
昨年の暮れ頃でしたか、こちらの連載に関わっていらっしゃる花巻高村光太郎記念会さんの女性スタッフの方からメールが来まして「古鹵肉って何ですか?」。当方、光太郎はともかく、料理には詳しくありませんが(笑)。
調べてみたところ、国会図書館さんのデジタルデータで答えを見つけました。

そこで、さも以前から知ってましたよ、という顔をして「酢豚のことです」と返信(顔は関係ありませんが(笑))。というわけで、今回の「光太郎レシピ」、当方も軽~く協力させていただきました(笑)。
それにしても光太郎が「古鹵肉」などという語を知っていたというのも不思議です。光太郎の知識や興味は実に多岐にわたっており、まさに「博覧強記」という語がよくあてはまります。
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明日も『マチココ』24号ネタで(このところまたブログのネタが不足気味なので、卑怯ですが2回に分けます(笑))。
【折々のことば・光太郎】
カツコー、時鳥、此頃更に声をきかず、鴬のみ相変らずさかん也。候鳥已に去りしか。キヨ、キヨ、キヨコ、コイ、コイ、コイといふやうに鳴く鳥あり。カナカナ終日さかんになく。油蝉もなく。
「時鳥」はホトトギス、「候鳥」は渡り鳥です。「キヨ、キヨ、キヨコ、コイ、コイ、コイ」野鳥好きの方はこれで何の鳥なのかわかるのでしょうかね。