カテゴリ: テレビ/ラジオ番組等

 
いい番組でした。
 
イメージ 1
 
光太郎・智恵子の話を枕に、澄み切った青い「ほんとの空」と、まさしく「錦秋」の安達太良山山腹の画像。こういう風景を見ると、つくづくこの国に生まれてよかったと思います。
 
そして、安達太良山を訪れたり、そこで働いたりしている人々の横顔。美しいだけでないこの国の現状が凝縮されていました。
 
沢登りが趣味だという男性。毎月、山を歩きながら放射線量を測定、ネットで公開しているそうです。
 
標高1400㍍付近の山小屋・くろがね小屋で働く会津の男性。長引く不況で職を失い、ハローワークを通して山小屋の仕事に就き、単身赴任中だそうです。
 
登山に訪れた初老の夫婦。福島第一原発のある大熊町から避難しているとのこと。
 
最後は、安達太良山で訓練中の地元・安達高校山岳部女子部員。最近の若者は本格的な登山など敬遠するのではないかと思っていましたが、二本松で生まれ育ち、毎日安達太良山を見上げ、6歳で初めて登った安達太良山の「ほんとの空」が心に残ったとのこと。そして、一昨年の震災。自宅も学校も除染対象となり、大変な思いをしたそうですが、「くじけずに、立ち向かう心を持ちたい。」ということで、今年入学した高校で、山岳部を選んだそうです。
 
それぞれの思いを胸に、「ほんとの空」の下に暮らし、そこを訪れる人々がいます。そうした人々に思いをはせて下さい。
 
今回の「小さな旅」、NHK総合、以下の日程で再放送されます。見逃した方、ご覧下さい。
11/23(土) 午前5:15~
 
11/21(木) 午前11:05~にも、一部地域で放映があります。

 
【今日は何の日・光太郎】 11月17日

昭和24年(1949)の今日、盛岡の岩手県立美術工芸学校で講演を行いました。

テレビ放映情報です。

シリーズ山の歌 秋「ほら、空が近くに~福島県安達太良山~」

NHK総合1 2013/11/17(日)8:00~8:25 
紅葉の福島県・安達太良山。高村光太郎の妻、智恵子は「ほんとの空」があると言った。
山小屋で再起を目指す人、地元高校の女子山岳部員。故郷の空に抱かれた人に出会う。
語り 山田敦子
 
イメージ 1

 
 
この番組、かつては「関東甲信越小さな旅」というタイトルでNHK首都圏さんの放送でしたが、現在では一部地域を除き、全国放送になっているようです。ぜひご覧下さい。
 
東北や高山地帯では、紅葉も見頃でしょう。先日、有馬稲子さんと一色采子さんのトークショーで二本松に行きましたが、途中の磐越自動車道・阿武隈高原付近はかなり木々が色づいていました。また、明日から一泊で花巻に行きます。高村山荘周辺もいい感じになっているのでは、と期待しています。
 
【今日は何の日・光太郎】 11月10日008

昭和10年(1935)の今日、東京美術学校校庭に光太郎作「光雲一周忌記念胸像」が除幕されました。
 
この彫刻は、現在でも東京美術学校の後身・東京芸術大学の中庭で見ることができます。光太郎作の数少ない野外彫刻の一つです。
 
現在、愛知県碧南市の藤井達吉現代美術館にて開催中の「生誕130年 彫刻家高村光太郎」展でも、同じ型から作ったものが並んでいます。
 
それから同展では、明治45年(1912)に作られた「光雲の首」も展示されています。こちらはおそらく光雲還暦記念に作られたものの試作(還暦記念胸像自体は現存が確認できていません)。
 
約20年を経て、同じモチーフをどう扱い分けているか、ぜひ見比べていただきたいものです。

そろそろ次のネタに行010こうと思っていたのですが、レモン忌ネタがもう一つ入りましたのですみません。
 
調べ物があったので、午前中、隣町・成田の市立図書館に行って参りました。
 
とりあえず調査が終了し、帰りがけ。ふと出入り口のドアを見ると貼り紙が。福島県の避難者支援事業の一環として、福島の地方紙『福島民報』さんと『福島民友』さんのバックナンバーを置き始めたとのこと。 
 
イメージ 1  
 
そこで、10月6日のレモン忌の記事が載っているかと思い、館内に引き返し、ページをめくってみました。
 
すると、7日付の『福島民友』さんの方に右の記事が載っていました。
 
ネット検索では見つからなかったのですが、ちゃんと記事になっていたのですね。ありがたいことです。
 
それにしても、関東の普通の図書館で福島の新聞を置くというアイディアは素晴らしいと思いました。
 
福島からこちらの方に避難している方に向けてという配慮がメインなのでしょうが、被災地の現状をご存じない方に対しての情報発信という意味でも、意義深いことだと思いました。これも立派な復興支援ですね。
 
こうした取り組みが全国でどの程度行われているのか存じませんが、未実施の各自治体の方々、ご一考を。
 
話は変わりますが、昨日、NHK『日曜美術館』担当ディレクター氏から、同じ10月6日オンエア分のDVDが届きました。あたりまえですが、家庭で録画したものより格段に画質が良く、ありがたいかぎりでした。
 
お見逃しの方、13日の夜に再放送があります。ぜひご覧下さい。 

日曜美術館「智恵子に捧げた彫刻~詩人・高村光太郎の実像~」

2013年10月13日(日)  20時00分~20時45分 NHKEテレ

番組内容

『智恵子抄』で知られる高村光太郎。今回は、日本の近代彫刻を切り拓いた偉大な彫刻家としての人生に注目する。傑作誕生の陰には、妻・智恵子との知られざる物語があった。
まっすぐに天をさす人差し指。一瞬の動きを見事に捉えたブロンズ彫刻「手」。日本近代彫刻のれい明期を告げる作品の作者は、「智恵子抄」で知られる高村光太郎だ。明治彫刻界の巨人・高村光雲の長男として生まれ、フランス留学をきっかけに独自の彫刻を模索。そんな光太郎を支えたのが妻・智恵子の存在だった。最晩年の大作など傑作の数々を紹介しながら、生涯を智恵子の面影と共に生きた、彫刻家・高村光太郎の実像に迫る。

出演者

  • 出演 芥川賞作家…平野啓一郎 
  • 司会 井浦新 伊東敏恵
また、担当デレクター氏から、番組に寄せられた感想について教えていただきました。内部情報にあたる部分もあり、詳しくはご紹介できませんが、おおむね好意的なご意見が寄せられていました(少し手厳しいご意見もあったようですが)。ネット上のいろいろな方のブログ等でも同様です。
 
ただ、一般の方々の持つ光太郎のイメージは、やはり「『智恵子抄』の詩人」というのが第一なのだな、と改めて知りました。光太郎自身は「私は何を措いても彫刻家である。彫刻は私の血の中にある。私の彫刻がたとひ善くても悪くても、私の宿命的な彫刻家である事には変りがない。」(「自分と詩との関係」昭和十五年)と述べています。もちろん「詩人」としての光太郎も魅力的ですが、もっともっと「彫刻家」としての光太郎にもスポットが当てられるべきだと思います。
 
そういう意味では今回の「日曜美術館」、そして開催中の「生誕130年 彫刻家高村光太郎展」、非常によい企画だと思います。
 
【今日は何の日・光太郎】 10月10日

昭和9年(1934)の今日、光雲が胃癌のため歿しました。享年満82歳でした。
 
智恵子は九十九里で自らも千鳥となっていた時期です。光雲の遺産はその後の智恵子の療養費に充てられました。
 
光太郎が若い頃には留学の費用、画廊・琅玕洞の開店費用、詩集『道程』の出版費用などを全て出してくれた光雲。自らの歿後には、その遺産で智恵子の療養費をまかなってくれました。こうした経済的な部分だけでなく、本当にさまざまな面で光太郎智恵子を支え続けた一生でした。

昨日、渋谷のNHK放送センターに行って参りました。10/6(日)放送の「日曜美術館 智恵子に捧げた彫刻 ~詩人・高村光太郎の実像~」のスタジオ収録を観るためです。

イメージ 2
 
司会は伊東敏恵アナと俳優のARATA改め井浦新たさん、ゲストは美術にも造詣の深い作家の平野啓一郎氏でした。
 
驚いたのは、ほとんどぶっつけ本番だということ。収録本番前に軽くリハーサルもあったのですが、それも「カメラ戻し」―VTRが終わってスタジオの映像に戻ること―のタイミングの確認ぐらいで、実際のトークは撮り直しを一切せず、一発収録でした。
 
お三方とも、光太郎・智恵子についてよくお調べになっていたようで、話ははずみ、結局カメラが回っていたのは1時間近くだったでしょうか。45分の番組中、VTRが約30分、逆算するとスタジオでの部分は約15分ということになります。お三方のお話の部分もこれから編集し、それくらいの時間にまとめるとのこと。つまり放映されるのはスタジオでのお話の約3分の1というわけです。いろいろいいお話だっただけに、残念な気もします。逆に言うと、当方は全部のお話が聴けてラッキーでした。
 
約30分のVTRもよくできていました。8月からの短期間でよくぞこれだけ作ったという感じです。ネタバレになるのであまり細かくご紹介できませんが、千駄木や品川、花巻や十和田など光太郎ゆかりの地の映像、「生誕130年 彫刻家高村光太郎展」が次に巡回される愛知県碧南市藤井達吉現代美術館木本館長、高村光太郎記念会事務局長北川太一先生の的確な談話、そして花巻時代の光太郎の思い出ということで、花巻高村記念会理事の浅沼隆さんのお話がありました。その他、当時の写真や動画(昭和29年=1954、ブリヂストン美術館作成の美術映画『高村光太郎』から抜粋)、そして井原市立田中美術館で実際にいろいろな角度から撮影された光太郎彫刻の数々……十分ネタバレになっていしまいました、すみません(笑)。
 
伊東敏恵アナのナレーション、バックに流れる音楽も素晴らしく、これぞテレビの持つ威力、という気がしました。Vを観終わる頃にはなぜか涙が出そうになりました。
 
ただ、番組全体の方向性が、どちらかというと彫刻の技法やら美術史上における位置づけといったことよりも、人間・光太郎に突っ込んだ作りになっており、特にサブタイトルにもあるとおり、智恵子との関わりがかなり深く追求されています。その意味では「日曜美術館」といいながら、彫刻や美術史の専門家の方々には不満の残る内容かも知れません。
 
しかし、これは一般向けのテレビ放送であって、学会での研究発表等ではありません。スタジオでのお話も、出演者の方々それぞれの個人としてのご発言ということで、お考え下さい。当方のような立場の人間がああいう発言をすると問題があるかな、という部分もあります。ですが、一般向けに光太郎智恵子の世界を紹介するには、十分すぎる内容だと思います。
 
惜しむらくは45分という時間の枠ですね。また別の機会に「日曜美術館 高村智恵子」または「高村光雲」、さらには他の番組でも取り上げられることを期待します。
 
さて、昨日発売のNHKさんのPR誌『NHKウィークリーステラ』で、今回の放送について1ページ、紹介が載っています。一般書店でも販売されています。前田敦子さんの表紙が目印です。ぜひお買い求め下さい。
 
イメージ 1
 
【今日は何の日・光太郎】 10月3日

昭和6年(1931)の今日、新聞『時事新報』で、光太郎の紀行文「三陸廻り」の連載がスタートしました。
 
実際に旅したのは8月から9月ですが、その旅の間に留守を預かる智恵子に統合失調症の症状が顕在化したそうです。日本という国時代も泥沼の戦争に向かう時期。光太郎にとって大きな転機の時期の始まりです。

次の日曜日(10/6)、午前9時からNHK Eテレで「日曜美術館 智恵子に捧げた彫刻 ~詩人・高村光太郎の実像」。が放映されます。 

日曜美術館 智恵子に捧げた彫刻 ~詩人・高村光太郎の実像

NHK Eテレ 2013年10月6日(日)  9時00分~9時45分
       再放送
 10月13日(日) 20時00分~20時45分
 
『智恵子抄』で知られる高村光太郎。今回は、日本の近代彫刻を切り拓いた偉大な彫刻家としての人生に注目する。傑作誕生の陰には、妻・智恵子との知られざる物語があった。

番組内容

まっすぐに天をさす人差し指。一瞬の動きを見事に捉えたブロンズ彫刻「手」。日本近代彫刻のれい明期を告げる作品の作者は、「智恵子抄」で知られる高村光太郎だ。明治彫刻界の巨人・高村光雲の長男として生まれ、フランス留学をきっかけに独自の彫刻を模索。そんな光太郎を支えたのが妻・智恵子の存在だった。最晩年の大作など傑作の数々を紹介しながら、生涯を智恵子の面影と共に生きた、彫刻家・高村光太郎の実像に迫る。

出演者

  • 出演 芥川賞作家…平野啓一郎,
  • 司会 井浦新,伊東敏恵

同番組の公式サイトにも詳細情報がアップされました。

 
イメージ 1
 
まっすぐに天をさす人差し指、呼応するようにほかの指は内側に力強く折り込まれていく。一瞬の動きを見事に捉えたブロンズ彫刻『手』。日本近代彫刻のれい明期を告げるこの作品、作者は『智恵子抄』の詩で知られる高村光太郎(1883~1956)だ。

明治彫刻界の巨人・高村光雲の長男として生まれた光太郎は、将来を約束された日本彫刻界のプリンスだった。しかし、東京美術学校・彫刻科在学中に近代彫刻の父・オーギュスト・ロダンの存在を知り、日本独自の近代彫刻を創造する決意をする。フランス留学を経て帰国した光太郎は先鋭的な活動をスタート。旧態依然とした日本の美術界を徹底的に批判し、どこまでも理想を求める中で孤独を深めていくようになる。そんな光太郎を絶望の淵から救い出し、一変させたのが妻・智恵子との出会いだった。「智恵子の純愛に接し、退廃生活から救い出された」と語る光太郎は、以後、智恵子ともに手に手を取り合って、彫刻に打ち込み、数々の作品を生み出していく。

しかしその幸せは長くは続かなかった。智恵子の死、戦争、そして戦争賛美の詩人というレッテル・・・。さまざまな紆余曲折の中で、一生を通じて智恵子の面影とともに生きた彫刻家・高村光太郎。その実像に迫っていく。
 
アドバイザーとして番組制作に関わらせていただきましたが、驚きました。何に驚いたかというと、45分の番組を制作するのにここまでこだわるか、という姿勢です。
 
担当ディレクター氏からは3日にあげずメールやら電話やらが入り、質問攻勢でした。たとえば……
 ・ 光太郎が生まれた旧下谷区西町3番地の現在の正確な番地は。
 ・ 光太郎がロダンの存在に衝撃を受けたことを示す文筆作品というと。
 ・ 光太郎が死んだはずの智恵子とビールを飲んだというエピソードがあるようだが、その出典は。
 ・ 光太郎の木彫作品の制作過程にどのような試行錯誤があったのか。
 ・ 木彫作品を入れていた袋や袱紗は智恵子が縫ったという説があるが本当か。
 ・ 智恵子が懐に入れて歩いたという木彫作品は特定できるか。
 ・ 『青鞜』創刊号の智恵子の表紙絵は何を描いたものか。
 ・ 光太郎がパリでロダンの「考える人」を実際に見た事が証明できるか。
 ・ 智恵子が好きだった花は。
などです。
 
担当ディレクター氏曰く「五月雨式」にそれらの質問が矢継ぎ早に来て、その都度分かる範囲のことはお答えしました。「豚もおだてりゃ木に登る」というわけで、「この度の番組制作では、そちらがいてくださるだけで、どれだけ心強いかわかりません。本当にありがとうございます。」という言葉にまんまとのせられてしまいました(笑)
 
それにしても、「事実ではないことは盛り込みたくない」ということで、かなり細かい点まで突っ込まれています。その姿勢には感心しました。昨今、番組制作の在り方についていろいろ批判が起こることがありますが、この番組については素晴らしいと思いました。
 
ぜひご覧下さい!
 
さて、明後日10/2にはスタジオ収録が行われます(放映直前に収録というのには驚きました)。当方、出演はしませんが、撮影に立ち会わせていただけることになりましたので、渋谷のNHKさんに行って参ります。
 
また、同じく10/2発行のNHKさんのPR誌「NHKウィークリーステラ」に今回の放送の紹介が載るそうです。一般書店で販売していますので、ぜひお買い求め下さい。
 
【今日は何の日・光太郎】 9月30日

1950(昭和25年)の今日、光太郎が部分的に解説を担当した『世界美術全集 第24巻 西洋十九世紀Ⅲ』が平凡社から刊行されました。
 
光太郎が担当したのはロダン作「考える人」「姉と弟」の解説。以後、断続的に昭和28年(19853)まで、『世界美術全集』の解説を手がけています。ロダン以外にはミケランジェロや古代エジプト彫刻、光雲などでした。

昨日、NHKさんの連続テレビ小説「あまちゃん」がとうとう最終回を迎えました。
 
震災の被災地が舞台ということで、当方、被災地の方々といろいろ付き合いがあるため、4月の放映開始から毎日観ていました。
 
三陸といえば光太郎とも縁の深い土地柄です。昭和6年(1931)、『時事新報』の依頼で紀行文を書くため、三陸沿岸に約1ヶ月の旅をしています。ただ、物語の舞台「北三陸市」のモデルとなった久慈市までは足をのばさず、少し南の宮古までだったようですが。ちなみにBGMとして、岩手出身の宮沢賢治作詞作曲の「星めぐりのうた」が使われてもいました。
 
もう一つ、「あまちゃん」を見始めた理由として、渡辺えりさんが出演されていたこともあります。
 
以前にも書きましたが、渡辺さんは、お父様が光太郎と直接交流があり、その関係でご自身も光太郎を敬愛、光太郎を主人公とした演劇「月にぬれた手」を作られました。
「月にぬれた手」「天使猫」レポート。
 
連翹忌にもご参加いただき、さらに今年は5月15日の花巻光太郎祭、更に翌日には花巻市文化会館で光太郎に関する講演をなさいました。


 
渡辺さん演じる天衣無縫な海女の弥生さん、渡辺さんご自身は「わけの分からないキャラクター」だとおっしゃっていましたが、毎回笑わせて下さいました。
 
ところで、「あまちゃん」のキャストには、他にもかつて光太郎智恵子がらみの演劇、映画、ドラマなどに出演された方がたくさん名を連ねていました。
 
やはり海女の長内かつ枝役の木野花さん。渡辺さんの書かれた「月にぬれた手」に、光太郎の暮らす花巻郊外太田村山口の農婦役でご出演。
 
光太郎に投げつける「戦争中にこいづが書いた詩のせいでよ、その詩ば真に受げて、私の息子二人とも戦死だ。」「おめえがよ、そんなにえらい芸術家の先生なんだらよ。なしてあんだな戦争ば止めながった? なしてあおるだげあおってよ。自分は生ぎでで、私の息子だけ死ねばなんねんだ。」という台詞、重たいものがありました。
 
イメージ 3
 
画像は「月にぬれた手」のパンフレット。サインは直筆です。
 
木野さんといえば、当方が「月にぬれた手」の公演を観に行った日、舞台がはねた後、高円寺の駅でお見かけしました。女優さんというとタクシーで移動というイメージでしたが、普通に電車に乗って帰られるところでした。かえってそういうところに好感が持てました。
 
同じく海女の熊谷美寿々役・美保純さん。
 
光太郎詩「樹下の二人」の朗読が入っていた映画「春色のスープ」(平成20年=2008)に、盲学校で朗読のボランティアをしている女性の役でご出演。

 
イメージ 4
イメージ 1
 
漁業組合長で木野花さんのご主人・長内六郎役のでんでんさん、商工会長で渡辺えりさんのご主人・今野あつし役の菅原大吉さんは、「智恵子抄」オマージュの要素もあった反原発映画「希望の国」(平成24年=2012)でも共演されていました。
 
イメージ 2
 
 
でんでんさんは、故・夏八木勲さん演じる主人公の隣人で、原発事故の直後に半ば強制的に待避させられる役。菅原さんは頑固に自宅にとどまる主人公に待避を勧める役場職員の役でした。
 
ちなみに菅原さんは、平成18年(2006)にオンエアされたフジテレビ金曜プレステージ「浅見光彦シリーズ22首の女殺人事件~福島‐島根、高村光太郎が繋ぐ殺人ルート!智恵子抄に魅せられた男が想いを託した首の女の謎」で、中村俊介さん演じる主人公・浅見光彦とともに事件解決に当たる橋田刑事の役もなさっています。
 
浅見光彦といえば、平成21年(2009)・TBSの沢村一樹さん主演のシリーズ「浅見光彦~最終章~」の「最終話 草津・軽井沢編」(『首の女殺人事件』)で、光彦の幼馴染みという設定の宮田治夫(内田康夫氏の原作とはかなり設定が違います)役を、北三陸市観光協会長役の吹越満さんが演じていました。

 
探せば他にもいらっしゃるかもしれませんんが、思いつくのは以上です。
 
それにしても「あまちゃん」。パ・リーグ楽天同様、東北をだいぶ元気づけてくれたと思います。終盤の震災後の描写は、当方も訪れた石巻や女川などの様子とダブって見えました。肩肘張らず「復興」への歩みを描いた手法には感心しました。
 
ところで、世間では少し前から「あまロス症候群」なる語がささやかれています。「あまちゃん」放映終了後に訪れるであろう虚脱感、ということですね。放映終了前からそうなるのが怖い、という声がネットを賑わせていました。当方もそうなりそうです(笑)
 
スタッフ、キャストの皆さん、お疲れ様でした。そして感動をありがとうございました。
 
12/2追記
同じNHKさんの「八重の桜」について同じようなことを書いていて気づきました。
 
ミズタクこと能年玲奈さん演じる天野アキのマネージャー・水口琢磨役の松田龍平さんが、平成22年(2010)にユニクロのCM「何処もかもだ」篇に、黒木メイサさんとご出演。これは光太郎詩「冬の詩」を使っていて、かなりインパクトのあるものだったので、ご記憶の方も多いのではないでしょうか。
 
イメージ 5
 
 
【今日は何の日・光太郎】 9月29日

明治43年(1910)の今日、神田淡路町に光太郎が開いた日本初といわれる画廊・琅玕洞で開催されていた洋画家・斎藤与里の個展が閉幕しました。

昭和51年(1976)に放映が始まったNHK Eテレ(旧教育テレビ)さんの「日曜美術館」。美術番組の嚆矢ですね。
 
これまでの放送で光太郎がメインで取り上げられたことはなかったそうですが、10月6日のオンエアでついにそれが実現します。題して「智恵子に捧げた彫刻~詩人・高村光太郎の実像~」。同番組のサイトで予告が出ましたのでお知らせします。
 
イメージ 1
イメージ 2
 
 
岡山県井原市立田中美術館で現在開催中の「生誕130年 彫刻家高村光太郎展」にからめての内容になります。制作はNHK広島放送局です。
 
先月はじめ、田中美術館の次に巡回される愛知県碧南市藤井達吉現代美術館を通し、協力要請がありました。そして広島放送局の担当ディレクター氏に当方事務所兼自宅までお越しいただき、いろいろと打ち合わせを致しました。その後、メール等でやりとりしながらあちらのご質問に答えたり、種々の情報をご提供したりで、現在番組制作中です。田中美術館や東北各地でのロケはもう行われ、北川太一先生の談話も撮られたそうです。
 
光太郎の彫刻家としての歩みに智恵子との関わりをからめ、その歩みの集大成として十和田湖畔の裸婦像にたどり着くという流れでの45分間だそうです。
 
本放送は10月6日(日)9:00~、NHK Eテレにて。再放送は特に何もなければ同じくNHK Eテレにて、1週間後の10月13日(日)20:00~になるはずです。ぜひご覧下さい!
 
【今日は何の日・光太郎】 9月16日011

昭和48年(1973)の今日、兵庫県神戸市の神戸文化ホールが開館しました。外壁に智恵子の紙絵「紫陽花」をあしらった田中岑氏による巨大モザイクが作られました。
 
同時に壁画の下には草野心平筆による光太郎詩「晩餐」の一節、「われらのすべてに溢れこぼるるものあれ
われらつねにみちよ」を刻んだ碑も設置されました。
 
イメージ 4
 
 この碑の元になった心平の揮毫は、心平を偲ぶ集い「かえる忌」の会場となっている福島県川内村の小松屋旅館さんに現存します。

追記:どうも工芸による複製のようです。
 

昨日のブログで十和田市の「ろまんヒストリー講座」をご紹介しましたが、来週のテレビ放映で十和田湖が取り上げられます。 

にっぽん原風景紀行 青森県 稲生川に息づく開拓の歴史~青森県・十和田市

BSジャパン 2013年9月9日(月)  21時00分~22時00分  

番組内容
郷愁を誘う原風景…。今回は青森県・十和田市を訪ねる。旅人は、女優・西原亜希。名勝として知られるカルデラ湖“十和田湖"。古くから続くヒメマス漁。十和田湖を水源とし太平洋に注ぐ奥入瀬川…その上流にある名勝“奥入瀬渓流"。新渡戸稲造の祖父による開拓の歴史…江戸時代に作られた奥入瀬川から分かれる人工の川“稲生川"は十和田の農業の生命線。いまも残る稲生川の水が荒れ地にもたらした初田の水田。

出演者 西原亜希  ナレーター 平田満
 
ついでといっては何ですが、明日は宮城女川も扱われます。 

きらり!えん旅~八神純子 宮城・女川町へ~

NHKBSプレミアム 2013年9月5日(木)  19時30分~20時00分
再放送 2013年9月11日(水)  11時00分~11時30分

番組内容
歌手の八神純子さんが宮城県女川町を訪れた。八神さんは米国在住だが震災後たびたび被災地を訪れ支援活動を行ってきた。今回、仮設住宅などで暮らす女性たちの布草履作りの輪に加わったり、トレーラーハウスのホテルを訪ねた後、独特の製法で作られた名産のぎんざけをごちそうになる。旅の終わりに八神さんは「みずいろの雨」などを熱唱した。八神さんは女川のリーダーたちの「最初の勇気ある一歩」に感銘を受けたという。

出演者 八神純子  語り 冨永みーな
 
どちらも光太郎に関わる部分があるかどうか微妙ですが、とりあえず。
 
【今日は何の日・光太郎】 9月4日

大正元年(1912)の今日、智恵子と過ごした千葉・犬吠埼の旅から帰りました。
 
「智恵子抄」が映画やドラマ、小説、漫画などになった際、一つの山場となる銚子・犬吠埼への旅。お互いに惹かれ合いながらも、光太郎は自分の生活力のなさなどが原因でふんぎりがつきません。智恵子は智恵子で郷里に縁談が持ち上がっていました。
 
光太郎は8月に犬吠埼に写生旅行に出かけ、暁鶏館(ぎょうけいかん)という宿に滞在します。智恵子は遅れて妹・セキ、それから日本女子大学校英文科に学んだ友人・藤井勇(ゆう)を伴って犬吠を訪れ、御風館(ごふうかん)という別の旅館に宿をとります。これを偶然とする説もありますが、智恵子が光太郎を追っていったというのが真相でしょう。
 
その後、セキと藤井は先に帰京、智恵子は光太郎と同じ暁鶏館に移ります。なかなか大胆です。
 
そして光太郎が帰京したのが9月4日。従来、この旅の細かな日程がわかっていませんが、数年前に見つけた編集者の前田晁に送った5日付の絵葉書に「昨夕帰つて来ましたら東京の静かなのに驚きました」とあることから帰京の日は判明しました。
 
それ以外に光太郎がいつから犬吠に滞在していたのか(同じ前田宛の別の絵葉書では8月31日付で「ふいと出てきたので又出直さうとおもつてます」とあり、8月も下旬だったとだけは言えそうです)、智恵子が追いかけていった日はいつなのか、セキと藤井が先に帰ったのはいつか、智恵子は光太郎と一緒に帰京したのか、などなど、わからないことだらけです。
 
いずれまたこの件に関しては詳しく書くつもりです。

003
暁鶏館

004
暁鶏館から見た犬吠埼灯台

9/1追記 不動湯温泉全焼のため、当該番組は内容差し替えとなりました。
 
つい先日、昭和8年(1933)に光太郎・智恵子が立ち寄った福島の不動湯温泉をこのブログで紹介しましたが、タイムリーなことにテレビで放映されます  

湯のまち放浪記「福島県~天空の秘湯をめぐる 土湯温泉、ぬる湯温泉、高湯温泉」

BS-TBS 2013年9月3日(火)  22時00分~22時54分
 
番組内容
今宵の放浪は、福島県土湯温泉、ぬる湯温泉、高湯温泉。高村光太郎と智恵子が立ち寄ったという秘湯や、ビックリするくらいぬるい「ぬる湯温泉」に宿泊したりと、智恵子の云う「ほんとうの空」のもと、ゆったりと温泉を楽しみます。

出演者 温泉バガボンド 清水国明 湯のまちパートナー 矢野直美

002


今も残る光太郎智恵子の泊まった部屋、光太郎直筆の宿帳などが映るといいのですが……。ぜひご覧下さい。


【今日は何の日・光太郎】 8月28日

大正4年(1915)の今日、光雲が農商務省より第三回図案及応用作品展覧会審査委員を嘱託されました。

テレビ放映情報です。 

きらり!えん旅~日野美歌 福島・二本松市

NHKBSプレミアム 2013年8月22日(木)  19時30分~20時00分

歌手・日野美歌さんが福島県二本松市を訪れ、リンゴ農家が震災後初めて取り組んだリンゴ酒、44回目のロードレース大会、仮設工房で復活した隣町浪江町の焼物を楽しんだ。

番組内容
歌手・日野美歌さんが福島県二本松市を訪れた。震災後ほとんど売れずに廃棄していたリンゴを生かせないかと農家が挑戦した発泡リンゴ酒を味わう。7月7日、44回目のロードレース大会が開かれた。地元の果物などが並ぶ給水所が参加者に人気。隣町浪江町からの避難者たちが仮設の工房で復活させた大堀相馬焼を楽しむ。旅の最後に日野美歌さんはコンサートを開き、被災者を思い自ら作詞した「桜空」などを心を込めて熱唱した。

出演 日野美歌
語り 冨永みーな


この番組は震災の復興支援のため、東北を中心に被災地からいろいろと情報が発信されています。昨年は同じ二本松を由紀さおりさんが訪れ、智恵子生家の裏山にある光太郎詩碑の丘でロケが行われ、地元の「智恵子のまち夢くらぶ」の熊谷氏がご出演されました。
 
今回は智恵子がらみのネタがあるかどうかわかりませんが、番組の最後で流れる日野さんのコンサートで流れる「桜空」。「歌凛」のペンネームで日野さん自身が作詞された曲です。動画サイトで聴いてみましたが、「さよなら告げず 空の彼方あなたは帰らない」など、ぐっとくる歌詞のてんこ盛りです。福島で「空」といえば智恵子の愛した「ほんとの空」。そのあたりで智恵子がらみの話になることを期待します。
 
ちなみに「きらりえん旅!」、9月5日のオンエアは、八神純子さんで女川です。
 
もう一点、今日8月20日オンエアのテレビ東京系、「開運!なんでも鑑定団」。新聞の番組欄はこうなっていました。
 
イメージ 1
 
同番組の公式サイトで予告動画を見ると、詳しくは出ませんでしたが、どうやら光雲、またはの弟子の誰かの作品が出るようです。
 
イメージ 2
 
【今日は何の日・光太郎】 8月20日

昭和16年(1941)の今日、龍星閣から詩集『智恵子抄』が刊行されました。
 
その後、現代までに様々な版が出版されましたが、オリジナルの『智恵子抄』が出たのが72年前の今日です。 
イメージ 3

今週、テレビ放映で十和田湖が相次いで紹介されます。 

発見!体感!緑輝く渓流 奥入瀬川紀行

2013年7月31日(水)  22時00分~23時00分 NHKBSプレミアム
 
美しい渓流で知られる青森県の奥入瀬川。河口から源流までを俳優の藤本隆宏さんが旅する。絶品のカニに舌鼓。山の秘湯を体感。緑輝く奥入瀬渓流の絶景を心ゆくまで堪能する


番組内容
青森県を流れる奥入瀬川。森の中を縫うように続く渓流の美しさで全国に知られる。俳優の藤本隆宏さんが、河口から十和田湖までを旅する。まずは漁師さん絶賛のカニ料理に舌鼓。野鳥の楽園では珍しい鳥を発見。開拓にかけた人々の知られざる歴史にも触れる。さらに、本州一の透明度を誇る赤沼の自然を体感。山の秘湯で疲れを癒やし、最後は、達人の案内で、緑に輝く奥入瀬渓流の絶景を心ゆくまで堪能する。奥入瀬の夏の魅力が満載。

出演者 藤本隆宏

 


 

土曜スペシャル「涼しい湖畔を探索!湖ぐるり一周!ふれあい旅2」

2013年8月3日(土)  18時30分~20時54分 テレビ東京1
 
山梨・山中湖を一周!!世界文化遺産・富士山を一望できる露天風呂やスケルトンカヌー、グルメを堪能▽北海道・洞爺湖湖畔の牧場で酪農体験&希少動物観察!!▽秋田・十和田湖

番組内容
暑さが厳しいこの時期、心地よい湖の風を感じながら湖畔をぐるりと歩けば涼しさ満点!絶景はもちろんのこと、その土地ならでは名所や名湯、旬の味覚もご紹介します。 巡るのは、山中湖、十和田湖、洞爺湖の3つ。スピード満点のボートツアーを体験したり、展望台から湖を一望できる絶景を堪能したり、湖畔の丘上にある牧場で酪農体験をしたり、貴重な動物を観察したり…。豊かな自然を存分に楽しみます! また、湖畔には立ち寄り湯のある施設も複数存在。温泉で休息をはさみながら進んでいくため、ゆったりと旅を楽しむことができます。 湖畔を一周したからこそ味わえる、スケール感満点で最高のひととき。ぜひ、夏の旅のご参考にいかがですか?
 
出演者  山中湖 野村真美&藤田朋子  十和田湖 TIM&田代さやか
  洞爺湖 アンガールズ
 
どちらの放映でも、十和田湖畔の裸婦像(乙女の像)、取り上げられるといいのですが……。
 

【今日は何の日・光太郎】 7月28日000

昭和21年(1946)の今日、花巻郊外太田村山口の山小屋で、ネズミに布団をかじられました。
 
山小屋生活に入って初めての夏。いろいろ苦労も多かったようです。この次の年の冬には、こんな短歌も作っています。
 
わが前にとんぼがへりをして遊ぶ鼠の来ずて夜を吹雪くなり
 
毒物を置きて鼠にあたへむとしつつ厳しき寒夜を感ず
 
画像は明治29年(1896)、数え13歳の時の光太郎作木彫手板です。

季節外れのタイトルで申し訳ありません(笑)。
 
一昨日、福島市公会堂で開催された宇宙飛行士・山崎直子さんの講演会につき、オープニングに出演したシャンソン歌手モンデンモモさんがブログに書かれています。
 
イメージ 1
 
 
画像は「道程」を歌うモモさん。当方がモモさんのiPadで撮影しました。
 
ところで曲のタイトルを「道程」としましたが、正確には「道程~冬が来た」です。一種のメドレーで、最初にヘ長調(F)・♩=75・グランディオーソで「道程」。中間部でヘ短調(Fマイナー)に転調、♩=135と倍速に近いアップテンポで「冬が来た」が挿入され、ダルセーニョ。また「道程」に戻り、途中からCodaに入って終わり、という構成です。
 
要するに「道程」の途中に曲調を変えて「冬が来た」が挿入されているということです。
 
  冬が来た
 
きつぱりと冬が来た
八つ手の白い花も消え
公孫樹(いてふ)の木も箒になつた
 
きりきりともみ込むやうな冬が来た
人にいやがられる冬
草木に背(そむ)かれ、虫類に逃げられる冬が来た
 
冬よ
僕に来い、僕に来い
僕は冬の力、冬は僕の餌食だ
 
しみ透れ、つきぬけ
火事を出せ、雪で埋めろ
刃物のやうな冬が来た
 
この「冬が来た」。「道程」とほぼ同じ時期の作品(「道程」(雑誌発表形)は大正3年=1914の2月、「冬が来た」は前年12月)です。
 
「道程」ほどではありませんが、光太郎作品の中では有名なものの一つですね。教科書等にも採用されていると思います。
 
そこで、NHKラジオ第2放送でオンエアされている「NHK高校講座 国語総合」で、この「冬が来た」が扱われます。講師は都立国分寺高等学校教諭・渡部真一氏、今週土曜日(7/27)午後8:10~8:30です。
 
ちなみに「理解度チェック」というページも発見しました。
 
イメージ 2
 
 
設問3つに回答し、「決定」を押すと正解と解説、正解者の割合などが表示されます。ぜひ挑戦してみて下さい。
 
しかし、自作の詩がこういう使われ方をしていると知ったら、空の上の光太郎は苦笑しそうな気がします(笑)。
 
【今日は何の日・光太郎】 7月24日

昭和30年(1955)の今日、中野のアトリエに神田淡路町の中華料理店「好々(ハオハオ)」の料理人に来てもらい、出張料理を堪能しました。
 
ちなみにこの店は現存します。

注文していたCDが届きました。  
2013.06.26 発売¥2,286+税/WPCL-11429001

1. ええじゃないか日本 
2. 山のあなた 
3. すずめのこ 
4. やせがえる 
5. 夏は来ぬ 
6. ことわざしりとり 
7. なせばなる 
8. 雲 
9. 浜辺の歌  
10. きりぎりすの山登り 
11. 道程 (高村光太郎「道程」より) 
12. 故郷  000
13. 竹 
14. キックキックトントン (宮沢賢治「雪渡り」より) 
15. 冬景色 (文部省唱歌) 
ボーナストラック  「元気コンサート in 福島」より
16. さよなら
17. 元気でいこう!ごもじもじ 
18. もちづくし (侭田亀治郎「糯尽」 狂言「業平餅」 井上ひさし「薮原検校」より)
 
NHKEテレ(旧NHK教育テレビ)で放映中の子供向け番組「にほんごであそぼ」の最新CDです。

子供向けCDと侮るなかれ。「道程」は坂本龍一さんの作曲です(他に「すずめのこ」「やせがえる」「なせばなる」「もちづくし」も)。さらにそれぞれの曲のピアノ伴奏も坂本さん自身が務めています。
 
「坂本龍一」というネームバリューでありがたがるわけではありませんが、やはりひと味違いますね。例えば「道程」。歌詞として使っているのは有名な冒頭の二行「僕の前に道はない/僕の後ろに道は出来る」だけ。それを不思議なメロディーに乗せて、2回リフレインしています(歌っているのは同番組に出演している子役)。したがって1分30秒の短い曲です。くどくど作らずサビの部分だけ、という感じですが、一度聴いたら忘れられないきれいな、しかし不思議なメロディーです。
 
ボーナストラック3曲は、昨年12月28日、福島県文化センターで開催された「にほんごであそぼ 元気コンサート in 福島」のライヴ録音です。この時は、坂本さんや尺八奏者の藤原道山さんなどがゲスト出演、「道程」も演奏されたそうです。その模様は今年1月6日にテレビ放映されたのですが、見逃しました。
 
その「にほんごであそぼ 元気コンサート in 福島」もDVDとして発売されましたので、早速注文しました。届いたらまたレポートします(ネタは小出しにするのがブログを長く続ける秘訣です)。
 
さて、奇しくも「道程」「福島」というキーワードで、来週月曜日、7月22日午後1時半からイベントがあります。宇宙飛行士の山崎直子さんの講演会です。会場は福島市公会堂。明日はそちらをご紹介します(ネタは小出しにすべし。くどいようですが)。
 
【今日は何の日・光太郎】 7月20日

昭和48年(1973)の今日、NHK総合テレビで放映の光太郎智恵子を描いた「銀河テレビ小説 生きて愛して」が、最終回を迎えました。
 
「銀河テレビ小説」は昭和40年代から平成のはじめまで、NHK総合テレビで放映されていた夜の帯ドラマです。一定以上の年代の方には懐かしいでしょう。「生きて愛して」は昭和48年(1973)6月1日から7月20日までのオンエア。智恵子役が大空真弓さん、光太郎役が片岡孝夫(現・片岡仁左衛門)さんでした。他に渡辺美佐子さん、水沢アキさんなどが出演されていました。

002

 
ちなみに仁左衛門さんの次女・片岡京子さんは、平成12年(2000)に津村節子さん原作の「智恵子飛ぶ」が新橋演舞場で舞台化された際、智恵子役を演じました。ただし、元々智恵子役をやる予定だった女優さんが身内の不祥事で急遽降板してしまったための代役でした。光太郎役は平幹次郎さん、のち近藤正臣さん(京都公演)でした。
 
時を隔てて親子で光太郎・智恵子を演じるというのも不思議な縁ですね。

明後日、6月2日に放映されるテレビ番組の情報です。 

のんびりゆったり 路線バスの旅「早春の青森 十和田湖をめざして」

NHK総合1・東京 2013年6月2日(日) 17時30分~18時00分
 
太平洋に面した八戸から十和田湖を目指す。旅人は俳優の平岳大さん。市場の朝ごはん、競走馬の牧場訪問、ちびっ子相撲道場に入門など、ふるさとを愛する人々の笑顔に出会う
番組内容
舞台は青森県。太平洋に面した八戸から、秋田県と境を接する十和田湖を目指す。旅人は俳優・平岳大さん。八戸では港近くの市場で朝ごはん。市場のお母さんから元気をもらう。古くからの馬の産地、五戸町の牧場で馬とスキンシップ。新郷村の謎の踊り“ナニャドラヤ”も紹介。桜満開の十和田市では、ちびっ子相撲道場の子どもたちに出会う。十和田湖では、まだ雪が残る山々の絶景に感動。ふるさとを愛する人々の笑顔に出会う旅。

出演者 旅人 平岳大

この時期に「早春の十和田湖」というのがすごいですね。
 
十和田湖といえば、少し前に展覧会企画制作会社から電話がありました。今秋、十和田湖にある十和田ビジターセンターという施設で、光太郎作の裸婦像に関わる企画展を行いたいとのことで、協力要請でした。
 
十和田湖のシンボルともいえる、光太郎作の裸婦像(乙女の像)は、昭和28年(1953)の除幕。したがって今年で竣工60周年に当たります。それを記念して、ということですね。まだ具体的な話になっていないのですが、詳細が入り次第お伝えします。

002


画像は昔のテレホンカードです。
 
【今日は何の日・光太郎】 5月31日

昭和26年(1951)の今日、詩集『典型』で受賞した第二回読売文学賞の賞金10万円を受け取りました。
 
しかし光太郎、当時住んでいた花巻郊外太田村山口地区に、この賞金をそっくり寄付してしまっています。地区ではこの10万円で、橋を架けたり、青年会の旗を作ったり、小学校の儀式用の幕を作ったりしたそうです。

005

006

『朝日新聞』さん。昨日の「天声人語」で安達太良山と「あどけない話」を取り上げてくださいましたが、今日はそれを受けて投書欄に以下の投稿が。
 
002

 
山開きが19日の日曜だったのですね。当方、中腹のスキー場には行ったことがありますが、山頂まで登ったことはまだありません。標高約1,700㍍。一度登ってみようかと思いました。
 
それにしても、「少し楽しめそう」という題名。「少し」という副詞が無くなる日が早く来てほしいものです。
 
ついでに、光太郎・智恵子には関わらないかもしれませんが、来週のテレビ放映で二本松が取り上げられますので一応ご紹介します。 

にほん風景遺産「会津・二本松 二つの城物語」

BS朝日1 2013年6月4日(火)  21時00分~21時54分 
 
大河ドラマの舞台として注目される福島県会津地方。戊辰戦争で落城した二本松城跡や、鶴ヶ城とその城下町を風景案内人 加藤千洋さんが歩き、歴史と人々の暮らしに触れる。

番組内容
大河ドラマ「八重の桜」人気でにぎわう会津若松。まず加藤さんは新島八重生誕の碑に足を運ぶ。七日町通りでは、会津漆器の店や郷土料理の店を訪ね、大正浪漫あふれるレトロな町並みを散策。桜満開の鶴ヶ城では、戊辰戦争時にこの城が置かれたいきさつや、会津藩の歴史をたどる。天守閣からは眼下に広がる会津若松市内の景色を楽しみ、白虎隊ゆかりの地・飯盛山も訪れた。さらに、かつて丹羽氏の居城だった二本松城(霞ヶ城)。戊辰戦争で命を落とした隊士たちをしのぶ「二本松少年隊像」や箕輪門など、城内各所を巡る。激動の歴史と伝統工芸が息づく会津若松、二本松の物語をたどる。

出演者 風景案内人 加藤千洋(同志社大学大学院教授)
ナレーション  下平さやか(テレビ朝日アナウンサー)


【今日は何の日・光太郎】 5月28日

大正9年(1920)の今日、光太郎編訳『続ロダンの言葉』が叢文閣から刊行されました。
 
同5年(1916)に005行された正編と合わせ、美術を学ぶ学生にとってはバイブルに等しいものとして受け入れられたそうです。
 
ところで、画像は表紙です。金の箔押しで題字と花のイラストが描かれています。
 
「彫刻家・高村光太郎展」にからんで、千葉市美術館の学芸員さんから質問されたのですが、この装丁が誰の手によるものかわかりません。
 
原書にはクレジットが入っていませんし、光太郎に関する基本的な文献にも記述がありません。
 
千葉市美術館の学芸員さん曰く「岸田劉生風の絵」。確かにそうです。
 
手がかりは花の茎の左に描かれたサイン? のようなもの。情報をお持ちの方はご教示いただければ幸いです。
 100
変にスペースが余ってしまったのでもう一言。
 
今夜、居住地域から夜行バスに乗り、明朝、京都に着きます。京都は嵯峨の大覚寺さんで新たに見つかった光雲作の木彫三点を観てきます。
 
その後、大阪・堺に移動、与謝野晶子の忌日・白桜忌に参加してきます。
 
帰ったらレポートします。

近々放映されるテレビ番組の情報です。

八重の桜(18)「尚之助との旅」002

2013/05/05(日)18:00~18:45 【NHKBSプレミアム】
2013/05/05(日)20:00~20:45 【NHK総合1】
2013/05/11(土)13:05~13:50 【NHK総合1】
 
会津の防衛に不安を抱いた尚之助(長谷川博己)は、八重(綾瀬はるか)を連れて周縁部の見聞に回る。二人は二本松で、変事に備え熱心に砲術教練に励む少年たちと出会う。

番組内容

会津の防衛に不安を抱いた尚之助(長谷川博己)は、八重(綾瀬はるか)を連れて周辺諸藩見聞の旅に出る。二本松に立ち寄った2人は、有事に備えて熱心に砲術教練に励む少年隊士たちと出会う。会津に戻ると、尚之助には藩から仕官の認可が下り、八重も権八(松重豊)や佐久(風吹ジュン)と喜びを分かち合う。尚之助は早速、各地の見聞録や軍備増強策を提出し、藩内の防衛強化を唱えるが…。

出演者

綾瀬はるか,西島秀俊,長谷川博己,綾野剛,玉山鉄二,斎藤工,風吹ジュン,松重豊,長谷川京子,反町隆史,吉川晃司,芦名星,降谷建志,山口馬木也,西田敏行 他
 
語り 草笛光子
 
智恵子が生まれる20年ほど前の二本松が舞台となります。いわゆる二本松少年隊の悲劇ですね。実際に戦闘になるのはまだ先ですが。
 



特選ドキュメンタリー・JNNドキュメント

2013年5月7日(火) 23時00分~24時00分【TBSニュースバード】
 
ATV青森テレビ制作「時空を超えて今、湖底からの目覚め~一式双発高等練習機69年ぶり十和田湖底より現れる~」です。
 
TBSが運営する有料のCS放送です。昨年報道された十和田湖で見つかった旧日本軍の航空機に関する内容です。
 


<ドラマ名作選>『浅見光彦シリーズ22 首の女殺人事件』

2013年5月8日(水) 12時00分~13時55分【BSフジ・181】
 
福島と島根で起こった二つの殺人事件。事件の真相に光彦が迫る!

番組内容

福島と島根で起こった二つの殺人事件。ルポライターの浅見光彦(中村俊介)と幼なじみの野沢光子(紫吹淳)は、事件の解決のため、高村光太郎の妻・智恵子が生まれた福島県岳温泉に向かう。光子とお見合いをした劇団作家・宮田治夫(冨家規政)の死の謎は? 宮田が戯曲「首の女」に託したメッセージとは? 浅見光彦が事件の真相にせまる!!

出演者

中村俊介 紫吹淳 姿晴香 菅原大吉 冨家規政 中谷彰宏 伊藤洋三郎 新藤栄作 榎木孝明 野際陽子ほか
 
光太郎彫刻をめぐる殺人事件を描いたものです。リニューアル前の花巻高村記念館でのロケが行われています。
 
元々は平成18年(2006)に放映されたものですが、何度か再放送されています。昨年も再放送されました。まだご覧になっていない方はご覧ください。
 



【今日は何の日・光太郎】5月3日

明治36年(1903)の今日、鉄幹与謝野寛ら新詩社同人とともに、関西旅行に発ちました。京都、奈良、高野山、堺、近江などを巡りました。

昨日、NHKEテレで放映の「にほんごであそぼ」で、光太郎の「人に」(いやなんです あなたのいつてしまふのが-)が扱われました。
 
が、見逃しました。自分でブログに書いておきながら、放映時間を勘違いし、テレビをつけたらもう終わっていました。また放映されることを期待します。
 
さて、気になって先週調べてみましたところ、昨秋、こんなCDが発売されていました。
 
イメージ 1
 
「うなりやベベン」こと浪曲師の国元武春さんの歌による「ベベンの冬が来た」が収録されています。
 
イメージ 2
 
こういうところでも光太郎が扱われるのはうれしい限りです。こういったものを聞いて育った子供が自然と光太郎に興味を持ってくれれば、さらにいうことはありません。
 
【今日は何の日・光太郎】3月13日

明治16年(1883)の今日、光太郎が生まれました。
 
ただし、戸籍上は14日となっています。しかし、家族も光太郎自身も13日が誕生日ということでやっていたそうです。今年で生誕130年というわけです。
 
明日は光太郎誕生日ネタで書いてみます。

3日前に光太郎関連のテレビ放映情報を載せましたが、その後また見つけましたので御紹介します。 

BS朝日 2013年3月8日(金) 22時00分~22時54分 

「宮沢賢治と東北」をテーマに2週連続の前編。岩手県が生んだ詩人・宮沢賢治の「雨ニモマケズ」の精神。そして厳しい自然に向き合い生きる人々の姿に迫ります。

番組内容
「雨ニモマケズ、風ニモマケズ…」東北の厳しくも優しく美しい自然が生み出した人と動物と宇宙とが繋がる宮沢賢治の世界観。賢治が残した美しい日本語には、人のあり方やお互いを思いやる心があふれています。雪の花巻の風景をバックに、今の東北に生きる人々が語る賢治の言葉…。賢治が生き、言葉を紡いだ東北・花巻の雪景色。物語の舞台となった場所や、賢治の暮らした場所の冬の風景をお届けします。宮沢賢治のゆかりの地をたどるのは作家のロジャー・パルバースさん。賢治の「雨ニモマケズ」を「Strong in the rain」と訳して海外に紹介。他にも、「銀河鉄道の夜」や賢治の多くの詩の英訳を行っています。

出演者  ナレーション 竹内結子 ナビゲーター ロジャー・パルバース

006

紹介欄に「高村光太郎」の文字がありませんが、おそらく光太郎が昭和11年(1936)に揮毫した、花巻に立つ「雨ニモマケズ」の碑が扱われるのではないかと思います。

もう1件。 

にほんごであそぼ

NHK Eテレ 2013年3月12日(火) 7時30分~7時40分 再放送 17時15分~17時25分

日本語の豊かな表現に慣れ親しんで楽しく遊びながら『日本語感覚』を身につけることにより、コミュニケーション能力や自己表現する感性を育てることをねらいとしています。

番組内容
日本語の豊かな表現に慣れ親しんで楽しく遊びながら『日本語感覚』を身につけることをねらいとしている。今回は、山のあなたの空遠く「幸」住むと人のいふ「山のあなた」カールブッセ・上田敏 訳、いやなんです あなたのいってしまふのが「人に」高村光太郎、文楽/小謡~浄瑠璃風~「釣女」より、さんよう痛快にほんご劇場/「浦島太郎」~ひょうたんからこま~、歌/「でんでらりゅうば」「ベベンの草枕」

出演者 小錦八十吉 神田山陽 豊竹咲甫大夫 鶴澤清介 おおたか静流 うなりやベベン ほか

明日、同じ番組で「あどけない話」が扱われる放映がありますが、来週には「人に」が扱われるとのこと。このバージョンは見たことがありません。
 
それぞれ、ぜひご覧下さい。


【今日は何の日・光太郎】3月7日

昭和27年(1952)の今日、岩手県立盛岡美術工芸学校に、卒業式の祝電を送りました。

閲覧数が10,000件を超えました。ありがとうございます。芸能人のツイッターとかは1日でそのくらい行くのでしょうが、こちらは開設304日にして10,000件。まぁ、細々と地味にやっていきます。
 
さて、近々放映されるテレビ番組の情報です。 

にほんごであそぼ

NHKEテレ(旧教育テレビ) 2013年3月8日(金) 7時30分~7時40分 再放送17時15分~17時25分 
 
日本語の豊かな表現に慣れ親しんで楽しく遊びながら『日本語感覚』を身につけることにより、コミュニケーション能力や自己表現する感性を育てることをねらいとしています。
番組内容
日本語の豊かな表現に慣れ親しんで、楽しく遊びながら“日本語感覚”を身につけることをねらいとしている。今回は、智恵子は東京に空が無いといふ。「あどけない話」高村光太郎、文楽/雨が、あがつて、風が吹く。…「春宵感懐」中原中也、絵あわせかるた/光る地面に 竹が生え「竹」萩原朔太郎、投稿ごもじ/ありが はるきくん・おおの こうたろうくん、うた/「じゅうにかげつ」「早春賦」。

出演者 小錦八十吉,鶴澤清介,おおたか静流 ほか
 
おそらく平成17年(2005)に放映されたものの使い回しだと思われます。この回の内容はDVD化されて販売されています。

005


この番組、昨秋には「道程」を扱った放映がありました。小さい頃からすぐれた日本の文学に触れることは大事だと思います。
 
その他、やはり3.11が近いせいでしょうか、このところ「東北」が扱われるケースが多いですね。
 
以下、「花巻」や「十和田」をキーワードにして検索の網にかかっています(光太郎が扱われるかどうかはわかりませんが)。 

発見!体感!匠(たくみ)の輝き 北上川紀行 きらり!東北の秋

NHKBSプレミアム 2013年3月9日(土) 11時00分~12時00分 
 
東北一の大河・北上川の知られざる魅力を俳優の内田朝陽が探る。川が育んだ魅惑の工芸品が次々登場。中尊寺金色堂、輝きの秘密。宮沢賢治が愛した温泉、絶景と料理に感動。

番組内容
岩手県と宮城県を貫く東北一の大河・北上川の知られざる魅力を探る。源流は意外な場所に。釣り人あこがれの美しき盛岡さおの軽さの秘密。華麗で頑丈な岩谷堂タンスに職人が仕掛けた驚きのカラクリ。世界遺産・中尊寺金色堂には驚くべき、世界とのつながりが。秀衡塗の新たな挑戦。日本の川なのにイギリス海岸? 宮沢賢治が愛した花巻の風景や温泉。美味・天然うなぎ。俳優・内田朝陽さん、絶景と川の恵みの「詰め合わせ」に感動。

出演者 内田朝陽 

東北トラベラー! #4

CS旅チャンネル 2013年3月10日(日) 8時30分~9時00分 
 
「青森県」紀行 東北観光情報 東日本大震災復興 八戸市 海の幸 蕪嶋神社 三沢市 温泉宿 美肌の湯 郷土料理 十和田市 芸術の街 柳澤ふじこ 津島綾乃

番組内容
東北の観光情報番組。復興を遂げようとしている東北の様々な観光地を、旅好きな女性二人が訪れます。元気にがんばっている観光地の人々、しっかりと復興を遂げ観光客を待ちわびる施設などの様子を、現地の人々のメッセージを交えて紹介していきます。 第4話「青森県」 青森県の主要観光地から観光情報をリポートします。冷たい北国の海ならでは、八戸の海の幸に舌鼓!古くから美人の湯として親しまれている温泉宿では、身も心もゆったり癒されます。旅のクライマックスは、アートによる町づくりが行われている十和田市へ。青森の元気をお伝えします!

リポーター:柳澤ふじこ(青森県出身)、津島綾乃(青森県出身)

 
【今日は何の日・光太郎】3月4日

大正8年(1919)の今日、智恵子の母校・日本女子大学校の創設者、成瀬仁蔵が歿しました。
 
光太郎は亡くなる直前に成瀬の胸像制作の依頼を受け、成瀬を見舞っています。この像はこだわりをもって作り、完成までに実に14年かかりました。

昨夜、1/31のブログで御紹介しましたNHK総合のテレビ番組「探検バクモン「男と女 愛の戦略」」を観ました。
 
「相手の心をつかむ秘策を、文豪の恋文を手がかりに大解剖!」ということで、夏目漱石、光太郎、斎藤茂吉、谷崎潤一郎、柳原白蓮、芥川龍之介の書いた手紙が扱われるとのことで、30分番組で6人は多いな、と思っていましたら、前後編2回に分け、茂吉以下の4人は来週だそうで、昨夜は漱石と光太郎が扱われました。
 
光太郎に関しては、大正2年(1913)の1月28日に智恵子に宛てて書かれた手紙でした。この時智恵子は早く亡くなった日本女子大学校時代の友人・旗野八重の妹・澄子を訪ね、その実家、新潟に滞在していました。この8ヶ月後に、上高地での婚約となるわけです。ちなみに旗野家は一族に歴史地理学者・吉田東伍や政治家の市島春城を輩出した名門です。智恵子は大正5年(1916)にも旗野家を訪れています。
イメージ 1
大正5年(1916)、旗野家別荘での智恵子(前列左端)
後列中央、旗野澄子
 
かなり長いのですが、手紙の全文を紹介しましょう。昨夜のオンエアをご覧になった方、こういう手紙だったんだな、と参考になさってください。『高村光太郎全集』第21巻に掲載されています。
 
 今、廿六日の御葉書を見ました さつき手紙を書きましたが又書きます
 どうかそんなに私の事を心配せずに居て下さいまし
 早くお帰りになつて下さつた方が 其はうれしいに極つてますけれども 御都合があるのをもかまはず 無理にお帰りになつては却て私が すまない気がします 私はほんとに安らかな心持ちであなたを遠くおもひ抱いて居りますから あなたは なさるだけの事を静かになさつて 本当に帰つても残り惜しくなくなつたらお帰りなさい あなたの御都合といふのは多分絵の事だと考へて居ます
 今度こそは絵が拝見出来る訳ですね。大きなのをやつて居るのですか。寒い国では乾く事も遅いんでせうね。
 ゆふべは それはそれは大変な夢をみました。書いてもいゝでせうか。いゝとしませう。それは あなたが殺人犯になつたんですよ。そしてあなたを多くの人が高い台の上へ載せて 青空の下で焼き殺さうといてるんですけれど 火がないので水で殺すといつて あなたを其の台の上へのせたまま あなたの衣服を残らず取つちまつたんですよ 其でもあなたは 何だか少し笑つてゐた様です
 私は其の姿が美しくて美しくて堪らないで見つめてゐました。其のうち 何処からか血が出て来て あなたの乳の処を流れるんです 私は驚いて見てゐるうちに あなたは手をのばして木の枝によりかかつたまま 石像のやうになつて死んでしまつたんです 其れからあとは何だか活劇があつた様ですが覚えてません。これであなたの死んだ夢を二度見たんです。
 三四日前の晩には 私があなたであなたが私だつた夢をみました そして私は女の心理を始めて本当に理解した様におもつた事があります。私のこれまで経験しなかつた心持ちを 私のあなたが感じてゐたんです。其の夢は大変長いんですが 衣服の模様まで明瞭に記憶してゐます。これは今に お話して上げませう。
 其の時、女でゐた私が、男のあなたに 帽子(洋服でゐたんですよ。西洋の事なのです)を、其も駝鳥の羽毛の大きな黒いののついてゐる非常にいい形の帽子を買つて貰つた時の嬉しかつた事といつたら何にも譬へられない程なのです。私はあんな種類のうれしさも女でなくては感じられないんだらうと思ひます あんまり嬉しいので、いきなりあなた(あなたは背広の洋服へ変な外套をきてたんです)に抱きついて接吻したんです、そしたらあなたが怒つたんです。だけど直き葉巻をくはへながら笑つてました。
 随分まだ面白いんです。此のつづきが。それはお楽しみにして置きませう。
 東京は大変な寒さです。
 私は三十日に一寸小田原へ行つて来ようかとおもつてます。みかん畠を画きに。若し私の不在中にあなたが帰京なされたら、まあゆつくり休んでゐらつしやい。おからだ大切に、
   二十八日夕
   光
   ちゑ子様

 
番組では、この中の智恵子が「殺人犯になった」というくだりにスポットを当てていました。「智恵子は当時、女性としては珍しい洋画家で進歩的な女性」で「常識にとらわれない感性を持つ智恵子への手紙」だから、あえてこういう内容を書き送り、智恵子の気を惹こうとしたのかもしれない、としていました。
 
司会の爆笑問題のお二人やゲストの光浦靖子さんは「この夢は本当に見たのか」とコメントし、同じくゲストの美輪明宏さんは「智恵子も「平凡の凡」な男はつまらない」と感じていたはず、とおっしゃっていました。このあたりはうなずけますね。
 
ただ、智恵子の新潟行きを「姿をくらました」とか、それを光太郎が必死で探した、としていたのには疑問が残ります。
 
まあ、総じて面白い作りになっていました。
 
見逃した方、2月11日(月) 25時45分~26時17分=2月12日(火) 1時45分~2時17分再放送があります。また、先程も書きましたが来週は斎藤茂吉、谷崎潤一郎、柳原白蓮、芥川龍之介の書いた手紙が扱われるとのこと。ぜひご覧下さい。
 
【今日は何の日・光太郎】2月7日

昭和3年(1928)の今日、詩「ぼろぼろな駝鳥」が書かれました。

近々放映されるテレビ番組の情報を2件、御紹介します。 

探検バクモン「男と女 愛の戦略」

地上波NHK総合 2013年2月6日(水) 22時55分~23時25分
 
男と女、深遠なる愛の謎を解け!相手の心をつかむ秘策を、文豪の恋文を手がかりに大解剖!恋愛学の権威が語る驚きの理論!美輪明宏が繰り出す必殺奥義!愛の方程式の解は?

番組内容
男と女…それは、いにしえより人類を悩ませ続ける永遠のテーマ。この大いなる未解決問題に挑む。その手がかりを、言葉の達人・文豪が残した手紙に求めて大激論! 夏目漱石に学ぶ「超遠距離恋愛を乗り越える方法」。愛の詩人・高村光太郎が教える「相手の気を引く高等戦術」。そして、恋愛を科学する早大教授が、驚きのモテモテ理論を次々披露。さらに、美輪明宏が必殺の恋愛奥義を繰り出す。悩めるアナタに贈る愛の経典!

出演者
ゲスト 美輪明宏 光浦靖子 早稲田大学教授…森川友義 サヘル・ローズ
司 会 爆笑問題(太田光・田中裕二)
語 り 木村昴

002


先程、予告編を見ましたが、光太郎、漱石以外に斎藤茂吉、谷崎潤一郎、柳原白蓮、芥川龍之介が扱われるそうです。
 
また、当方が独自に入手した情報によれば、1/28のブログの【今日は何の日・光太郎】で御紹介した光太郎から智恵子への長い手紙が扱われるとのことです。
 
爆笑問題さん関連では、以前にTBSラジオの「爆笑問題の日曜サンデー」中の「27人の証言」でも光太郎を取り上げて下さり、昨年は書籍になりました(当方の「証言」も載っています)。不思議とご縁を感じます。
 

日本人は何を考えてきたのか 第12回「平塚らいてうと市川房枝」

地上波NHKEテレ 2013年2月2日(土)24時50分~26時20分=2月3日(日)0時50分~2時20分 
 
「元始、女性は太陽であった」。雑誌「青鞜」で宣言した平塚らいてう。婦人参政権の獲得を目指した市川房枝。法政大学教授の田中優子さんが女性解放運動の歩みをたどる。

番組内容
「元始、女性は太陽であった」。雑誌「青鞜」で高らかに女権を宣言した平塚らいてう。平塚と共に新婦人協会を設立し、婦人参政権の獲得を目指した市川房枝。2人は太平洋戦争へ向かう時代の激流に飲み込まれていく。市川は総動員体制に協力し、戦後、公職追放されるが、その後、参議院議員として活躍する。平塚は、戦争の反省から平和運動に力を入れていく。法政大学教授の田中優子さんが2人の女性解放運動の歩みをたどる。

出演者
出演 法政大学教授…田中優子,WAN理事長…上野千鶴子 
司会 伊藤敏恵アナウンサー

再放送です。本放送は1/27にあり、放映直前に気付いたのでブログに御紹介できませんでした。
 
当方、本放送を観ました。1/11のブログで御紹介した長野県上田市の「らいてうの家」でのロケもありました。
 
光太郎・智恵子の名前は出てきませんでしたが、光太郎が作った日本女子大創設者・成瀬仁蔵の胸像、智恵子がデザインした雑誌「青鞜」の表紙が大きく映りました。
 
それにしてもあの市川房枝ですら戦時中は戦意高揚の運動に関わり、戦後の公職追放にあっていたというのは意外でした。
 
ぜひご覧下さい!
 
【今日は何の日・光太郎】1月31日

明治44年(1911)の今日、日本橋浜町31番地の下宿を引き払いました。
 
光太郎29歳、親がかりの生活からの脱却を目指して、前年12月に下宿生活を始めましたが、2ヶ月足らずで挫折しています。しかも本人は信州に旅行中。母、わかに依頼して下宿を引き払っています。さらにこの年5月1日には北海道移住を企てて東京を発ちますが、これも無計画で、確認されている限り遅くとも20日にはすごすご帰ってきています。こういう人間くささも光太郎の魅力ではありますが。

「道程」三題、その3です。
 
本日深夜(正確には明日未明)、地上波NHKEテレ(旧教育テレビ)で、下記の放映があります。

10min.ボックス(現代文)「道程(高村光太郎)」 

2013年1月17日(木) 25時40分~25時50分=1月18日(金) 1時40分~1時50分
 
この回は、朗読にこだわる。同じ作品でも、解釈の違いが朗読にあらわれる。様々な人にこの詩を自由に解釈してもらい、その人なりの朗読を聞かせてもらう。
  • 出演者 加賀美幸子
「10min.ボックス」は、題名の通りの10分間番組で、中高生向けに作られたものです。「道程」に関しては平成19年頃に制作されたと記憶しています。これまでに何度もくり返し放映されており、当方、地デジ放送になる前に録画したものを持っています。
 
調べてみたところ、NHKさんのサイトでも観ることができることがわかりました。観ることができてしまいますので、ネタばらしをしてもいいでしょう。
 
番組ナビゲータは大ベテランの加賀美幸子アナ。ナレーションは肥土貴美男アナ。前半は光太郎の評伝で、幼少期から留学、智恵子との出会いを経て「道程」制作までが描かれます。
 
後半に入り、「それぞれの道程」と題し、「この春、北海道から上京したばかりの大学一年生」「就職活動中の大学四年生」「三十一歳 夫婦」の三組が、「道程」を朗読、それぞれの思いを語ります。
 
続いて「詩がたどった「道程」」ということで、大正3年(1914)3月、雑誌『美の廃墟』に初めて発表された時は102行にわたる大作であったこと、それが10月に詩集『道程』に収められる際にはバッサリとカットされ、9行の短い詩になったことが語られます。
 
イメージ 1
 
 
イメージ 2
 
当方手持ちの『道程』初版 残念ながらカバー欠です
 
最後は40人の中学生(だと思います。学校名等明示されませんが)による群読でしめくくられます。
 
バックに流れるイメージ映像等も美しく、よく作られています。深夜ですが、ぜひ、録画して御覧下さい。
 
【今日は何の日・光太郎】1月17日

昭和13年(1928)の今日、詩「手紙に添へて」を作りました。

昨夜、1/8のブログで紹介したテレビ番組「絶景百名山 「秋から冬へ 上高地・徳本峠」」。を観ました。
 
イメージ 1
戦前の絵葉書 日本アルプス上高地 徳本峠
 
大正2年(1913)7月から10月にかけ、光太郎は上高地の清水屋に滞在。9月には智恵子も来て、一緒に画を描いたそうです。光太郎の絵はこの年10月に神田三崎町のヴヰナス倶楽部で開かれた生活社主催の展覧会に出品されました。
 
二人で下山したのが10月8日。二人が結婚披露宴を行ったのは翌大正3年(1914)ですので、婚前旅行です。やるなぁ、という感じですね。光太郎と智恵子、上高地で結婚の約束を結んだとのことです。
 
さて、番組ですが、俳優の小野寺昭さんとイラストレーターの中村みつをさんが、山岳ガイドの方の案内で、麓の島々から徳本峠を経由、上高地までの約20㎞の山道を歩くというものでした。
 
番組冒頭近く、上高地の歴史を紹介するあたりで、光太郎・智恵子もここを歩いたとの説明がありました。二人にふれるのはこれだけかな、と、ちょっとがっかりしましたが、さにあらず。途中の岩魚止でかつて営業していた山小屋での小休止の際、かたわらに立つ桂の巨木にからめ、光太郎・智恵子と上高地について約3分間、紹介がありました。
 
光太郎も智恵子も、見事に色づいた上高地の桂の木について書き残しています。番組では下記の二人の文筆作品を紹介していました。よく調べているな、と感心しました。ただし、「歌人の高村光太郎」と言っていたのはいただけません。
 
光太郎
徳本峠の山ふところを埋めていた桂の木の黄葉の立派さは忘れがたい。彼女もよくそれを思い出して語った。
「智恵子の半生」昭和15年(1940) 『高村光太郎全集』第9巻
 
智恵子
絶ちがたく見える、わがこの親しき人、彼れは黄金に波うつ深山の桂の木。清らかに美しく、強くやさしい魂への、最後の思慕愛執も、いつか溢るゝ感謝となり、愛の個性は姿を消し。
「病間雑記」大正12年(1923) 『高村光太郎全集』別巻
 
他にも光太郎、智恵子と上高地については、いろいろとありますので、明日はその辺を。
 
【今日は何の日・光太郎】1月12日

昭和21年(1946)の今日、宮澤賢治の弟・清六を介し、花巻町役場より戦災見舞金80円を受け取っています。

近々放映されるテレビ番組の情報です。 

BSフジ・181 2013年1月11日(金) 22時00分~22時55分 
 
小野寺昭が、秋と冬の二つの季節を感じられる徳本峠へ!そこには奇跡の絶景が…。

番組内容
徳本峠と書いて、とくごうとうげ、と読む。そう答えられる人は、相応の登山のキャリアがある方かもしれない。この峠は標高2135メートル、北アルプスの南部、百名山の穂高連峰を望む稜線の途中にあり、まさに知る人ぞ知るといった山深き場所。だが車道が開通する以前は、日本有数の観光名所・上高地へ至るメインルートでもあった。この峠を通過するルートは「徳本峠越え」と呼ばれ、かつては芥川龍之介、高村光太郎・智恵子夫妻など、多くの著名人も足跡を印していた。そして何よりも、明治中期、ウオルター・ウェストン、上條嘉門次らによる近代登山の幕開けを告げた、歴史的な道であったことを忘れてはならない。そうした背景から登山者の間では、“一度は登っておきたい道"とさえ言われている。今回、その古典的ルートをゆくのは、番組ナレーター・小野寺昭。しかし上高地までは、山麓の宿場からなんと20キロに及ぶ長き道。そこで小野寺は、自著のイラストも手掛け、登山家でもある画家の中村みつをさんにパートナーを依頼。さらにこの道を知り尽くした地元ガイド石塚聡実氏も加わり、このロングルートにチャレンジ。  季節は、登山口が秋、峠が冬という厳しい時期。想像以上の苦しい登山となりながらも、アルプスの黎明期を彩った人々の息使いを感じながら2日間を歩きとおした。 そこで出会ったのは、赤と白、二つの季節がひとつのフレームに同居する、この時期だけの奇跡の絶景だった…。

出演者 ナレーター:小野寺昭

005

どの程度、光太郎・智恵子に触れるのか、何とも言えませんが……。光太郎・智恵子と上高地についても、いずれ機会を見つけてこのブログで書こうと思っています。
 
それから、有料のCS放送で3件。すべて昨年にも放映されたものですが、またオンエアがあります。

2013/01/11(金)18:00~20:15 【衛星劇場】 松竹映画「智恵子抄」
2013/01/13(日)4:00~5:00 【フジテレビONE】もっと温泉に行こう! #38「花巻編」
2013/01/13(日)8:00~8:30 【旅チャンネル】山崎まゆみの混浴秘湯めぐり Part2 #1 青森・酸ヶ湯温泉
 
松竹の「智恵子抄」は暮れに集中的に何回かオンエアされましたが、とりあえず1/11で一旦途切れるようです。
 
「もっと温泉に行こう!」と「山崎まゆみの……」は、昨年、たまたまスカパー!無料キャンペーンの日に放送されたので、当方、見ることができました。けっこう繰り返し何度も放映されていますが、通常は有料で、契約していないと見られません。
 
【今日は何の日・光太郎】1月8日

昭和29年(1954)の今日、赤坂の料亭・山の茶屋で佐藤春夫、田村剛、谷口吉郎、安部能成と対談「自然の中の芸術」を行いました。
 
十和田湖畔の裸婦像をめぐる座談会で、雑誌初出は同年3月1日発行の『心』第7巻第3号。文治堂書店刊行の『高村光太郎資料』第3巻に収められています。
 
『高村光太郎全集』では1対1の対談は網羅されていますが、3人以上での座談は収録されていません。文治堂さんの『高村光太郎資料』第3巻および当方編集の「光太郎遺珠」がそれを補っています。

NHK大河ドラマ「八重の桜」がスタートしました。綾瀬はるかさん演じる福島・会津藩士の娘、山本八重(後の新島八重)が主人公です。 
002
1回目のオンエアは、おもに八重の少女時代の話でしたが、すでに芯の強い、ある意味頑固な、しかし柔軟に新しい物に興味を示す性格が描かれています。生まれ育った地域は少し離れています(八重は会津、智恵子は中通り)が、同じ福島県の女性ということで、智恵子にも通じる一面を感じます。
 
当方、幕末もの、特に新選組やらの敗者の視点から描かれたものは大好きですし、戊辰戦争では二本松藩も関わってきますから、一年間観つづけたいと思っています。
 
昨年のこのブログでちらっと紹介しましたが、福島の出版社・歴史春秋社刊行の『ふくしま女の時代』という書籍があります。近代福島出身の女性19人の簡潔な評伝が載っており、智恵子、そして八重も扱われています。改めて八重の項を読んでみました。大河ドラマのネタバレになるので詳しい事は書きませんが、まさに波瀾万丈の生涯です。智恵子も智恵子で波瀾万丈ですが、それ以上ですね。
 
イメージ 1
 
 
他の17名もそれぞれに凄い生き方をした女性達です。目次から抜粋します。「日本で最初の女子留学生-鹿鳴館の名花- 大山捨松」、「世界を舞台に歌一筋に生きた名プリマ・ドンナ 関屋敏子」、「困窮のなかから名作『洟をたらした神』を生み出した 吉野せい」、「中国人留学生の母とよばれる 服部マス」、「貧困者の救済と教育に身を捧げた行動の人 瓜生岩子」……。
 
福島には何かしらこういうスーパーウーマンの生まれる土壌みたいなものがあるのでしょうか。
 
【今日は何の日・光太郎】1月7日

光太郎、昭和22年(1947)の今日、自己の戦争責任とそれまでの生涯を振り返る20篇の連作詩「暗愚小伝」のタイトルを思いつきました。
 
イメージ 2イメージ 3

「暗愚小伝」についてはまた稿を改めて詳しく書こうかなと思っています。

閲覧数が7,000件を超えました。有り難うございます。
 
さて、地上波テレビ東京系で、土曜の夜に「美の巨人たち」という番組を放送しています。BSではBSジャパンで、1ヶ月遅れぐらいで日曜の夜の放映です。毎回、一人の作家の一つの作品に的を絞り、ミニドラマ的なものも交えつつ紹介しています。地味な番組ですが、コアなファンが多いようで(当方もその一人ですが)、平成12年に放映開始で、そろそろ長寿番組の仲間入りですね。
 
光太郎についてもこれまでに3回取り上げられました。平成13年(2001)7月には木彫の「鯰」、同19年(2007)12月には「手」、昨年(2011)11月には「十和田湖畔の裸婦像」。光雲の「老猿」も、平成19(2007)年6月に扱われました。今後、ぜひ智恵子や光太郎の弟・豊周についても取り上げて欲しいものです。
 
先週土曜日のオンエアは、17世紀イタリアバロック期の彫刻家、ジャン・ロレンツォ・ベルニーニ作「アポロンとダフネ」。ギリシャ神話に題を取ったもので、全能神ゼウスの息子、アポロンが、川の神の娘、ダフネに恋をしますが、これを嫌って逃げるダフネと、追いすがるアポロンの姿を刻んだものです。逃げるダフネの体は半分月桂樹に変化(へんげ)しています。
 
イメージ 1
 
大理石の彫刻ですが、「超絶技巧」という点では舌を巻く様な作品でした。何しろ、薄い月桂樹の葉まで(それも何枚も)一つの石から掘り出しているのです。番組の中で、同じことを現代の彫刻家に依頼してやってもらっていましたが、見事に(笑)失敗していました。
 
特に興味深かったのは、「展示」に対する作者の意図でした。
 
この彫刻は、完成後にどこにどのように置かれるかがあらかじめ判っていて、ベルニーニはその空間構成を考えて作っているとのことでした。例えば、壁際に置かれることが判っていたので、壁側に当たる面は粗彫りのままの箇所が残っているとか、展示場所に入ってきた人に、はじめはアポロンの後ろ姿だけが見えるようにし、やがて近づくと逃げるダフネの姿が眼に入るようにしてある、といった点です。ベルニーニは、こういう作り方で「物語性」を彫刻に持たせていた、という結論に達していました。「なるほど」と思わされました。
 
しかし、光太郎はベルニーニに対して、高い評価は与えていません。『高村光太郎全集』増補版全21巻別巻1、全体を通してベルニーニの名前は1回しか出て来ませんし、その1回も「ベルニニ、カノヷ、ジエロオム、マクモニイ、降つて現今の新海竹太郎氏あたりの彫刻については生死でも口にする外何も言ふ気になれない」(「言ひたい事を言ふ」大正3年 『高村光太郎全集』第4巻)と、とりつく島もありません。
 
「超絶技巧」といえば、光太郎の父・光雲の木彫。薄い月桂樹の葉をも石から掘り出すベルニーニに負けず劣らず、一本の木から観音像の持つ蓮の花まで掘り出していました。
 
しかし、光太郎はこの手の「超絶技巧」には否定的なのです。
 
薄いものを薄く彫つてしまふと下品になり、がさつになり、ブリキのように堅くなり、遂に彫刻性を失ふ。これは肉合いの妙味によつて翅の意味を解釈し、木材の気持に随つて処理してゆかねばならない。多くの彫金製のセミが下品に見えるのは此の点を考へないためである。すべて薄いものを実物のやうに薄く作つてしまふのは浅はかである。
(「蝉の美と造型」 昭和15年(1940) 『高村光太郎』全集第5巻)
 
ここには「具象」から「抽象」への発展といった考えが垣間見えます。ただ、光太郎は完全に「抽象」へは進みませんでしたが。
 
また、「物語性」についても、光太郎は若い頃は積極的に自作に取り入れていましたが、後に方向転換します。
 
若し私が此の胸中の氤氳を言葉によつて吐き出す事をしなかつたら、私の彫刻が此の表現をひきうけねばならない。勢ひ、私の彫刻は多分に文学的になり、何かを物語らなければならなくなる。これは彫刻を病ましめる事である。
(「自分と詩との関係」 昭和15年(1940) 同第8巻)
 
しかし、どうしても吐き出したい「胸中の氤氳」をどうするか。そこで「詩」です。
 
私はどうしても彫刻で何かを語らずには居られなかつたのである。この愚劣な彫刻の病気に気づいた私は、その頃ついに短歌を書く事によつて自分の彫刻を護らうと思ふに至つた。その延長が今日の私の詩である。それ故、私の短歌も詩も、叙景や、客観描写のものは甚だ少く、多くは直接法の主観的言志の形をとつてゐる。客観描写の欲望は彫刻の製作によつて満たされてゐるのである。かういふわけで私の詩は自分では自分にとつての一つの安全弁であると思つてゐる。
(同)
 
この点についてはまた別の機会で述べましょう。
 
さて、大阪の研究者・西浦氏から、また海外の写真等をいただきました。今日のこのブログの内容に関わりますので、その辺を明日。

国立西洋美術館の「手の痕跡」展、高村光太郎研究会のレポートに行く前に、近々放映されるテレビ番組の情報を載せておきます。  

「智恵子抄」001

衛星劇場 CS219 2012/12/5(水) 後06:30 12/8(土) 後02:45 
12/11(火) 後06:00  12/19(水) 前11:00  12/31(月) 深03:45
 
以前のブログで紹介しました松竹映画「智恵子抄」です。智恵子は岩下志麻さん、光太郎は故・丹波哲郎さん。
 
衛星劇場」は有料のCS放送で、松竹グループの衛星一般放送の映画専門チャンネルです。
 
これも以前のブログに書きましたが、冒頭近い部分、「パンの会」のシーンはどうやら当方の住まう千葉県香取市でのロケのようです。
  

木曜8時のコンサート~名曲!にっぽんの歌~

テレビ東京  2012/11/29(木)19:58~20:54
 
11/10のブログで御紹介した内容です。11/15にオンエアの予定だったのですが、急遽、森光子さんの追悼番組に変更、先送りになりました。二代目コロムビア・ローズさんがご出演、昭和39年のヒット曲「智恵子抄」を披露されます。
 
その追悼番組を見て知りました。森光子さん、当方は舞台「放浪記」やテレビのホームドラマなどのイメージしかなかったのですが、芸能生活の出発は歌手だったとのこと。クラシックもポピュラーもこなした歌手の関種子(明40=1907~平2=1990)のお弟子さんだったそうです。関種子というと、昭和14年(1929)、光太郎作詞、箕作秋吉作曲の「こどもの報告」のレコードをポリドールからリリースしています。こんな間接的なつながりもあったのですね。
 

小林麻耶の本に会いたい

BSジャパン 2012/11/30(金) 22時30分~23時00分     再放送12/7
 
本棚につまっているその人の「人生」。著名人を訪ね、その人柄や考え方、意外な素顔に小林麻耶が迫ります。
 
今回は文学ゆかりの場所をめぐる「本に会える散歩道」。東京の中心として明治時代から栄える日比谷を散歩します。

案内してくれるのは、評論家・山田五郎さん。

まずは、人気海外ドラマさながら24時間で謎発生から解決までが描かれている「魔都」の舞台となった東京會舘を紹介。 続いて案内してくれたのは、歴史深い日比谷公園で太宰治が自決する前に書いた作品「渡り鳥」の舞台となる日比谷公会堂、多くの文豪が愛したレストラン「松本楼」では智恵子抄に書かれた氷菓を頂きます。

その他、池波正太郎の銀座日記で登場する「慶楽」ではグルメとして名高い池波正太郎が愛した焼きそばを頂くなど、様々な文豪ゆかりの場所を紹介していきます。

出演者 
MC:小林麻耶 山田五郎
 
松本楼さんは毎年4月2日の光太郎忌日・連翹忌の会場です。

ちなみに11/30の放送では、同じBSジャパンで直前の放送枠(22:00~22:30)が千葉県香取市佐原地区を紹介する「百年の町なみ 千葉県・佐原 江戸の風情が薫る水の郷」です。併せてご覧下さい。
 
さらにいうなら、翌日12/1(土)では、昨年と今年、光太郎智恵子を扱った舞台「月にぬれた手」の公演をなさった渡辺えりさん主演の「100の資格を持つ女 風薫る水郷・佐原の醤油蔵に呪いの連続殺人!!」の再放送(本放送は数年前でした)があります。12:00~14:00、地上波テレビ朝日系です。光太郎とはからみませんが、ご覧下さい。
 
もう一件、光太郎とはからまないかもしれませんが紹介しておきます。 

ドラマ☆駅弁ひとり旅~東北編~ #10

BSジャパン  2012/11/27(火) 8時00分~8時30分
 
「漫画アクション」に連載中の人気紀行漫画をドラマ化。駅弁をテーマにした料理と鉄道を愛する主人公の中年男が美女と共に旅しながら日本全国の名物駅弁を食べつくす!
 
新花巻駅で駅弁を買い、宮澤賢治ゆかりの地を訪ねる大介(岡田義徳)と藤村咲子(須藤温子)はさっそく「山猫軒」へ。雄大な景色を見ながら「注文の多い料理店」というご当地弁当を満喫。宮澤賢治記念館を見学した後向かった先は、「銀河鉄道の夜」のモチーフになった釜石線のめがね橋。ライトアップされた橋を渡る列車は幻想的で、その美しさに大食漢の咲子も思わずうっとり…。

◆出演者
中原大介役…岡田義徳 中原優子(大介の妻)役…加藤貴子 大介が旅先で知り合うマドンナたち…山本ひかる、波瑠、須藤温子

近々オンエアされるテレビ放送を紹介します。それぞれ光太郎ゆかりの地の紹介やレポートですね。 

【旅チャンネル】CS362 2012年11月11日(日) 7時00分~7時30分 
 
「根津・谷中」紀行 伝統 素敵な和の街 小都 谷根千 東京下町 根津神社 寺町 下町散策
旅人:西田早希

番組内容
伝統と今様が織り成す素敵な和の街へ、心のままに、ちょっと「小都たび」 第3話「根津・谷中」 東京上野のすぐ北に位置する谷中、根津、千駄木は、谷根千(やねせん)と呼ばれて人気の東京下町エリア。朱塗りの鳥居がたつ荘厳な根津神社から谷中方面へ。谷中は江戸時代に幕府によって約70もの寺が集められた寺町。古くから続くお店や寺町情緒に惹かれた若い感性が開いた新しいショップなどを巡りながら、下町散策を楽しみます。

003

 

あさイチ

【NHK総合】 2012年11月14日(水) 8時15分~9時55分 
 
“スピリチュアル・トラブル”にご用心▽ピカピカ☆日本「青森県十和田市」▽体ぽかぽか 鶏飯【ゲスト】山口もえ,玉ちゃん ほか(内容は変更になる場合があります)

番組内容
“スピリチュアル・トラブル”にご用心▽ピカピカ☆日本「青森県十和田市」(古原靖久)▽解決!ゴハン「体ぽかぽか 鶏飯」<中断>9:00−9:05 [字]ニュース・気象情報

出演者
 ゲスト 山口もえ 玉ちゃん 弁護士…山口貴士
 講師  料理研究家…尾身奈美枝
 キャスター 井ノ原快彦,有働由美子,駒村多恵
 

【BSフジ】 2012年11月15日(木)22時00分~22時55分100 
 
日本全国の旅情あふれる鉄道路線を美しいハイビジョン映像でお届け!今回は、「みちのくの大自然を行く 釜石線・山田線・岩泉線」の旅。

番組内容
宮沢賢治の故郷・岩手県花巻と三陸海岸の港町・釜石市を結ぶ釜石線。賢治が「銀河鉄道の夜」のモチーフにしたといわれる宮守川橋梁は観光シーズンにはライトアップされ、その上を走る列車は幻想的で、まさに“銀河鉄道"。そして沿線には、民話に彩られた里・遠野があり、多くの観光客が訪れている。 急峻な山を越えるため、ヘアピンカーブがあり、車窓からこれから行く線路と駅が見下ろせるという珍しい経験もできる。釜石からは山田線に乗り込み、三陸海岸と北上山地の大自然の絶景を堪能しながら盛岡に向かう。山田線の茂市駅から出ている盲腸線の岩泉線は、終点の岩泉まで走る列車が1日わずか3往復しかないまさにローカル線だが、山あいの美しい自然の中、趣のある集落をたどる列車の旅は他では味わえない贅沢さに満ちている。


 それぞれ、ぜひご覧下さい。

BS朝日で本日放送された「若大将のゆうゆう散歩 「千駄木(前半)」」。録画しておきました。今、このブログを書きながら見ています。地上波で今月初めにオンエアがあったのですがうっかり見落とし、BSでの再放送があって助かりました。

000
 
加山雄三さん、冒頭部分で千駄木駅から団子坂を上られました。「森鷗外、高村光太郎、川端康成、夏目漱石ら文豪が暮らした街」と紹介されました。嬉しいですね。こういうところで名前が出なくなってしまわないようにしたいものです。
 
その他、伝統の飴細工のお店や、人情味あふれる商店街などが紹介されています。
 
ところで、千駄木界隈が取り上げられると、「下町」として紹介されます。たしかに不忍通りや今回加山さんが歩いたよみせ通りなど坂の下は「下町」の風情です。しかし、団子坂の上などは「山の手」と言えるはず。結論。千駄木は山の手と下町の混在した街である。どうでしょう? ところで「山の手」の区域も、気取った雰囲気ではなく、そこがこの街のいいところだと思います。
 
明日は「若大将のゆうゆう散歩 「千駄木(後半)」」。17:25からのオンエアです。また、明後日はBS11で、「日本ほのぼの散歩 東京・谷根千」(20:00~)。是非ご覧下さい。
 
 
それから週末にはこんな番組もありますね。福島安達太良山が取り上げられます。 

にっぽん百名山 グッと来る!東北の山たびへ

NHKBSプレミアム 2012年10月27日(土) 19時30分~21時00分

番組内容
秋の東北の山は魅力がいっぱい。山の達人が登山のほか、紅葉の絶景、山麓の祭り、温泉、パワースポット、スイーツなどを楽しむ。福島の安達太良山を田部井淳子と華恵が女子会ハイキング、八甲田の紅葉をほっしゃん。が堪能。津軽の岩木山では、お山参詣を風間トオルが体感する。みなみらんぼうの心に染みる山歩き、w-inds.が沢登りに挑戦。思わず出かけたくなるグッとくる!山旅の魅力が満載。

司会 内藤剛志、中田有紀

001


ぜひご覧下さい。

テレビ放映の情報です。気がつくのが遅れ、紹介が遅くなってしまいました。 

百年名家 「東京 根津・千駄木~文豪の愛したお屋敷町~」

 BS朝日1 2012年10月14日(日) 12時00分~12時55分 の放送内容
 
「谷根千(やねせん)」と呼ばれ、親しまれる谷中、根津、千駄木地区。夏目漱石や森鴎外などが居を構え、文豪たちに愛された閑静なお屋敷町を八嶋さんと本上さんが巡ります。

番組内容

最初に訪れたのは千駄木の洋館。ステンドグラスには、当時の社会情勢を反映した戦闘機と戦艦が描かれている。また、女中さんの呼び出し装置など様々な工夫も。そんな邸宅の収納を整理していると意外なものを発見。次に向かったのは、大正8年建築の大邸宅。在来建築技術と西洋技術を融合して建てられた。戦時中の空襲にも焼け残ったこの家にあったのは、なんと防空壕。その入口は、何とも意外な場所に隠されていた。最後に、根津の料理店を訪ねる。文化庁指定登録有形文化財の店内中央には、なんと築百年を超える土蔵が残されていた。新旧の混ざり合った贅沢な空間で、大都会に息づく歴史の重さに心を打たれる二人だった。

番組概要

百年名家~築100年の家を訪ねる旅~▽築100年以上の家屋を訪ね、そこに暮らす家族や街の様子を紹介。今も息づく伝統的な家と生活を守り続ける人々に触れ、生きるヒントや豊かな生活を送るための知恵を探します

出演者

八嶋智人、本上まなみ
 
003


この番組、昨年、震災直前に当方の住まう香取市でロケを行い、追加で震災後の惨状を交えて放送されました。それ以来、親しみを感じている番組です。
 
今回の注目は、番組内容の中にある「大正8年建築の大邸宅」。旧安田楠雄邸というところで、安田財閥に関わります。この家、通称「155番地」=高村家(光太郎実家)のお隣です。そんなわけで、平成21年にはここで「となりの高村さん展」という一風変わった展覧会が開かれました。
 
今回も高村家に関して触れられることを期待します。
 
★第一部『愛ガ咲ク コンサート』
 第二部『智恵子抄』(高村光太郎への愛を一生貫き、罵り、叫び、崩れていった、女の半世)

を観に行って参ります。
 
そこで、「百年名家」は録画予約して出かけます。

一昨日のブログで光太郎の最後の談話筆記「ここで浮かれ台で泊まる 花巻」が載った『作家画家の温泉だより ポケット四季の温泉旅行』 を紹介しましたので、今日も温泉ネタで。
 
これも以前のブログで紹介しました温泉系テレビ放送を観ました。
 
今日の午前2時からオンエアの山崎まゆみの混浴秘湯めぐり Part2(CS362 旅チャンネル)と、先週、再放送があったCS309 フジテレビNEXTのもっと温泉に行こう! 花巻編。どちらもCS放送なのですが、無料放送の日でしたので、普通に観ることが出来ました。
 
「山崎まゆみの……」の方は、昭和27年(1952)6月、十和田湖を訪れた光太郎が足をのばした青森の酸ヶ湯温泉でした。ネットで見た番組紹介では「十和田湖の美しさを交え……」とあったのに十和田湖は映りませんでした。それでも素朴な湯治場の雰囲気を残す宿の様子が実によいと思いました。おそらく光太郎が立ち寄った際の建物が現存しているようです。
 
もう一方の「もっと温泉に……」。こち001らは花巻で暮らしていた頃の光太郎が何度か訪れた花巻温泉と西鉛温泉でした。酸ヶ湯と違い近代的な建物のホテルからのレポートでしたが、光太郎が揮毫した宮澤賢治の「雨ニモマケズ」碑や、その他花巻の風景もけっこう紹介されていました。
 
それにしても驚きました。最近の旅番組では「※撮影のためバスタオルを着用しています」というテロップが出るのが普通ですが、「もっと温泉に行こう!」ではそれが出ません。スタッフがサボっているわけではなく、そのテロップを出す必要がないということです。ネットの公式サイトでは「番組ならではの“本物の入浴シーン”も見逃す事が出来ない!」と書かれています。いろいろ自主規制的な部分がやかましい昨今のテレビですが、今時こんな番組があったのか! というのが正直な感想です。だから深夜のオンエアなのかと変に納得しました。
 
当方、この秋もあちこちに出かけます。行った先で立ち寄り湯を探してつかってこようと思いました。番組の中で山崎まゆみさんもおっしゃっていましたが、そういうところでの地元の方々との触れ合いが一つの魅力だと思います。

↑このページのトップヘ