野響子さん扮する平塚らいてうに原稿執筆を依頼。

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曲折はあったものの、無事、執筆してもらうことに成功。

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NHKBSプレミアムさんでオンエアされた「新・BS日本のうた」。

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司会は千昌夫さんと森昌子さん。

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森さんが、二代目コロムビア・ローズさんの「智恵子抄」を熱唱。

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こちらは明後日(8/19)、16時30分~18時00分にまた放映されます。同じくBSプレミアムさんです。

今後もこうした流れが続いてほしいものです。


【折々の歌と句・光太郎】

空晴れぬ赤城は高し上つ毛の多胡(たこ)の夏ぐさ真青(まさを)の風や

明治37年(1904) 光太郎22歳

今朝の関東は台風一過、抜けるような青空です。

鉄幹与謝野寛等とともに、赤城山に登った折の作。というか、登る前に麓の多胡から見上げた、赤城山を謳っています。バックはよく晴れた夏の青空。啄木の「空に吸はれし十五の心」を彷彿とさせられます。

テレビ放映の情報です。 

新・BS日本のうた

NHKBSプレミアム 2016年8月7日(日)  19時30分~21時00分

今回は「もう一度逢いたい」「味噌汁の詩」「智恵子抄」「私が生まれて育ったところ」「夜空ノムコウ」「他人船」「奥入瀬」「不思議なピーチパイ」「帰らざる日々」「男の背中」【スペシャルステージ】は「兄弟仁義」「博多の女」「加賀の女」「函館の女」「矢切の渡し」「長崎の鐘」「夕霧岬」「男の勝負」「与作~秋田草刈唄入り~」【イマオシ!】は西方裕之、森昌子、千昌夫、北島三郎&藤あや子。

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6/23、神奈川県座間市での公開収録だったそうです。「智恵子抄」は、昭和39年(1964)、2代目コロムビアローズさんの歌唱でリリースされたものですが、森昌子さんがカヴァーして持ち歌にされています。今回も森さんの演奏です。森さんは千昌夫さんと共に司会も務められるそうです。
 

人権啓発映画「ほんとの空」(字幕スーパー)

RNC西日本テレビ(地上波) 2016年8月5日(金)  10:25~11:05

高齢者や外国人に対する排除、不利益な扱い、同和問題や原発事故に伴う風評被害の問題、これらに共通する根っこの部分は、誤った考え方や思い込み、偏見という「意識」である。誰もが他者の排除や差別がよくないことは理解している。その一方で、自分や身近な人に関わる出来事には敏感に反応するが、それ以外のことは他人事のように感じたりする。また、自分や家族の生活を守るために、あるいは誤解や偏見に気付づかず、他者を排除したり傷つけたりしがちである。 誤解や偏見に気づき人と深く向き合うこと、他者の気持ちを我がこととして思うこと。 すべての人権課題を自分に関わることとしてとらえ、日常の行動につなげていくようにと訴える。

出演  白石美帆 鳥羽潤 湯浅美和子 浦上晟周 石川大樹

RNC西日本テレビさんは、香川県に本社を置くローカル局。香川・岡山の両県で視聴可能です。

このブログで何度かご紹介してきました「ほんとの空」。光太郎詩「あどけない話」を一つのモチーフに、兵庫県人権啓発教会さんによる企画、県教委の協力で、東映さんが制作したものです。制作当初は各地で上映会が行われ、現在も時折学校さんなどで上映されています。DVDの個人向け貸し出しも行われており、それを活用して拝見しましたが、なかなか考えさせられる内容です。

香川・岡山両県の皆さん、ぜひご覧下さい。


ところで、昨日のNHK Eテレさんの「アートシーン」(「日曜美術館」とセットの番組)で、信州安曇野の碌山美術館さんで開催中の「夏季特別企画展 高村光太郎没後60年・高村智恵子生誕130年記念 高村光太郎 彫刻と詩 展 彫刻のいのちは詩魂にあり」。をご紹介いただきました。

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今週末の日曜日(8/7)には当方の記念講演もあります。ぜひ足をお運びください。


【折々の歌と句・光太郎】

どこに口があるかわからぬこの蝉に何をあたへんあたふるものなし

大正13年(1924) 光太郎42歳

本日はテレビ放映系のネタをいくつか。

7/13(水)、岩手盛岡少年刑務所での第39回高村光太郎祭での講演を仰せつかり、市街内丸の北ホテルさんに宿泊しておりましたが、その朝、NHKさんの「連続テレビ小説 とと姉ちゃん」で、智恵子がその創刊号表紙絵を描いた『青鞜』に触れられました。

この番組で『青鞜』ネタになるのは都合3回目。最初は、高畑充希さん演じる主人公・小橋常子(モデルは『暮しの手帖』を創刊した大橋鎭子)や妹の鞠子(相良樹さん)、親友の中田綾(阿部純子さん)らが女学校時代、片桐はいりさん扮する東堂先生に『青鞜』の存在を教えられ、影響を受けたというエピソード。2回目は、戦後、没落した綾が常子と再会、苦しい時も『青鞜』を心の支えとして頑張ってきたと語るシーンでした。

そして3回目。

大橋鎭子と共に『暮しの手帖』を刊行した花森安治がモデルの花山伊左次(唐沢寿明さん)が、過去を語る場面。亡くなった花山の母がやはり『青鞜』を精神的支柱としており、そこから、花山は言葉で人の心を豊かにすることを考えて、編集者の道を歩み始めたと語られました。

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しかし、戦争が始まり、事態は一変。花山は言葉によって、ある意味、国民を死に追いやることに加担したと述べます。その反省から、ペンを置くことにしたのだ、とも。

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このあたり、光太郎を彷彿とさせられます。

光太郎も戦時中の翼賛活動を恥じ、悔い、花巻郊外太田村の粗末な山小屋に7年間蟄居しました。ただし、その間、光太郎が置いたのはペンではなく、彫刻刀。光太郎は自身で「私は何を措いても彫刻家である」と語っていましたので、その本業である彫刻を封印することで、自らを罰したわけです。

他から許されないうちは、自分でも自分を許さないと決めた光太郎でしたが、7年後に、青森県から十和田湖の国立公園指定15周年記念事業としてのモニュメント制作の話があり、自らの死期がそう遠くないことも考え、依頼を受けます。それが「乙女の像」として結実するわけです。

結局花山は、困窮する常子一家の現状を見、さらに荒廃した人心を再び豊かにすることを考え、常子に協力して再びペンを執ることを選ぶところで、先週の放映が終わりました。


今後も『青鞜』はこのドラマの一つのモチーフとして活かされ続けるようです。というか、平塚らいてうが登場します。

昨日の『スポーツニッポン』さんの記事。 

「とと姉ちゃん」平塚らいてう役に真野響子 最後の追加出演者発表、古田新太ら出演

 女優の高畑充希(24)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(月~土曜前8・00)の最後の追加キャストが15日に発表され、作家の平塚らいてう役を女優の真野響子(64)が務めることが分かった。俳優の筧利夫(53)、上杉柊平(24)、古田新太(50)、野間口徹(42)、矢野聖人(24)、石丸幹二(50)、吉本実憂(19)も出演する。

 昭和初期から高度経済成長期を背景に、亡き父親に代わり、一家の大黒柱として母親と2人の妹を守る「とと(=父)姉ちゃん」こと小橋常子(高畑)が戦後の東京で女性向け雑誌を創刊する姿を描く。モデルは雑誌「暮しの手帖」を創刊した大橋鎭子(しずこ)。

 真野は高畑演じる常子が女学校時代、夢中になって読んだ雑誌「青踏」創刊メンバーの中心人物、平塚らいてう役。常子の妹・鞠子(相楽樹)から雑誌「あなたの暮し」への寄稿をお願いされる。

 古田は雑誌「あなたの暮し」で自社製品の評価が低かったことに激怒する電化製品メーカーの社長役。朝ドラ初出演となる吉本は、鞠子の長女で常子の最初のめいとなる水田たまきを演じる。常子に性格が似ていて、のちに「あなたの暮し」出版に入社する。

 筧は水田正平(伊藤淳史)の父、上杉は宗吉(ピエール瀧)が経営する「キッチン森田屋」のコック、野間口は古田演じる電化製品メーカー社長のおいで会社の部下、石丸は新聞記者を演じる。

 制作統括の落合将氏は「日本が戦争の傷跡から立ち直り、豊かになっていく時代の中でも、常子と花山(唐沢寿明)の“庶民の暮らし”を守るためのスタンスは変わりません。追加の豪華キャストの方々と、この物語の最後で常子と花山がどんなドラマを繰り広げるか、最後まで見守っていただければと願います」とコメントした。


前作、「あさが来た」では、終盤、日の出女子大学校(日本女子大学校)時代の小生意気ならいてうを、元AKB48の大島優子さんが演じていました。

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戦後になって成長した(笑)らいてうを、真野響子さんが演じるとのこと。レギュラー出演者ではないにせよ、朝ドラ2作続けて同一人物が描かれるというのは、例がないのではないでしょうか。楽しみです。


さて、テレビ放映系のネタということで、もう1件。明日のオンエアです。 

にっぽん百名山「安達太良山」

NHKBSプレミアム 2016年7月18日(月)  19時30分~20時00分

福島県の安達太良山は、ダイナミックな噴火口を持つ火山の荒々しい素顔と山麓に広がる新緑の森が対をなし、変化に富んだ景観で登山者を魅了する。今回は1泊2日の山旅だ。

安達太良山は、磐梯山と並んで福島を代表する名峰だ。ダイナミックな噴火口を持つ火山の荒々しさと山麓に広がるたおやかな樹林帯が対をなし、変化に富んだ景観が登山者を魅了する。今回は山の東側、塩沢登山口から1泊2日のコース。1日目は、初夏にふさわしい爽快感を味わえる新緑の森と渓谷沿いを進む。宿泊は「くろがね小屋」。2日目は、荒々しい岩石が連なる尾根を進み、大迫力の巨大噴火口跡の沼ノ平から絶景の山頂に。

出演 佐藤哲朗    語り 鈴木麻里子   テーマ曲「空になる」さだまさし

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この番組では、昨年にも安達太良山が取り上げられ、その再放送が今年3月にありました。再々放送かな、と思ったら、新作のようです。

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昨年のオンエアでは光太郎の「あどけない話」が取り上げられましたが、今回はどうなることか。ちょっとでもいいので触れて欲しいものです。


また、来週には十和田湖をメインで取り上げる番組もありますが、またのちほどご紹介いたします。


【折々の歌と句・光太郎】

海にして太古(たいこ)の民のおどろきをわれふたたびす大空のもと
明治39年(1906) 光太郎24歳

かなり前にご紹介しましたが、明治39年(1906)、海外留学のため横浜から出航したカナダ太平洋汽船の貨客船、アセニアン船上で詠んだ短歌のうち、最も有名な作であり、光太郎自身も気に入っていたものです。「海を見て」となっているバージョンも存在します。

近々放映されるテレビ番組情報です。再放送も含みます。 
NHK Eテレ 2015年12月13日(日)  9時00分~9時45分
                     再放送 12月20日(日) 20時00分~20時45分

1月に閉館する神奈川県立近代美術館・鎌倉は“カマキン”の愛称で親しまれてきた。鶴田真由さんと最後の展覧会を訪ね、美術館の意義、収蔵作品や建物の魅力を紹介する。

“カマキン”の愛称で親しまれてきた神奈川県立近代美術館・鎌倉が、1月に閉館する。65年前日本最初の公立美術館として誕生、クレーやムンクを初めて本格的に紹介するなど先端的な存在であり続けた。番組では、幼いころからカマキンに親しんできた鶴田真由さんとともに最後の展覧会「鎌倉からはじまった。」を訪問。坂倉準三設計の建物の“ひかれる場所”を写真撮影しながら、美術館が人の心にどんな贈り物をしたのか振り返る。

司会 井浦新,伊東敏恵003

ゲスト
鶴田真由さん(女優)
長門佐季さん(神奈川県立近代美術館主任学芸員)
酒井忠康さん(世田谷美術館館長)
水沢勉さん(神奈川県立近代美術館館長)


10月のこのブログでご紹介した、光太郎彫刻・油彩画も展示されている神奈川県立近代美術館・鎌倉館「鎌倉からはじまった。1951-2016 PART 3:1951-1965 「鎌倉近代美術館」誕生」」からの番組内容です。

出演者のうち、水沢勉さん(神奈川県立近代美術館館長)、長門佐季さん(神奈川県立近代美術館主任学芸員)は、昨年の連翹忌にご参加下さいました。

実は今日、水沢館長のギャラリートークがあるというので、「カマキン」さんにお邪魔する予定でした。しかし、急遽、秋田横手の雄物川郷土資料館さんに行く先を変更しました。第3回特別展「横手ゆかりの文人展 大正・昭和初期編 ~あの人はこんな字を書いていました~」を拝見してきます。  

宿泊は花巻。花巻高村光太郎記念会の方々と、いろいろ打ち合わせ、さらに明後日は高村光太郎記念館企画展「高村光太郎山居七年」(後期)を拝見してきます。
 

あの日 わたしは~証言記録 東日本大震災~「宮城県女川町 勝又愛梨さん」

NHK総合 2015年12月14日(月)  23時20分~23時25分

東日本大震災に遭遇した人々の証言。宮城県女川町の高校生、勝又愛梨さんは、大好きだったそう祖父母を奪った津波の怖さを後世に伝えるために災害の教材づくりに取り組む。

12/7(月)の昼間に本放送があり、今回は再放送です。同じ女川町にかつて建てられた高村光太郎文学碑の精神を受け継ぐ「いのちの石碑」プロジェクトなどが取り上げられます。5分間の短い番組ですが、感動ものです。
 
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にほんごであそぼ

NHK Eテレ 2015年12月17日(木)  6時45分~6時55分  再放送 17時10分~17時20分

2歳から小学校低学年くらいの子どもと親にご覧いただきたい番組です。日本語の豊かな表現に慣れ親しみ、楽しく遊びながら“日本語感覚”を身につけることができます。今回は、きっぱりと冬が来た「冬が来た」高村光太郎、コニちゃんの相撲の決まり手/特殊技、文楽/白雪姫、ちょちょいのちょい暗記/7級「十二ヶ月」岐阜県 白川郷、うた/村の鍛冶屋、ベベンの冬が来た

出演者 豊竹咲甫大夫,鶴澤清介,三世 桐竹勘十郎,うなりやベベン,小錦八十吉,おおたか静流 ほか


こちらも再放送。本放送は12/3(木)でした。

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英雄たちの選択「藤田嗣治“アッツ島玉砕”の真実」

NHKBSプレミアム 2015年12月17日(木)  20時00分~21時00分

戦前、フランスに渡った藤田嗣治は、「乳白色の肌」の裸婦で高い評価を受け、本場の画壇で成功を収めた。しかし、時代が戦争へ傾くと、戦火を避け帰国、軍の要請を受諾し戦争画を制作する。1943年(昭和18年)、藤田が描いた「アッツ島玉砕」。藤田が、この戦争画にこめた思いは?戦意高揚のプロパガンダなのか、あるいは芸術なのか?「アッツ島玉砕」制作の真実に迫る。

司会  磯田道史,渡邊佐和子,
出演  一ノ瀬俊也,中野信子,高橋源一郎,三浦瑠麗,
語り  松重豊

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光太郎詩「雨にうたるるカテドラル」(大正10年=1921)が取り上げられる映画「FOUJITA」が公開中で、やはり我が国を代表する小栗康平監督作品ということもあり、関連番組も多く作られています。おそらく今回も映画「FOUJITA」の紹介があるでしょう。

光太郎は詩文による戦争協力、藤田は絵による戦争協力。そこには相通じるものがあるように感じます。そうした話が出ればなおよいのですが……。


以上、ぜひご覧下さい。


【今日は何の日・光太郎 拾遺】 12月12日

慶応元年(1865)の今日(旧暦ですが)、江戸浅草で大火がありました。

現在の駒形あたりから出火、強風にあおられて燃え広がり、浅草のランドマーク、浅草寺の雷門も焼け落ちました。

数え14歳だった光雲は、師匠・高村東雲のもとで年季修行中。師匠の家も焼け、命からがらの目に遭ったことが、昭和4年(1929)刊行の『光雲懐古談』に記されています。画像は『光雲懐古談』に載った類焼地域の図です。

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ところでこの大火の日付ですが、ネットで調べると「12月12日」と「12月14日」と、2種類あります。『光雲懐古談』では14日。しかし、当時のかわら版などによると、どうも12日が正解のようです。浅草寺さんのHPなどでも12日説を採っています。

なにはともあれ、火の用心、ですね。

昨日ご紹介したNHK Eテレさんの「趣味どきっ!女と男の素顔の書 石川九楊の臨書入門」同様、当方がちょっとだけお手伝いさせていただいたテレビ番組の情報です。  

グッド!モーニング

テレビ朝日 2015年9月25日(金) 4時55分~8時00分

テレビ・新聞・ネットの情報をまとめてお届け。もっと知りたいニュースをわかりやすく解説。天気や言葉のクイズに答えてプレゼントが当たる。「快適な朝」をお届けします。.

◇番組内容
視聴者に快適な朝をお届けする『グッド!モーニング』。テレビ・新聞・ネットからきょう話題になる情報をキャッチ!わかりやすい解説でニュースをチャージ!「ことば検定」「お天気検定」に参加しプレゼントをゲットしよう。林先生の「金曜言葉塾」で思わず「へぇ」と。Oggiスタイリストによる女子アナ衣装も出勤の参考に。

◇出演者
坪井直樹、松尾由美子、宇賀なつみ、依田司、山本里菜、林修、一色清


グッド!モーニング」はテレビ朝日さんで放映中の朝のニュース・情報番組です。

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その中で、毎週金曜日、「今でしょ」で知られる予備校の東進ハイスクール講師、林修氏による「林修の金曜言葉塾」というコーナーがあります。7時25分過ぎからCMをはさんで10分ちょっとの枠です。下記は今朝のオンエアから。


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おおむね、放映日前後の「○○の日」に合わせ、「○○」に関する文学作品や言葉などについての短い講義を林氏が行う、というコンセプトです。今朝のオンエアでは明日が「苗字の日」だそうで、苗字についてのお話でした。難読苗字、苗字の成り立ち、「姓」「名字」「苗字」の違いなど、「へぇ」と思わせるものでした。

さて、来週25日のオンエアで、光太郎が取り上げられます。

9月25日は、毎年、日比谷公園内のレストラン、日比谷松本楼さんで「10円カレーチャリティー」というイベントを行っています。こちらはユニセフさんとのタイアップで、午前11:00~、松本楼さんの看板メニューの一つであるカレーを先着1,500名に10円で振る舞い、代わりに募金をして貰うというものです。

日比谷松本楼さんといえば、当会の主催、毎年4月2日の光太郎忌日・連翹忌会場です。光太郎ゆかりのお店というわけで、平成11年(1999)から使わせていただいています。

日比谷松本楼さんと光太郎のつながりは、主に二つ。

まずは明治42年(1909)、欧米留学から帰国した年ですが、10月23日に日比谷松本楼さんで開催された「パンの会」大会の発起人に名を連ねています。

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パンの会」はフランスのカフェ芸術運動に倣って始まったもので、文芸誌『スバル』、美術雑誌『方寸』などに依っていた文学者、美術家、さらには演劇界などからも参加者があり、若き芸術家達が大いに気焔をあげた集まりでした。通常の会と、案内状まで発行された大会の二種があり、日比谷松本楼さんでも大会が一度開かれています。


それからもう一点、大正元年(1912)発表の詩「涙」です。

    涙

 世は今、いみじき事に悩み
 人は日比谷に近く夜ごとに集ひ泣けり004
 われら心の底に涙を満たして
 さりげなく笑みかはし
 松本楼の庭前に氷菓を味へば
 人はみな、いみじき事の噂に眉をひそめ
 かすかに耳なれたる鈴の音す
 われら僅かに語り
 痛く、するどく、つよく、是非なき
 夏の夜の氷菓のこころを嘆き
 つめたき銀器をみつめて
 君の小さき扇をわれ奪へり
 君は暗き路傍に立ちてすすり泣き
 われは物言はむとして物言はず
 路ゆく人はわれらを見て
 かのいみじき事に祈りするものとなせり
 あはれ、あはれ
 これもまた或るいみじき歎きの為めなれば
 よしや姿は艶に過ぎたりとも
 人よ、われらが涙をゆるしたまへ

「われら」は結婚前の光太郎と智恵子です。「いみじき事」は明治天皇の危篤。人々が天皇の平癒祈願のため皇居周辺に集まって「涙」を流している中、自分たち二人は自分たちの恋愛問題で「涙」を流している、という構図です。

来週オンエアの「林修の金曜言葉塾」では、この詩が取り上げられます。内容の確認で、少しだけお手伝いをさせていただきました。ただ、ディレクター氏からの文書には「企画段階であり、放送では内容が変更となる場合がございます。」とありました。そうならないことを祈ります。

時折、日比谷松本楼さんがテレビ等で取り上げられる場合に、やはりこの詩が紹介されます。テレビ東京系のBSジャパンさんでは、平成24年(2012)に「小林麻耶の本に会いたい」という番組で、山田五郎さんによるこの詩のレクチャーがありました。

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ちなみに日比谷松本楼さんの「10円カレーチャリティー」、前日から泊まり込みで並ばれる方もいるそうです。このカレーも、もしかすると光太郎智恵子が口にしたかも知れません。


【今日は何の日・光太郎 拾遺】 9月18日

昭和4年(1929)の今日、改造社から『現代日本文学全集 第三十八編 現代短歌集 現代俳句集』が刊行されました。

光太郎も自選短歌44首を寄せています。

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テレビ放映情報です。 

空から日本を見てみよう+ 岩手県花巻温泉~遠野

BSジャパン 2015年8月25日(火)  20時00分~20時55分

北上川沿いで栄えた城下町でもあり全国有数の人気温泉町として名をはせた花巻市から、独自の文化や風習が残る民話の里・遠野市まで空から眺めていきます。

花巻市の南端からスタートし、北上川に沿って花巻市の中心市街地へ。宮沢賢治の生家を越えて、江戸時代に城下町として栄えた町のメインストリートでカニのような建物を発見。そこは連日ランチタイム満員の人気大食堂・マルカン百貨店。花巻駅から温泉街を目指す途中で、幅が狭すぎる電車を発見。かつて温泉街まで走っていた馬面電車と呼ばれ保存されている花巻電鉄の車両を見ていきます。昭和の花巻を再現した小学校跡を通り、鉛温泉へ。昔からの湯治宿の不思議な自動販売機などを見ていきます。さらに花巻温泉では昭和初期に一大レジャーランドとして栄えた姿を偲びます。花巻から民話の里として知られる遠野へ。宮沢賢治が「銀河鉄道の夜」のヒントにしたといわれるSLが走る橋を見ながら遠野市の中心へ向かいます。遠野物語で紹介されたカッパをはじめ、市内に残る民話にちなんだ場所を見て行きます。さらにこの地域特有の曲がった古民家、曲り家や馬を大切にしてきた生活を垣間見ます。  

出演者  伊武雅刀(くもじい)  柳原可奈子(くもみ)

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光太郎が昭和20年(1945)から足かけ8年を過ごした花巻が扱われます。番組説明によれば、光太郎が何度か訪れた鉛温泉や、太田村の山小屋から鉛温泉大沢温泉などを含む花巻南温泉峡や花巻町に出かける際に利用した花巻西公園に静態保存されている花巻電鉄などが紹介されるようです。


もう1件。 

遠くへ行きたい 阿藤快「世界三大漁場 金華山沖の魚と龍神祭り」石巻~女川

日本テレビ 2015年8月30日(日)  6時30分~7時00分

阿藤快が、夏の南三陸を旅する。石巻漁港で「金華カツオ」の水揚げを見学し「金華丼」を食べる。JR石巻線の真新しい「女川」駅で、駅にある温泉に入浴。女川の仮設商店街「きぼうのかね商店街」で各店舗の軒先に貼られた面白いポスターに見入り、スペインタイルを作る工房でタイル作りを体験する。女川の夏の味覚「ホヤ」の水揚げを見て、獲れたてのホヤを刺し身でいただく。島全体が神域だという金華山で「龍神まつり」を見る。

 まずは仙台と石巻を結ぶJR仙石線の車中から。「石巻」駅で下車し、石巻漁港を訪ねる。ここは金華山沖で獲れる「金華カツオ」が有名だ。阿藤は金華カツオの水揚げを見学し、金華山沖で獲れた魚で作る「金華丼」を食べに「富喜寿司」へ向かう。店主の大場英雄さん(71歳)に話を聞きながら、金華丼をいただく。
  JR石巻線で「女川」駅へ。3月21日に完成した真新しい駅舎には、展望スペースや土産物屋のほか温泉入浴施設「ゆぽっぽ」がある。阿藤はさっそく駅の温泉を体験する。
 次に女川の「きぼうのかね商店街」へ向かう。町中で商売をしていた約50店が集まる仮設の商店街で、八百屋、カレー屋に理髪店、スナックなどが営業している。目を引くのは各店舗の軒先に貼られたポスター。どんぶり屋の軒先に「一杯 食わされた!」、つぶ貝の串焼き店には「ツイッター? やってないけど つぶ焼くよ」などなど。これらは被災地の人々を盛り立てようと、地元の新聞社や大手広告会社が協力し、各店舗に1点以上ある宣伝ポスターなのだ。阿藤は「つぶ焼くよ」のポスターが貼られた「串焼きたろう」で、店主の千葉静郎さん(62歳)につぶ貝を焼いてもらう。
  きぼうのかね商店街の中にある「みなとまちセラミカ工房」は、スペインタイルを作る工房だ。代表の阿部鳴美さん(54歳)が「津波で流された町を鮮やかな色彩のスペインタイルで飾りたい」と思い立ち、スタートさせた。スペイン産の素焼きの陶板の上に、スペイン産釉薬を使って絵付けし、3日かけて焼き上げる。民家のタイル表札のほか、壁飾りや看板として公共施設や集合住宅にも利用されている。工房ではオリジナルタイル作りの体験もできる。阿藤は阿部さんの指導でスペインタイル作りに挑戦する。
  女川の夏の味覚といえば、珍味として知られる「ホヤ」。女川湾では夜明け前から水揚げが行われている。阿藤は漁師の阿部次夫さん(63歳)の船に乗せてもらい、ホヤの水揚げ作業を見学する。生簀から揚げられたホヤは巨大な塊状で、船上で漁師さんたちがすばやくさばいていく。ホヤは傷みが早いため、作業はスピードが勝負だ。作業のあと阿藤は漁師さんたちに混じって獲れたてのホヤを刺し身でいただく。
  さらに女川湾から連絡船で35分のところにある金華山へ。金華山は黄金山神社を中心に、島全体が神域とされている。毎年7月最終の土・日に「龍神まつり」が行われ、長さ20メートルの「龍(蛇)踊り」の奉納が見ものだ。阿藤は多くの参拝客でにぎわう神社で龍踊りの奉納を見守りながら、石巻と女川のいまを見つめた、南三陸の旅を振り返る。

出演 阿藤快

<系列各局放送時間>
日本テレビ (日)6:30 札幌テレビ (日)5:45 青森放送 (金)10:25
ミヤギテレビ (日)6:30 テレビ信州 (日)6:30 北日本放送 (金)15:55
中京テレビ (日)7:00 四国放送 (木)10:55 南海放送 (火)10:25
日本海テレビジョン (土)5:29 広島テレビ (日)7:00 福岡放送 (日)7:00
長崎国際テレビ (土)16:25 鹿児島読売テレビ (日)5:45

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女川光太郎祭会場となっている「きぼうのかね商店街」が取り上げられます。

ポスター云々は、「女川ポスター展」。河北新報社さんの「今できることプロジェクト」と電通関西支社さんの復興支援事業コラボ企画で、インパクトのある面白いポスターを作ることで地域を活性化させようという試みです。

会期は終わっていますが、まだ参加したほとんどの店舗、企業でポスターが貼られています。

女川光太郎祭仕掛人の佐々木釣具店さんのものはこちら。先日、当方が撮影してきたものです。

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さらに女川光太郎祭の折に泊めていただいたステイイン鈴家さんのポスター。

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「空から日本を見てみよう+」、「遠くへ行きたい」、ともに今回は光太郎に直接触れることはないかもしれません(それぞれ以前にはちらっと触れて下さいました。こちらこちら)が、それぞれゆかりの地の様子、現状ということでぜひご覧下さい。


【今日は何の日・光太郎 拾遺】 8月23日

昭和25年(1950)の今日、花巻郊外太田村から詩集『典型』の装幀原案を発送しました。

編集を担当した詩人、宮崎稔宛の書簡に以下の記述があります。

やつと「典型」装幀原図が決定、出来上りましたので、別封で契約書と一緒にお送りします、 原図については説明してありますからお分りと思ひますが、不明の点はおたづね下さい、

さらに版元の中央公論社の松下英麿に宛てた書簡の一部。

「典型」の表紙、見返し、扉、外函の装幀原図がやつと決定しましたので、宮崎さん宛送ります、書留にするには集配人をつかまへるのが一苦労です、

10年ほど前に、その原図がひょっこり出てきました。装幀家としても名を成した光太郎だけあって、詳細な指示が書き込まれ、さらにそれを元に出来上がった装幀も非常にいいものです。太田村では彫刻を封印した光太郎ですが、題字の木版は、この時期に彫刻刀を振るった数少ない作品の一つです。

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テレビ放映情報です。

まずは今夜。智恵子の故郷、二本松市でのロケが行われた番組です。

きらり!えん旅 ~伍代夏子 福島・川俣町 二本松市へ~

NHKBSプレミアム 2015年7月22日(水)  19時30分~20時00分 
再放送 7月28日(火) 18時30分~19時00分  7月29日(水) 11時05分~11時35分

番組内容
歌手の伍代夏子さんがまず訪ねたのは福島県川俣町。名物の川俣シャモを飼育する農家や、避難指示解除準備区域でトルコギキョウを育てる農家に会い、これまでの苦労話を聞いた。続いて訪れた隣の二本松市には、近くの浪江町から原発事故で避難してきた人たち2千人以上が暮らしている。浪江の人たちと二本松の人たちをつないだのが、野菜がいっぱい入った郷土料理「ざくざく」。伍代さんも早速ごちそうになった。

出演者 伍代夏子  語り 冨永みーな

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こちらは2012年に始まって、息の長い番組となってきました。初期の頃に由紀さおりさんによる二本松訪問の様子も放映され、光太郎智恵子がらみの内容となっていました。今回もそうした話が出ることを期待します。


続いて26日の日曜日、通称「乙女の像」の立つ十和田湖が紹介されます。また、大正2年(1913)に光太郎智恵子が婚前旅行で訪れた信州・上高地も。

夏の絶景 いい旅スペシャル

テレビ東京 2015年7月26日(日)  18時30分~20時54分

北海道・知床の滝と雲海、青森の緑溢れる奥入瀬渓流と秘湯、長野の人気の避暑地・上高地と安曇野の夏の絶景をお届け!涼やかな風景を圧倒的な映像美で魅せる旅番組。

出演者
≪旅人≫
北海道 知床   ダイヤモンド☆ユカイ、杉村太蔵、北川弘美
青森県 奥入瀬渓流~八甲田山   林家三平、国分佐智子
長野県 白馬~安曇野~上高地   野口五郎、新田恵利、秋元才加 
ナレーター 広中雅志

旅番組での夫婦共演は初めて!林家三平・国分佐智子夫妻が訪れるのは、青森県奥入瀬渓流~八甲田山。まず向かったのは夏の青森の絶景名所「奥入瀬渓流」。雲井の滝や銚子大滝ほか、300種類以上も自生しているコケの美しい世界も楽しむ。穴場のイタリアンでは青森の味覚を堪能し、さらなる絶景を求めて十和田湖へ。遊覧船からの夏ならではの絶景を堪能し、蔦温泉へ。「1000年の秘湯」と呼ばれる宿で、名曲も生まれた部屋で過ごす。
そして早朝、鏡のように八甲田の山々を映す蔦沼で、日の出の絶景を拝む。さらに足をのばし、八甲田山へ。ロープウェーで山頂に上がり、夏の絶景を望む。さらに散策路を進んで、田茂萢岳(たもやちだけ)湿原へ。八甲田の山々とそれらを映す湿原の水面の絶景に酔いしれる。下山して、萱野高原へ。新緑の絨毯を敷き詰めたような高原から、八甲田の山々を一望する絶景ポイントを巡る。

新御三家の野口五郎と、おニャン子クラブの新田恵利、元AKBの秋元才加の元アイドル3人で巡るのは、人気の避暑地・信州! 白馬では熱気球に乗って、地上30メートルから北アルプスの山々の絶景を楽しむ。 さらに長野オリンピックで日本ジャンプチームが金メダルに輝いた、白馬ジャンプ競技場へ。リフトでスタート地点へ登り雄大な景色を堪能する。
安曇野では、穂高の天然水を使ったそばに舌鼓を打ち、広大な敷地に1日12万トンもの湧水をたたえるわさび農場も訪れる。 そして、緑に囲まれた純白の白骨温泉へ。手つかずの自然の静寂の中で、名湯の源泉かけ流しの贅沢に浸る。 さらに翌日は上高地へ。穂高連峰や焼岳など雄大な自然を望む。

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こちらも、少しでも光太郎智恵子にふれてほしいものです。

ちなみに27日の月曜日にも、BSジャパンさんで「にっぽん!いい旅「夏の青森!完全制覇」」の放映がありますが、こちらは昨年放映されたものの再放送で、「乙女の像」にはふれていなかったと思います。


テレビ放映の場合、事前に細かな内容が告知されないと、実際に視聴するまで光太郎智恵子にふれるかどうかわかりません。そのため、このブログで事前の紹介が漏れるケースが多く、残念に思っております。

7月19日の日曜日には、BSジャパンさんで「美しき日本百景~Beautiful Japan」という番組が「北の春  新緑と清流 ~青森 十和田湖・・奥入瀬~」でした。「乙女の像」にふれるかどうか微妙だな、と思って、このブログでご紹介しませんでしたが、いざ放映されてみると、都合1分間ほどでしたが、像の紹介がありました。

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昨夜はNHK総合さんで「歌謡コンサート」。サブタイトルが「手紙で綴(つづ)る愛の名曲集」。こちらは直前にスタッフさんのブログで光太郎智恵子にふれることが紹介されましたが、ネット上の番組紹介のページではそれはありませんでした。

演奏の合間に、大竹しのぶさんが、さまざまな「手紙」の朗読をなさいました。寺山修司から九條今日子への手紙、南極観測隊員の妻から隊員である夫への手紙、福岡在住の一般女性が最近書いた70年前に戦争で亡くなった夫への手紙などなど。そして「手紙」ではありませんが、『智恵子抄』にも収められた光太郎詩「あなたはだんだんきれいになる」の一節も朗読されました。

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大竹さんといえば、平成14年(2002)に、野田秀樹作の一人芝居「売り言葉」で智恵子を演じられています。昨夜はその大竹さんも歌を披露。中島みゆきさん作詞作曲、研ナオコさんの歌唱でヒットした「かもめはかもめ」のカバーでした。


日々、洪水のように制作され続けるテレビ番組、いちいち事前に細かな内容を告知するのは不可能でしょうが、各局番宣担当の皆さん、できる限りをお願いしたいものです当方もなるべく細かい情報収集に心がけます。


【今日は何の日・光太郎 拾遺】 7月22日

昭和29年(1954)の今日、所得税、地方税を銀行振り込みで納めました。

昭和27年(1952)、十和田湖畔の裸婦群像(通称・乙女の像)制作のため、岩手太田村から上京した光太郎でしたが、住民票はしばらくそのまま太田村に残し、したがって、税金も太田村に納めていました。それもこの年までで、翌年には東京に住民票を戻します。合併による太田村消滅もその理由ですし、もはや自らの命が永くないことを悟っていたようです。

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