テレビ放映情報です。
BSジャパン 2014年2月19日(水) 22時54分~23時24分
毎回一作品にスポットを当てそこに秘められたドラマや謎を探る美術エンターテインメント番組。今日の作品は荻原碌山(守衛)『女』。天才彫刻家が追い求めた芸術の境地とは?
番組内容
今日の作品は、“東洋のロダン"と呼ばれた彫刻家・荻原碌山(守衛)作『女』。高さ98cmのブロンズ彫刻。早世した荻原碌山の遺作であり、日本近代彫刻の幕開けといわれる作品です。両手は後ろに組まれ、地面に埋まるような足。顔は天を見上げ、苦悶の表情を浮かべています。この不思議なポーズが意図するものとは…?また苦悶の表情の正体とは…?二つの運命の出会いによって生み出された天才彫刻家の最高傑作をご紹介します。
ナレーター 小林薫
音楽
<オープニング・テーマ曲>
「The Beauty of The Earth」 作曲:陳光榮(チャン・クォン・ウィン) 唄:ジョエル・タン
<エンディング・テーマ曲>
「終わらない旅」 西村由紀江
1/25に地上波テレビ東京系で放映されたものです。その折は直前まで気づかず、放映前にご紹介できませんでした。
紹介・解説の部分では、連翹忌ご常連の碌山美術館学芸員・武井敏氏がご登場。ミニドラマの部分は「親友 故人荻原を偲ぶ」という題で、光太郎と戸張孤雁、そして相馬良(黒光)が、守衛の没後、思い出を語るという構成で、光太郎役は俳優の大浦龍宇一さんが演じられています。
地上波テレビ東京系は全国的に系列局が少ないのですが、今回はBS放送ですので全国で視聴できます。ただし、BS放送視聴の加入契約をしていないと不可能ですが。
ぜひご覧下さい。
【今日は何の日・光太郎 補遺】 2月14日
平成6年(1994)の今日、テレビ東京系で「日本名作ドラマ 智恵子抄」が放映されました。
単発の2時間ドラマでした。キャストは光太郎役は滝田栄さん、智恵子役が南果歩さん、光雲役に昨年亡くなったすまけいさん、智恵子の母・センを渡辺美佐子さん、水野葉舟で中丸新将さんなど。「智恵子抄」の映像化は何度かなされていますが、この南さんの演じた智恵子は出色だったと思います。
この「日本名作ドラマ」、第1期(平成5年=1993 5~9月)と第2期(同10月~平成8年3月)に分かれ、第1期は前後編各2回にわけての連ドラ枠での放送でした。森鷗外「雁」に始まり、若き日の木村拓哉さん主演の川端康成「伊豆の踊子」、夏目漱石「門」、太宰治「斜陽」などのラインナップで、こちらはVHSテープで販売もされました。
「智恵子抄」は、樋口一葉「にごりえ」、織田作之助「夫婦善哉」などと同じ第2期で、こちらは不定期の単発2時間ドラマとしての放映でした。第2期に関しては残念ながら映像ソフト化がされていません。当方は当時のテレビ放映を録画したものを持っていますが。