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一昨日、福島県いわき市に行って参りました。
 
過日、ご紹介した「いわき賢治の会設立記念事業 賢治の宇宙 心平の天」を観て参りました。
 
会場はいわき芸術文化交流館アリオス内の音楽小ホール。
 
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午後2時の開演でした。
 
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第1部が、いわき賢治の会会長の小野浩氏、副会長で彫刻家の安斉重夫氏夫妻によるリレー講演。
 
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こちらは安斉氏の彫刻で、賢治童話「どんぐりと山猫」からインスパイアされたものだそうです。
 
終演までステージに立ち続けていました。ご苦労様です(笑)。
 
第2部はサロンタイム。
 
箱崎典子さんによる賢治童話「ざしき童子のはなし」の朗読、火の車太郎さん(小野浩氏ではありません)の手品、小野浩氏(火の車太郎さんではありません)主導で、賢治の「精神歌」斉唱と続きました。
 
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プログラムにはありませんでしたが、宮沢賢治イーハトーブセンター代表理事の栗原篤氏のお話。その後、休憩をはさんで第4部、「賢治のリズム」と題し、市島徹氏によるフルート演奏。賢治作曲の「星めぐりの歌」など。
 
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そして第4部で、朗読劇「あの時の言葉」。
 
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賢治、さらに賢治と縁の深かった光太郎、001草野心平の作品を代わる代わる朗読しながら、三人の生涯を追うという構成でした。
 
ナレーションが箱崎典子さん、朗読は箱崎耕平氏、緑川明日香さん、小野氏。
 
光太郎作品は緑川さんが担当し、「あどけない話」と「レモン哀歌」が扱われました。
 
あちこちの朗読イベント等にご出演されている方だそうで、その美声と美貌にはやられました(笑)。
 
いわき賢治の会さん、今後、どういった活動をなさっていくのか楽しみですが、是非とも光太郎と賢治の関わりについても掘り下げていっていただきたいものです。
 
【今日は何の日・光太郎 補遺】 10月27日
 
昭和30年(1955)の今日、中野のアトリエに、北川太一先生夫妻が新婚旅行の報告に訪れました。
 
当日の光太郎日記です。
 
晴、温、平熱 后北川太一氏新婚の細君同伴来訪、二本松訪問の話をきく、果物、はんぺん等もらふ、
 
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上記画像は文治堂書店さん刊行の『北川太一とその仲間達』から採らせていただきました。
 
節子夫人、今もお元気で、北川邸にお邪魔するたびに美味しいお茶等振る舞って下さいます。
 
今気づきましたが、来年、2015年は北川夫妻ダイヤモンド婚式ですね。いつまでもお幸せに。

福島いわきからイベント情報です。まもなくの開催です。 
主 催 : いわき賢治の会
期 日 : 2014年10月25日(土)
会 場 : いわき芸術文化交流館アリオス音楽小ホール 福島県市平字三崎1番地の6
開 場 : 13時30分
開 演 : 14時
料 金 : 1,000円 (学生500円)
 
第1部 : レー講演
 小野 浩 宮沢賢治学会会員市暮らの伝承郷館長
 安斉 重夫 宮沢賢治学会会員鉄の彫刻家ーハーブ賞奨励賞受賞
 安斉 ツ子 宮沢賢治学会会員

第2部 : サロン
 い賢治の会会員
 賢治の 精神歌」 の練習

第3部 : 賢治のズム フルー演奏
 市島 徹氏
 東京音楽大学卒小林研一郎指揮仙台フルとコンの夕べ出演
 福島高専吹奏楽部の指導者
 ・星めの歌
 ・ポラーの広場の
 ・ポランの広場  他

第4部 : 朗読劇 あの時の言葉
 箱崎 耕平 絵本と朗読の会会長
 箱崎 典子 絵本と朗読の会事務局長
 緑川明日香 声の表現舎プア代表朗読家
 小野 浩
 
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第4部の朗読で、光太郎作品も扱われるとのことです。
 
先月発足したという、「いわき賢治の会」の小野浩会長からの情報です。小野氏は元いわき市立草野心平記念文学館学芸員で、昨年、二本松の智恵子のまち夢くらぶさん主催の「智恵子講座'13」の講師も務められました。
 
新聞報道も送って下さいました。
 
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ちなみに小野氏の他に講演をなさる安斉重夫氏。一昨年上演された渡辺えりさん作の舞台「月にぬれた手」「天使猫」のパンフレットに文章を寄せられていました。
 
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実は当方、今日も福島(相馬方面)に行っていたのですが、また次の週末も行くことになりそうです。
 
 
【今日は何の日・光太郎 補遺】 10月19日
 
昭和26年(1951)の今日、花巻町で「花巻賢治子供の会」の公演を観ました。
 
同会は光太郎と交流のあった故・照井謹二郎氏が登久子夫人と共に昭和21年(1946)に子供達による劇団として設立したもの。賢治童話を上演し続けました。そもそもの始まりは、花巻郊外太田村山口の山小屋(高村山荘)に独居していた光太郎を慰安する目的だったようですが、光太郎に激賞され、本格的に公演を行うようになったそうです。

去る8月9日、宮城県は女川町で、第23回女川光太郎祭が開催されました。
 
いくつかのメディアで報道されていますので、ご紹介します。

女川・仮設商店街で「光太郎祭」 町の“文化遺産”しのぶ

 女川町を訪れ、詩や紀行文を残した詩人で彫刻家の高村光太郎(1883~1956年)をしのぶ第23回光太郎祭(女川・光太郎の会主催)が9日、同町浦宿浜の仮設商店街「きぼうのかね商店街」で開かれた。

 高村光太郎連翹(れんぎょう)忌運営員会の小山弘明代表が連作詩「暗愚小伝」を題材に、生い立ちや家庭環境などを解説した。

 光太郎の会の須田勘太郎会長は「光太郎の詩文は町の文化遺産。当時の女川をしのびながら詩を詠んでほしい」とあいさつ。遺影に献花した後、地元の小学生らが女川を題材にした「よしきり鮫」などの詩を朗読した。

 文芸評論家で高村光太郎記念会の北川太一事務局長の講演、歌やギター演奏の披露もあった。

 祭りは、光太郎が三陸の旅に出発した1931年8月9日にちなみ、92年から毎年開催。91年に女川港に建てられた三つの文学碑は東日本大震災で二つが倒壊し、一つは行方不明になっている。
 
『石巻かほく』2014.08.15
 
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光太郎の詩の世界に浸る 第23 回「女川・光太郎祭」

 彫刻家・詩人として知られる高村光太郎が、時事新報の委嘱で三陸地方へと旅立った8 月9 日、きぼうのかね商店街で第23回「女川・光太郎祭」が開催されました。
 この旅行中に光太郎は女川へも立ち寄り、「三陸沿岸では一番新しい、一番きれいな水揚げ場だ。(中略)女川は極めて小さな、まだ寂しい港町だが、新興の気力が海岸には満ちている。」と評しています。
 この日はあいにくの雨模様でしたが、しっとりとしたギターの音色をバックに詩が朗読され、参加者は光太郎の目にした女川を想い、詩が描きだす独特の世界に浸りました。
 
『広報おながわ』 2014.09.01
 
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女川「光太郎祭」で講演

 女川町でこのほど、詩人・高村光太郎の顕彰式典「光太郎祭」が開かれた。83年前に詩人が三陸へ向けて東京を出発したこの日に式典を開催して今年で23回目。連作詩「暗愚小伝」について講演があり、戦争協力に及んだ詩人の軌跡に約50人が耳を傾けた。
 式典は、仮設商店街にテントを張って開かれた。文学碑3基の大きな写真が囲むステージで、研究者の小山弘明さん(49)が「暗愚小伝」を読み解く。
 小学校時代をこう描く。「身を捧げるといふことの どんなに貴いことであるかを、先生はそのあとでこんこんと説いた。みんな胸をふくらませてそれをきいた」。小山さんは「このような教えが『三つ子の魂百まで』と言うように、戦争協力につながっていったのではないか」と解説した。
 光太郎研究の大家、北川太一さん(89)も式典に出席して、「戦争中の自分を『暗愚』と名付けたことは大事」と指摘した。「今また戦争に巻き込まれるかもしれない雰囲気が漂っている」と現代に重ねた。
 光太郎は1931年8月9日、三陸へ向けて東京を出発し、女川港で作品を残した。町で養鶏業を営んでいた画家の貝廣(かい・ひろし)さんがそれを知り、有志と共に町内外の3721人から寄付金を集め、91年に女川港のそばに文学碑を建てた。
 その後、毎年8月9日に碑の前で顕彰式典を開いている。公費に頼らない手弁当の式だ。貝さんは東日本大震災の津波で命を落とした。64歳だった。貝さんの妻や友人は遺志を継ぎ、中断させずに震災の年も式を開催した。津波で被災した碑は今、再建の日を待っている。
 毎回、町の人々が詩の朗読も行う。今回は高校生らと一緒に女川小学校6年生も参加。「道程」を千葉あいかさん(11)、「花のひらくやうに」を鈴木明梨さん(11)、「山のともだち」を成田千夏さん(12)が読み上げた。「みんなが真剣に聞いてくれたので良かったです」と鈴木さん。
 ギター奏者の宮川菊佳さんやオペラ歌手の本宮寛子さんも出演。本宮さんは強い風雨の音をかきけすようにソプラノを響かせた。
 
『朝日新聞』 2014.09.02
 
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『広報おながわ』は月刊ですので、9月1日にでるだろうと思っていたところビンゴでした。すると、翌日には『朝日』さんの宮城版に載ったようです。この手の地方でのイベントは、少し経ってから報道されることが多いものです。『石巻かほく』さんは約1週間後に掲載されました。
 
『朝日』さんからは、今年3月に表参道で行われた「女川だより――あの日からの「家族の肖像」展」/トークイベント、同じく6月の二本松の智恵子のまち夢くらぶさんの女川訪問の際にお世話になった、石巻支局の小野智美さんが取材にいらしていました。そのわりに記事にならなかったので、ボツかな、と思っていましたが、昨日、大きく取り上げて下さったようです。
 
8月25日、BS日テレさんの「深層NEWS」という番組に、女川の須田善明町長がご出演なさったので、拝見しました(光太郎がらみの話はありませんでした)。その中で、「人口減少率日本一」というお話が出て、驚きましたが、その後、女川再生に向けてのコンパクトな街づくり的な構想について語られていました。「光太郎ゆかりの町」的な側面でも進めて行っていただきたいものです。
 
ついでに書くと、8月30日のBS朝日さんの「いま日本は」という番組では、レギュラーコメンテーターの中村雅俊さんによる女川訪問、「中村雅俊が巡る被災地の未来 故郷・女川 おもいで旅(1)」が放映されました。女川光太郎祭の会場でもある「きぼうの鐘商店街」でのロケもありました。(2)があるはずなのですが、まだ放映予定が出ていません。
 
また、BS12(トゥエルビ)さんの「未来への教科書~For Our Children~」という番組(8月中に4回放映されました)で、仮設住宅に暮らしていく中で放課後に勉強する場を失ってしまった子供たちのために始められた事業・女川向学館が取り上げられ、中学生が英語で自分達の故郷・女川町をプレゼンテーションするという活動が紹介されていました。
 
さらについでに書くと、地上波NHKさんで、近々、以下の放映があります。 

特集 明日へ−支えあおう−「妻を探して海へ」

NHK総合 2014年9月7日(日)  10時05分~10時53分
去年秋、宮城県女川町のバス運転手・高松康雄さんは地元のダイバー高橋正祥さんを訪ねた。「妻をこの手で探したい」。勤め先の銀行で津波にあった妻は行方不明、手元に残るのは地震直後に妻から届いた「かえりたい」というメールだけだ。57歳になる高松さんは、高橋さんと厳しい訓練を重ねて潜水免許を取得。この夏、妻を探すため初めて海に潜る。手がかりは見つかるのか。訓練開始から1年、高松さんの妻への思いに密着する。

被災地からの声「宮城県女川町」

NHK総合 2014年9月8日(月)  26時15分~26時38分 =9月9日(火)2時15分~2時38分
被災地で出会った方々に、「いま一番言いたいこと」をうかがい、その思いをスケッチブックに書いてもらった上で、思いの丈を語っていただきます。今回は、宮城県女川町でお聞きした声をお届けします。
 
 
こういう番組を通し、女川の現状、町民のみなさんの今の思い等、しっかり受け止めて行きたいものです。
 
 
【今日は何の日・光太郎 補遺】 9月3日
 
昭和27年(1952)の今日、花巻郊外太田村の山小屋に、和賀郡藤根村(現北上市)の高橋峯次郎が訪れ、平和観音堂についての相談をしました。
 
高橋は光太郎と同年の明治16年(1883)生まれの元小学校教師。自らも日露戦争への従軍経験を持ち、その後は永らく教師を務めましたが、その間の教え子約500人が出征、約130人が遺骨で帰ってきたそうです。その霊を弔うため、寄付も集めず自費で観音堂の建設を発願、光太郎に本尊の彫刻を依頼しに来ましたが、あいにく光太郎は彫刻を封印している最中でした。代わりに光太郎は自作の詩「観自在こそ」を揮毫、高橋に贈りました。その書は石に刻まれ、現在も北上市後藤の、高橋の建てた観音堂境内に残っています。
 
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詩は以下の通り。
 
観自在こそ たふとけれ 
まなこひらきて けふみれば
此世のつねの すがたして
わがみはなれず そひたまふ
 
平安時代に流行った「今様」の形式による観音讃仰の内容です。高橋は「文字で表された仏様」と感激したそうです。
 
ちなみに高橋の元には、教え子たちからの7,000通を超える軍事郵便が届き、平成13年(2001年)には、それを紹介する岩手めんこいテレビさん制作の「土に生きる ~故郷 ・家族、そして愛~」が放映され、反響を呼びました。
 
500人もの教え子を戦地に送り、その3分の1が骨になって帰ってきたという過酷な体験から生まれた観音堂。「わが詩を読みて人死に就けり」と書いた光太郎にも、高橋の思いが我がことのように身に染みたのでしょう。高橋と光太郎、一個人によるものではありますが、どこぞの何とか神社などとは違う、これこそ戦没者追悼の顕現ですね。

東京国分寺でのコンサートです。
 
ただし、チケットは完売だそうです。

「もう一つの智恵子抄」

期 日 : 2014年9月20日(土)
時 間 : 15時開演(14時半開場、17時終演予定)
会 場 : 小俣邸  国分寺市泉町3-26-6TEL:042-325-0969
      アクセス JR中央線西国分寺駅より徒歩5~6分駐車場はありません。
       玄関の杉玉が目印。当日は看板が出ています。
       ※演奏会場には、靴を脱いでお上り頂きます。
       ※スリッパはございませんので、靴下ご注意ください。
出 演 : ぷらイム(Prhymx)お話・テルミン:大西ようこ聞き手・歌・朗読・ギター:三谷郁夫
入場料 : 3,000円(前売)/3,500円(当日)
       ※前売は前日9/19(金)正午締切。
       ※それ以降のお申込みは当日料金となります。
プログラム : 三つの情景(Trois Scènes pour Thérémine et Guitare):田中修一他
チケット・お問い合わせ : 彩企画(大西) 080-5436-0828 theremin-japan@ezweb.ne.jp
 
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智恵子はなぜ人でなくなってしまったのか?
そんな智恵子をなぜ光太郎は「だんだん美しくなる」と詠ったのか?
そんな『智恵子抄』の謎と真実に迫り、また裏話も楽しんでいただきます。
ご案内役は、大西ようこ、三谷郁夫。
勿論、ぷらイムの演奏もお楽しみいただきます^^
限定30名ですので、お申し込みはお早めに。(完売だそうです)
会場となる小俣邸は、知る人ぞ知る、住宅街の中にある隠れ家的音楽サロン。家の殆どの部材は、富士吉田にあった300年以上前の古民家から移築された物です。玄関をくぐるとそこは異空間の古民家。骨董好きのご亭主による設えは、どこを見ても情趣豊かな遊び心に溢れています。
宝探しの積もりで、会場もお楽しみください。

 
テルミン奏者の大西ようこさん、ギターの三谷郁夫さんのお二人による演奏会です。
 
会場が定員30名ということで、既にチケットは完売だそうですが(当方も買いました)、報道関係の方などもお読みいただいているかと存じますので、ご紹介しておきます。
 
また近くなりましたら詳しく書きますが、同じ大西ようこさんと、マリンバ奏者の今井万里子さん、和太鼓奏者の江上瑠羽さん、そして朗読の寶木美穂さんによる「音楽と朗読・歌で綴る智恵子抄」というコンサートが、10月4日(土)に武蔵小金井で開催されます。
 
大西ようこさん、過日の髙村規氏のご葬儀でお見かけしました。ご焼香なさる際に、どこかでお会いした方だな、と思ったのですが、ネットの画像でお顔を拝見していた次第です。
 
お仲間の寶木さんのブログによれば、二本松まで取材に行かれたり、大西ようこさんが、智恵子抄研究家? というくらい文献を読み込まれたりなさっているそうですので、期待しております。
 
 
【今日は何の日・光太郎 補遺】 8月27日
 
昭和23年(1948)の今日、花巻郊外太田村の山小屋に、新制盛岡高校の女生徒10人ほどが訪れました。
 
小屋が狭いので、1㎞ほど離れた小学校に移動、そこで雑談をしたり、光太郎が自作の詩の朗読をしたりと、愉しい時間を過ごしたようです。

神戸からイベント情報です。 

平成26年度兵庫県舞台芸術団体フェスティバル「群読・青春詩歌の響き」-高村光太郎「道程」から100年-

期 日 : 2014年8月23日(土) 
開 演 : 18:00  (開 場 17:30) 
会 場 : 兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
主 催 : 劇団自由人会   兵庫県劇団協議会 
 
構成・演出  ふるかわ照 
演奏  真山ゆかこ   木村知之

問い合わせ先   劇団自由人会 :078-784-3701 
 
入場無料(自由席)※要予約
【申込方法】劇団自由人会(078-784-3701)まで、お電話ください。
申込締切:8月21日(木)5:00PMまで
※お電話のみでの受付です。
※未就学児童の入場はご遠慮ください。
 
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神戸電子専門学校声優タレント学科の学生さんも出演されるようです。
 
今年は「道程」100周年。少しずついろいろなところでクローズアップされています。ありがたいかぎりです。
 
上記バナーにある「幻の102行」は、雑誌『美の廃墟』に発表されたオリジナル「道程」の意ですね。以前、こちらで全文を載せました。お読み下さい。
 
 
【今日は何の日・光太郎 補遺】 8月7日
 
昭和39年(1964)の今日、『週刊朝日』第69巻第33号に「レコード界の智恵子合戦 歌謡曲は清潔ムードから文芸ブームへ?」が掲載されました。
 

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この年1月に、コロムビアから二代目コロムビア・ローズさんの歌で「智恵子抄」、7月にはクラウンから苅田千賀子さん「智恵子」/守谷浩さん「磐梯山の智恵子」がリリースされたことを受けての記事です。
 
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ちょうど50年前。時代を感じます。
 
ちなみに表紙はこちら。
 
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この年、秋に開催される東京オリンピックに出場、400mメドレーリレーで4位に入賞する水泳選手、故・木原美知子さんです。今の浅田真央さんや福原愛さんなどのようなアイドルアスリートのはしりでした。

『毎日新聞』さんの岡山版でしょうか。「高村光太郎」の検索ワードでヒットしました。

<朗読劇>永瀬清子の半生 自然や暮らし、平和願う心織り交ぜ 岡山の竹入さんが脚本「鬣よなびけ」 9日、津山で公演 /岡山

『毎日新聞』 2014年8月5日(火)16:16
 赤磐市(旧熊山町)出身の詩人、永瀬清子(1906~95)の詩を基にした朗読劇「鬣(たてがみ)よなびけ 永瀬清子物語」の公演が9日午後3時から、津山市山下の津山文化センターである。永瀬の詩を愛する岡山市のライター、竹入光子さんが脚本を担当。数々の名作と、その背景となった永瀬の半生を伝える。【五十嵐朋子】
 
 朗読劇は竹入さんが25編以上の詩と短章を引用・抜粋して構成し、2幕8場に仕上げた。永瀬について取材する記者が物語の進行役を担うなど、演劇の要素も織り交ぜる。
 
 永瀬が終戦後、故郷の熊山に戻り、農業をしながら詩作に励んだ40代の頃を中心に描く。それまで夫の仕事の都合で東京などに住み、高村光太郎や草野心平といった詩人たちと交流もあった。熊山に戻り、文学界と距離ができたが、創作欲はむしろ旺盛に。敬愛した詩人・童話作家、宮沢賢治にならって「農村芸術」を志し、自然や暮らしの中で心を動かされる一瞬一瞬を書き留めた。
 
 一方で、永瀬は社会的な活動にも精力的だった。朗読劇では、米国のビキニ環礁水爆実験による第五福竜丸の被ばく(1954年)に危機感を得た「滅亡軌道」、戦争に向かう社会の狂気を見据える「有事」など、平和を願う詩も盛り込んでいる。
 
 竹入さんは「永瀬さんの宇宙観が広がったのが熊山。弱いもの、はかないものを大事にしていた」と話す。生前の永瀬に詩を教わったこともあるといい、「一つか二つしか詩を知らない人にも、永瀬さんの生き方が分かるように構成した」と思い入れを語った。
 
 昨年2月に岡山市で初演し、「県北でも上演を」との依頼を受けた再演。永瀬の詩の朗読のために結成した「白萩の会」のメンバーたちが出演する。劇団や朗読グループで活動経験のある人が多く、朗々とした声を響かせる。特別出演に俳優の真実一路さん(東京都)を迎える。全編を通し、歯科医でチェロ奏者の三船文彰さん(中区)の独奏が彩りを添える。三船さんは「永瀬さんに敬意を表し、詩の良さを引き出したい」と話している。
 
 学生1000円、一般1800円。収益金は永瀬の生家保存に役立てる。問い合わせは主催の津山文化振興財団(0868・24・0201)。
 
 
このイベントが、直接、光太郎と関わるわけではなさそうですが、以前、命日である紅梅忌のイベントに参加させていただいた、岡山出身の詩人・永瀬清子をメインに据えた朗読劇のようです。
 
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主催の津山文化振興財団産のサイトがこちら。岡山では地元出身の詩人ということで、顕彰活動がしっかり行われており、素晴らしいと思います。
 
 
「地元での顕彰活動」といえば、同じく9日(土)に、宮城女川で、第23回女川光太郎祭が開催されます。当方、昨年から記念講演を仰せつかっており、明後日から女川入りします。
 
昨年の様子がこちらですが、仮設の商店街を会場に、こじんまりと行っています。ネットでも特に案内等が見つかりません。
 
おそらく、昨年同様であれば、午後2時くらいから、女川町浦宿浜の「きぼうのかね商店街」で行われます。この世界の第一人者・北川太一先生のご講演もあるそうです。
 
お近くの方、ぜひ足をお運び下さい。
 
 
【今日は何の日・光太郎 補遺】 8月6日
 
明治27年(1894)の今日、木彫「紅葉と宝珠」を制作しました。
 
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現存する光太郎彫刻作品の中で、最も古いものと認定されています。「明治廿七年八月六日三枚仕上リ モミヂ 光太郎 十二才」の墨書署名が書かれています。一枚の板の表裏に彫られたもので、「宝珠」の方は翌七日仕上がりと書かれています。
 
戦後になって鎌倉の古道具屋から出て来たとのことですが、十二歳の少年の作にしては巧みすぎ、本当に光太郎の作か、と疑われましたが、間違いなく光太郎の作でした。
 
現在は東京芸術大学が所蔵、昨年全国巡回開催された「生誕130年 彫刻家高村光太郎展」にも出品されました。

昨日は福岡のギャラリーでの書展をご紹介しましたが、もう一件、福岡からの情報です。
 
JR博多駅直結の駅ビルJR博多シティ9階の映画館「T・ジョイ博多」さんでの上映。

僕等の図書室~セレクト~

2014年8月9日(土) 15:00開演
 
三上の「桃太郎」(ぼくとしょ1より三上真史、村井良大、井深克彦)
たっきーの「智恵子抄」(ぼくとしょ1より滝口幸広、中村龍介、三上真史)
りゅうの「ピーターパン」(ぼくとしょ2より中村龍介、大山真志、井澤勇貴)
<登壇ゲスト:三上真史、滝口幸広、中村龍介>
 
僕等の図書室」は、通称「ぼくとしょ」。 る・ひまわり企画・制作の朗読劇で、メインの読み手1人とサポート2人の計3人で1つの物語を朗読するスタイル、出演者を「国語の先生」、観客を「生徒」、公演を「授業」としているそうです。
 
一昨年から今年にかけ、東京や大阪で3種類の公演が行われ、そのうち初演の「僕等の図書室~みんなで読書会~」と、2度目の公演「僕等の図書室2~みんなで読書会~」で、「智恵子抄」が扱われています。
 
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その「智恵子抄」を含めた3本を、映像で上映、ということです。
 
こういうイベントを通し、若い世代にも光太郎智恵子の世界を広く知ってもらいたいものです。
 
 
【今日は何の日・光太郎 補遺】 7月26日
 
昭和25年(1950)の今日、書家の太田孝太郎に、詩稿「金田一国士頌」を発送しました。
 
金田一国士(くにお)は、岩手軽便鉄道や花巻温泉を001興した実業家。昭和15年(1940)に亡くなっています。その功績をたたえる石碑を花巻温泉に建てることになり、頌詩制作の依頼が光太郎にありました。それに応え、光太郎は以下の詩を作りました。
 
   金田一国士頌
 
 歳月人を洗ひ
 人ほろびざるは大なるかな
 人事茫々
 ただ遠く後人に貽(のこ)すところのもの
 その人を語る
 開発の雄
 今は亡き彼を懐ふこと多事
 
この詩は書家の太田孝太郎により揮毫、碑はこの年の秋に、花巻温泉で除幕されました。
 
生前に建てられた、数少ない光太郎詩碑の一つです。
 
ちなみに、同じ花巻の「ぎんどろ公園」にある、同じ年に建てられた賢治の「早春」詩碑と、同じ石材から切り出されたのではないか、という説があります。詳細はこちら

賢治と光太郎、花巻を代表する2人の碑が「双子」だというのも、面白いですね。

北海道からイベント情報を2件ご紹介します。

「モンクール読み語りライブ 〜「詩」を想い、そして 思い出す日。20」

日 時 : 2014年6月29日(日) 開場12時頃/開演13時
場 所 : 詩とパンと珈琲 モンクール 
       札幌市中央区北3条西18丁目2-4 北3条ビル1F(南向き)
料 金 : 投げ銭
特 集 : 高村光太郎・城理美子
主 催 : ヨミガタリを楽しむ会
 
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朗読系のイベントのようです。光太郎を取り上げてくださる由、ありがたいかぎりです。
 




高村智恵子紙絵複製展

日 時 : 2014年5月23日(金) ~7月28日(月) の土・日・月
場 所 : ギャラリー日の丘 北斗市三ツ石347 0138-75-3557
 
明治・大正期の詩人高村光太郎の妻智恵子の切り絵を貼り重ねた作品複製約40点を展示する。
 
『北海道新聞』さんのイベント情報で見つけました。「智恵子の切り絵を貼り重ねた作品複製」という部分、意味がよくわからないのですが……。
 
【今日は何の日・光太郎 補遺】 6月5日

明治45年(1912)の今日、『読売新聞』に智恵子を紹介する記事「新しい女(一七) 最も新しい女画家」が掲載されました。
 
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前月に第1回与謝野晶子からはじまった連載の17回目で、他に田村俊子、相馬黒光、松井須磨子、長谷川時雨などが取り上げられ、翌年には単行本にもなりました。
 
かなり好意的に紹介されています。一部抜粋します。
 
『好きなのは、やはりゴオガンのです』話す時、その声は消えるやうに低くなる、『このごろ描きましたのは――』と立つて壁によせかけた小さな板を裏返して『ぢきこの近くなのです』、見ると、木立の間から畠を越えて夕空が明るくのぞかれる、木の葉といひ草の葉といひ、女とは思はれぬほどつよくそして快く描いてある、ふとセザンヌの雨の画を思ひだしたので、そのことをいふと『えゝセザンヌもほんとにようございますわね』と子どもらしく口を開いて目をほそめた、

昨日は浅草に行き、過日のブログにてご紹介した「東日本大震災復興支援チャリティ朗読会 届けよう笑顔!~東北に初夏の風~ レジェンド・太宰治」。を拝聴して参りました。
 
街自体にあまり用事がなく、久しぶりの浅草訪問でした。
 
東京メトロ銀座線の浅草駅から吾妻橋のたもとあたりで地上に出ると、まず目に入ったのはそびえ立つ東京スカイツリー。駅前には人力車に乗った新郎新婦。いい感じですね。その後、会場のアミューズミュージアムに行くため、浅草寺方面へ。そこは観音堂のすぐ隣です。混雑しているとわかっていながら、やはり正面から、と思い、雷門をくぐって仲見世通りを歩きました。

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明日また詳しくレポートしますが、観音堂前の手水舎には光雲作の銅像、「沙竭羅龍王像」があります。そこを右折して二天門を出れば会場のアミューズミュージアム。また時間が早いので、場所だけ確認して逆方向の奥山方面に進みました。こちらにも光太郎ゆかりの場所がありますが、そちらのレポートも明日。
 
さて、アミューズミュージアム。公式サイトによれば「布文化と浮世絵の美術館、和のセレクトショップ、ライブスペースが一体となった複合型アートビル」とのことで、朗読会の前に美術館部分を拝見しました。
 
レトロな道具類、古布の端切れ、青森南部地方の「南部菱刺し前かけ」、考古資料まで並んでいました。上の方の階は浮世絵関連で、現物の他、「浮世絵シアター」で俳優の小倉久寛さんナレーションの動画も放映されていました。
 
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屋上は展望スペース兼喫煙所。足下に浅草寺が俯瞰できます。振り返ればスカイツリーも。
 
 
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さて、いざ、会場の6階ホールへ。いよいよ朗読会開始です。
 

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いきなり光太郎の「智恵子抄」より。中村雅子様、塙野ひろ子様、須賀雅子様、宮崎泉様、4名の出演者の皆さんがお一人ずつご登場、5篇の詩を朗読なさいました。
 
 「樹下の二人」「あどけない話」「山麓の二人」「レモン哀歌」「亡き人に」。福島関連の詩が3篇含まれていたのは、「東日本大震災復興支援チャリティ朗読会」と謳われている関係でしょうか。
 
また、全員、コスチュームのどこかしらにさわやかなブルーを配していらしたのも、偶然ではなく、サブタイトルの「届けよう笑顔!~東北に初夏の風~」ということで、初夏の青空をイメージなさっていたのではないかと思いました。

その後は太宰治の短編小説を4篇、お一人1篇ずつ朗読なさいました。皆さん、現役や元アナウンサー、劇団四季ご出身などの方々ということもあり、メリハリのついた非常に聴きやすい朗読。聞きほれてしまいました。
 
トリを務められた中村雅子様は、驚いたことに原稿なし(音楽演奏でいえば暗譜)でのご朗読。すばらしいですね。
 
最後は聴衆を巻き込んでの歌、「雨のち晴レルヤ」でした。
 
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プログラム的にも長すぎず、短すぎず、何よりお美しいすてきな皆様の素晴らしい朗読で、非常によかったと思いました。
 
終演後、出演者の皆様にご挨拶させていただき、さらに例によって連翹忌の営業をして参りました。どなたかお一人でも来年の連翹忌にご参加いただければ、朗読を披露していただきたいと考えております。
 
先程も書きましたが、周辺での光太郎光雲関連スポットも廻ってきましたので、明日はそのレポートを。
 
【今日は何の日・光太郎 補遺】 5月25日

昭和28年(1953)の今日、中野のアトリエにブリヂストン美術館の映画撮影班が入り、美術映画「高村光太郎」の撮影が行われました。
 
十和田湖畔の裸婦像制作のシーンが撮影されました。
 
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朗読のイベント情報です。 

東日本大震災復興支援チャリティ朗読会 届けよう笑顔!~東北に初夏の風~レジェンド・太宰治

 時 : 2014年 5月24日(土) 1回目 午後1時~、 2回目 午後4時~
 場 : アミューズミュージアム(東京都台東区浅草2-34-3) 6Fイベントホール
 金 : 前売り:2000円  当日:2200円 (全席自由、税込価格)
 目 : 太宰治「燈籠」「リイズ」「饗応夫人」「黄金風景」
      高村光太郎「智恵子抄」より
 演 : 塙野ひろ子  須賀雅子  宮崎泉  中村雅子(順不同)
問 合 : 「笑顔を届けよう実行委員会」代表 中村雅子さん
       電話090-1606-9822(9時~18時)
       アミューズ ミュージアム 03-5806-1181(10:00〜18:00)
 
「女性4人のプロの語り手がお届けする東日本大震災支援復興チャリティ朗読会 ≪届けよう笑顔!東北に初夏の風≫ 。
今回は初めて浅草で行わせていただくことになりました!
今年生誕105年を迎える太宰治作品を中心に、津軽弁あり、詩あり、歌あり・・
東北に思いをよせたプログラムでお送りいたします。
収益金は、「ふくしまキッズ実行委員会」に寄付させていただきます。
公演をご覧いただくことがチャリティにつながります!
皆さま是非お越しください。」
 タイトル・・「届けよう笑顔!~東北に初夏の風~」
 
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いつも同じようなことを書いていますが、こうした取り組みで光太郎智恵子の世界を取り上げて下さるのは、非常にありがたいことです。
 
当方、午後1時の回を申し込みました。皆様もぜひどうぞ。
 
【今日は何の日・光太郎 補遺】 5月9日
 
明治44年(1911)の今日、札幌に着きました。
 
札幌郊外、月寒の農商務省の牧場が目的地でした。ここで古い日本美術界と縁を切って、酪農をやりながら芸術制作をする生活を考えていましたが、現実にはそんな生活など夢でしかないと思い知らされ、中旬にはすごすごと帰京しています。
 
くわしくはこちら
 
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福島二本松からイベント情報です。

第10回智恵子生誕祭 朗読とギターで綴る智恵子と光太郎の道程

後 援 : 二本松市他
期 日 : 2014年5月18日(日) 午後2時~
会 場 : 二本松市コンサートホール 二本松市亀谷1-5-1
料 金 : 前売2,000円 当日2,500円 
 込 : 熊谷さん 0243-23-6743
出 演 : 菅原美智子(ラジオ福島アナウンサー) 宮川菊佳(ギタリスト)
      河田富士雄(ナレーター)
 
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5月20日が智恵子の誕生日ですが、それを記念してのイベントです(一昨年も同様のイベントがありました)。「今年、平成26年(2014)は、「道程」100周年、光太郎智恵子結婚披露100周年です」と、当方がさんざん騒いだためか、それらの記念事業という冠をつけて下さいました。
 
ギターの宮川さんは、連翹忌や女川光太郎祭のご常連。継続して光太郎智恵子関連のイベントに取り組まれていて、頭の下がる思いです。
 
ぜひ足をお運び下さい。
 
【今日は何の日・光太郎 補遺】 4月30日

昭和22年(1947)の今日、雑誌『農民芸術』に散文「玄米四合の問題」が掲載されました。
 
「玄米四合」というのは、光太郎もその発見の場に立ち会った宮澤賢治の「雨ニモマケズ」の一節です。そこに表された賢治の精神を評価しつつ、光太郎はその度を過ぎたストイックな面には同意しませんでした。
 
私の見るところでは宮澤賢治の食生活は確に彼の身を破り彼の命数を縮めた。宮澤賢治に限らず、かういふ最低食生活をつづけながら激しい仕事をやつてゐたら、誰でも必ず肋膜にかかり、結局肺結核に犯されて倒れるであらう。「玄米四合ト味噌ト少シノ野菜」の問題は重大である。
 
そして、こんなことも。
 
私は玄米四合の最低から、日本人一般の食水準を高めたい。牛乳飲用と肉食とを大いにすすめたい。日本人の体格を数代に亘つて改善したい。
 
戦後間もない時期、精神論ではなく合理的、科学的に考えていた光太郎に敬意を表します。
 
しかし、「メタボ」や「ダイエット」の語が氾濫するこの国の現状を見たら、賢治や光太郎はどう思ふのでしょうか……。

昨日は、茨城県つくば市に行き、先月のブログでご紹介した「語りの会「いっきゅう組」 発表会2013」を聴いて参りました。

 「いっきゅう組」さんは、文学座所属の俳優・声優の塾一久氏が講師を務める朗読サークルで、年2回ほど発表会を行っているとのこと。昨日は、つくば西武6階のつくば西武ホールが会場でした。
 
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前半はサークルの皆さんによる朗読で、この中に「智恵子抄」が含まれており、「巻末のうた六首」に始まって、戦後の作まで、上記の通りの作品が取り上げられました。
 
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それぞれに工夫された朗読で、感心しました。やはり詩は文字として視覚的に捉えるだけでなく、音声として聴覚的に捉えることも大切だと改めて思いました。
 
日本語の場合、漢字の読み方がやっかいです。どう考えても一つしかないという場合はともかく、そうでない場合があります。
 
先頃、当方がアドバイザーとして関わらせていただいたNHKさんの「日曜美術館 智恵子に捧げた彫刻 ~詩人・高村光太郎の実像」放送終了後、ディレクターの山中氏から電話がありました。放映の中のVTRで、朗読された花巻時代の光太郎の詩「案内」の一節についてでした。
 
うしろの山つづきが毒が森。
 
この「毒が森」を「ぶすがもり」と読んだところ、やはり朗読を長年やっているという視聴者の方から問い合わせがあり、あれは「どくがもり」ではないか? というのだそうです。
 
正解は「ぶすがもり」です。現地では間違いなく「ぶすがもり」という地名で読んでいます。元々毒草のトリカブトの別称が「附子(ぶす)」で、「不美人」という意味の「ブス」という語は、「附子(トリカブト)を食べて苦悶するような顔」というところから生まれたと聞いたことがあります。そこで正式な訓読みとして登録されていませんが「毒」の字を「ぶす」と読むケースは結構ありますね。
 
その後、北川太一先生ともこの件でお話をしましたが、北川先生の見解は少し違っていました。すなわち、原文にルビがなければ光太郎がどう読んでいたか分からないし、地名が「ぶすがもり」であっても、朗読の際には語感を大切にしたいというなら「どくがもり」と読んでもかまわないのではないか、ということでした。なるほど、と思いました。たしかにありえない、という読み方でなければ可でしょうし、そこに工夫の余地もあるのかな、などと思いました。ただ、地名などの固有名詞はやはり現地の読み方に従うべきかな……と思いますが。
 
実は安達太良山も現地では「あたらやま」と発音していますが、光太郎詩「樹下の二人」では「あたらやま」とルビが振られています。残された詩稿にはルビがありませんが、詩集『智恵子抄』ではそうなっています。もっとも、このルビもくせ者で、散文を含め、どこまで光太郎がルビに関与しているか何とも言えない場合があります。ただ、『智恵子抄』に関しては、改版のたびに光太郎が納得いかない部分に手を入れているので、このルビには光太郎の意志が介在しているはずです。
 
光太郎詩を歌曲にしている方々、シャンソン歌手のモンデンモモさんや作曲家の野村朗さんなどから同じような質問をよく受けます。その都度「こうでしょう」と自分の思うところを伝えてきましたが、今後は少し方向転換します。比較的自由に読んでいいですよ、ということで。
 
昨日のいっきゅう組さんの朗読を聴いていて、この件を思い出しました。
 
というのは、「郊外の人に」という詩で智恵子をして「愛人」と書いているのですが、これを昨日の朗読では「めでびと」と読んでいたのです。確かに「あいじん」と読むと不倫というイメージがどうしてもつきまといますね。浮気相手のことを「愛人」というようになったのはいつ頃のことなのか、この詩が書かれた大正元年(1912)頃はそういう意味があったのか、そういったことは分かりませんが、少なくとも現代においては「あいじん」というといいイメージはありません。そこでいっきゅう組さんでは「めでびと」と読まれていたのでしょう。こういうのはありだと思いました。
 
他にもそういう箇所がいくつかあり、おそらくメンバーのみなさんでいろいろ検討なさったんだろうな、と想像いたしました。
 
さて、後半は「映像ナレーター」という肩書きでラジオやテレビにもご出演なさっているという佐藤美生さん、そしていっきゅう組主宰の塾一久氏の朗読、さらには落語までありました。こちらも素晴らしいものでした。それでいて入場無料。得をした気分でした。
 
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いつも同じようなことを書いたり喋ったりしていますが、一昨日の末盛千枝子さんのイベントなども含め、光太郎智恵子の世界を取り上げて下さるのはありがたいことです。どんなに優れた芸術作品でも、後の時代の人間がその価値を正しく受け止め、さらに次の世代へ伝えていく努力をしなければ、やがて歴史の波に飲み込まれ忘れ去られてしまいますので。
 
【今日は何の日・光太郎】 12月8日

昭和16年(1941)の今日、第2回大政翼賛会中央協力会議に出席しました。
 
その会議中に太平洋戦争開戦の詔勅が出され、会議は繰り上げ終了。用意した光太郎の議案「工場施設への美術家の動員」は上程されずに終わりました。

文学作品の朗読が静かなブームのようですね。あちこちの朗読イベントで光太郎作品が取り上げられています。
 
先日、このブログでご紹介した「声の会」さんのイベントが終了。同会のHPに詳しく様子がレポートされています。
 
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これからあるイベントが2件。 

”大人向け古典講座” 朗読 耳から味わう日本文学の傑作

予備校講師・カルチャースクール講師などを務められている「国語教師」吉田裕子さんの講座です。
 
以下、吉田さんのサイトから。
 
長年愛されてきた文学作品は、その内容だけでなく、言葉自体、強い魅力を持っています。声に出してこそ、その力が感じられることもあるでしょう。古典講座を数多く開催してきた講師が、「朗読」という形での作品表現に挑戦いたします。ぜひ作品との新鮮な出会いをお楽しみください。

・日時 2013年12月7日(土)10:30~12:00 
・会場 御殿山コミュニティセンター(吉祥寺駅徒歩6分)
・定員 15名
・参加費 500円

【朗読予定の作品】
 芥川龍之介「蜘蛛の糸」「蜜柑」  与謝野晶子『みだれ髪』ほか短歌 
 高村光太郎「智恵子抄」 三浦哲郎「とんかつ」 枕草子
方丈記 平家物語 おくの細道
 
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語りの会「いっきゅう組」 発表会2013 テーマ「愛とミステリー」

アニメ「攻殻機動隊」などでご活躍中の俳優・声優の塾一久氏による朗読イベントです。
 
・日時 2013年12月7日(土)14:00~ 
・会場 つくば西武ホール つくばエクスプレスつくば駅すぐ 西武デパート6F
・入場無料
 
1 智恵子抄より 詩16編 歌6首:高村光太郎
2 日本ミステリー「アパートの貴婦人」:赤川次郎
  海外ミステリー「ばっちゃまの話」:ルイーズ・マードリック
3 文藝百物語より 7編:森真沙子ほか
4 ゲストコーナー (お楽しみ^^)
5 塾一久による 短編ミステリーと落語「芝浜」
 
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この手のイベントを企画されている方、ご連絡いただければこのブログにてご紹介させていただきます(内容にもよりけりですが)。
 
【今日は何の日・光太郎】 11月18日

大正6年(1917)の今日、光太郎が敬愛していた彫刻家、オーギュスト・ロダンが歿しました。

今日は「生誕130年 彫刻家高村光太郎」展の最後の巡回先、愛知県碧南市藤井達吉美術館にての開会式・内覧会(一般公開は明日から)に行って参ります。帰りは夜中となりそうなので、日付が変わった未明のうちに今日の分を書いてしまいます。
 
出先からケータイで短めに投稿する事も可能なのですが、早めに書いてしまいたい事情もあります。
 
このブログでは光太郎智恵子がらみのさまざまなイベント等をご紹介しています。そのために情報収集はおさおさ怠りなくやっているつもりなのですが、こちらの網の目から漏れる情報も多いようです。
 
終わってしまってからこんなイベントがあったというのをネットで見つけることもしばしばありますし、昨日書いた田沼武能「アトリエの16人」のように、終了間際に気がつく場合もあります。当方の情報収集力もまだまだです。
 
今回もそう。明後日に行われるイベントを昨日になって知りました。反省しきりです。というわけで、間がないのでできる限り早くご紹介します。 

リーディングドラマ「智恵子の空は」

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『朝日新聞さいたま版マリオン』さんの記事から。
 
朗読グループ「声の会」による公演。浅川安子(構成、演出)。音楽、動きなどを取り入れ、高村光太郎の「智恵子抄」をもとに智恵子の生涯を語る。ピアノとクラリネットの演奏も。1000円。要予約。電話中村さん(048・641・6753)。
 
日 時:2013年11月2日(土) 昼の部13:30~ 夜の部18:00~
会 場:彩の国さいたま芸術劇場小ホール(最寄り駅 与野本町)
料 金:1000円 全席自由
 
同会HPによれば、「リーディングドラマ」とは、以下の通りです。
 
 昨今、朗読の持つ力が見直され、朗読劇や朗読構成劇などという名前で舞台上演されることも増えてきました。これは日本語の持つ生命力を目や耳を通して回復させたいというあらわれだと思います。
 私たち「声の会」のリーディングドラマも、朗読に美術や音楽、照明、動きを取り入れ、総合的な舞台表現を目指しています。私たちの発する言葉が、舞台空間をより際だたせることによって、何倍もの力を得て、ストレートに観るものの心に伝わることを切に願うからです。
 
ぜひ行きたいのですが、なにせ急に知ったもので都合がつきません。残念です。

【今日は何の日・光太郎】 10月31日

昭和16年(1941)の今日、牛込矢来町の城西仏教会館で催された「文芸講演と詩朗読の会」で講演をしました。
 
上記と同じ朗読の会ですが、その趣旨は大きく違います。
 
当方、この時のプログラム(B4判二つ折り)を所蔵しています。裏面に書かれた趣意書的なものを引用しましょう。
 
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 変転きはまりない時代に最も肝要にして不動不退転の国民の生活を樹立させる底のものは国家の力であり、国民の固き信念であります。大日本帝国臣民であるわれわれはこの力を充分蓄積し、この固き信念を深く身につけて一旦緩急の際には、すみやかに勇往邁進凛々真摯敢闘の精神を内に充溢しのぞまねばなりません。われわれ青年はすでに銃剣の林を征き砲煙をおかして帝国の威力を世界に轟かして参りました。今日われわれの思はねばならぬ責務の重大は、銃前と云はず銃後と云はず、現代日本の各方面より要望されており、われわれ青年はわれわれ青年の意気と熱情とを以てこれに当るべき秋であります。
 このとき文化面に於て、われわれは青年詩人の新しい声と盛り上がる熱情とをかたむけて新文化銃後翼賛の微力をつくしたいと思ふものであります。たゞならぬ今日のあらねばならぬ方向はこの巨大な歴史的現実の下に厳然として唯一つ存在して居る、捨身即ち祖国を愛する日本民族の血の伝統に生きる事であります。われわれ青年詩人は今こそ現代日本の輿望に応へて詩精神の覚醒と正しい履践をせねばならぬのであります。
 民族が興隆せんとするときには必ず民族の詩は栄えるのであります。現代日本の直面してゐる情勢は新しき東亜の黎明へ、十億の民の共栄へ向つて輝かしい任務を遂行する努力でもありまして、この偉大なる希望のもとにわれわれの血はたぎつてゐるのであります。文字通りわれわれは詩を以て聖業に翼賛し奉る秋であります。大政翼賛会文化部に於てもかゝる時代にかゝる詩の国民に与へる力の重大を惟ひ既に「詩の朗読」の運動が始められて居ります。
 詩と詩人社もこゝに「文芸講演と詩の朗読会」を催して現代青年詩人の志向とその自主的精神を明らかにし詩によつて民族精神の高揚を為す運動の一としたいと考へる次第であります。
 昨秋及今春名古屋に於ける「文芸講演と詩の朗読会」に引続き催される今回の会は現代詩精神社の後援の下に、一つには同人山田嵯峨の大浪漫主義を盛つた詩集「四方天」の出版を記念し、又一つには徳安攻略戦に散華した詩友田中清司を偲ぶために開催されるものであります。したがつて今迄在来の出版記念会や追悼会の旧套を打破する意味も含み、こゝに詩壇新体制確立の為青年詩人を中心に溌剌清新の新風を盛りうる事と信ずるものであります。
 幸ひ詩壇の耆宿高村光太郎氏と詩朗読の先輩照井瓔三氏の賛助御快諾を得ました事はわれわれのもつとも光栄とするところであります。就而此青年詩人の一大快事に御集り願ひ度く御友人御誘ひの上御来場下さいます様御案内申上げます。
 昭和十六年十月   詩と詩人社同人識
 
まるで某半島の某独裁国の「ナントカ日報」という新聞のような感じですね。日本もつい数十年前にはこうだったのです。
 
この時はまだ太平洋戦争開戦前です。しかし既に日中戦争は泥沼化していました。国家総動員法はこれにさかのぼる昭和13年(1938)には制定されており、各種団体は大政翼賛会の旗の下に統合が進み、文学もその例外ではありませんでした。
 
詩人はその作品の執筆や朗読で、国策に協力する事が義務づけられた時代だったのです。
 
「詩と詩人社」は新潟・魚沼に本部を置いた詩人結社です。やはりプログラムの裏に同人の一覧が載っていました。
 
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当方、寡聞にして田村昌由、浅井十三郎、武井京史(「武井京」とあるのは誤り?)山田嵯峨くらいしか知りません。
 
田村にしても前後3回ほど光太郎に詩集の序文を書いてもらっているから知っているようなもの。浅井・武井・山田は昭和18年(1943)に行われ、同社発行の「詩と詩人」に載った座談で光太郎と同席しているから知っているようなものです。
 
それにしても戦死した同人の追悼を兼ねるとか、名簿に「出征中」の文字があるとか、本当に嫌な時代です。詩人が銃を手に取って戦うとか、銃後の者たちもこんなイベントで国策協力とか、そしてそこに光太郎も絡んでいるとか、そんな時代だったわけです。

昨日に続き、今月行われる光太郎がらみのイベントのご紹介です。
 
まずはネット検索で見つけました朗読のイベントです。 

青山の昼下がりⅥ

期 日 : 2013年10月25日 (金)
会 場 : 東京都 アイビーホール青学会館4F「クリノン」
時 間 : 
14時00分開演(13時30分開場)
料 金 : 2500円 要予約
関連web: 後援 NPO日本朗読文化協会 
内容:朗読へのおさそい 「青山の昼下がりⅥ」
 
◆プログラム
「蜘蛛の糸」芥川龍之介作  見澤淑恵  ファゴット演奏 蛯澤亮 作曲 加藤史崇
「姫椿」  浅田次郎作  池田美智恵
「刺青」  谷崎潤一郎作 望月鏡子
「鼓くらべ」山本周五郎作 近藤とうこ
「智恵子抄より」 高村光太郎作   山川建夫
 
◆後援 NPO日本朗読文化協会
◆お問合せ・お申込み 望月様 03-5716-5767 080-1190-4868
 
元フジテレビアナウンサーの山川健夫氏による「智恵子抄より」がトリのようです。
 


 
続いて福島川内村から草野心平忌日「かえる忌」のご案内が届きましたのでご紹介します。 

第3回天山・心平の会「かえる忌」

  : 2013年10月26日(土) 午後3:00~6:00
  : 小松屋旅館 福島県双葉郡川内村大字上川内字町分211
  : 2,500円
 
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翌日には心平墓参も行われるそうです。
 
原発事故による全村避難が解除されましたが、まだまだ帰村者が少ない状況だそうです。復興支援のためにも足をお運び下さい。
 
ちなみに当方の講演も予定されております。心平と光太郎の関わりについて話すつもりでおります。
 
さて、今日は渋谷のNHK放送センターに行って参りました。10/6放送の「日曜美術館 智恵子に捧げた彫刻 ~詩人・高村光太郎の実像」のスタジオ収録を観させていただきました。
 
明日、詳しくレポートいたします。
 
【今日は何の日・光太郎】 10月2日

昭和63年(1988)の今日、智恵子の最期を看取った智恵子の姪・宮崎春子が歿しました。
 
昭和10年(1935)、智恵子が南品川のゼームス坂病院に入院した後、看護婦の資格を持っていた春子に光太郎が請い、昭和12年(1937)から約2年、春子は智恵子の付き添い看護にあたりました。智恵子の紙絵制作の現場に立ち会った、ほとんど唯一の人物です。
 
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紙絵を見る春子(昭和30年=1955)

昨日、光太郎の肉声が収められたカセットテープ『NHKカセットブック 肉声できく昭和の証言 作家編6』を紹介しましたが、同様に光太郎の肉声を収めた音声ソフトが数種類発行されていますので、ご紹介します。
 
ぜひお買い求めの上、聴いてみて下さい。 絶版のものが多いのですが、中古市場で出ることがあります。

NHKカセット 文学の心 文豪は語る1012

昭和27年(1952)3月、NHKラジオ番組「朝の訪問」のために詩人の真壁仁と行った対談(『高村光太郎全集』第11巻)が収録されています。また、光太郎本人による自作の詩「風にのる智恵子」「千鳥と遊ぶ智恵子」「梅酒」の朗読も収められています。同じ年3月にオンエアされました。昭和50年(1975)、NHKサービスセンターの発行です。現在は絶版です。
 
「千鳥……」には、「ちい、ちい、ちい、ちい、ちい」という千鳥の鳴き声の擬音が出てきます。後世の人達の朗読では、ここを付けられている読点の通りゆっくり刻みながら「ちい、ちい、ちい」と読むのが普通です。ところがその部分、光太郎は非常に早口で読んでいます。光太郎の朗読を文字で表せば「ちいちいちいちいちい」。確かにそう読んだ方が千鳥感がよく出ます。
 
朗読は朗読する人それぞれの解釈でやってよいのだとは思いま011すが、作った本人はそのように読んでいる、ということもお忘れなく、と言いたいところです。特に朗読で光太郎作品を取り上げられる方にはぜひ聴いていただきたいものです。
 
ちなみに「千鳥……」と「梅酒」の朗読は、平成14年(2002)山川出版社発行の中学校教材用CD中学校 音の国語にも収められています。こちらは現在でも新品が入手可能です。ただしCD3枚組+解説書つきで18,000円+税。ちょっと高いのが難点です。

 
また、『文学の心 文豪は語る1』の内容に、昨日ご紹介した草野心平との対談「芸術よもやま話」も収録した『昭和の巨星 肉声の記録 文学者編 室生犀星高村光太郎』もNHKサービスセンターから発行されています。カセットテープ版とCD版があり、基本、全12巻のセット販売でした。現在は絶版ですが、こちらも時折、中古市場で見かけます。

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新潮カセットブック 高村光太郎詩集

平成2年(1991)発行のカセットテープです。基本は石坂浩二さんの朗読ですが、B面の終わりに約7分間、昭和28年(1953)に、美術史家の奥平英雄と行った対談「芸術と生活」(『高村光太郎全集』第11巻)の一部が収録されています。対談「芸術と生活」は、翌年、文化放送でオンエアされました。
 
同じ対談「芸術と生活」のテープは、奥平の著書『晩年の高村光太郎』特装本(昭和51年=1976 瑠璃書房)に付録として添えられています。こちらはノーカットです。
 
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どちらも絶版です。
 
以上、市販された光太郎肉声を含むものはこんな所だと思います。「もっとこんなものもある」という情報をお持ちの方はご教示下さい。
 
【今日は何の日・光太郎】 9月26日

明治24年(1891)の今日、光雲が戸籍上の本名を「光雲」に変更しました。
 
元の光雲の本名は「光蔵(みつぞう)」、通称「幸吉」でした。

ネット検索で見つけました。三重県は志摩地域からのイベント情報です。  

大人のための朗読ライヴ 第7回 花笑み朗読会

日 時  2013年10月6日(日) 午後1:30~3:30ころ
会 場  コミュニティースペース花笑み (志摩市磯部町上之郷市営プールとなり)
入場無料
 
プログラム
『マラソン』堀ななえ 作/朗読 堀八重子
『子そだてゆうれい』民話/朗読 岡野恭子
『きまもり』杉みき子 作/朗読 岡野秋子
『芋ころりん』福島県 昔話/ストーリーテリング 森本時子
『注文の多い料理店』宮沢賢治 作/朗読 森下雅子
『チーン、ブツブツ』佐野洋子 作/朗読 江坂淳子
『智恵子抄』高村光太郎 作/朗読 牧野範子
 
 
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以前、朗読家の荒井真澄さんをご紹介した時にも書きましたが、光太郎の詩は意外と朗読向きです。
 
例えば「樹下の二人」のリフレイン「あれが阿多多羅山/あの光るのが阿武隈川」という短いフレーズも、「があたたらやまのひるのがあぶくまがわ」という「あ」そのものや母音の「A」の多用、光太郎ははっきり意識しているはずです。
 
「レモン哀歌」にしても「そんなにも/あなたはレモンをまっていた」と、日本古来の五音・七音(前後)での構成になる箇所も多く見受けられます。
 
朗読は静かなブームだそうで、全国の愛好家の方、どんどん光太郎作品を取り上げて下さい!
 
【今日は何の日・光太郎】 9月20日

明治34年(1901)の今日、東京美術学校での京都・奈良方面への修学旅行に出発しました。
 
この修学旅行で、特に奈良で白鳳・天平といった頃の仏像をたくさん見たことが、光太郎にとっての一つの転機となります。仏師の息子として生まれた光太郎ですから、仏像自体は子供の頃から見飽きるほど見ていたはずですが、江戸の様式化された仏像にはない迫力に打たれたのです。曰く、
 
本物とは似ても似つかない形のものが、素晴らしい迫真力をもつて迫つてきた。それで、学校で自分達がやつた柔弱な人形みたいなものは、実にくだらなく感じられてきた。そして奈良の仏像の、――本物とはまるで離れたようないろいろな恰好をした仏像が、何故そんなに強く人を感動させるのかということについて深く考えさせられた。なんだか彫刻というのは、いままでやつていたものと違うと言うことを感じた。あの修学旅行が、わたしたちを啓発したことは大変なものであつた。
(「わたしの青銅時代」 昭和29年=1954)
 
ここでいう「本物」とは「人間の肉体」という意味です。
 
「わたしたち」とありますが、他の生徒も同じだったようです。特にこの後、目をみはるほど進歩したのは、かつて美学の授業で空気を読めない素っ頓狂な質問をして講師の森鷗外を怒らせたりし、同級生からは一番出来が悪いと馬鹿にされていた生徒だったとのこと。
 
この後、光太郎は留学を経験し、ロダンを初めとする西洋近代彫刻にも打ちのめされることになりますが、単に打ちのめされただけでなく、修学旅行で学んだ日本古来の彫刻の要素と、西洋近代彫刻の要素を見事に融合させ、独自の境地を開いてゆくのです。
 
ちなみに「修学旅行」というと、現代では2泊3日とか3泊4日とかのイメージですが、この時の修学旅行はなんと2週間にも及んだそうです。

昨日に引き続き、季節外れのタイトルで申し訳ありません(笑)。
 
一昨日のブログでNHKさんの「にほんごであそぼ 元気コンサートin福島」のDVDをご紹介しましたが、もう一点、DVDを入手したのでご紹介します。  
東映ビデオ 4500円+税/ COLOR/ 95分/

注目の若手女優・佐津川愛美 主演美しく広大な自然広がる福島県を舞台に、思春期の少女の成長を描く感動ストーリー!

【解説】
思春期の不安と苛立ちの真っ只中にいる少女が、一人の視覚障害者の少年と出会い、それを通じて成長する姿を広大な自然が広がる福島県を舞台に描く。そして、福島県出身で「深呼吸の必要」などの代表作を持つ詩人・長田弘の詩が映画の核となって人々の心を繋いでいく。誰もが経験する子供から大人へ変わっていく瞬間を切り取った心に染み入る作品が誕生した。
主人公・桃子を演じるのは映画『蝉しぐれ』『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』での演技で高く評価された、佐津川愛美。視覚障害を持った少年という難しい役どころを見事に演じたのはTVドラマ「仮面ライダー響鬼」「龍馬伝」で人気を博し、演技に定評がある栩原楽人。鈴木砂羽、美保純、鶴見辰吾、国広富之、池内万作ら実力派が脇を固める。監督は『千年火』がベルリン国際映画祭で【見逃してはならない3本】として高い評価を得た瀬木直貴。

【ストーリー】
思春期の不安と苛立ちを抱える女子高生・桃子は、自分のことを厳しく管理しようとする母とぶつかり、毎晩のように仲間と夜の街で遊び過ごしていた。そんなある日、桃子はラジオから流れてきた詩を聴き、心を奪われる。それは長田弘の「最初の質問」という詩だった。その後、詩の朗読をバイト先の先輩から頼まれた桃子は断りきれずに盲学校まで行き、そこで一人の少年と出会う。偶然にもその少年は桃子と同じラジオを聴いていて、そのことをきっかけに二人は急速に距離を縮めるが・・・。

【公開日】2008年11月公開

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映画のDVDで、昨秋発売された(映画自体は平成20年(2008)の公開)のですが、こういうものがあるとは最近まで知りませんでした。
 
舞台は福島県会津地方(2008年公開の映画ですので震災前です)。ひょんなことから盲学校で詩を朗読するボランティアを引き受けた、佐津川愛美さん演じる主人公の不良(になりかかっていた)少女が、栩原楽人さん演じる視覚障害の少年や両親(鈴木砂羽さん、鶴見辰吾さん)との関係を通じ、成長していく物語です。
 
朗読される詩は、福島が舞台ということで福島市出身の詩人・長田弘氏の作品がメインですが、「あれが阿多多 羅山/あの光るのが阿武隈川」で始まる光太郎の「樹下の二人」も取り上げられています。
 
ハンディのある登場人物を扱う、となるといろいろ微妙な問題を含みますが、この映画はケレン味なく描けていると思います。「音」への依存度の高い視覚障害者にとって、「朗読」というのはこういう位置づけなんだというのが新鮮でした。
 
桜などの福島の風景も美しく、おすすめです。是非、お買い求め下さい。
 
【今日は何の日・光太郎】 7月25日

明治42年(1909)の今日、上野精養軒で開かれた『スバル』談話会に出席しました。
 
留学から帰朝した光太郎の歓迎会を兼ねた集まりで、与謝野鉄幹、森鷗外らが出席しました。

朗読のイベント情報を見つけました。

第4回  柴川康子 「語りの会」003

期 日 : 2013年 6月12日(水) 14日(金)
会 場 : 江東区清澄庭園 「涼亭」
料 金 : 
各回 800円  
定 員 : 各回 20名

時間と演目
 12日(水)
  14:00~14:30 宮澤賢治 虔十公園林・雨ニモマケズほか
  15:30~16:00 宮澤賢治 林と思想ほか/高村光太郎 道程全文ほか
  18:00~18:30 加島祥造「老子・タオ」より 「荘子」より
  19:00~19:30 加島祥造 「離思」序詩ほか 画帖より
 14日(金)
  14:00~14:30 加島祥造「老子・タオ」より 「荘子」より
  15:30~16:00 加島祥造 「離思」序詩ほか 画帖より
  18:00~18:30 宮澤賢治 林と思想ほか/高村光太郎 道程全文ほか
  19:00~19:30 宮澤賢治 虔十公園林・雨ニモマケズほか
 
*演目は変更になる場合がございます。予めご了承ください。
*14:00と16:00の会は別途入園料がかかります。
(一般、中学生150円 65歳以上70円)
問い合わせは emputy@nifty.com
 
光太郎を取り上げていただけるのはありがたいことです。
 
【今日は何の日・光太郎】 6月10日

明治41年(1908)の今日、ロンドンを発ち、留学の最終目的地、パリへ向かいました。
 
昨年のこのブログにも書きましたが、従来、どんなルートでパリに渡ったか不明でした。しかし、新たに見つけた昭和17年(1942)の「海の思出」という散文によれば、イギリスのニューヘヴンからフランスのディエップに至る航路を使ったとのことでした。

今日は新潟に行ってきます。先月のブログでご紹介しました新潟市新津美術館さんのイベント「シーズン&アート第29章 「高村光太郎-安達太良山と智恵子」を聴きに行って参ります。
 
『道程』、『智恵子抄』を、元NHKアナウンサーの方が朗読し、文芸評論家の方が解説、二期会会員のソプラノ歌手さんが、ピアノ伴奏で朗読にあわせて歌曲『智恵子抄』より「あどけない話」や「レモン哀歌」などを歌うとのこと。楽しみです。
 
似たようなコンサートが今月、目黒と横浜であいついで開催されますのでご紹介します。 

柿の木坂にて

日 時・会 場  2013年6月19日(水)19:00開演 18:30開場 めぐろパーシモンホール 小ホール
出演/曲目
安田由香里 <ソプラノ>
 ハイドン:オラトリオ「天地創造」より “今や野の新緑が”
 ヘンデル:オラトリオ「セメレ」より “朝のひばりはわれと共に歌い”
 ベネディクト:みそさざい
 ピアノ:守谷温子

岩井奈美 <メゾ・ソプラノ>
 チマーラ:郷愁 ストルネッロ
 ビゼー:オペラ「カルメン」より “ハバネラ”
 サン=サ-ンス:オペラ「サムソンとデリラ」より “愛の神よ 私を助けに来ておくれ”
 團 伊玖磨:五つの断章 野辺 舟唄 あかき木の実 朝明 希望
 ピアノ:内藤典子

木村洋子 <語りと音楽>
<演目>高村光太郎:智恵子抄より
「晩餐」「夜の二人」「あなたはだんだんきれいになる」「あどけない話」「同棲同類」「千鳥と遊ぶ智恵子」「レモン哀歌」
<演奏>J.S.バッハ:フランス組曲Ⅴ ガボット G線上のアリア 平均律Ⅵ プレリュード  他
<構成・音楽・演出>藤堂叶倫
 
料 金 2,800円 (全席自由・税込)  申 込 JILAチケットセンター Tel:03-3356-4140

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もう1件。 

La fontaine~雨の歌~

日 時・会 場 2013年6月22日(土) 14:00開演 13:40開場 青葉区民文化センター フィリアホール
出演/曲目
久保田華代子 <メゾ・ソプラノ>
 サン=サーンス:オペラ「サムソンとデリラ」より
  “春は目覚めて” “愛の神よ!私を助けにきておくれ” “あなたの声に私の心は開く”
 ヴェルディ:オペラ「仮面舞踏会」より “地獄の王よ、急ぎたまえ”
 ピアノ:長澤恵美子

高井洋子 <クラリネット>
 バーンスタイン:「ウェストサイド物語」より “マリア”
 バーンスタイン:クラリネットとピアノのためのソナタ
 ピアノ:冨田珠里亞

星野真貴 <ソプラノ>
 ドニゼッティ:オペラ「ドン・パスクヮーレ」より “あの目に騎士は”
 プッチーニ:オペラ「ラ・ボエーム」より “私が街をあるけば” 他
 ピアノ:天野正子

高柳なおみ <ピアノ>
 ドビュッシー:映像 第1集より 1. 水の反映 3. 動き
 ショパン:スケルツォ 第2番 変ロ長調 作品31

岩井奈美 <メゾ・ソプラノ>
 モーツァルト:静けさはほほえみ
 モーツァルト:オペラ「イドメネオ」より “私の罪ではない”
 團伊玖磨:「五つの断章」 野辺 舟歌 あかき木の実 朝明 希望
 小林秀雄:飛驒高原の早春(はる)
 ピアノ:尾崎克典

大河内由佳 <ソプラノ>
 トスティ:理想の女(ひと)
 蒔田尚昊:〈智恵子抄〉より 「あどけない話」 他
 ピアノ:井川由紀
料 金 3,500円 (全席自由・税込)  申 込 JILAチケットセンター Tel:03-3356-4140

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この手のイベント、何もないときは何もないのに、あるときは集中してあるという感じです。今月もあちこち出かけますので、両方行くのは厳しいかな、と思っています。光太郎を取り上げていただけることがありがたいですし、心は凄く動くのですが……。
 
【今日は何の日・光太郎】 6月1日

昭和24年(1959)の今日、雑誌『婦人画報』第537号に、詩「若しも智恵子が」が掲載されました。
 
「若しも」は「もしも」と読みます。この時光太郎、数えで67歳……とは思えませんね。
 
   若しも智恵子が

 若しも智恵子が私といつしよに100
 岩手の山の源始の息吹につつまれて
 いま六月の草木の中のここに居たら、
 ゼンマイの綿帽子がもうとれて
 キセキレイが井戸に来る山の小屋で
 ことしの夏がこれから始まる
 洋洋とした季節の朝のここに居たら、
 智恵子はこの三畳敷で目をさまし、
 両手を伸して吹入るオゾンに身うちを洗ひ、
 やつぱり二十代の声をあげて
 十本一本のマツチをわらひ、
 杉の枯葉に火をつけて
 囲炉裏の 鍋 (なべ ) でうまい 茶粥 (ちゃがゆ ) を煮るでせう。
 畑の絹さやゑん豆をもぎとつてきて
 サフアイヤ色の朝の食事に興じるでせう。
 若しも智恵子がここに居たら、
 奥州南部の山の中の一軒家が
 たちまち真空管の機構となつて
 無数の強いエレクトロンを飛ばすでせう。

朗読系のDVDを入手しましたのでご紹介します。
 
昨年、テレビ東京系で約半年間、月曜から木曜の深夜に放映されていた「乃木坂浪漫」のDVDです。この番組は、アイドルグループ乃木坂46さんのメンバーが日替わりで出演、日本文学の名作の一節を朗読するというコンセプトでした。
 
光太郎作品は2回取り上げられ、5/9には斉藤優里さんの出演で「道程」、6/20には斎藤ちはるさんの出演で「智恵子抄」のサブタイトルで放映されました。いずれDVD化されて販売されるだろうと思っていましたら、先月、千葉・幕張メッセでDVDの販売イベントがあったとのこと。
 
感心すべきなのかどうなのか、出演しているメンバーの人気による売れ残りを防ぐための方策なのでしょう、内容を指定してのバラ売りではなく、全102種類を5枚ずつランダムに袋に入れて販売、という方式をとったとのこと。
 
そこで現在、ネットオークションではたくさんバラで出品されていまして、それで購入しました。光太郎を扱った2枚だけを入手できたので、ラッキーでした。
 
#23 斉藤優里 「道程」 収録作品「冬が来た」「レモン哀歌」
#47 斎藤ちはる「智恵子抄」 収録作品「あどけない話」「亡き人に」
 
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若い人たちに興味を持ってもらうためには、こういうのもありかな、と思います。
 
【今日は何の日・光太郎】4月19日

昭和25年(1950)の今日、盛岡市の川徳画廊で「智恵子切抜絵展覧会」が開幕しました。
 
この時点ではまだ「紙絵」という呼称は使われていませんでした。 

一昨日ネットに、昨日には新聞紙上で、俳優の西沢利明さんの訃報が出ました。 

俳優の西沢利明氏死去

時事通信 4月16日(火)17時47分配信
 西沢 利明氏(にしざわ・としあき=俳優)11日午前3時8分、肺がんのため東京都世田谷区の病院で死去、77歳。北海道出身。葬儀は近親者で行った。喪主は妻恭子(きょうこ)さん。
 特撮テレビドラマ「宇宙刑事ギャバン」で銀河連邦警察のコム長官役を演じたことで知られ、「ラ・マンチャの男」などの舞台や数々のドラマで活躍した。
 
西沢さん、昭和40年代にキングレコードから出た朗読のアナログレコード、「朗読日本詩歌全集」で光太郎詩12篇の朗読を担当なさいました。
 
当方、後にCDで復刻されたものを持っています。
 
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久しぶりに聴いてみました。きびきびと歯切れのよい朗読です。バックに流れる寺島尚彦とリズムシャンソネット+αさんの伴奏もいい感じです。
 
人は亡くなっても、このように声が残る-ある意味不思議な感じです。
 
ご冥福をお祈りいたします。
 
【今日は何の日・光太郎】4月18日

昭和57年(1982)の今日、NHK教育テレビ(現・NHKEテレ)で放映された「新日曜美術館」に、彫刻家・舟越保武が出演。「師を語る」と題して光太郎について語りました。

たまたまネットで見つけました朗読関連のイベントを2つご紹介します。まちがいなく今年のイベントです(数年前のイベントのページにたどり着き、これから開かれると書いてしまいまったことがありますので)。
 
『北海道新聞』さんのページから。函館でのイベントの記事です。 

読み語り会「花音」発足 函館の犬童さん、安沢さんら 26、28日に記念公演

 司会・ナレーション業の「オフィスK」(函館市柳町)スタッフとして活躍している犬童いづみさんと安沢智子さんが中心となり、読み語り会「花音(かおん)」が発足した。26日と28日に市民会館大会議室で創設公演を開き、小説や詩など文学作品の朗読を披露する。

 「花音」は、犬童さんと安沢さんが講師を務める道新文化センターの朗読講座の受講生29人が会員。講座で身につけた技術を生かし、施設や学校、ホームパーティーなど、さまざまな場に出向いて朗読や語りのボランティア活動に取り組むのが目標だ。

 創設公演は、会のお披露目として開催する。26日は午後6時半から7人が高村光太郎の「智恵子抄」などを、28日は午後1時半から6人が夏目漱石の「夢十夜」などを読む。

 「花音」代表に就いた犬童さんは、「朗読は、声を通して作品世界をより生き生きと伝え、リアルに感じてもらうことができる」と話し、多くの来場を呼びかけている。

 入場無料。問い合わせは犬童さん(電)090・3115・9830へ。(内田晶子)
(04/15 16:00)


もう一点、やはり北海道札幌の話し方教室、オフィス スウィングさんのページから。 

月替わりの中国茶を飲みながら、耳で味わう文学はいかがですか?昼の部には、ゲスト朗読者として安藤千鶴子さんを迎えます。夜の部の作品に一部違いがありますので、ご承知おきください。

必ずご予約のうえ、お一人で、ご友人とご一緒に、お気軽にお越しください。

★ 日時  5月14日(火) 昼の部 午後2時~4時 夜の部 午後6時40分~8時40分 

★ 主な予定作品                 朗読
1 <漢詩>杜甫「春夜喜雨」(中国語朗読)    李 強
2 (昼の部)「一切は智恵子」     安藤千鶴子
      (高村光太郎「智恵子抄」ほかより)
  (夜の部)太宰治「葉桜と魔笛」       山口 成子
3 藤沢周平「うぐいす」            五十嵐和子
4 清少納言「枕草子」日本語&中国語    李強・山口成子
   
★ 会場  中国茶専門店 楼蘭(ろうらん)
   札幌市中央区南3条西9丁目(狸小路) 
   地下鉄東西線「西11丁目駅」3番出口から徒歩5分 
★ 会費  1,000円(中国茶・菓子つき) 
★ ご予約・お問い合わせ  必ず、事前にお申し込み願います。
  オフィススウィング  電話&FAX 011-631-5016  
  楼蘭  電話&FAX  011-231-3918 (月曜日定休)

たまたまどちらも北海道でのイベントです。北海道にはそういう素地があるんでしょうか?
 
【今日は何の日・光太郎】4月17日

平成4年(1992)の今日、福島県安達町(現・二本松市)に智恵子記念館が完成、開館式が行われました。

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画像は記念館に併設の智恵子生家です。

イベント情報です。

朗読劇「レモン哀歌」

期 日 : 2013年4月14日(日)
会 場 : めぐろパーシモンホール(小ホール) 東京都目黒区八雲1-1-1
      TEL:03-5701-2924 東急東横線・都立大学駅より徒歩7分
時 間 : 開場/19:00 開演/19:15
料 金 : 
¥2,500(全席自由/前売り・当日共)
 
出演:雨宮裕樹、金久保茉由、戸村健太郎、中村マリ、舟津大空
 
高村光太郎とその妻智恵子の生涯と、明治から昭和にかけて残された文学作品、芸術作品を題材に、有名な『智恵子妙』など詩の朗読も取り入れた作品です。

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出演者の方のブログがこちら
 


ところで、この手のイベント情報などは気をつけないといけない、と思いました。
 
過日、薪能「智恵子抄」が開かれる旨、御紹介しましたが、地元の方からご指摘があり、見つけたインターネットサイトが数年前のものだとのこと。たしかにどこにも「2013年」と書いてありませんでした。こういうこともあるんですね。曜日が一緒だったので、すっかり今年と思ってしまいました。



【今日は何の日・光太郎】4月11日

明治36年(1903)の今日、智恵子が日本女子大学校普通予科に入学しました。

最近、光太郎がらみのCDを何枚かまとめて購入しましたので紹介します。

劇団・演劇倶楽部『座』主宰の壤晴彦氏による朗読CDです。今年発売されました。

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朗読を味わうためのものではなく、自分で朗読に取り組もうという人の教材用、といったコンセプトです。2枚組になっており、1枚目は壤氏の朗読がノンストップで入っています。詩が16篇、短歌が6首の結構長いものです。2枚目は壤氏の朗読がワンフレーズごとに間が空き、聞いている人が附録のテキストを見てリピートするという形になっています。こういうものもあるんだな、と思いました。
 
壤氏、バリトンのとてもよい声です。また、教材用ということで、きちんとした朗読です。別に揚げ足を取ってやろうと思いながら聞いたわけではないのですが、おかしな読み方になっているところは一箇所もなく、感心しました。
 
世の中には粗製濫造のそしりをまぬがれないような朗読CDもあり、腹が立ちます。ある会社が数年前に出した朗読CDでは、上高地の徳本峠(とくごうとうげ)を平気で「とくもととうげ」と読んでいます。きちんとした人が監修していればこんなミスは防げるはずなのですが、手間や経費を惜しんでいるのでしょうか。この辺は少し前のブログに書いた書籍の誤植の件でも同じことが言えます。ドラマ仕立ての内容の、クライマックスのシーンで「高太郎!」……ぶちこわしですね。
 
そういう監修の仕事を回せ、と言いたいわけではありませんが、ミスのチェック程度でしたらノーギャラで引き受けます。お声がけ下さい。
 
さて、「反復朗読CD 高村光太郎 智恵子抄」、演劇倶楽部『座』様のサイトから購入可能です。価格は4,800円。CDではなく音声データのダウンロード、テキストもPDFファイルでのダウンロードが可能ということです。もちろん有料ですが。

ラジオ局・文化放送JOQRの過去の放送をCD化したものです。3枚組で、1,2枚目は昭和39年から平成14年までの故・森繁久彌氏の出演した放送、3枚目が昭和50年に放送された「青春劇場 日本抒情名詩集」。この3枚目に奈良岡朋子さんの朗読で光太郎の詩「樹下の二人」「あどけない話」「同棲同類」「千鳥と遊ぶ智恵子」「レモン哀歌」「荒涼たる帰宅」が収められています。こちらもいい感じの朗読です。
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一昨年の発売で、価格は5,000円です。

それぞれ、ぜひお買い求め下さい。

「一枚物」ということで、昨日は「第二回中央協力会議要旨」を紹介しました。
 
今日の一枚物は、まずこれです。

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昭和16年(1941)10月31日、牛込の城西仏教会館で開催された「文芸講演と詩朗読の会」のプログラムです。

やはりB4判の二つ折り一枚、両面印刷です。新潟を拠点に活動し、光太郎も寄稿した雑誌『詩と詩人』を刊行していた若い詩人のグループ「詩と詩人社」主催です。講演の部のトップバッターが光太郎です。残念ながらこの時の講演の内容は今のところ見つかっていませんが、どこかからひょっこり出てくることを期待しています。
 
ついでにもう一つ。

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紙ではなく木の板に印刷された物で、裏に金具がついており、壁掛けのようになっています(最初からそういう形だったのかどうかは不明ですが)。大きさは縦約18.5㌢、横約14㌢。これが何なのかというと、明治39年(1906)、留学のため渡米した光太郎がバンクーバーからモントリオールまで乗ったカナディアン・パシフィック・ラインの大陸横断鉄道のものです。正確な年代がわかりませんが、おそらく光太郎もこんな感じの列車に乗ったのだと思われます。
 
とりあえず今日はこの辺で。

気がつけば8月も下旬。しかし厳しい残暑が続いています。
 
来月行われる光太郎智恵子関連イベントの情報がいくつか入っていますので、ご紹介します。 

智恵子講座’12 第4回 9月16日(日)

 以前にもご紹介しました福島・二本松の「智恵子のまち夢くらぶ」さんの主催です。会場は二本松市市民交流センター。 「芸術精神期を中心に」と題し、講師は木戸多美子さん(詩人)。
 
ちなみに9/16は敬老の日を含む3連休の中日です。ついでに周辺観光も如何でしょうか。 

今年4月に大阪で行われた朗読系の公演が東京でおこなわれます。会場は渋谷・パルコ劇場。
 
こちらも詳細は上記のリンクをご参照下さい。

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過日のブログで、今月末には光太郎関連の新資料が続々出る旨書きました。その第一弾です。注文しておいたのが昨日届きました。朗読のCDです。 

永遠に残したい日本の詩歌大全集(5) 高村光太郎・萩原朔太郎詩集

平成24年6月20日 ポニーキャニオン 定価¥2,000
 
俳優の小林稔侍さんによる朗読です。「永遠に残したい日本の詩歌大全集」全10巻のうちの5巻目で、光太郎と萩原朔太郎の詩、それぞれ20篇余りが収録されています。ジャケット(といっていいんでしょうか、CDの場合)には取り上げられている詩の全文と、作家下重暁子氏の解説も載っています。光太郎の部のラインナップは以下の通り。
 
 1.根付の国
 2.父の顔000
 3.冬が来る
 4.冬が来た
 5.道程
 6.秋の祈
 7.クリスマスの夜
 8.落葉を浴びて立つ
 9.ぼろぼろな駝鳥
 10.秋を待つ
 11.母をおもふ
 12.当然事
 13.最低にして最高の道
 14.美しき落葉
 15.僕等
 16.樹下の二人
 17.あどけない話
 18.風にのる智恵子
 19.値ひがたき智恵子
 20.山麓の二人
 21.レモン哀歌
 22.荒涼たる帰宅
 23.裸形
 24.雪白く積めり
 25.月にぬれた手
 
小林稔侍さん独特の、やや無骨な訥々とした語り口で、聴いていて心地よいものでした。
 
小林稔侍さんといえば、平成3年(1991)11月9日にNHK総合で放映された単発のドラマ「極北の愛 智恵子と光太郎」(脚本・寺内小春)に出演、東京駒込の光太郎アトリエの隣で炭屋を営む「岩吉」という架空の人物を演じられました(アトリエの隣は実際には植木屋さんだったそうですが)。

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ドラマはその岩吉が、昭和24年、吹雪の夜に光太郎が住む花巻の山小屋を訪れるところから始まります。ちなみに光太郎役は小林薫さん。岩吉は昔からの習慣で、光太郎を「若先生」と呼びますが、光太郎ももう老齢です。「若先生」に対しての「大(おお)先生」は、故・佐藤慶さん演じる光雲です。他の主なキャストは智恵子が佐久間良子さん、田村俊子が小野みゆきさん、智恵子の最期を看取った姪の春子が喜多嶋舞さん、岩吉の奥さんが高橋ひとみさん、森鷗外に渡辺篤史さん。
 
ドラマは光太郎と岩吉、二人が昔を回想するという手法で進みます。両小林さん、いい演技をしていました。特にラスト近くの二人の会話は圧巻です。

岩 吉 すごいもんですねェ、惚れるってのは。……女にはかなわない。……人間商売やめちまう位、男に惚れることが出来るんだから……男はとてもかなわないね。

光太郎 僕は智恵子の事を詩に書いたが……どれだけ智恵子という女をわかっていたのか……。

岩 吉 あの御本は、智恵子奥様お一人だけに見せておあげになればよかったですね……。奥様はいつも若先生だけを見て生きておられたから……。

光太郎 ……。

岩 吉 お二人のことはお二人だけの心の中にそっとしまっておきたかったんじゃないですかね、奥様は。

光太郎 ……。

岩 吉 でも、あれを書いて若先生の御心が安まったことを奥様は喜んでいらっしゃいますよ、きっと。

光太郎 (呟く)智恵子に聞いてみよう。……多分もうすぐ行けるから。(微笑と咳)

岩 吉 (光太郎を見る)……。
 
ちなみにこのシーン、当方が入手した台本では「シーン121・山小屋・内」となっていますが、実際の放送を録画した映像で確認してみますと、山小屋の外で頭や肩に雪を積もらせながらの会話となっています。演出家などのスタッフの発案なのか、俳優さんの発案なのか、おもしろいところです。
 
さて、今回の朗読CD、amazonなどのオンライン販売で容易に手に入りますので、是非お求め下さい。
 
続々出る光太郎関連新資料、また届き次第ご紹介します。

朗読イベントに出かけて参りましたので、最近入手した光太郎を扱った朗読関連の物を紹介しましょう。 

片山ユキヲ 平成23年(2011)4月4日 小学館 定価562円+税

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小学館の『月刊!スピリッツ』に連載されていたコミックス(漫画)です。この5月から掲載誌が週刊の『ビッグコミックスピリッツ』に移行しました。作画は片山ユキヲ氏。
 
ここ数年、いろいろな分野(それも一般にはなじみの薄い意外な分野)が漫画のモチーフとなり、成功を収めている例が目立ちます。クラシック音楽、百人一首や書道など。この「花もて語れ」は朗読をモチーフにした漫画で、引っ込み思案なダメOLと、引きこもりの経験を持つ社長令嬢が、朗読を通して成長していくというストーリーです。日本朗読館主宰の東百道氏が監修しています。
 
現在、4巻まで発行されていますが、そのうち2巻目に、光太郎の「ぼろぼろな駝鳥」の朗読が扱われています。他には宮澤賢治「やまなし」「春と修羅」、斎藤隆介「花咲き山」など。
 
漫画家とよ田みのる氏による推薦文です。

想いは届く! なんて愛おしい漫画でしょうか。朗読で人が救われるお話です。フィクションだと思いますか。いえいえ現実だってそんなことは起こるんです。漫画も朗読も同じ様に、精一杯思いを込め、あなたに届けと願います。そしてそれが届いた時、ちょっとだけ心が広くなりお互いが救われるのです。そんな奇跡を描いたキラキラと輝くような本当に大切な物語です。この作品に込められた想いがあなたに届きますように!
 
ぜひ読んでみて下さい!

さて、昨日の仙台のレポートです。
 
ピアニスト齋藤卓子(つなこ)さんと、朗読の荒井真澄さんによるコラボ「ピアノ演奏と朗読で綴る愛の世界 シューマンと智恵子抄 Part2.高村智恵子誕生の日に」。素晴らしいものでした。
 
会場は太白区長町というところにある「びすた~り」さんという、古民家を改装したレストラン。

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最近、特に地方都市では古民家を使ったおしゃれなレストランやカフェの類はよく見かけますね(当方の暮らす千葉県香取市にもこの手の店はたくさんできました。落ち着いた雰囲気が非常に好ましいと思います)。びすた~りさんは、この種の店としてはかなり広いし天井も高く、音楽系のイベントにはうってつけだと思いました。聴衆は約50人、けっこうゆったりと座れました。階段箪笥や巨大な神棚など、お約束ともいえる調度品もいい感じです。「一関恵美墨画展 メトロポオル~墨色の智恵子抄」も同時開催ということで、店内そこかしこに大きな水墨画が飾られています。これがまた場の雰囲気に非常にマッチしていました。

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驚いたのは、ピアノ。何と、日本ではあまり見かけないベヒシュタイン(ドイツのメーカー)です。クリアーな音色には定評があります。
 
と、思ったら後ほど齋藤様からメールを頂きました。「ベヒシュタイン」ではなく「ベーゼンドルファー」だそうです。失礼いたしました(5/25追記)。
 
さて、いよいよ開演。パンフレットには詩だけが書かれていたのですが、まずは昭和15年の『婦人公論』に発表され、後、詩集『智恵子抄』にも収められた散文「智恵子の半生」から始まりました。「智恵子の半生」は途中の要所要所に挟み込まれ、それによって一般の方には非常に分かりやすかったのではないでしょうか。
 
詩自体は『智恵子抄』『智恵子抄その後』から計16篇。すべてが口語自由詩ですが、非常に心地よいリズム感があり、やはり光太郎の詩は朗読にも向いていると感じました。もちろんそれを巧みに表現できる荒井さんの力量があってこそです。以前から指摘されていることですが、例えば「樹下の二人」のリフレイン「あれが阿多多羅山/あの光るのが阿武隈川」という短いフレーズも、「たたらやまのひるのぶくまがわ」という「あ」そのものや母音の「A」の多用、光太郎ははっきり意識しているはずです。
 
それにしても荒井さんの朗読は素晴らしい。光太郎視点の時にはやや低めの声で重厚に、もちろん詩の内容によっては軽快に、明朗に。智恵子視点の「-わたしもうぢき駄目になる」あたりは半オクターブ上げ、パンフレットのプロフィール欄の「声優として身につけた10種類以上の声で、物語をカラフルに描き出す」というのも羊頭狗肉ではないなと思いました。
 
齋藤さんのシューマンも凄いと思いました。『智恵子抄』の世界はフランス系、特にラヴェルあたりに乗せて演じられることが多いのですが(シャンソン歌手・モンデンモモさん、やはり仙台で活動されているメゾソプラノ・後藤優子さんと伴奏の菅野静香さん、そういえば福島の智恵子記念館でも)、シューマンも『智恵子抄』の世界にマッチしていました。今回のシューマンと『智恵子抄』のコラボというのは齋藤さんの発案だそうです。そういえば、テノール歌手の永田峰雄さんのCDでは、「高村光太郎とハイネ-音楽が語るふたつの詩人の恋」と銘打ち、別宮貞雄さん作曲の歌曲集「智恵子抄」とハイネ作詞・シューマン作曲の「詩人の恋」のカップリングがなされていたのを思い出しました。それはそうと、齋藤さんのピアノ、何が凄いと言えば絶妙のバランス感覚ですね。メインの朗読をかき消さず、しかししっかりと自己主張もし、まぁ、それができるのがピアノ(というかピアノフォルテ)の強みなのですが、PA(ミキシング)に頼らず、自分の耳でそれをやるというのは大変です。
 
というわけで、非常に心地よく過ごさせていただいた約1時間でした。
 
終了後、お二人とさらに墨画の一関さんともお話をさせていただきました。美女3人に囲まれて至福の時でした(笑)。

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左が齋藤さん、右が一関さんです(荒井さんはMC中)。
 
その流れで自分もマイクを持たされまして、連翹忌の宣伝をさせていただきました。
 
これまでも朗読で『智恵子抄』が扱われた例はたくさんあります。今回のようなライヴ形式のイベントもありましたし、CD、DVD、古くはアナログレコードやカセットテープなどで錚々たる俳優さんや声優さんなどが取り組まれています。しかし、こういうと何ですが、皆さん、その時限りみたいな部分があり、少し残念に思っています。最も、俳優の加藤剛さんは、35年前の旧フィリップスレコードから出された『智恵子抄』朗読のレコードが自分の一つの転換点で思い出深いというようなことをおっしゃっていた記事が、昨年の朝日新聞福島版に掲載されましたが。
 
荒井さん、齋藤さん、もちろん一関さんも、今後とも光太郎・智恵子の世界を表現することを続けていっていただきたいものです。

今日、5月20日は光太郎の妻、智恵子の誕生日です。

智恵子の故郷、福島二本松では智恵子のまち夢くらぶ主催のイベントがありますが、当方、福島は通り過ぎ、仙台へ向います。元アナウンサーの荒井真澄さんと、ピアニスト齋藤卓子さんによる朗読イベント「ピアノ演奏と朗読で綴る愛の世界ーシューマンと智恵子抄Part2.高村智恵子誕生の日に」を聴きに。

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詳細は帰ってからご報告致します。


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