カテゴリ:その他 > 光太郎没後年譜

今年一年を振り返る企画、最終日です。

9月2日(水)
 『毎日新聞』の夕刊文化面に「大岡信と戦後日本/28 折々のうた 詩歌の喜びと驚きを示す」という記事が掲載され、光太郎にも触れられました。

9月4日(金)~9月23日(水)
花巻高村光太郎記念館で企画展「光太郎の父 光雲の鈿女命(うずめのみこと)」が開催され、光雲令孫の藤岡貞彦氏から寄贈された「鈿女命像」が展示されました。9月15日(火) には、関連行事として高村光太郎記念館講座「光太郎の父 高村光雲の彫刻に触れる」が開催されました。当方が講師を務めさせていただきました。
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9月9日(水)~9月21日(月)
岡山市の丸善岡山シンフォニービル店ギャラリーで、「高田博厚とパリの仲間たち展」が開催され、光太郎作の木版で、明治43年(1910)、鉄幹与謝野寛の歌集『相聞』の挿画として制作された『幼き QLAUAPATRAT』が展示されました。

9月11日(金)
BS-TBSで「日本の名峰・絶景探訪 #58  紅葉色めく湯の山 安達太良山」が再放送されました。初回放映は平成26年(2014)、光太郎智恵子にも触れられました。
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9月11日(金)~12月13日(日)
鎌倉市川喜多映画記念館で「特別展 生誕100年 激動の時代を生きた二人の女優- 原節子と山口淑子」が開催されました。昭和32年(1957)公開の東宝映画「智恵子抄」(原節子さん主演)に関する展示がなされた他、会期中、「智恵子抄」の上映もありました。

9月17日(木)
『毎日新聞』大阪版が、光太郎作「みちのく(十和田湖畔の裸婦群像のための中型試作)」を含む御堂筋の野外彫刻群に、何者かの手によって謎の花飾りが付けられていることを報じました。
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9月18日(金)~12月13日(日)
台東区立中央図書館で企画展「上野公園~近代の歩み~」が開催され、光雲が主任となって東京美術学校が制作に当たった西郷隆盛像に関する資料等が展示されました。

9月19日(土)~12月20日(日)
和歌山市の和歌山近代美術館で、「コレクションの50年」展が開催され、光太郎の油絵「佐藤春夫像」(大正3年=1914)が展示されました。
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9月20日(日)

こぶし書房から石巻学プロジェクト編『石巻学VOL.5』が刊行されました。古関良行氏「紀行文を旅する」などで、昭和6年(1931)、光太郎が三陸廻りの旅を紀行文にしたためたことなどが紹介されました。

9月26日(土)~10月25日(日)
台東区の東京藝術大学大学美術館で、「藝大コレクション展 2020――藝大年代記(クロニクル)」が開催され、光太郎の木彫「蓮根」(昭和5年頃=1930頃)が展示されました。
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9月29日(火)~10月11日(日)
千葉県成田市の文化芸術センタースカイタウンギャラリーで第44回千葉県移動美術館~近代日本を代表する作家から成田市ゆかりの作家まで~」が開催され、光太郎ブロンズ「裸婦坐像」(大正6年=1917)が展示されました。

10月1日(木)
株式会社ユニプランからユニプラン編集部編『散策&観賞 岩手(南部地域)編 ~修学旅行に行く前に読む本~』が発行されました。「高村光太郎記念館・高村山荘」の項の他、「光太郎の軌跡」というコラムも含みます。
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10月3日(土)~2021年1月31日(日)
北海道函館市の北海道立函館美術館で「ミュージアム・コレクション秋~冬 鷗亭と賢治・光太郎」が開催され、書家の金子鷗亭による光太郎詩文の書が展示されました。関連行事として、11月7日(土)、道立松前高書道部による書道パフォーマンスが行われ、光太郎詩「鯰」(大正15年=1926)の書が制作されました。

10月4日(日)~11月22日(日)
鎌倉市のカフェ兼ギャラリー・笛で「想い出 高村光太郎」展が開催され、光太郎ブロンズ「聖母子像」(大正13年=1924)や直筆の書などが展示されました。
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10月5日(月) 
智恵子忌日・レモンの日に合わせ、地方紙『福島民友』が
【高村光太郎の詩集】智恵子抄 心にずっと...古里の『ほんとの空』」という記事を掲載しました。

同日、当会に於いて会報的な冊子『光太郎資料54』を発行しました。
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10月5日(月)~11月23日(月・祝)
花巻高村光太郎記念館で、高村光太郎とホームスパン-山居に見た夢-」展が開催されました。メインは、光太郎遺品の中にあった毛布。光太郎の日記の中に「メーレー夫人の毛布」という記述が複数回あり、岩手県立大学の菊池直子教授らの調査により、イギリスの染織家エセル・メレ(1872~1952)本人か、その工房の作と確認されました。
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10月7日(水)~11月3日(火・祝)
埼玉県東松山市の市総合会館で「高田博厚展2020」が開催され、高田作の光太郎胸像(昭和33年=1958)に関する展示も行われました。
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10月9日(金)~11月29日(日)
岡山県井原市の井原市立田中美術館で特別展「没後110年 荻原守衛〈碌山〉―ロダンに学んだ若き天才彫刻家―」が開催され、「獅子吼」(明治35年=1902)など、光太郎作のブロンズ7点も出品されました。

10月10日(土)~11月23日(月・祝)
福島県二本松市の智恵子の生家で、通常、非公開としている生家2階の一部が公開されました。また、隣接する智恵子記念館では、智恵子紙絵の実物展示が行われました。
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10月15日(木)
8月にオープンした道の駅はなまき西南(愛称・賢治と光太郎の郷)で、同駅テナント・ミレットキッチン花 (フラワー)の新メニュー「光太郎ランチ」お披露目会が開催されました。この後、毎月15日に光太郎ランチの限定販売が行われています。

10月19日(月)~12月20日(日)
栃木県佐野市の佐野東石美術館で「第4回 佐野東石美術館開館40周年記念「木彫の美」」が開催され、光雲作の木彫「牧童」(大正9年=1920)が展示されました。
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10月20日(火)
京都大学学術出版会から、田路貴浩編『分離派建築会 日本のモダニズム建築誕生』が刊行されました。神奈川県立近代美術館長・水沢勉氏がウィーン分離派と日本との数少ない関連の例として、智恵子による雑誌『青鞜』表紙絵について玉稿を寄せられています。題して「分離派と日本 分光と鏡像——雑誌『青鞜』創刊号表紙絵をきっかけに」。平成29年(2017)に水沢氏、智恵子による女神像的な『青鞜』創刊号の表紙絵(中央下画像)、ウィーン分離派のヨーゼフ・エンゲルハルトという画家の寄木細工作品を模写したものであることを突き止められ、その件について書かれています。
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11月3日(火)、11月15日(日)、11月23日(月・祝) 
福島県二本松市の男女共生センターに於いて智恵子のまち夢くらぶ主催の市民講座「智恵子講座2020」が開催されました。講師は、11/3・西浦基氏(高村光太郎研究会)、11/15・当方、11/23・熊谷健一氏(智恵子のまち夢くらぶ代表)でした。

11月7日(土)~11月29日(日)
京都市の浄土宗 総本山知恩院で「秋のライトアップ二〇二〇」が開催され、光雲原型のブロンズ聖観音像のライトアップも為されました。
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11月10日(火)
伊集院静氏著『文字に美はありや。』が文藝春秋から文春文庫の一冊として刊行されました。「猛女と詩人の恋」という項で、光太郎書が取り上げられています。元版のハードカバーは平成30年(2018)に同社から刊行されています。             
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11月14日(土)~12月13日(日)
千代田区の三の丸尚蔵館で「第87回展覧会 名作を伝える-明治天皇と美術 後期展示 明治天皇のまなざし」が開催され、光雲作の木彫「矮鶏置物」(明治22年=1889)が展示されました。

11月16日(月)
短歌研究社から塩川治子氏著『歌人番外列伝|異色歌人逍遥』が刊行されました。「白斧の人──高村光太郎」という章を含みます。
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11月18日(水)~2021年1月31日(日)
青森県十和田市の十和田湖畔休屋地区で「カミのすむ山 十和田湖 光の冬物語 2020-2021 in国立公園十和田湖 十和田神社 by FeStA LuCe」が開催中です。これまで行われてきた「十和田湖冬物語」に代わるイベントで、イルミネーション、3D、レーザー、ライトアップ、プロジェクションマッピングなどを主体とし、光太郎最後の大作「十和田湖畔の裸婦群像(通称・乙女の像)」のライトアップも為されています。

11月20日(金)
盛岡ご在住の加藤千晴氏(光太郎と年齢の離れた従妹、加藤照さんのご子息)が冊子『高村光太郎と共に』を自費出版されました。親族のお立場から見ての光太郎像ということで、貴重なものです。
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11月26日(木)~12月2日(水)
台東区の東京都立美術館で「第42回 東京書作展」が開催されました。最優秀賞に当たる内閣総理大臣賞、それにつぐ東京新聞賞で2点、光太郎詩を題材にした書が選ばれました。

11月30日(月)
文芸同人誌『青い花』第95号が発行されました。詩人で朗読等の活動もなさっている宮尾壽里子氏のエッセイ「巴里 パリ PARIS(三)」で、光太郎に触れられています。
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12月1日(火)~2021年1月31日(日)
仙台市博物館に於いて「特集展示 福島美術館の優品」が開催中です。かつて同市内にあり、平成30年(2018)に閉館した私立の福島美術館の旧蔵品を展示するもので、光雲作の木彫「聖観音像」が並んでいます。

12月2日(水)
「智恵子抄」を課題に開催された「第13回⼭形⼤学⾼校⽣朗読コンクール」の審査結果が発表されました。例年は山形市内の大ホールでの開催でしたが、今年はコロナ禍のため、録画による審査でした。
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12月5日(土)
岩手県花巻市交流会館に於いて「はなまき通検定」の受検が行われました。一般を対象とした花巻に関する知識の深さを認定する検定試験で、光太郎に関する設問も3問含まれていました。のちにこのブログで問題等、詳述します。

12月5日(土)~2021年1月24日(日)
埼玉県比企郡川島町の遠山記念館で「コレクション展 2」が開催されています。「干支にちなんだ彫刻や小袖類など、新春を迎えるのにふさわしい美術品を展示」というコンセプトで、光雲木彫「牛」(大正2年=1913)が展示されています。
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12月5日(土)~2021年1月24日(日)
岩手県花巻市内五つの文化施設で「イーハトーブの先人たち」をテーマにした共同企画展「令和2年度共同企画展 ぐるっと花巻再発見!~イーハトーブの先人たち~」の一環として、花巻高村光太郎記念館で「光太郎と佐藤隆房」が開催中です。
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5c33331b12月7日(月)
 『朝日新聞』夕刊に「(まちの記憶)大井町 東京都品川区 物語生む、にぎわいの交差点」という記事が掲載され、智恵子終焉の地・ゼームス坂病院跡に建つ「レモン哀歌詩碑」などが紹介されました。

12月10日(木)
文治堂書店からPR誌『とんぼ』第11号が発行されました。表紙に当会顧問であらせられた故・北川太一先生の版画が使われています。子息の北川光彦氏による「宮沢賢治『雨ニモマケズ』と高村光太郎」、当方の「連翹忌通信」などが掲載されています。

12月11日(金)~12月25日(金)
台東区の東京藝術大学大学美術館陳列館で「PUBLIC DEVICE -彫刻の象徴性と恒久性-」展が開催されました。ロダン、光太郎へのオマージュ的な作品、彫刻家・小田原のどか氏の「《ロダンの言葉/高村光太郎をなぞる》」が出品されました。
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12月19日(土)
明治美術学会から『近代画説』第29号が発行されました。「特集 近代日本美術史は、作品の現存しない作家をいかに扱うことができるか?」中に、小杉放菴記念日光美術館学芸員の迫内祐司氏による「今戸精司――趣味人としての彫刻家――」が含まれ、光太郎についても言及されています。この書籍、昨日届きまして、詳細は改めてご紹介いたします。

12月21日(月)
智恵子の故郷、福島県二本松で智恵子の顕彰活動をなさっている智恵子のまち夢くらぶさんの会報的な『智恵子講座2020文集』が発行されました。上記「智恵子講座2020」受講者・当方を含む講師らの寄稿によるものです。
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また、この項で月ごとのご紹介はしませんでしたが、隔月刊誌『花巻まち散歩マガジン Machicoco(マチココ)』さんが、花巻高村光太郎記念館さんのご協力で、「光太郎レシピ」という連載を続けて下さっています。

以上、3日間にわたって、今年1年を振り返ってみました。情報の収集には努めましたが、見落としは多々あるかと存じます。よろしくご寛恕の程お願い申し上げます。「こういう出版物があった」「こんなイベントもやっていたよ」という情報をお持ちの方は、コメント欄等よりご教示いただければ幸いです。

今年一年は、コロナ禍を抜きには語れない年となりまして、この世界でも多くの展覧会やイベント、公演等が中止に追い込まれました。それでも出版やテレビ放映などの分野では、ほぼ例年通りに光太郎智恵子、光雲等を取り上げて下さいました。感謝に堪えません。コロナ禍終息後には、またさらに多くの方面で、光太郎智恵子らが取り上げられることを願って已みません。

【折々のことば・光太郎】

風にて雪が空をとぶ。壮観なり。


昭和20年(1945)12月11日の日記より 光太郎63歳

いわゆる「地吹雪」。一度、当方も青森に行った際に経験しましたが、それが連日となると……ですね。

今年一年を振り返る2回目で、今日は5月から8月です。

5月14日(木)
地方紙『岩手日報』に、「「非常の時」共感呼ぶ 高村光太郎が花巻空襲後に詩作 勇敢な医療者たたえる」という記事が載りました。昭和20年(1945)の花巻空襲の際に、自らの危険を顧みず負傷者の救護に当たった花巻病院の関係者に贈った詩「非常の時」が、コロナ禍に立ち向かう現在の医療従事者の皆さんに対するエールとしても読める、ということで話題になっているという内容でした。

5月16日(土)~5月31日(日)
福島二本松の智恵子の生家/智恵子記念館で「高村智恵子 生誕祭」が開催されました。「上川崎和紙で作ろう智恵子の紙絵」、智恵子作「紙絵」実物展示公開、生家二階の特別公開などが行われました。
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6月2日(火)~6月7日(日)3d3c3058-s
神戸市の兵庫県立美術館で「特別展 開館50周年 超・名品展」が開催され、光太郎作のブロンズ「裸婦坐像」(大正6年=1917)が展示されました。コロナ禍のため、会期を大幅に短縮しての開催でした。

6月2日(火)~6月8日(月)
千葉市のそごう千葉店美術画廊で、「近代秀作木彫展」が開催され、光太郎の父・光雲作の「孔子像」、「大国主命」、「瑞雲」、光雲の師・髙村東雲の孫にして光雲の弟子・髙村晴雲の「釈迦如来像」などが展示されました。

6月2日(火)~8月23日(日)
立川市のたましん美術館で、「開館記念展Ⅰたまびらき―たましんの日本近代美術コレクション―」が開催され、光太郎ブロンズの代表作「手」(大正7年=1918)が出品されました。
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6月2日(火)~8月30日(日)
長野県安曇野市の豊科近代美術館で、
高田博厚生誕120年記念展―パリと思索と彫刻―」が開催され、光太郎に関わる展示も為されました。

6月5日(金)~9月6日(日)
愛知県小牧市 のメナード美術館で「所蔵企画展 画家たちの欧羅巴」が開催され、光太郎の木彫「鯰」(昭和6年=1931)が展示されました。
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6月6日(土)
地方紙『岩手日日』に、「手作りマスク人気 一節印字した紙片同封も 高村光太郎記念館」という記事が掲載されました。花巻高村光太郎記念館さんの女性スタッフの方々による手作り光太郎マスクの件でした。マスクは光太郎の揮毫「正直親切」をあしらった手ぬぐいを素材とし、「光太郎の食卓カレンダー」もセットで販売されたりもしました。

 6月8日(月)
1月25日(土)~2月2日(日)に新国立劇場小劇場にて公演された鈴木勝秀×る・ひまわり第3弾公演舞台『る・ぽえ』DVDが発売されました。「高村光太郎「智恵子抄」をモチーフにした夫婦の話」を含みます。
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6月13日(土)
地上波テレビ東京の「新美の巨人たち」が「希望を与え続けてきた『ノートルダム大聖堂』復活への祈り」を放映し、昨年、火災に遭ったノートルダム・ド・パリが取りあげられ、光太郎詩「雨にうたるるカテドラル」が紹介されました。系列のBSテレ東では6月20日(土)に放映がありました。

6月14日(日)
『毎日新聞』に、島根県立石見美術館専門学芸員・川西由里氏による「今よみがえる森鷗外15 美術界に残した足跡 一歩退き冷静に見つめ」と言う記事が掲載され、光太郎と鷗外について紹介されました。

6月15日(月)
文治堂書店からPR誌『トンボ』第10号が発行されました。1月に亡くなった当会顧問であらせられた北川太一先生の追悼特集が組まれました。
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6月20日(土)
ナカニシヤ出版から渡邊毅氏著『道徳教育における人物伝教材の研究 人は偉人を模倣する』が刊行されました。「第三章 偉人に学び生きた偉人たちの群像」中の「第七節 僕の後ろに道は出来る ―高村光太郎とオーギュスト・ロダン」で光太郎に触れられています。

6月27日(土)・28日(日)
新宿区のパフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』で、「角田佳代ひとり芝居『売り言葉』」の公演がありました。智恵子を主人公とする一人芝居でした。
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6月24日(水)
ローカルテレビ局IBC岩手放送の「わが町バンザイ」のオンエアが「花巻南温泉峡」。花巻高村光太郎記念館・高村山荘が大きく取り上げられました。

6月27日(土)~7月4日(土)
高知県安芸郡安田町の映画館、大心劇場で、昭和42年(1967)公開の松竹映画「智恵子抄」(岩下志麻さん、丹波哲郎さんほかご出演)が上映されました。
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dfa8dbd36月27日(土)~9月13日(日)
石川県七尾市の石川県七尾美術館で、企画展「伝えゆく池田コレクションの魅力 〈第1期〉~日本画・彫刻を中心に~/~美濃焼と漆工を味わう~」が開催され、光太郎の父・光雲の木彫、昭和6年(1931)の「聖観音像」が出品されました。

7月1日(水)
雑誌『群像』2020年7月号に、彫刻家・小田原のどか氏による「彫刻の問題――加藤典洋、吉本隆明、高村光太郎から回路を開く―」が掲載されました。

7月3日(金)
海竜社から、中川越氏著『愛の手紙の決めゼリフ 文豪はこうして心をつかんだ』が刊行されました。「冷厳な決別の中に永遠の愛をひそませた高村光太郎」という章を含みます。
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7月4日(土)~8月23日(日)
広島県呉市の呉美術館で「令和2年度コレクション展Ⅰ 呉の美術 没後70年 南薫造をしのぶ」が開催され、南と交流のあった光太郎のブロンズ代表作「手」(大正7年=1918)が出品されました。

7月6日(月)
日本コカ・コーラ社から、「リアルゴールド ウルトラチャージレモン 「やる気」をアップする、“あの人”の金言つきデザインボトル」が発売され、光太郎詩「道程」(大正3年=1914)の一節「僕の前に道はない 僕の後ろに道は出来る」も採用されました。
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7月8日(水)
テノール歌手の永田峰雄さんが亡くなりました。平成15年(2003)、カメラータトウキョウさんから「別宮貞雄歌曲集「智恵子抄」/ロベルト・シューマン歌曲集「詩人の恋」」をリリースされていました。

7月10日(金)
宮中歌会始の選者も務められた歌人の岡井隆氏が亡くなりました。光太郎に関する著書もおありでした。

7月11日(土)~9月27日(日)
和歌山県伊都郡高野町の高野山霊宝館で「令和2年度夏期企画展「如来 -NYORAI-」が開催され、光雲作の「仏頭」(昭和8年=1933頃)が展示されました。金剛峯寺さんご本尊の薬師如来坐像のための習作です。
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7月15日(水)
広報はなまき7月15日号に、「花巻歴史探訪 郷土ゆかりの文化財編 高村光太郎『手』」という記事が載りました。

7月18日(土)~9月21日(月)
千葉市の千葉県立美術館で、「コレクション展 高村光太郎の生きた時代」 が開催され、光太郎ブロンズ8点と、交流のあった作家の作品が出品されました。

7月20日(月)
秀明大学出版会から、同大学長の川島幸希氏著『140字の文豪たち』が刊行されました。氏がツイッター上で「初版道」というアカウントを展開中で、本書はそちらに掲載されたツイートを再編したものです。光太郎にも触れられています。
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8月5日(水)
ソニーミュージックから、J-POPアーティスト・米津玄師さんのニューアルバム「STRAY SHEEP」が発売されました。米津さんご自身、「智恵子抄」収録の絶唱「レモン哀歌」(昭和14年=1939)からのインスパイアもあるかもしれないとおっしゃっている「Lemon」を含みます。

8月7日(金)
岩手県花巻市の花巻高村光太郎記念館近くに、道の駅「はなまき西南」(愛称・賢治と光太郎の郷)がオープンしました。施設内に光太郎、賢治に関する説明板等が展示されています。これにあわせ、花巻高村光太郎記念会で、新商品「智恵子のレモンキャンディー」を発売しました。
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8月7日(金)~13日(木)
宮城県女川町の女川つながる図書館で、「詩人・光太郎と賢治 ~えにしをめぐる~」展が開催されました。
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8月9日(日)
地上波テレビ朝日の「秘湯ロマン」が、栃木県那須塩原市の「塩の湯温泉柏屋旅館」を取り上げ、昭和8年(1933)に逗留した光太郎智恵子にも触れられました。

8月10日(月)
東京都中央区の浜離宮朝日ホールで、「サードアルバムリリース記念 精緻な歌声でつづる日本の心 小林沙羅 ソプラノ・リサイタル 日本の詩(うた)【3/12振替公演】」が開催され、光太郎詩に曲を付けた「或る夜のこころ」「あなたはだんだんきれいになる」「亡き人に」(中村裕美さん作曲)が演奏されました。
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8月16日(日)
歌手の二代目コロムビア・ローズさんが亡くなりました。昭和39年(1964)、丘灯至夫作詞、戸塚三博作曲の「智恵子抄」がヒットし、その年の紅白歌合戦に出場されました。

8月17日(月)~8月23日(日)
全国31局のコミュニティFM局でオンエアされているラジオ番組「仮面女子 雪乃しほりのワクワクサワー」という番組で、「智恵子抄」へのオマージュ的な「ほんとうの空・青い空」というラジオドラマが放送されました。
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三笠書房から板野博行氏著『眠れないほどおもしろいやばい文豪 こうして生まれたあの名作』が刊行されました。「智恵子との「ピュアピュア♡」な関係 高村光太郎」という項を含みます。

同日、静岡は伊東で刊行されている同人誌的な総合文芸誌『岩漿』の第28号が発行されました。主宰の小山修一氏によるエッセイ「高村光太郎と木下杢太郎」が掲載されています。

8月22日(土) 
『朝日新聞』さんの岩手版に「光太郎の心、今も 東京で空襲、賢治の縁で疎開」という記事が載りました。

同日、劇作家・女優の渡辺えりさんがご出演なさったテレビ番組「ザ・インタビュー~トップランナーの肖像~ 渡辺えり×石原正康」がBS朝日でオンエアされました。渡辺さんが、光太郎と交流のあったお父様・渡辺正治氏や、ご自身と光太郎詩との思い出などを語られました。
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8月25日(火)
BS-TBSで、「日本の名峰・絶景探訪▼雪煙舞う厳冬の安達太良山 福島」が放映されました。初回放映は平成26年(2014)の再放送でした。

8月29日(土)
岩手のテレビ局・めんこいテレビさんで1時間の特番「智恵子さん、岩手は気に入りましたか、好きですか?~高村光太郎の山小屋暮らし7年~」が放映されました。
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8月30日(日)
地上波TBSで、「東京の空 #ぼくの、わたしの“ほんとの空”。」の放映がありました。さまざまな事情を抱える人々の、「東京の空」への思いを紹介するもので、光太郎詩「あどけない話」(昭和2年=1927)にも触れられました。

【折々のことば・光太郎】001

学校までの道にて雪中に兎の足あとを発見す、図の如し この形兎になること亘さんにきけり


昭和20年(1945)12月9日の日記より 光太郎63歳


明治生まれとはいえ、都会育ちの光太郎にとっては珍しかったのでしょう。

横に並んでいる二つが後ろ足 、縦の二つが前足です。 ウサギは前足をついてから後足を広げて前に出るため、後ろ足の足跡が前につきます。

今年も残すところあとわずかとなりました。このブログ恒例の、今年一年を振り返る作業にかかります。今日は1月から4月。主な事項のみ取り上げさせていただきます。書籍等の刊行月日は、奥付等に依りました。

1月1日(水)
『月刊致知』2020年2月号で、国際コミュニオン学会名誉会長・鈴木秀子氏という方が、「人生を照らす言葉」と題する連載で、光太郎詩「道程」(大正3年=1914)を取り上げて下さいました。
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同日、株式会社ダイアプレスから『レジェンド文豪のありえない話』が刊行されました。コラム「文豪たちがしたためた恋文」で、大正2年(1913)、結婚前の智恵子に宛てた光太郎からの書簡が紹介されています。

1月12日(日)
当会顧問にして、晩年の光太郎に親炙、その没後は常に顕彰活動の先頭に立ってこられた北川太一先生が亡くなりました。葬儀は1月17日(金)でした。
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同日、元映画女優の小林みどりさん(芸名・青山京子さん)が亡くなりました。東宝映画「智恵子抄」(熊谷久虎監督、智恵子役は故・原節子さん、光太郎役は故・山村聰さん)にも出演され、智恵子の姪にして、看護師の資格を持ち、その最期を看取った長沼春子の役でした。

1月15日(水)
新潮社から信濃川日出雄氏著のコミック『山と食欲と私』第11巻が発売されました。安達太良山が描かれ、光太郎智恵子に触れられてています。
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1月18日(土)・19日(日)
長野市のギャラリー花蔵で、智恵子を主人公とした一人芝居『売り言葉』野田秀樹脚本)の公演がありました。

1月24日(金)
杉並区のソノリウムで、コンサート「中嶋俊晴×白取晃司 いのちの対話 その2」が行われました。出演は中嶋俊晴さん(カウンターテナー)、白取晃司さん(ピアノ)。帯刀菜美さん作曲「 <高村光太郎> レモン哀歌 (委嘱作品)」がプログラムに入っていました。
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1月24日(金)~2月24日(月)
青森県十和田湖畔休屋地区特設会場他で「十和田湖冬物語2020 雪と光とアートの世界」が開催されました。光太郎最後の大作「十和田湖畔の裸婦群像(通称・乙女の像)」のライトアップも為されました。

1月25日(土)
名古屋市のウィルホールで、光太郎に私淑した彫刻家・舟越保武の息女にして、絵本作家・編集者としてご活躍の末盛千枝子さんがご出演された「朗読コンサート&講演会 人生に大切なことはすべて絵本から教わった。」が開催され、光太郎にご自身のお名前を付けてもらったエピソードなどが紹介されました。
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同日、福島県・棚倉町文化センター倉美館で「小林沙羅&山本耕平 デュオ・リサイタル~福島県棚倉町公開収録」が行われました。小林さんの歌唱、河原忠之さんのピアノで、中村裕美さん作曲の「或る夜のこころ」が演奏されています。NHK FMの「ベストオブクラシック」で2月24日(月)、NHK BSプレミアムの「クラシック倶楽部」で3月27日(金)、さらにNHK Eテレの「クラシック音楽館」で5月24日(日)に、それぞれオンエアされました。

1月25日(土)~2月2日(日)51755bf9
渋谷区の新国立劇場小劇場で、演劇公演『る・ぽえ』が開催されました。出演は碓井将大、辻本祐樹、木ノ本嶺浩、林剛史、加藤啓の各氏。「高村光太郎「智恵子抄」をモチーフにした夫婦の話」がプログラムに入っていました。

1月29日(水)
福岡市の当仁公民館で、市民講座、遊友塾 『日本の文学作品を読む』が開催され、光太郎詩「道程」(大正3年=1914)が取り上げられました。講師は船津正明氏(元九州大学非常勤講師)でした。

2月3日(月)~7日(金)
NHK Eテレの「にほんごであそぼ」で、光太郎特集が組まれました。3日(月)「冬が来た」、4日(火)「人に」、5日(水)「道程」、6日(木)「あどけない話」、7日(金)「牛」が、それぞれ取り上げられました。2月17日(月)~21日(金)で、再放送も為されました。

2月7日(金)
『朝日新聞』さんの一面コラム「天声人語」で、詩「冬が来た」(大正2年=1913)が取り上げられました。

2月9日(日)
神奈川県秦野市のクアーズテック秦野カルチャーホールで、郷土芸能の発表や物産展などを行う「ふるさとお国じまん 県人会フェア」が開催され、ステージ発表で「福島(安達ケ原の鬼ばば、智恵子抄)」が披露されました。
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2月11日(火)~2月16日(日)
中央区の東京銀座画廊美術館さんで「東京書作展2020 選抜作家展」が開催され、光太郎詩「道程」(大正3年=1914、雑誌『美の廃墟』に発表された際の102行あった原型から抜粋)を書かれた作品も出品されました。

2月12日(水)~2月18日(火)
新宿区の小田急百貨店新宿店で、「幕末・明治 偉人の書展」が開催され、短歌「海にして太古の民のおどろきをわれふたたびす大空のもと」(明治39年=1906)を揮毫した光太郎の書も展示されました。
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2月13日(木)c9a008dc-s
福島県双葉郡富岡町の文化交流センター学びの森で、「福島大学うつくしまふくしま未来支援センターシンポジウムin 富岡 ~ほんとの空が 戻る日まで~」が開催され、当会の祖・草野心平ゆかりの同郡川内村の遠藤雄幸村長がパネラーとして発表なさいました。

2月15日(土)
茨城県守谷市の守谷中央図書館で「梅花の朗読会」が開催され、詩「道程」(大正3年=1914)も取り上げられました。

2月16日(日)
『福島民友』さんの連載「ふくしま湯けむり探訪」が、「【二本松市・岳温泉】 山を遊び尽くす拠点 新風を吹き込む温泉宿」を組み、光太郎智恵子にも言及されました。

2月19日(水)
森まゆみ氏著『谷根千のイロハ』が亜紀書房から刊行されました。光太郎智恵子、光雲に言及されています。
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2月21日(金)~4月12日(日)
練馬区立美術館で、「生誕140年記念 背く画家 津田青楓とあゆむ明治・大正・昭和」展が開催され、光太郎に関する展示も為されました。

2月23日(日)
静岡市の人宿町やどりぎ座で、智恵子を主人公とした一人芝居「売り言葉」(野田秀樹脚本)の公演がありました。演出・大石明世氏、​出演は滝沢麻友さん、山内梓未さんでした。
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2月24日(月)
学研プラスから目黒哲也氏企画・編集『マンガ名詩・短歌・俳句物語 2 名詩 下』が刊行されました。北田ゆきと氏作画「高村光太郎」を含みます。

3月1日(日)
 日本絵手紙協会発行の『月刊絵手紙』で、平成29年(2017)から花巻高村光太郎記念館さんのご協力で為されてきた「生(いのち)を削って生(いのち)を肥やす 高村光太郎のことば」という連載が終了しました。
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同日、豊島区の広報誌『広報としま』に「春のぽかぽかさくら散歩」という記事が掲載され、光太郎智恵子に言及されました。

3月9日(月)
小学館から井上涼+NHK びじゅチューン!制作班著『びじゅチューン! DVDBOOK 5』が発行されました。NHK Eテレで放映中の同名番組をまとめたもので、「指揮者が手 高村光太郎「手」」を含みます。
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3月10日(火)
京都市のピアノサロン Atelier Minoyaで、「魂に響く朗読と音楽のle petit boheur reading aloud&piano vocal concert」が開催され、光太郎詩「さびしきみち」(大正元年=1912)が取り上げられました。出演は松本愛子さん(Sop/Pf)、木暮昌子さん(フリーアナウンサー)でした。
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3月11日(水)
小学館から早瀬耕氏著『彼女の知らない空』が刊行されました。七編から成る短編集で、第一作「思い過ごしの空」で、光太郎詩「あどけない話」(昭和2年=1927)がモチーフとして使われています。
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3月12日(木)
『週刊新潮』3月12日号の五木寛之氏の連載「生きぬくヒント!」が「高村光太郎の国民歌」という副題で、光太郎作詞の戦時歌謡「歩くうた」(昭和15年=1940)を取り上げました。

3月14日(土)d6d5bd09-s
NHKラジオ第一の「 石丸謙二郎の山カフェ」が「春を感じよう!」という副題で、光太郎随筆「山の春」(昭和26年=1951)を取り上げました。5月30日(土)に再放送がありました。

3月17日(火)
『朝日新聞』に「休校中の子へ、詩集をどうぞ コールサック社、1千冊を無料配布」という記事が掲載されました。出版社コールサック社が、平成28年(2016)刊行の『少年少女に希望を届ける詩集』(光太郎の「道程」(大正3年=1914)、「冬が来た」(大正2年=1913)を含む)を、小中高などの教育関係者、保育園、幼稚園、障害者施設などの従事者、子ども食堂などでボランティアをしている支援者らに無料で配付することの紹介でした。

3月19日(木)
文化審議会文化財分科会の審議・議決を経て、長野市の信濃善光寺仁王門が国登録有形文化財に登録されました。納められている仁王像二尊、三面大黒天像、三宝荒神像は、光太郎の父・光雲とその高弟・米原雲海の手になるものです。
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3月20日(金)
公益財団法人日本近代文学館編刊『日本近代文学館年誌 資料探索 15』が発行されました。書道史研究家で、東京国立博物館名誉館員の古谷稔氏による「高村光太郎と「書」」が掲載されています。
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3月31日(火)
山と渓谷社編刊、『山と溪谷2020年5月号増刊 「最も美しい上高地へ」』が発行されました。大正2年(1913)、一夏を上高地で共に過ごした光太郎智恵子に随所で言及されています。

4月1日(水)
アルテヴァンから、柳原義達著『孤独なる彫刻 造形への道標(みちしるべ)』が増補版として改訂発行されました。「高村光太郎」の項、ロダンの項、「私と彫刻」の項などで光太郎に触れています。
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4月2日(木)
コロナ禍のため、千代田区日比谷公園松本楼で開催予定だった第64回連翹忌の集いを中止と致しました。この日発行の当会会報的な『光太郎資料53』は後日、郵送いたしました。同日、高村光太郎研究会から『高村光太郎研究(41)』が発行されました。
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4月10日(金)
勉誠出版から日本近代文学館編『ビジュアル資料でたどる 文豪たちの東京』が刊行されました。上智大学教授・小林幸夫氏による「千駄木・団子坂:確執と親和の青春―森鷗外と高村光太郎・木下杢太郎 」を含みます。

4月11日(土)
國學院大學名誉教授で、光太郎についての著作もおありだった傳馬義澄氏が亡くなられました。

4月11日(土)~4月17日(金) 5月21日(木)~6月28日(日) 
コロナ禍による中断をはさみ、福島県いわき市の市立草野心平記念文学館で企画展「草野心平の詩 天へのまなざし」が開催され、光太郎に関わる展示も為されました。
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4月14日(火)
日本郵便株式会社東北支社からオリジナルフレーム切手「十和田湖・奥入瀬渓流~四季のひとこま~」が発行されました。光太郎最後の大作「十和田湖畔の裸婦群像(通称・乙女の像)」の写真もデザインされました。

4月15日(水)
『日本古書通信』2020年4月号に、同誌編集長の樽見博氏による「感謝 北川太一さん」という記事が掲載されました。
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4月19日(日)
『しんぶん赤旗』日曜版、「たび」という連載で、福島二本松の智恵子生家とその周辺が大きく紹介されました。
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4月22日(水)
一兎舎から田丸めぐみ氏著『荻原碌山伝記小説 我がいのち「女」へ』が刊行されました。光太郎も登場します。
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4月26日(日)c8617d4e-s
岩手の盛岡でシニア世代向けに発行されている情報誌『シニアズ』に、生前の光太郎をご存じで、花巻ご在住の浅沼隆さんの談話筆記「晩年を花巻で過ごした芸術の天才 高村光太郎の人柄」が載りました。 

4月28日(火)
俳優の金内喜久夫さんが亡くなりました。金内さんは平成23年(2011)と翌年、渡辺えりさん作の舞台「月にぬれた手」で、主役の光太郎役を演じられました。

3月半ば頃までは、例年通りにいろいろなイベント等も組まれていたんだな、と改めて思いました。その後は、当会主催の連翹忌をはじめ、櫛の歯が抜けるように中止、延期のオンパレード。

例年なら、今日の内容に花卷高村祭(5/15)や碌山忌(4/22)などが入っていたのですが……。

とにかくこのコロナ禍が早く収まることを願って已みません。

明日は5月から8月を。

【折々のことば・光太郎】

日出頃東天の朝焼茜色に美し。雪雲の反映とみゆ、午前中に雪となり、午后やむ。二寸程つもる。 〒来らず 此雪が根雪となるか、一度きえるか分らず。夜中々冷える。流場も凍る、


昭和20年(1945)12月3日の日記より 光太郎63歳

前日から断続的に、この冬初めての雪でした。故・北川太一先生が「生涯で最も鮮烈な冬」と呼んだ、過酷な季節の始まりです。

このブログで、開催予定ということご紹介してきたイベントのうち、いくつかが新型コロナウイルス対策ということで、中止や延期の措置がとられています。

声に出してみる美しい日本語 ワークショップ・公演(大阪府枚方市) → 中止

斎藤与里没後60年特別展(埼玉県加須市) → 延期(詳細日程等未定)


それから、順次ご紹介していこうと思っていたイベントも。

しかし、企画して下さったこと等につき敬意を表し、一応ご紹介させていただきます。

3月7日(土)・3月14日(土) 茅ヶ崎市松林公民館文学講座 “うた”のこころとかたち  中止

文学の起源は、人の思いがふとこぼれ出る瞬間に口ずさまれる“うた”にあったといえます。今回の文学講座では、いくつかの時代において人々のこころを解き放ち、時に癒し、鼓舞したであろう“うた”に着目してみたいと思います。古典的な詩から実験的な詩まで、教科書に載るような有名な詩からあまり知られていない隠れた名詩まで、“物語”とは異なることばの魅力や可能性に触れ、詩の面白さとは何なのか考えてみましょう。高村光太郎・宮沢賢治・中原中也・中野重治・金子光晴・黒田三郎・茨木のり子…みなさんの心に響く、お気に入りの詩の一篇に出 逢う機会になればと思います。

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3月14日(土) スタートアップ・チャレンジ事業 朗読と音楽で紡ぐ“ちば“の魅力 中止

朗読と音楽で、千葉にちなむ民話、高村光太郎、竹久夢二の作品を通して「ちばの魅力」を紹介します。歌や朗読を一緒に、楽しみませんか。
 

3月19日(木)~22日(日) 13回声楽アンサンブルコンテスト全国大会2020 -感動の歌声 響け、ほんとうの空に。- 中止003

 声楽アンサンブルコンテスト全国大会は、音楽を創りあげるもっとも基礎となる要素「アンサンブル」 に焦点をあてた、2名から16名までの少人数編成の合唱グループによるコンテストです。
 全国の合唱レベルの向上を図るとともに、歌うことの楽しさを福島から全国に発信することを目的として、2008年(平成20年)から開催、今大会で第13回目を迎えました。
 本大会の特色として、伴奏楽器及び伴奏の形態が自由で多様な合唱音楽を追求、部門、年代を越えて演奏し合います。また、海外の合唱グループも公募し、音楽を通じて交流を図ります。

光太郎詩「あどけない話」(昭和3年=1928)からのインスパイアで「ほんとうの空」の語を冠して下さっているこのイベント、毎年ご紹介していますが、平成23年(2011)の東日本大震災時以来の中止です。


もう1件。 

3月20日(金) 第14回 与謝野寛・晶子を偲ぶ会 明治浪漫主義の鮮やかなる狼煙~「明星」創刊120年 中止000

誰もが知る与謝野鉄幹と晶子との恋愛。そして文芸美術誌「明星」を舞台に花開いた明治浪漫主義。その発端は、遡ること120年前の1900年(明治33)4月、タブロイド紙「明星」創刊によるものでした。すでに詩歌集『東西南北』により詩壇で名を挙げていた鉄幹は、時代を読むジャーナリスティックな才覚と編集者としての才能を発揮して、文学を愛好する青年たちを「明星」に引き寄せます。晶子、山川登美子、高村光太郎、平出修、平野万里、石川啄木らは皆そうした人々でした。また森鷗外ら優れた文学者の協力を得て誌面を活性化し、鉄幹は文芸の新時代に打って出ました。
文芸誌衰退が嘆かれる現代、鉄幹の吹き起こした清新な風を検証してみます。
多くの皆さまのご来場を心よりお待ちしています。



残念ですが、仕方がないでしょう。


第64回連翹忌――2020年4月2日(木)――につきましては。今後、パンデミック的な事態になってしまった場合は別として、今のところ感染拡大には十分配慮をする上で、予定通り実施の方向です。詳細はこちら

来る4月2日(木)に日比谷松本楼様に於いて予定しておりました第64回連翹忌の集い、昨今の新型コロナウイルス感染防止のため、誠に残念ながら中止とさせていただくことに致しました。


【折々のことば・光太郎】

貝は、自分の貝殻を形成するに当つてこの波と砂との力に最もよく抵抗し得るやうな形を自然と取るやうになつたのである。自然の妙味は無尽であるし、自然の造型が決して気まぐれや、でたらめでない事をよく示してゐておもしろい。

散文「彫刻その他(二)」より  昭和19年(1944) 光太郎62歳

かつて智恵子が療養していた九十九里浜で、智恵子が集めた蛤などの貝殻や、二枚貝の形に磨滅した石を見て思ったことです。

自然には妙味もありますが、手痛いしっぺ返しのような猛威もあります。難しいところですね。

この一年を振り返る企画の最後となります。今日は10月から今月のできごとです。詳細は各項のリンクをご参照下さい。毎日書いていますが、主なものに限らせていただきます。書籍等の発行日は奥付の記述に典拠し、実際の発売日とは異なる場合があります。

まず、昨日、書き忘れました9月分の追補を。

9月20日(金)
文治堂書店さんからPR冊子『トンボの眼玉』№9が刊行されました。今年4月に刊行された当会顧問・北川太一先生の『光太郎ルーツそして吉本隆明ほか』の宣伝になっています。『高村光太郎の戦後』を青土社さんから上梓された中村稔氏、吉本に詳しい評論家の久保隆氏、同じく芹沢俊介氏の玉稿、そして拙稿「『高村光太郎全集』未収録作品集成」が掲載されています。

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9月23日(月)~12月17日(火)
栃木県佐野市にある佐野東石美術館さんで第4回「森の交響曲(シンフォニー)」展が開催され、光雲木彫「牧童」が展示されました。

さて、10月以降に入ります。

10月3日(木)・4日(金)
ホテルメトロポリタン長野さん及び信州善光寺さんで「第14回善光寺サミット」が開催されました。光雲とその高弟・米原雲海による仁王像開眼100周年を記念し、田中修二氏(大分大学教授)、藤曲隆哉氏(東京藝術大学大学院非常勤講師)による記念講演『善光寺仁王諸像の魅力について』などが行われました。

10月5日(土)~11月24日(日)
小樽文学館さんで特別展「歿後50年 伊藤整と北海道展」が開催され、光太郎に関わる展示も為されました。


10月5日(土)・6日(日)・12日(土)・13日(日)
長野市のギャラリー花蔵さんで「thee第13回公演『売り言葉』」が上演されました。本来一人芝居である野田秀樹氏の戯曲『売り言葉』を、島崎美樹さん、ミズタマリさんのふたり芝居とする演出でした。

10月5日(土)~12月15日(日)
群馬県立土屋文明記念文学館さんで「萩原恭次郎生誕120年記念展 詩とは?詩人とは?」が開催され、光太郎に関する展示も行われました。「萩原恭次郎生誕120年記念展」は前橋文学館さんとの共同企画で、同館では11月2日(土)~来年1月26日(日)まで、「何物も無し!進むのみ!」を開催中です。

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10月6日(日)
福島県二本松市のラポートあだちさんで、智恵子を偲ぶ「第25回レモン忌」が開催されました。記念講演はテルミン奏者の大西ようこさんによる「もう一つの智恵子抄」でした。

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同日、当会で会報的に発行している冊子『光太郎資料』52集を発行いたしました。

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同日、地方紙『伊豆新聞』さんに「新・埋もれ火を訪ねて 鈴木白羊子」という記事が載りました。光太郎と交流のあった詩人・編集者の鈴木白羊子を紹介するもので、光太郎にも触れられています。

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福島市の古関裕而記念館さん、二本松市の市民交流センターさんで、シャンソン系歌手モンデンモモさんのコンサート「FUKUSHIMA DAISUKI MOMO CONCERT 2019」が開催され、「智恵子抄」にオリジナルのメロディーを付けた曲などが演奏されました。

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10月7日(月)

岩手県花巻市・北上市の光太郎ゆかりの石碑等を巡る市民講座「岩手花巻高村光太郎記念館講座 詩と林檎のかおりを求めて 小山先生と訪ねる碑めぐり」が開催されました。講師は当方が務めさせていただきました。

10月10日(木)
『日本経済新聞』さんに、元アナウンサー・近藤サトさんによる「読書日記 ナレーター 近藤サト(2) 「緑色の太陽」 芸術の核心を見る手助け」という記事が載りました。

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10月11日(金)
元花巻高村光太郎記念会理事長・佐藤進氏が亡くなりました。進氏、父君は佐藤隆房。昭和8年(1933)に歿した宮澤賢治の主治医でもあり、賢治の父・政次郎ともども、昭和20年(1945)4月の空襲でアトリエ兼住居を失った光太郎を花巻に招き、その後も物心両面で光太郎を支えてくれた人物で、進氏ご本人も光太郎と交流がありました。


10月12日(土)
集英社さんからインターナショナル新書の一冊として津上英輔氏著『危険な「美学」』が刊行されました。「「美に生きる」(高村光太郎)ことの危険」という章で光太郎に詳しく触れています。

同日、俳優の中山仁さんが亡くなりました。昭和42年(1967)の松竹映画「智恵子抄」(岩下志麻さん主演)で、髙村豊周役を演じられました。

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10月12日(土)~2020年1月13日(月・祝)
港区の東京都庭園美術館さんにおいて「アジアのイメージ―日本美術の「東洋憧憬」」展が開催中です。光太郎実弟・髙村豊周の鋳金作品が展示されています。12月22日(日)、NHK Eテレさんの「アートシーン」で紹介がありました。


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10月13日(日)
仙台市の宮城野区文化センターパトナホールで、コンサート「第19回 華 日本の詩歌の会」が開催され、歌曲「レモン哀歌」が演奏されました。


10月14日(月・祝) 11月17日(日) 12月15日(日)
二本松市の福島県男女共生センターさんで、「智恵子講座2019」が開催されました。主催は智恵子のまち夢くらぶさん、講師は木戸多美子さん(詩人)、坂本富江さん(太平洋美術研究所 高村光太郎研究会)、澤正宏さん(福島大学名誉教授)でした。

10月15日(火)
神戸新聞総合出版センターさんから『画家 池田永治の記録―その作品と年譜―』が刊行されました。光太郎が昭和20年(1945)、花巻に疎開する前日に書かれた揮毫(チョッキの背に書かれたもの)が紹介されています。池田は智恵子と同時期に太平洋画会に所属し、漫画家、挿絵画家としても活躍した人物です。

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10月17日(木) ~21日(月)0359af50-s
山本學+兼古隆雄 朗読とギターの饗宴」が、滋賀県栗東市芸術文化会館さん、島根県松江市市民活動センターさん、山口県周南市文化会館さん、山口市中原中也記念館さん、山口県下松市国民宿舎大城さんでそれぞれ開催され光太郎詩の朗読が為されました。

10月20日(日)
本の泉社さんより『季論21 2019秋 第46号』が発行されました。歌人・内野光子氏の「「暗愚小傳」は「自省」となり得るのか――中村稔『髙村光太郎の戦後』を手掛かりとして」が17ページにわたり掲載されています。

10月26日(土)
横浜市の3丁目カフェさんで「月の映像詩と朗読の夕べ つきおもふこころ」の公演がありました。月を撮り続けているカメラマン河戸浩一郎氏による作品(月の映像詩)の上映会で、「智恵子抄」を題材にした朗読作品が、みのもかおりさんの朗読で披露されました。
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10月27日(日)
NHK Eテレさんで「日曜美術館 わしがやらねばたれがやる~彫刻家・平櫛田中~」の放映がありました。光雲にも触れられました。再放送11月3日(日)でした。

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11月1日(金)
土曜美術出版社さんから『詩と思想』2019年11月号が刊行されました。「特集 詩人・作家の死生観」の中で、詩人の豊岡史郎氏による「高村光太郎の自然観と死生観」が載っています。


11月1日(金)~12月1日(日)
京都市の知恩院さんで「20周年! お坊さんに会いに行こう! 知恩院秋のライトアップ2019」が開催され、光雲作の聖観音像もライトアップされました。

11月2日(土)・3日(日)
盛岡市の旧岩手銀行赤レンガ伝統工芸館で「IWATE TRADITIONAL CRAFTS year 2019 ~(ホームスパン)」が開催され、光太郎遺品にして英国の世界的染織家エセル・メレ作の毛布が展示されました。3日には岩手県立大学盛岡短期大学部の菊池直子教授による特別講演「高村光太郎のホームスパンを探る!」が開催されました。


やはり11月2日(土)・3日(日)で、渋谷区の新国立劇場さんに於いて「新国立劇場バレエ研修所公演 バレエ・オータムコンサート2019」が開催され、プログラムに「檸檬(レモン)哀歌」が入りました。

11月3日(日)
写真家の田沼武能氏に文化勲章が伝達されました。光太郎の肖像写真を手がけられた他、光太郎令甥の故・髙村規氏と木村伊兵衛門下で兄弟弟子として活躍されました。

11月4日(月・振)
台東区の旧平櫛田中邸アトリエにおいて「潮見佳世乃歌物語コンサート 智恵子抄」が開催されました。


11月7日(木)
 『週刊新潮』さんの11月7日号で「「ほんとの空の下」の山小屋」という記事が3ページにわたって掲載されました。安達太良山のくろがね小屋を紹介する中で、光太郎智恵子にも触れて下さいました。

11月13日(水)
俳優の滝口幸広さんが34歳の若さで亡くなりました。平成24年(2012)に開催された朗読系の公演「僕等の図書室」及び「僕等の図書室2」で、「智恵子抄」の朗読を披露なさいました。

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11月14日(木)
『朝日新聞』さんの岩手版に「高村光太郎のはがき寄贈 70年前に受け取る」という記事が載りました。横浜に住む女性が中学生だった昭和25年(1950)、光太郎から受け取った葉書を花巻高村光太郎記念館さんに寄贈した件でした。21日(木)には全国版にも同じ記事が掲載された他、その前後、地方紙にも記事が載りました

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 11月16日(土)
名古屋市のザ・コンサートホールさんで、「伊藤晶子ソプラノリサイタル ~演奏生活70周年を記念して~」が開催され、朝岡真木子さん作曲の「智恵子抄」改訂初演が為されました。

 11月19日(火)
 DeAGOSTINIさんから『日本の名峰 DVD付きマガジン64 紅葉色めく湯の山 安達太良山』が刊行されました。付録のDVDを含め、光太郎智恵子に触れて下さっています。


11月20日(水)
日本コロムビアさんからソプラノ歌手・小林沙羅さんのアルバム「日本の詩(うた)」がリリースされました。「或る夜のこころ ―『智恵子抄』より」(作曲/中村裕美さん)を含みます。

11月23日(土)
江東区立東大島文化センターさんで第64回高村光太郎研究会が開催されました。研究発表は元いわき市立草野心平記念文学館の小野浩氏で「黄瀛から見た光太郎・賢治・心平」、当会顧問北川太一氏子息の北川光彦氏が「高村光太郎が彫刻や詩の中に見つけた「命」とは」、書家の菊地雪渓氏による「光太郎の書について―普遍と寛容―」でした。

11月26日(火)
『日本経済新聞』さんに「日本美術の中の動物十選(10) 高村光雲「老猿」」という記事が載りました。千葉市美術館館長・河合正朝氏による文化面の連載の一環です。

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11月27日(水)~2020年4月12日(日)
山口市の中原中也記念館さんで「清家雪子展――『月に吠えらんねえ』の世界」が開催中です。光太郎に関わる展示も為されています。

11月28日(木)
FMヨコハマさんで「スペシャルプログラム Sound Travelogue ~沢木耕太郎、日本を旅する~ ラジオドラマ 高村光太郎「智恵子の紙絵」」がオンエアされました。

11月29日(金)
静岡県浜松市の鴨江アートセンターさんで「SPAC出張劇場『星の時間 〜高村光太郎「智恵子抄」より〜』」の公演がありました。吉見亮さんの電子パーカッション演奏に合わせての、布施安寿香さんの一人芝居でした。

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11月30日(土)
光文社さんから光文社新書の一冊として評論家長山靖生氏著『恥ずかしながら、詩歌が好きです 近現代詩を味わい、学ぶ』が刊行されました。「第七章 犯罪幻想(ミステリ)と宇宙記号(SF)の世界――萩原朔太郎、高村光太郎、山村暮鳥、千家元麿、三好達治、佐藤惣之助――」「第九章 直情の戦争詩歌、哀切の追悼詩歌――北原白秋、三好達治、高村光太郎、折口信夫――」などで光太郎に触れられています。

12月2日(月)~22日(日)
杉並区の古書店・西荻モンガ堂さんで「個人名のついた研究会会誌の世界」展が開催され、かつて当会顧問・北川太一先生が発行されていた『光太郎資料』などが展示されました。

12月4日(水)~12月28日(土)
京都市のおもちゃ映画ミュージアムさんで「戦争プロパガンダ展 ポスター・雑誌・映画」が開催されました。光太郎の翼賛詩に関する資料も展示されました。

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12月7日(土)(土)~12月18日(水)
神戸市のギャラリー島田さんで「井上よう子展 ―言葉がくれたもの―」が開催されました。「智恵子抄」からインスパイアされた絵画も並びました。

12月7日(土)~2020年1月26日(日)
花巻市の5つの文化施設で「ぐるっと花巻再発見!~イーハトーブの先人たち~」という統一テーマの元に行われる共同企画展が開催されています。花巻高村光太郎記念館さんでは「光太郎からの手紙」。花巻市総合文化財センターさんの「ぶどう作りにかけた人々 ―北上山地はボルドーに似たり―」でも、光太郎に関わる展示が為されています。


12月10日(火)
株式会社トゥーヴァージンズさんからCD13枚組「【近代文学の泉】朗読で味わう文豪の名作」がリリースされました。俳優の寺田農さんによる「智恵子抄」朗読を含みます。

12月13日(金)~15日(日)
岡山市の城下公会堂 さんにおいて劇団カタオモイ旗揚げ公演「売り言葉」が上演されました。ご出演は櫻井杏子さん、久永柚月さん、松尾千晶さんでした。

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12月15日(日)
文治堂書店さんからPR誌『トンボ』第9号が発行されました。拙稿「連翹忌通信」の題で連載されております。

追記 12月20日()
ワルトラワラの会さんから文芸同人誌『ワルトラワラ』第45号が発行されました。料理研究家の中野由貴さんご執筆の「イーハトーヴ料理館 賢治たちの自炊めし 二膳目 光太郎さんからの食アドバイス」が5ページにわたり掲載されています。

 12月21日(土)・22日(日)
大阪市のアートギャラリーフジハラさんで「演劇創造ユニット [フキョウワ] 第一回公演 売り言葉」が開催されました。雀野ちゅんさんのご出演でした。


12月22日(日)
二本松市の市民交流センターで女優の林亜佑美さんによる「一人芝居 売り言葉」の公演がありました。

追記 12月28日(月)
文化放送さんから声優の能登麻美子さんによる「能登麻美子おはなしNOTE 朗読CD第7弾 ルルとミミ/夢野久作」がリリースされました。光太郎随筆「山の雪」朗読を含みます。


また、各月の項には書きませんでしたが、雑誌『月刊絵手紙』さん、隔月刊誌『花巻まち散歩マガジンMachicoco(マチココ)』さんが、それぞれ「生(いのち)を削って生(いのち)を肥やす 高村光太郎のことば」、「光太郎レシピ」という連載を今年も掲載し続けて下さいました。

と。まあ、今年も実にいろいろなことのあった一年間でした。関係各位に改めて御礼申し上げます。ありがとうございました。来年以降もどうぞよろしくお願い申し上げます。


【折々のことば・光太郎】

一番先に気のついた事はその詩がすべて形象に向つて動いてゐる事である。映像として詩の情景が具象され、うちつけな露はな抒情よりも其を包んだ場面としての表現がすべてに行き亙つてゐる。

散文「大野良子詩集『馬頭琴』読後感」より
 昭和15年(1940) 光太郎58歳

この手の文章に共通することですが他者への評でありながら、一面、光太郎の目指す……とまでは行かなくともよしとする詩のあり方が示されています。

この一年を振り返る企画の3回目となります。今日は7~9月のできb4406db5ごとです。

詳細は各項のリンクをご参照下さい。毎日書いていますが、主なものに限らせていただきます。書籍等の発行日は奥付の記述に典拠し、実際の発売日とは異なる場合があります。

7月5日(金)・6日(土)
千代田区の東京古書会館さんにおいて、明治古典会七夕古書大入札会2019一般下見展観が行われ、光太郎自筆原稿、書簡などが出品されました。

7月5日(金)~7日(日)
仙台市のせんだい演劇工房10-BOXさんにおいて、「INDEPENDENT:SND19参加企画 演劇ユニット箱庭 第5回公演 『38.9℃の夜』」が上演されました。 しゅー(演劇ユニット あかりラボ)さんによる智恵子を主人公とした一人芝居でした。

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7月5日(金)~10月6日(日)
文京区の森鷗外記念館さんでコレクション展「文学とビール―鷗外と味わう麦酒(ビール)の話」が開催され、光太郎に関わる展示も為されました。

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7月6日(土)
愛知県長久手市の長久手文化の家さんにおいて、「智恵子抄」を題材とした「創造スタッフ七夕企画 文学パフォーマンス」の公演がありました。ご出演は豊永洵子さん(ダンス)、細川杏子さん(フルート)、藤島えり子さん(俳優)でした。

7月11日(木)
埼玉県東松山市のきらめき市民大学さんにおいて、市民講座「高村光太郎と東松山」が開催されました。講師は当方が務めました。

7月13日(土)・14日(日)
青森県十和田湖畔に於いて「2019.第54回十和田湖湖水まつり」が開催され、光太郎最後の大作「十和田湖畔の裸婦群像(通称・乙女の像)」のライトアップが為されました。

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7月20日(土)
台東区の区立旧東京音楽学校奏楽堂さんにおいて「令和元年度奏楽堂日本歌曲コンクール入賞記念コンサート」が開催され、紀野洋孝さん(テノール)、森裕子さん(ピアノ)により別宮貞雄氏作曲の歌曲集『智恵子抄』から6曲が演奏されました。

7月23日(火)
小学館さんから芦田愛菜さん著『まなの本棚』が刊行されました。第一日暮里小学校卒業生で光太郎の後輩に当たる女優の芦田さんによるブックガイド。『智恵子抄』も取り上げられました。


7月25日(木)
NHK出版さんから若松英輔氏著『詩と出会う 詩と生きる』が刊行されました。「 第11章 今を生きる詩 高村光太郎が捉えた「気」」で、光太郎に触れられています。

同日、NHK BSプレミアムさんで「偉人たちの健康診断 東京に空が無い “智恵子抄”心と体のSOS」が放映されました。

7月28日(日)
『明星』時代からの光太郎の親友・水野葉舟の子息にして、建設大臣や総務庁長官などを務められた元衆議院議員にして、おん自らも光太郎と交流のあった水野清氏が亡くなりました。お別れの会は、10月14日(月)、成田ビューホテルさんで開催されました。


7月31日(水)
JTBパブリッシングさん発行の雑誌『月刊ノジュール』8月号で「安達太良山[福島県] 『智恵子抄』の“ほんとの空”へ」という記事が載りました。

8月7日(水)
宮城県女川町の女川つながる図書館さんで特別展「詩人・彫刻家高村光太郎と女川 ~えにしをつなごう~」が開催されました。


8月9日(金)
宮城県女川町のまちなか交流館さんで第28回女川光太郎祭が開催されました。県内外の方々による光太郎詩文朗読、当方による記念講演等が行われました。

8月9日(金)~11日(日)
大阪府立男女共同参画・青少年センターさんにおいて演劇公演「あきらめない、夏"  2019 大阪女優の会 VOL.17朗読劇「あの日のこと」~『朝、目覚めると、戦争が始まっていました』『空が、赤く、焼けて』より~」が開催され、光太郎詩も取り上げられました。


8月15日(木)
早川書房さんよりハヤカワ演劇文庫の一冊として、渡辺えりさん著『渡辺えりⅢ──月にぬれた手/天使猫』が刊行されました。平成24年(2012)初演の2本の脚本です。「月にぬれた手」は光太郎を、「天使猫」は宮沢賢治を、それぞれ主人公としています。

8月16日(金)
本阿弥書店さん発行の雑誌『歌壇』9月号に、拙稿「明星文学者、四季の食卓― 高村光太郎 苦しい中でも工夫して」が掲載されました。


同日、『週刊朝日』さんの8.16-23合併号に「文豪たちが聞いた「玉音放送」」という記事が載り、光太郎も紹介されました。

8月18日(日)
世田谷区のオーキッドミュージックサロンさんにおいて演奏会「Départ chant piano et piano」が開催されました。別宮貞雄氏作曲の歌曲集「智恵子抄」より6曲が、齋藤青麗さん(ソプラノ)の歌唱で演奏されました。

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8月19日(月)~30日(金)
新潟県上越市埋蔵文化財センターさんで、光雲作の「木造毘沙門天像」が初公開されました。


8月24日(土)~11月17日(日)
京都市の清水三年坂美術館さんにおいて「帝室技芸員の仕事 彫刻編」が開催されました。光雲と石川光明の作品を中心とした展覧会でした。

8月31日(土)~10月31日(木)
長野市の信州善光寺史料館さんで、光雲とその高弟・米原雲海による仁王像を安置する「善光寺仁王門写真コンテスト」入賞作品の展示が行われました。審査には光雲の曾孫で写真家の髙村達氏が当たりました。



9月1日(日)
JR東日本さん発行の車内誌『トランヴェール』9月号が発行されました。作家・沢木耕太郎氏によるエッセイ「旅のつばくろ」で、二本松および岳温泉が取り上げられ、光太郎智恵子にも触れられました。

9月4日(水)
今年1月に公開された映画「この道」のブルーレイとDVDが発売されました。伊㟢充則さん演じる光太郎も登場します。

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9月5日(木)~8日(日)
豊島区の新生館シアターさんで、劇団evkk(エレベーター企画)による野田秀樹氏脚本による智恵子を主人公とした『売り言葉』の上演がありました。


9月7日(土)
二本松市コンサートホールさん他の会場で「にほんまつArt Fes」が開催され、その一環として「妖艶 Bewitching」が上演されました。女優の一色采子さんによる「智恵子抄」朗読、二瓶野枝によるコンテンポラリーダンス「あどけない話」などの内容でした。

9月7日(土)~11月17日(日)
この期間の土日祝日に、二本松市の智恵子生家で、二階部分の特別公開が実施されました。

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9月13日(金)
仙台市のアクテデュースさんで、ピアニスト斎藤卓子さんによる「サロンコンサート《 いざなう月の琴 》vol.27 」が行われました。「高村光太郎『智恵子抄』と共に」と題し、シューマンのピアノ曲の演奏と共に光太郎詩の朗読が為されました。

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9月14日(土)~12月8日(日)
新宿区の中村屋サロン美術館さんで「生誕140年・中村屋サロン美術館開館5周年記念 荻原守衛展 彫刻家への道」展が開催され、光太郎ブロンズ「腕」、油絵「自画像」が展示されました。


9月18日(水)~10月20日(日)
和歌山県立近代美術館さんで「時代の転換と美術「大正」とその前後」展が開催され、光太郎油絵「佐藤春夫像」が展示されました。

9月20日(金)
埼玉県和光市の音楽レストラン クロシェット ドゥ ボワさんで、オペラ歌手和田タカ子さんによるトークイベント「オペラ勧進 歌と芸術よもやま話 「智恵子抄」を読み解いてみませんか」が開催されました。

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同日、講談社さんから清家雪子氏著『月に吠えらんねえ』第11巻(最終巻)が発行されました。萩原朔太郎、北原白秋ら近代詩歌人をモチーフとした登場人物が織り成す幻想世界を描いた漫画です。光太郎からインスパイアされた登場人物も重要な役どころでした。

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9月20日(金)~23日(月・祝)
新宿区の古民家ゆうどさんにおいて「サキクサ創刊号公演・大塚由祈子ひとり芝居『売り言葉』」の公演が行われました。

9月21日(土)~11月10日(日)
群馬県立近代美術館さんで「没後70年 森村酉三とその時代」展が開かれ、光太郎実弟にして鋳金の人間国宝だった髙村豊周の作品が出ました。

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 9月21日(土)~11月24日(日)
熊本市現代美術館で「2019年度国立美術館巡回展 東京国立近代美術館所蔵品展 きっかけは「彫刻」。―近代から現代までの日本の彫刻と立体造形」が開催され、光太郎の代表作「手」(大正7年=1918)と、「鯰」(大正15年=1926)が出品されました。

9月22日(日)
目黒区のめぐろパーシモンホールさんで「4人のバリトンコンサート ハンサムなメロディー」が開催され、加耒徹さんにより、加藤昌則氏作曲の「レモン哀歌」が演奏されました。

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9月26日(木)
 東京都立川市の女性総合センター・アイムで、市民講座「アイム市民企画活動事業 詩と歌詞で読む出会いと別れ 第2弾~作者の心・日本の四季~」が開催され、光太郎詩「レモン哀歌」が取り上げられました。講師はコミュニケーションスキルアップ講師・伊藤眞理子氏でした。

9月27日(金)
福岡市のあいれふホールさんで、「加耒徹バリトンリサイタル2019 〜歌道Ⅱ」福岡公演がありました。加藤昌則氏作曲の「レモン哀歌」が演奏されました。東京公演は11月7日(木)、豊洲シビックセンターホールで開催されした。

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9月27日(金) ~11月25日(日)
花巻高村光太郎記念館さんで企画展「高村光太郎 書の世界」が開催されました。同館蔵の光太郎の毛筆書、原稿等が展示されました。

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9月29日(日)
埼玉県川口市のTOIcafeさんを会場に、コンサート「日本のうたカフェvol.5 ~日本のうたでほっこりしたひとときをご一緒に~」が開催され、ソプラノ歌手・丹羽京子さんにより、鈴木憲夫氏作曲の独唱歌曲「レモン哀歌」が演奏されました。 


明日はこの項最後、10~12月です。


【折々のことば・光太郎】

人に読まれても読まれないでも詩は泉のやうに詩人の居るところから何時でもあふれる。

散文「『現代詩人集』について」より 昭和15年(1940) 光太郎58歳

その清らかな泉の水を飲みたくて、仕方がないのです(笑)。

昨日の1~3月分に引き続き、今年一年を振り返ります。やはりご紹介した全件はさすがに紹介しきれませんので、主なものに限らせていただきます。また、書籍等の発行日は奥付に従いました。そこで、実際に店頭に並んだ日と異なる場合があります。ご了承ください。

4月2日(火)
第63回連翹忌を、千代田区の日比谷松本楼さんで開催いたしました。全国から70余名の皆様にお集まりいただき、光太郎を偲ぶひとときを共に過ごしました。

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同日、岩手花巻の旧太田村で詩碑前祭、市街松庵寺さんで連翹忌法要が開催されました。

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さらに同日、文治堂書店さんから当会顧問・北川太一先生著 『光太郎ルーツそして吉本隆明ほか』が刊行されました。

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やはり同日、高村光太郎研究会さんから『高村光太郎研究(40)』、当会から『光太郎資料51』が刊行されました。


4月3日(水)~8日(月)
中央区の日本橋三越本店美術特選画廊さんで「E.O展 ~多摩美出身作家~ vol.3」が開催され、昨年、智恵子の故郷・福島二本松にある智恵子生家で、現代アートの祭典「福島ビエンナーレ 重陽の芸術祭 2018」の一環として開催された、切り絵作家の福井利佐さんの作品展に展示された「荒御霊(グロキシニア)」が出品されました。

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4月6日(土)~6月30日(日)
文京区立森鷗外記念館さんで特別展「一葉、晶子、らいてう―鷗外と女性文学者たち」が開催されました。智恵子が創刊号等の表紙絵を描いた『青鞜』がらみの展示がありました。


4月10日(水)~12日(金)
渋谷区の澁谷伝承ホールさんで「Yプロジェクトプロデュース公演 ブーケdeコンセール 詩劇と音楽 長編詩劇・高村光太郎の生涯 愛炎の荒野。雪が舞う、」の公演がありました。


4月13日(土)~6月30日(日)
福島県いわき市の草野心平記念文学館さんで、企画展「草野心平 蛙の詩」が開催され、光太郎が序文執筆、題字揮毫、装幀などにあたった心平著作が展示されました。

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4月19日(金)
横浜市のKikcafeで「ロコさんの朗読会 春風にさそわれてよむ詩~「智恵子抄」~「ポケット詩集」」が開催されました。朗読は石川弘子さんでした。

同日、龍星閣さんから『澤田伊四郎 造本一路』図録編が刊行されました。初版『智恵子抄』他、数多くの光太郎著書が写真入りで紹介されています。

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4月28日(日)
徳島県郷土文化会館(あわぎんホール)さんにおいて、「平成31年度 東京藝術大学音楽学部同声会 徳島県支部主催演奏会」が開催され、松岡みち子氏作曲の独唱歌曲「智恵子抄」より抜粋で演奏が為されました。

5月3日(金)~26日(日)
花巻市の花巻高村光太郎記念館 森のギャラリーで、「美しきものみつ―光太郎と智恵子の息吹―」が開催されました。地元の画家・多田民雄氏と、陶芸家の安部勝衛氏の、光太郎智恵子にちなむ作品が展示されました。

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5月12日(日)
すばる舎さんより、アンドルー・B.アークリー氏著『陛下、今日は何を話しましょう』が刊行されました。新天皇陛下と「智恵子抄」にまつわるエピソードが紹介されています。

5月15日(水)
花巻市の山口小学校跡地に於いて、第62回高村祭が開催されました。総合花巻病院さんの後藤勝也院長による記念講演「高村光太郎と花巻病院」が行われました。


5月18日(土)
昭和34年(1959)、第2回高村光太郎賞を受賞した彫刻家の豊福知徳氏が亡くなりました。

同日、二本松市の鐵扇屋サウンドリゾート蔵さんで、シャンソン系歌手のモンデンモモさんのコンサート「モモの智恵子抄」が行われました。


5月25日(土)
港区のサントリーホールさんで「第35回アイメイトチャリティーコンサート」が開催されました。女優の一色采子さんによる朗読「詩と音楽のマリアージュ 高村光太郎作「智恵子抄」より」がプログラムに入っていました。

同日、早川書房さんからハヤカワ文庫の一冊として、霜月りつさん著『本屋のワラシさま』が刊行されました。いわゆるライトノベル系の小説で、『智恵子抄』が重要なモチーフとして使われています。

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5月28日(火)~~6月2日(日)
豊島区のシアターKASSAIさんで演劇公演・夢のれんプロデュースvol.1「いとしいとしのぶーたれ乞食」「朝に死す」が開催されました。光太郎詩「樹下の二人」(大正12年=1923)が劇中で使用されました。


5月30日(木)

春陽堂さんから七北数人氏著『泥酔文学読本』が刊行されました。「α次元にいる智恵子」という項で、詩「梅酒」にからめ、光太郎智恵子が取り上げられています。

6月1日(土)
宮城県女川町さんの広報誌『広報おながわ』中の連載「あの日あの時 女川町史」で、平成3年(1991)建立の高村光太郎文学碑が紹介されました。

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同日、『朝日新聞』さんの書評欄に「(ひもとく)ノートルダム大聖堂 永遠への足場、固める再建へ」という記事が掲載され、4月に火災に見舞われたノートルダム大聖堂にからめ、新潮文庫版『高村光太郎詩集』が取り上げられました。執筆は東京外国語大学名誉教授・西永良成氏でした。


 6月2日(日)

札幌文化芸術交流センターSCARTSさんで、新関伸也氏(滋賀大学教育学部教授)による講演会「近代日本彫刻のあけぼの―高村光雲・光太郎、荻原守衛を通して―」が開催されました。主催は本郷新記念札幌彫刻美術館さんでした。

同日、中野区の古民家asagoroさんで、月の映像詩上映会「ツキミチルノコト」vol.8が開催され、みのもかおりさんによる朗読で「智恵子抄」が取り上げられました。

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6月2日(日)~8月18日(日)
米国ワシントンDCのナショナル・ギャラリー・オブ・アートさんで、「The Life of Animals in Japanese Art(日本美術に見る動物の姿)展」が開催され、光雲作の木彫「老猿」が出品されました。

6月3日(月)
青土社さんから、中村稔氏著『高村光太郎の戦後』が刊行されました。

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6月7日(金)
同日、山と渓谷社さんからヤマケイ文庫の一冊として『名作で楽しむ上高地』が刊行されました。大森久雄氏編によるアンソロジーで、光太郎の「智恵子の半生(抄)」「狂奔する牛」を含みます。

同日、盛岡市の盛岡少年刑務所さんで、第42回高村光太郎祭が開催され、受刑者による光太郎詩の朗読等が為されました。

6月9日(日)
地方紙『福島民報』さんの一面コラム「あぶくま抄」で、NHKさんの大河ドラマ「いだてん」の重要な登場人物だった二階堂トクヨと智恵子の関わりについて触れて下さいました。

6月11日(火)・12日(水)
テレビ朝日さん系列で放映中のドラマ「やすらぎの刻~道」の第47話・48話で、『智恵子抄』が重要なモチーフとして取り上げられました。シナリオ集が6月21日(金)に刊行されています。

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6月15日(土)
文治堂書店さんからPR誌『トンボ』第8号が発行されました。拙文「連翹忌通信(五) 「光太郎遺珠」その四」が掲載されています。

6月16日(日)
光太郎智恵子に関する書籍を数多く刊行して下さった出版社・二玄社さんの創業者、渡邊隆男氏が亡くなりました。光太郎と同じ青山斎場において、9月30日(月)にお別れの会が催されました。


6月17日(月)
金沢市民芸術村PIT2ドラマ工房さんにおいて、朗読公演「『智恵子抄』詩人高村光太郎と智恵子~本田和の語り」が開催されました。語り・本田和さん、チェロ・林口眞也さんによるものでした。

6月17日(月)・18日(火)
福島県二本松市の智恵子のまち夢くらぶさんの山梨・静岡研修旅行が行われ、清春白樺美術館、富士川町高村光太郎文学碑、沼津第一小学校などのゆかりの地を訪問したそうです。

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6月23日(日)
松本市音楽文化ホールさんで、地元のアマチュア合唱団コーロ・カンパーニャさんの第7回コンサートが開催されました。「清水脩 高村光太郎の世界」と題したステージで、「亡き人に」「智恵子抄巻末のうた六首」「私は青年が好きだ」が演奏されました。

同日、札幌市教育文化会館さんの小ホールで、北海道教育大学札幌校グリークラブ・混声合唱団 OB・OG演奏会が開催され、やはり清水脩作曲の「智恵子抄巻末のうた六首」が演奏されました。

さらに同日、NHK Eテレさんで「日曜美術館 火だるま槐多~村山槐多の絵と詩~」の放映があり、光太郎にも触れられました。再放送は6月30日(日)でした。

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さらに同日、双葉社さんから喜国雅彦氏著の漫画『今宵は誰と ―小説の中の女たち―』が刊行されました。「レモンを噛む女『智恵子抄』」で、光太郎智恵子に触れられています。月刊誌『小説推理』に、平成28年(2016)から連載されている同名の漫画の単行本化です。

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6月28日(金)
俳優の高島忠夫さんが歿しました。昭和43年(1968)には、梅田コマ・スタジアムで上演された北條秀治脚本の舞台「名作劇場第二作 智恵子抄」で、光太郎役を演じられました。


6月30日(日)
神奈川県相模原市のホテルラポール千寿閣さんで、「兼古隆雄ギター名曲の楽しみ」が開催され、俳優の山本學氏による「レモン哀歌」「荒涼たる帰宅」の朗読が為されました。ギター伴奏は兼古隆雄氏でした。

明日は7~9月です。


【折々のことば・光太郎】

おそろしい思惟と情念とにふくらみながらも、心平の蛙は泥の中でクリリムクリリムと鳴く。詩が音韻と言葉の活性とにあることを此の詩集ほどよく明かにする書は無いに違ひない。私は此の一事だけでも彼の詩業を偉とするものである。

散文「草野心平詩集『蛙』に寄す」より 昭和13年(1938) 光太郎56歳

上記4月13日(土)の項にも関わる、当会の祖・草野心平への評です。

「そんなご大層なもんじゃありませんよ」という心平の声が聞こえてきそうですが(笑)。

このブログ恒例、年末に1年間を振り返る企画です。

ただ、ご紹介した全件はさすがに紹介しきれませんので、主なものに限らせていただきます。また、書籍等の発行日は奥付に従いました。そこで、実際に店頭に並んだ日と異なる場合があります。ご了承ください。

1月5日(土)
足立区の北千住BUoyさんで、「岸井戯曲を上演するinTokyo#1「かり」」 の上演が行われました。辻村優子さんによる、「乙女の像」をモチーフとした一人芝居演じられました。 

1月11日(金)
北原白秋を主人公とする映画「この道」が封切られました。光太郎も登場します。


1月12日(土)~3月17日(日)
高崎市の群馬県立土屋文明記念文学館さんで、第103回企画展「文学者の書―筆に込められた思い」が開催され、光太郎の書作品も展示されました。関連行事として3月17日(日)に、書家の石川九楊氏による記念講演会「文学者の書―その魅力を味わう」が行われました。

1月12日(土)~3月24日(日)
いわき市の草野心平記念文学館さんで、冬の企画展「草野心平の居酒屋『火の車』もゆる夢の炎」が開催されました。関連行事として3月10日(日)、料理研究家の中野由貴さんを講師として、光太郎にちなむメニューも饗され居酒屋「火の車」一日開店」が行われました。

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1月15日(火)
DeAGOSTINIさんから『日本の名峰 DVD付きマガジン44 雪煙舞う厳冬の安達太良山』が発行されました。付録のDVDを含め、光太郎智恵子に触れられています。


1月19日(土)
埼玉県東松山市立図書館さんに於いて市民講座「高田博厚、田口弘、高村光太郎 東松山に輝いたオリオンの三つ星」が行われました。講師を当方が務めさせていただきました。

1月26日(土)
板橋区立成増図書館さんで「大人のための朗読会 『道―その先』」が開催され、光太郎詩「道程」が取り上げられました。ご出演は朗読ワークショップ声流さんでした。

1月26日(土)~4月14日(日)
大阪市のあべのハルカス美術館さんで企画展「驚異の超絶技巧!明治工芸から現代アートへ」が開催されました。一昨年から全国を巡回した展覧会の最終開催でした。光雲作の木彫「布袋像」が出品されました。


1月29日(火)~4月14日(日)
千葉市の千葉県立美術館さんで「冬のアート・コレクション 具象彫刻展 ―具象彫刻の先駆者たち―」が開催され、光太郎ブロンズ4点が展示されました。

1月30日(水)
長野県の地方紙『信濃毎日新聞』さんが、光太郎の父・光雲とその高弟・米原雲海の手になる信州善光寺さんの仁王像の、東京芸術大学さんによる学術調査について報じました

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2月1日(金)~2月24日(日)
青森県十和田湖畔で「冬と遊ぼう 十和田湖冬物語2019」が開催され、光太郎最期の大作「十和田湖畔の裸婦群像(通称・乙女の像)」のライトアップが行われました。

2月2日(土)
盛岡市の岩手県立美術館さんで「岩手県立美術館館長講座2018 第4回 岩手の近代彫刻Ⅱ」が開催され、光太郎にも触れられました。講師は同館館長・ 藁谷収氏でした。

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2月9日(土)
杉並区立方南図書館さんで「大人がたのしむお話会」が開催され、「智恵子抄」が取り上げられました。ご出演はおはなし会ボランティアのみなさんでした。

2月10日(日)
千代田区のカフェ·カプチェットロッソさんで「三彩の会朗読ライブ 高村光太郎著 「智恵子抄」」が開催されました。ご出演は酒井敬幸さん(81プロデュース)、秋吉徹さん (81プロデュース)、水野貴雄さん  (プロダクション・エース)でした。

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同日、『毎日小学生新聞』さんに、マルチアーティスト・井上涼さんの連載「井上涼の美術でござる」で「高村光太郎の巻」が掲載されました。

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2月20日(水)
三元社さんより、髙橋幸次氏著『「ロダンの言葉」とは何か』が刊行されました。

2月22日(金)
鹿児島県指宿市の御菓子司鳥越屋さんで、「大人のための夜の朗読会」が開催され、光太郎作品が取り上げられました。「本と人とをつなぐ〝そらまめの会〟」の下吹越かおるさん他のご出演でした。

大人のための朗読系。

同日刊行の『週刊朝日』さんに「文豪の湯宿 高村光太郎・智恵子×栃木県・塩原温泉塩の湯 柏屋旅館」という記事が載り、光太郎智恵子に触れられました。

2月23日(土)
青森県十和田市の市民交流プラザトワーレさんで、「インバウンド対応 制作物完成お披露目会」が開催されました。同市の劇団エムズパーティーさんが制作した朗読劇DVD「乙女の像ものがたり多言語字幕版」が完成試写されました。

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2月24日(日)
光太郎に関する著作もあった日本文学研究者のドナルド・キーン氏が亡くなりました。

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2月27日(水)
求龍堂さんから水原園博氏著『川端康成と書―文人たちの墨跡』が刊行されました。昨年、発見が報じられた光太郎の扇面揮毫も紹介されています。

3月1日(金)
書評専門紙『週刊読書人』さんの「【書評キャンパス】大学生がススメる本」というコーナーで、光太郎の『智恵子抄』が取り上げられました。

3月2日(土)
大田区の区立大森南図書館さんで、「大人のための朗読会」が開催され、「智恵子抄」が取り上げられました。朗読ボランティア「響の会」の皆さんのご出演でした。

3月5日(火)~4月29日(月)
台東区の東京国立博物館さんで、「特別展 御即位30年記念 両陛下と文化交流―日本美を伝える―」が開催され、光雲作の木彫「養蚕天女」大小二点が出品されました。

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3月7日(木)・14日(木)
『週刊新潮』さんの連載「文庫双六」で、2週にわたって『智恵子抄』が取り上げられました。7日号が評論家の川本三郎氏による「『智恵子抄』の舞台となった房総半島の“淋しい漁村”」、14日号はノンフィクション作家・梯久美子さんで「光太郎と賢治の“意外な接点”」でした。

3月9日(土)
盛岡市の岩手県立大学さんのアイーナキャンパスで、「盛岡短期大学部 アイーナキャンパス公開講座「高村光太郎のホームスパン」」が開催されました。講師は同大教授・菊池直子氏でした月末には同大の『研究論集第21号』に菊池の「研究報告「高村光太郎記念館」所蔵のホームスパンに関わる調査」が掲載されました。

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3月9日(土)・10日(日)
山口市の菜香亭さんで、touch the bonnet 10th演劇LIVE 「れもん」が開催されました。細田昌宏さん、平田珠凛さんのご出演でした。

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3月15日(金)
仙台に本社を置く『河北新報』さんに「<阿武隈川物語>(36)新しい女育んだ山河」という記事が載り、光太郎智恵子が大きく取り上げられました。

同日、新潮社さんから中川越氏著『すごい言い訳!― 二股疑惑をかけられた龍之介、税を誤魔化そうとした漱石―』が刊行されました。「序文を頼まれその必要性を否定した 高村光太郎」という項を含みます。

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3月16日(土)~4月14日(日)
港区の泉屋博古館分館さんで、企画展「華ひらく皇室文化 明治150年記念 明治宮廷を彩る技と美」が開催されました。昨年から名古屋、秋田、京都と巡回した企画展の最終会場でした。光雲の木彫「山霊訶護」(明治32年=1899)が出品されました。

3月17日(日)
鹿児島市のかごしま県民交流センターさんにおいて「鹿児島高等学校音楽部 第71回全日本合唱コンクール全国大会出場記念 特別演奏会」が行われ、西村朗氏作曲「混声合唱とピアノのための組曲「レモン哀歌」」が演奏されました。

3月20日(水)
世界文化社さんから一色采子さん著 『一色采子のきものスタイルBOOK 母のタンス、娘のセンス』が刊行されました。福島二本松の智恵子生家・智恵子記念館さんが大きく紹介されています。


3月21日(木)
富山県高岡市の市生涯学習センターさんに於いて「劇団「喜び」公演「智恵子抄」」が開催されました。茶山千恵子さんによる一人芝居でした。

3月23日(土)
東京都武蔵野市の武蔵野商工会議所さんに於いて、「第13回与謝野寛・晶子を偲ぶ会 「明星」文学者、四季の食卓― 杢太郎・勇・晶子・光太郎」が開催され、当方による発表「苦しい中でも工夫して/高村光太郎の食」が盛り込まれました。

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3月29日(金)~4月7日(日)
京都市の知恩院さんで「春のライトアップ2019」が開催され、光雲原型の聖観音菩薩像もライトアップされました。

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3月31日(日)
栃木県小山市の話楽庵さんで、朗読公演「話楽庵  弥生の会」が開催され、「智恵子抄」が取り上げられました。わたなべ紀子さんのご出演でした。


明日は4~6月を振り返ります。


【折々のことば・光太郎】

序詩を除いた二十九篇の詩は皆一個づつの独立した道を持つてゐる。二十九條の鉱脈の尖端だけが一個づつ此処に出てゐる。その一個づつをよむと此処に姿を見せない詩を無数に感じる。彼の詩が横列でなくて縦列である事を感じる。

散文「宮崎孝政詩集『鯉』読後」より 昭和4年(1929) 光太郎47歳

光太郎、他人の詩集の序跋文等をよく書きましたが、実にその対象の真髄を剔抉し、その真髄を的確な言葉で表しています。その鑑賞眼の確かさ、批評家としての資質には舌を巻かされます。

この項最後、ここ3ヶ月のこの世界の動向です。

10月2日(火)~12月27日(木)
秋田市のあきた文学資料館さんで、特別展示「明治150年秋田を訪れた文人たち」が開催されました。11月4日(日)までの期間で、昨年、秋田県小坂町に寄贈された、オリジナル『智恵子抄』(昭和16年=1941)版元の龍星閣主・澤田伊四郎に宛てた光太郎書簡67通がすべて展示されました。

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10/4(木)~9(火)
福島県二本松市の智恵子の生家に於いて、太平洋美術会の坂本富江さんの個展「智恵子抄」に魅せられてそして~今~パートⅡ」が開催されました。

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10月5日(金)
当会から『光太郎資料』第50集を刊行いたしました。

10月5日(金)~11月6日(火)
鎌倉市の笛ギャラリーさんで、「回想 高村光太郎 尾崎喜八 詩と友情 その七」が開催され、光太郎が尾崎喜八夫妻の結婚祝いに贈ったミケランジェロ模刻の「聖母子像」(大正13年=1924)など、光太郎、喜八関連の品々が展示されました。

10月6日(土)
地方紙『福島民友』さんで、二本松で智恵子顕彰に取り組む智恵子のまち夢くらぶさんによるイメージソングCD「好きです智恵子純愛通り」のリリースを報じました。東日本大震災で浪江町から横浜市に避難した歌手のハーミーさんによる歌唱です。

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10月6日(土)〜12月15日(土)
福島県伊達市の遊びと学びのミュージアムさんで、イラストレーターのノグチクミコさんによる絵本原画展「ほんとうの空の下で」が開催されました。絵本は、昨年刊行された、震災前は浪江町在住で、愛犬とともに自給自足の生活をし、平成28年(2016)に86歳で亡くなった川本年邦さんをモデルとしています。東京電力福島第1原発事故後も「電気紙芝居」と呼ばれる幻灯を避難先で上映し、子どもたちを喜ばせた方でした。

10月7日(日)
智恵子を偲ぶ「第24回レモン忌」が、福島県二本松市のラポートあだちさんで開催されました。

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10月8日(月)
福島県二本松市市民交流センターにぽいて、「高村智恵子没後80周年記念事業 智恵子検定 チャレンジ! 智恵子についての50問」が開催されました。

10月10日(水)
東北大学出版会さんから、高橋秀太郎氏・森岡卓司氏編『一九四〇年代の〈東北〉表象 文学・文化運動・地方雑誌』が刊行されました。 光太郎に関して、東北大学文学研究科教授の佐藤伸宏氏による「5章 〈脱卻〉の帰趨ー高村光太郎に於ける引き延ばされた疎開」で、戦後の花巻郊外旧太田村に逼塞した時期が論じられています。

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10月11日(木)~11月27日(火)
福島県二本松市の智恵子の生家と、それに隣接する智恵子記念館さんで、現代アートの祭典「福島ビエンナーレ 重陽の芸術祭2018」の一環として、さまざまな企画が為されました。期間中、智恵子の紙絵の実物展示が行われ、土日と祝日には通常非公開の智恵子の居室を含む生家2階の特別公開、そして10月13日(土)~11月25日(日)で、切り絵作家の福井利佐さんの作品が展示されました。

10月15日(月)
詩人の入沢康夫氏が亡くなりました。宮沢賢治研究家でもあり、賢治と光太郎の関わりについての論考もおありでした。

10月20日(土)
長野県安曇野市の碌山美術館から『荻原守衛日記・論説集』が刊行されました。随所で光太郎にも触れられています。

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10月20日(土)~12月16日(日)
京都府城陽市の市立歴史民俗資料館さんで平成30年度秋季特別展「奥田駒蔵とメイゾン鴻乃巣-寺田出身の青年が作った大正サロン-」が開催されました。明治末、光太郎らが芸術至上主義運動「パンの会」を開催した鎧橋のカフェ「メイゾン鴻乃巣」に関するものでした。関連行事として、11月23日(金)に「第83回文化財講演会 祖父奥田駒蔵とメイゾン鴻乃巣」(講師 奥田恵二氏、奥田万里氏)が開催されました。

10月20日(土)~12月19日(水)
荒川区の吉村昭記念文学館さんで、おしどり文学館協定締結1周年記念 荒川区・福井県合同企画展「津村節子展 生きること、書くこと」が開催されました。芥川賞作家・津村節子さんの代表作の一つ、智恵子を主人公とした『智恵子飛ぶ』(平成9年=1997)に関する資料も展示されました。関連行事として、11月23日(金)に、女優の竹下景子さんによる『智恵子飛ぶ』朗読会などが開催されました。

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10月21日(日)
大阪府豊中市の庄内公民館さんで、文学講座「近代詩歌の名作に親しむ秋」が開催され、川内通生さん(近代文学研究家)による光太郎講座が持たれました。
10月24日(水)
三重県亀山市のコミュニティーCafé ぶんぶんさんで、「10月レコード鑑賞会 秋を感じる名曲集」が開催され、今年6月に亡くなった俳優の加藤剛さん朗読の「智恵子抄」のレコードがかけられました。

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10月25日(木)~11月18日(日)
埼玉県東松山市の市立総合会館で 「高田博厚展2018」が開催されました。光太郎関連で、ブロンズ「大倉喜八郎の首」(大正15年=1926)、 光太郎令甥の故・高村規氏撮影の光太郎遺影、光太郎から高田宛の献呈署名入り『ロダン』(昭和2年=1927)が展示されました。関連行事として11月11日(日)に、「特別講演会 野見山暁治/堀江敏幸」が開催されました。

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10月26日(金)~31年1月23日(水)
福井市の福井県ふるさと文学館さんで、おしどり文学館協定締結1周年記念 荒川区・福井県合同企画展「津村節子~これまでの歩み、そして明日への思い~」が開催されました。関連行事として10月26日(金)に津村節子氏撮り下ろしインタビュー特別上映会などが行われました。

10月27日(土)
埼玉県三郷市立北部図書館さんで「朗読・朗読講座(大人のためのお話し会)」が開催され、光太郎詩「道程」(大正3年=1914)が取り上げられました。

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10月27日(土)・28日(日)
長野市のホクト文化ホールさんで、「2018年度 第71回全日本合唱コンクール全国大会 中学校・高等学校部門」が開催されました。高校Bグループ(33人以上の大編成)に出場の九州地区代表・鹿児島高等学校音楽部さんが、光太郎作詞、西村朗氏作曲の「混声合唱とピアノのための組曲「レモン哀歌」」から、「レモン哀歌」を自由曲として演奏し、銅賞を受賞されました。今年から、全国各地でのパブリックビューイングも行われました。

10月28日(日)
青森県十和田湖畔の十和田湖観光交流センターぷらっとさんで、「高村光太郎コーナー リニューアルオープンセレモニー」が開催されました。青森市ご在住で、生前の光太郎をご存じの彫刻家、田村進氏制作の光太郎胸像と、「乙女の像」制作時に光太郎が使った彫刻用の回転台が十和田市に寄贈され、こちらで展示することとなったことにともなうものです。田村氏と、回転台の元の持ち主にして、光太郎の助手・小坂圭二の弟子筋に当たる彫刻家の北村洋文氏、そして当方によるトークイベントも行われました。

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10月30日(火)
中央区の銀座王子ホールで、平成30年度(第73回)文化庁芸術祭参加公演「佐栄秀リサイタル~詩人の魂を踊る~」が開催されました。故・初代米川敏子さんの箏曲「「智恵子抄」より 千鳥と遊ぶ智恵子」に合わせ、日本舞踊の花柳佐栄秀さん、笠井瑞丈さんが踊るというものでした。演奏は青山恵子(ソプラノ)、米川敏子、中田博之(箏)、岡崎敏優(十七絃)の皆さんでした。

10月31日(水)
NHK Eテレさんで、光太郎ブロンズ「手」(大正7年=1918)を取り上げた「びじゅチューン! 指揮者が手」が放映されました。11月5日(月)に再放送もありました。

同日、思潮社さんから、和合亮一氏著の詩集『QQQ』が刊行されました。表題作の「QQQ」が、光太郎詩「牛」(大正2年=1913)を下敷きにしたものです。

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11月2日(金)
国書刊行会さんから『中村傳三郎美術評論集成』が刊行されました。光太郎、光雲に触れられています。

11月2日(金)~12月2日(日)
京都市の知恩院さんで「秋の紅葉ライトアップ2018」が開催され、光雲作の聖観音像もライトアップされました。

11月3日(土)
福島県二本松市の智恵子の生家で、ゆるキャラ「ちえこちゃん」が初のお目見えを果たしました。

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11月3日(土)~25日(日)
千代田区の宮内庁三の丸尚蔵館さんで、第82回展覧会「明治美術の一断面-研ぎ澄まされた技と美」の前期展示が為され、光雲作の「矮鶏置物」(明治22年=1889)が展示されました。

11月4日(日)
 福島県二本松市の鐵扇屋さんで、シャンソン系歌手・モンデンモモさんのコンサート「新MOMO project 『モモの智恵子抄』」が開催されました。

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11月6日(火)
長野市の信濃善光寺さんで、「仁王門再建100年・仁王像造立100年 仁王門北側2像ライトアップ」が始まり、光雲と、その高弟・米原雲海による三面大黒天像、三宝荒神像のライトアップが為されました。

11月10日(土)
テレビ東京さんで、「土曜スペシャル いい旅・夢気分 紅葉めざして乗り継ぎ旅スペシャル」が放映されました。3本立ての1本目で、太川陽介さん、蛭子能収さんの「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」コンビに、マドンナ釈由美子さんの3人で、奥入瀬渓流、十和田湖、弘前などを巡るコースで、十和田湖の乙女の像が取り上げられました。

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11月13日(火)
名古屋市東文化小劇場で開催された「第6回ソプラノ祥愛さちあリサイタル~香しき日本の歌~」では、野村朗氏作曲の「連作歌曲「智恵子抄」~その愛と死と~」が演奏されました。

11月14日(水)
智恵子の母校・日本女子大学さんの元学長・青木生子さんが亡くなりました。平成2年(1990)、講談社さん刊行の『近代詩を拓いた女性たち 日本女子大に学んだ人たち』というご著書があり、智恵子にも一章割かれています。

11月17日(土)
北海道帯広市のとかちプラザさんで、釧路高専公開講座「高村光太郎の文学」が開催されました。講師は同校教授・小田島本有氏でした。

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11月18日(日)
福島県二本松市の二本松コンサートホールさんで、「高村智恵子没後80年記念事業 全国『智恵子抄』朗読大会」が開催されました。詩人の宮尾壽里子さんが大賞を受賞されました。

11月20日(火)
花巻市生涯学園都市会館(まなび学園)さんで、岩手大学教育学部出前講座「彫刻ってこう観るの!? 光太郎の作品から入る近代芸術の世界」が開催されました。講師は藁谷収氏(岩手大学教育学部教授)でした。

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11月23日(金)
文京区のアカデミー音羽さんで、「第63回高村光太郎研究会」が開催されました。ご発表は、「五篇の詩とその周辺」間島康子氏(文芸誌『群系』同人) 、「「夏の夜の食慾」解釈」田所弘基氏(佛教大学総合研究所特別研究員)でした。

11月23日(金・祝)~25日(日)
中野区の小劇場じゃがいも村さんで、「表現同人じゃがいも11月公演」が開催されました。水杜明寿香さんという方が、光太郎詩「火星がでてゐる」(大正15年=1926)を朗読なさいました。

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11月24日(土)
中央区の浜離宮朝日ホールさんで、「大島久美子 ソプラノリサイタル~日本の心と平和の祈りを歌う」が開催され、光太郎詩に曲をつけた鈴木憲夫氏作曲の独唱歌曲「レモン哀歌」が演奏されました。

11月25日(日)
豊島区のシネマハウス大塚さんで「j oプロジェクト《キョウユウ》第7回公演 朗読館「文豪散歩」名作シリーズ【コンパクト版】第1/10集」が開催され、「智恵子抄」の詩篇が取り上げられました。

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11月26日(月)~12月2日(日)
台東区の東京都美術館さんにおいて、「第40回東京書作展」が開催されました。第3位に当たる東京都知事賞を、中原麗祥さんという方が光太郎詩「冬」(昭和14年=1939)を書かれてご受賞。今夏に開催された「第38回日本教育書道藝術院同人書作展」で、「智恵子抄」などの光太郎詩6篇を書かれ、最優秀にあたる「会長賞」を受賞なさった菊地雪渓氏が、光太郎詩「東北の秋」(昭和25年=1950)で臨まれ、「特選」を受賞されました。

12月2日(日)
台東区の東京国立博物館平成館さんで、「西郷隆盛像建立120周年記念講演会『上野の西郷さん』を語る」が開催されました。基調講演は竹内誠氏(江戸東京博物館名誉館長)でした。

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12月3日(月)
小学館さんから大石直紀氏著『この道』が刊行されました。北原白秋を主人公とする来春公開の同名の映画のノベライズで、光太郎も登場します。

同日・作曲家の大中恩さんが亡くなりました。女声合唱曲「五月のうた」(昭和35年=1960)、男性合唱曲「わが大空」(昭和37年=1962)で、光太郎詩に曲をつけられました。

12月4日(火)
NHK Eテレさんの「にほんごであそぼ」で、「牛はのろのろと歩く…「牛」高村光太郎」の放映がありました。12月18日(火)に再放送も為されました。

12月8日(土)
北海道小樽市の似鳥芸術村内旧三井銀行小樽支店さんで、似鳥美術館研究会「日本における人体像の表現―高村光雲と光太郎」が開催されました。講師は岩崎直人氏(札幌芸術の森学芸企画担当係長)でした。

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12月8日(土)~2019年1月27日(日)
花巻市の高村光太郎記念館さんで、企画展「光太郎の食卓」。市内5つの文化施設との連携による「平成30年度花巻市共同企画展 ぐるっと花巻再発見!~イーハトーブの先人たち~ 」の一環です。

12月15日(土) 
テレビ東京さんで「美の巨人たち 上野のシンボル!高村光雲『西郷隆盛像』が愛され続ける理由」の放映がありました。12月29日(土)にはBSテレ東さんで放映されています。

同日、文治堂書店さんから『トンボ』第七号が刊行されました。当会顧問・北川太一先生の玉稿、当方の拙稿等が掲載されています。

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12月16日(日)
福島二本松市の市民交流センターさんで、「高村智恵子没後80年記念事業 智恵子カフェ」が開催されました。

同日、花巻市の高村光太郎記念館さんで、「花巻高村光太郎記念館クリスマススペシャルコンサート」が開催されました。岩手大学管弦楽団の卒業生の皆さんによる光太郎ストリングスさん、花巻の金星少年少女オーケストラさんのメンバーによる演奏、地元の皆さんによる光太郎詩朗読等が行われたそうです。さらに同日、記念館近くにお住まいで、生前の光太郎をご存じの高橋愛子さんが亡くなりました。

12月22日(土)
長野市の信濃善光寺さんで、寺子屋文化講座第2幕『冬至に仁王さんのお顔を見てみよう』が開催されました。光雲と、その高弟・米原雲海作の仁王像に関しての内容でした。

12月22日(土)~24日(月・振休)
鹿児島市のギャラリー游さんで、演劇集団宇宙水槽 番外公演#1 『ちえこのかって』が開催されました。

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12月26日(水)
このブログで1年間の回顧を書いている間にも、いろいろありました。コールサック社さんから、野澤一詩集『木葉童子詩經』復刻版が刊行されています。光太郎を敬愛し、膨大な量の書簡をほぼ一方的に送り続けた詩人・野沢一の生前唯一の詩集で、元版は昭和9年(1934)、文治堂書店さんから2回覆刻されており、今度が3回目です。文治堂版には、光太郎が野澤について書いた随筆「某月某日」(昭和15年=1940)が併せて掲載されましたが、今回のものには入っていないようです。

12月27日(木)
長野市の信濃善光寺さんで、上にも書きました11月6日の三面大黒天像、三宝荒神像のライトアップにつづき、同じく光雲と、その高弟・米原雲海作の仁王像のライトアップが始まりました。

『信濃毎日新聞』さんの記事から。 

善光寺仁王像ライトアップ 来年は安置から100年

 長野市の善光寺は27日、仁王門に安置されて来年で100年の節目を迎える仁王像のライトアップを始めた。11月に同じ仁王門の反対側にある三宝荒神(さんぽうこうじん)像、三面大黒天像のライトアップを始めたところ参拝者や市民に好評で、仁王像についても同様の要望があった。辺りが暗くなると神々しい姿が浮かび上がった。
  仁王像は向かって左側が口を開いた阿形(あぎょう)、右側が口を閉じた吽形(うんぎょう)で、ともに高さ約4・5メートル。発光ダイオード(LED)の照明をそれぞれの像の上部に3基、下部に2基設け、毎日午前6時?午後8時に点灯する。これまでは日中でも、日差しの具合によっては2体の顔が陰になり見えにくいことがあったという。
  善光寺によると、2体は彫刻家高村光雲(1852~1934年)と弟子の米原雲海(18691925年)が中心となって1919(大正8)年に制作し、同年に仁王門に安置された。仁王門は前年の18年に再建されたことから、善光寺は来秋までの1年間を仁王門再建100年・仁王像造立100年の「記念イヤー」と位置付けている。
  毎日朝夕に犬の散歩で通り掛かるという市内の女性(60)は「これから毎夕楽しめそう」と話していた。
 (12月28日)

さらに、この項でその都度の紹介はしませんでしたが、『月刊絵手紙』さん、それから『花巻まち散歩マガジン Machicoco(マチココ)』さんで、今年も1年間、それぞれ、「生(いのち)を削って生(いのち)を肥やす 高村光太郎のことば」、「光太郎レシピ」という連載を続けて下さいました。一昨日位に届きました『月刊絵手紙』さんの2019年1月号では、光太郎詩の代表作「道程」(大正3年=1914)を取り上げて下さっています。

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その他、当方の情報収集の網から漏れたイベント、刊行物等いろいろあるかと思われます。「こんなこともあったよ」という事項がございましたら、ご教示いただけると幸いです。さらに、「これからこういうこともあるよ」という件も。

それにしても、1年間で実にいろいろなことがありました。来年以降もそうであってほしいものです。何も紹介することのない1年間ということになりますと、光太郎智恵子光雲が忘れ去られてしまって、ということになるわけで、今後とも、そうならないよう、微力ながら当方も頑張ります。

一昨日から、今年一年を振り返っておりますが、今日は7、8、9月で。

7月3日(火)~9月24日(月・祝)
愛知県小牧市のメナード美術館さんで企画展「なつやすみ所蔵企画展 え! からはじまる、ストーリー。」が開催され、光太郎の木彫「鯰」(同6年=1931)が出品されました。

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7月6日(金) 7日(土)
千代田区の東京古書会館さんで明治古典会七夕古書大入札会2018一般下見展観が開催され、光太郎の肉筆原稿、書、書簡類などが多数出品されました。

7月7日(土)
愛知県長久手市の文化の家さんで、ガレリアコンサート『七夕Day&Nightパフォーマンス』が開催されました。「智恵子抄」の一編「レモン哀歌」を躍り・音楽・朗読で考察してみる、実験的な公演でということでした。出演は細川杏子さん(フルート)、藤島えり子さん(演劇)、豊永洵子さん(舞踊)ほかでした。

同日、虹の会さんより文芸同人誌『虹』第9号が発行されました。詩人で同誌主宰の豊岡史郎氏による論考「高村光太郎 詩集『道程』」31ページが掲載されています。

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7月7日(土)~8月5日(日)
千代田区の宮内庁三の丸尚蔵館さんで、「第80回展覧会 明治の御慶事-皇室の近代事始めとその歩み」の後期展示が開催され、光太郎の父・光雲の木彫「文使」(明治33年=1900頃)が展示されました。

7月7日(土)~8月26日(日)
いわき市立草野心平記念文学館さんで開館20周年記念 夏の企画展「宮沢賢治展 ―賢治の宇宙 心平の天―」が開催され、光太郎の書などが展示されました。

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7月8日(日)
福島県二本松市民会館さんで、NHKさんの「民謡魂 ふるさとの唄 福島県二本松市」の公開収録が行われました。福田彩乃さん、渡辺裕太さん、大方斐紗子さんほかのご出演で、光太郎智恵子青春時代の恋愛模様を音楽劇で紹介するコーナーがありました。放映は8月4日(土)でした。

7月8日(日)~9月24日(月・振休)
岐阜県図書館さんで企画展「花子 ロダンのモデルになった明治の女性」が開催され、唯一、ロダンの彫刻モデルを務めた日本人女優・花子に光太郎が送った書簡などが展示されました。関連行事として、7月22日(日)には丸山幸太郎氏(岐阜女子大学教授兼地域文化研究所長)による講演「花子と高村光太郎」、8月19日(日)には伊藤今日子氏による「三味線紙芝居 花子」、映画「プチト・アナコ~ロダンが愛した旅芸人花子~」の上映などがありました。

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7月14日(土)・15日(日)
青森県十和田湖畔で「第53回十和田湖湖水まつり」が開催され、光太郎最後の大作「十和田湖畔の裸婦群像(通称・乙女の像)」のライトアップが為されました。

7月14日(土)~11月19日(月)
花巻高村光太郎記念館さんで企画展「光太郎と花巻電鉄」が開催され、ジオラマ作家石井彰英氏作成の昭和20年代の花巻町とその周辺のジオラマ、花巻電鉄に関する資料が展示されました。

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7月15日(日)~9月17日(月・祝)
長野県諏訪市のサンリツ服部美術館さんで企画展「明治維新150年記念 幕末から昭和の芸術家たちと近代数寄者のまなざし」。が開催され、光雲の木彫「鍾馗像」(明治期)が展示されました。

7月17日(火)~22日(日)
千葉県成田市のなごみの米屋總本店2階、成田生涯学習市民ギャラリーさんで「二人でひとつの展覧会」が開催され、絵手紙作家・大泉さと子さんによる、地元の三里塚記念公園に建つ詩碑に刻まれている光太郎詩「春駒」(大正13年=1924)を書いた作品、詩碑拓本などが展示されました。



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7月21日(土)
福島県郡山市公会堂さんで「第2回朗読パフォーマンス声人(こえびと)LIVE ∞生きる∞」が開催され、「ドラマリーディング  ロンド ~智恵子抄 雷火~」が上演されました。

同日、花巻市の東和図書館さんで、萬鉄五郎記念美術館館長講座「≪絵画の見方とその歴史Ⅶ≫ 彫刻 高村光太郎と高田博厚 日本近代彫刻の系譜」が開催されました。講師は萬鉄五郎記念美術館館長・中村光紀氏でした。

7月21日(土)~9月2日(日)
長野県安曇野市の碌山美術館さんで、夏期企画展「美に生きる―萩原守衛の親友たち―」が開催されました。光太郎、戸張孤雁、柳敬助、斎藤与里の4人にスポットを当てるもので、同館所蔵の光太郎ブロンズ10点が展示されました。

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7月24日(火)
本阿弥書展さんから歌人の松平盟子氏著『真珠時間 短歌とエッセイのマリアージュ』が刊行されました。書き下ろしエッセイ「光太郎とラリックをつなぐ「蝉」」が掲載されています。

7月25日(水)
中央公論新社さんから中公新書の一冊として、碧海(おうみ)寿広氏著『仏像と日本人 宗教と美の近現代』が刊行されました。「秘仏をめぐる心性―高村光太郎」という章を含みます。

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同日、文治堂書店さんから『トンボ』第6号が発行されました。当会顧問・北川太一先生の連作短歌「四月の雪」15首が掲載されています。昭和31年(1956)4月1日の光太郎昇天前日に始まり、同2日の死、同4日に青山斎場で行われた葬儀から火葬までの内容です。昭和34年(1959)、北川先生が勤務されていた都立向丘高校定時制の生徒さん達が出されていた文芸誌『銀杏』に掲載されたものの再録です。他に当方の連載「連翹忌通信」も掲載していただいております。

7月31日(火)
文芸同人誌『青い花』第90号が発行されました。詩人の宮尾壽里子氏による書評、西浦基氏の『高村光太郎小考集』、それから中村稔氏の『高村光太郎論』が掲載されました。

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8月3日(金)
集英社さんから葉室麟氏著『蝶のゆくへ』が刊行されました。新宿中村屋さん創業者・相馬黒光を主人公とする小説で、光太郎も登場します。

8月5日(日)
福島市のとうほう・みんなの文化センターさんで「中嶋朋子朗読会」が開催され、女優の中嶋朋子さんが「智恵子抄」の詩篇を朗読なさいました。

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8月8日(水)
千葉県による「次世代に残したいと思う『ちば文化資産』」が一般公募投票により選定され、「智恵子抄」中の「九十九里浜の初夏」等多くの文学作品の舞台となったとのことで、「九十九里浜の景観」が選ばれました。

8月9日(木)
宮城県女川町で「第27回女川光太郎祭」が行われました。県内外の方々による光太郎作品の朗読、当方の講演等がありました。

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8月12日(日)
毎日新聞出版さんから『サンデー毎日』2018年8月12日号が発行されました。歌人の田中章義氏による連載「歌鏡(うたかがみ)」で、光太郎の短歌「この家に智恵子の息吹みちてのこりひとりめつぶる吾(あ)をいねしめず」を取り上げて下さいました。

8月15日(水)
花巻市さんの『広報はなまき』平成30年8月15日号に、、「花巻歴史探訪 〔郷土ゆかりの文化財編〕」という連載で、光太郎の遺品の鉄兜と鳶口が紹介されました。昭和20年(1945)の花巻空襲時に身に着けていたものです。

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8月28日(火)~9月9日(日)
第42回千葉県移動美術館「近代日本とフランス-旅するまなざし-」が、茂原市立美術館・郷土資料館さんで開催され、光太郎のブロンズ「手」(大正7年=1918)が展示されました。

8月30日(木)
渋谷区の国立能楽堂さんで、「8月企画公演《国立能楽堂夏スペシャル 開場35周年記念》」が開催され、鵜澤久氏、櫻間金記氏による「舞囃子新作 智恵子抄(ちえこしょう)」が演じられました。

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同日、中央区の浜離宮朝日ホールさんで「浜離宮ランチタイムコンサートvol.175 小林沙羅ソプラノ・リサイタル」が開催され、中村裕美氏作曲の「「智恵子抄」より 或る夜のこころ」、「亡き人に(世界初演)」が演奏されました。

8月30日(木) ~9月2日(日)
中野区のWESTEND STUDIOさんで、劇団スタジオライフさんによる 「Jun企画「言葉の奥ゆき 通(アゲイン)」~夏休みの宿題~」が上演され、光太郎詩が朗読されました。

8月31日(金)
オリジナル『智恵子抄』(昭和16年=1941)版元の龍星閣さんから『澤田伊四郎 造本一路』が刊行されました。龍星閣さん創業前の大正7年(1918)から、澤田氏の没後、『智恵子抄』五十年記念愛蔵版が刊行された平成3年(1991)までの、創業者澤田氏と龍星閣さんのあゆみがまとめられています。

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9月1日(土)
花巻高村光太郎記念館さんの市民講座「光太郎の食卓と実りの秋を楽しむ」が開催されました。当方、講師を務めさせていただきました。

9月7日(金)~10月21日(日)
山形県天童市の出羽桜美術館さんで、「開館30周年記念所蔵秀作展 第二部「日本画と文士の書」が開催され、大正元年(1912)に書かれた詩「郊外の人に」の書き出しのフレーズ、「わがこころは今大風の如く君に向へり」を書いた光太郎の書が展示されました。

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9月8日(土)
文京区の筑波大学東京キャンパス文京校舎さんで、シンポジウム「近代東アジアの書壇」が開催されました。矢野千載氏(盛岡大学教授)の、「高村光太郎と近代書道史 ―父子関係と明治時代の書の一側面―」という発表が含まれました。

9月8日(土)~12月24日(月・休)
台東区立朝倉彫塑館さんで、特別展「彫刻家の眼―コレクションにみる朝倉流哲学」が開催され、光太郎のブロンズ「手」(大正7年=1918)が展示されました。

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9月9日(日)
鎌倉市のてんだいの家さんで「高村光太郎ジオラマDVD」上映会が開催されました。 花巻高村光太郎記念館さんの企画展「光太郎と花巻電鉄」に展示されたジオラマを、作者の石井彰英氏が撮影、音楽やナレーションを入れた作品です。ナレーションとテロップは当方が執筆しました。

9月10日(月)
ぶんか社さんから『まんがでイッキ読み! 浅見光彦 怪奇トラベルミステリー』が発行されました。光太郎彫刻の贋作をメインのモチーフとした故・内田康夫氏原作、あさみさとる氏画「『首の女』殺人事件」を含みます。

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9月13日(木)
歴史春秋社さんから髙橋秀紀氏著『虎落笛(もがりぶえ) ~長沼智恵子の母親おセンの生涯~』が刊行されました。

9月14日(金)~16日(日)
横浜市の日枝神社例大祭が開催され、光雲作の火伏神輿渡御が行われた他、同じく光雲作の獅子頭の展示も為されました。

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9月14日(金)~11月25日(日)
東京小平市平櫛田中彫刻美術館さんで「明治150年記念特別展 彫刻コトハジメ」。が開催され、光雲作の木彫 「天鹿馴兎(てんろくくんと)」(明治28年=1895)、大黒さまと恵比寿さまが彫られた香盒(こうごう)、明治26年(1893)作の「楠木正成銅像頭部(木型)」が展示されました。関連行事として9月22日(土)に、佐藤道信氏(東京藝術大学教授)による講演「日本彫刻のはじまり」他が行われました。

9月15日(土)・16日(日)
福島県本宮市のサンライズもとみやさんで、「第6回カナリア映画祭」が開催され、「智恵子抄」をモチーフとする、本宮を舞台とし、東宝さんの配給で、1965(昭和40)年に自主制作された吉村公三郎監督、故・山岡久乃さん主演映画「こころの山脈」が上映されました。

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9月16日(日)
札幌市の本郷新記念札幌彫刻美術館さんで「連続講座2018 彫刻探訪のススメ~150年物語」の第2回「銅像時代-明治150年の光と影」が開催されました。講師は木下直之氏(東京大学大学院教授、静岡県立美術館館長)でした。

同日、福島県二本松市の智恵子生家近くで、「智恵子純愛通り記念碑第10回建立祭」が開催されました。記念特別プログラムとして、ラジオ福島専属声優の森和美さんによる「森和美の福島弁で語る智恵子と光太郎」が催されました。

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9月21日(金)
宝島社さんから、別冊宝島編集部編『文豪たちのラブレター』が刊行されました。「高村光太郎からのちの妻、長沼智恵子へ」の項で、結婚前に光太郎から智恵子に宛てた、大正2年(1913)の1月28日の書簡が紹介されています。

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9月21日(金)~平成31年1月16日(水)
荒川区の吉村昭記念文学館さんで、第2回トピック展示「津村節子『智恵子飛ぶ』の世界~高村智恵子と夫・光太郎の愛と懊悩~」が開催されました。平成9年(1997)、講談社さんから出版され、翌年、芸術選奨文部科学大臣賞に選ばれた、吉村昭夫人で芥川賞作家・津村節子さんの代表作の一つ、智恵子を主人公とした『智恵子飛ぶ』(平成9年=1997)に関する展示が為されました。

9月22日(土)~11月25日(日)
甲府市の山梨県立文学館さんで企画展「歿後30年 草野心平展 ケルルン クックの詩人、富士をうたう。」が開催されました。当会顧問・草野心平にスポットを当てたもので、光太郎に関する展示も充実していました。関連行事として、11月10日(土)、阿毛久芳氏(都留文科大学名誉教授)による講演「宮沢賢治、高村光太郎、そして草野心平―コスモス、世界共通意識と孤絶意識にかかわって―」他が行われました。

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9月22日(土)~12月23日(日)
神奈川県真鶴町立中川一政美術館さんで「開館30年記念展 中川一政美術館の軌跡」が開催され、光太郎のブロンズ「老人の首」(大正14年=1925)が展示されました。

9月23日(日)
しんぶん赤旗』さん日曜版に「智恵子の生家と「ほんとの空」」ということで、智恵子の故郷、二本松の紹介が大きく載りました。

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9月25日(火)
福島市のコラッセふくしまさんで、うつくしまふくしま未来支援センターさん主催のシンポジウム 「ほんとの空が戻る日まで ~被災地が進めるこれからの教育~」が開催されました。

9月29日(土)
埼玉県越谷市立図書館さんで「合同読書会 高村光太郎「智恵子抄」」が開催されました。講師は松本孝氏(作家)でした。

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9月30日(日)
光太郎も泊まった花巻市の大澤温泉さんの別館、菊水館さんが、8月9日(木)の台風13号による高明橋脇の法面(のりめん)崩落に伴い、この日を以て一時休館となりました。


明日はこの項最後、10~12月です。

今年一年を振り返る企画、今日は4~6月です。

4月1日(日)
青土社さんから中村稔氏著『高村光太郎論』が刊行されました。

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4月2日(月)
千代田区の日比谷松本楼さんに於いて、第62回連翹忌が開催されました。同日、花巻でも詩碑前祭・連翹忌が開催されました。また、高村光太郎研究会さんから、『高村光太郎研究(39)』、当会から『光太郎資料』第49集が刊行されました。

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4月7日(土)~5月6日(日)
福島県二本松市で、「高村智恵子生誕祭」の一環として、土日祝日に通常は非公開の、智恵子の生家の2階部分――智恵子の居室を含む――の特別公開が行われました。

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4月9日(月)
NHK BSプレミアムさんで、「にっぽん百名山 安達太良山」が放映され、光太郎智恵子に触れられました。再放送が4月16日(月)にありました。

4月11日(水)
清水書院さんから堀江信男氏著『人と作品 高村光太郎』が復刊されました。元版は昭和41年(1966)でした。

4月13日(金) 
NHKEテレさんの「にほんごであそぼ」で、光太郎詩「道程」に、坂本龍一氏が作曲した歌が取り上げられました。再放送が27(金)にありました。

同日、平凡社さんから平凡社新書の一冊として大本泉氏著『作家のまんぷく帖』が刊行されました。「高村光太郎 ── 食から生まれる芸術」という章を含みます。

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4月17日(火)~5月27日(日)
名古屋市の徳川美術館さん/名古屋市蓬左文庫さんを会場に 「明治150年記念 華ひらく皇室文化 ―明治宮廷を彩る技と美―」が開催され、光太郎の父・高村光雲の作「魚籃観音像」が出品されました。7月21日(土)~9月2日(日)には秋田市立千秋美術館さん、10月2日(火)~11月25日(日)で京都文化博物館さんに巡回しました。

 4月18日(水)~24日(火)
太平洋美術研究所会員の坂本富江さんによる個展「『智恵子抄』に魅せられて そして~今~ 坂本富江個展」が、新宿区のヒルトピアアートスクエアさんで開催されました。

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4月18日(水)~28(土)
文京区の旧安田楠雄邸さんで、「となりの髙村さん展第2弾補遺「千駄木5-20-6」高村豊周邸写真展」が開催されました。

4月19日(木)
山梨県笛吹市石和温泉のホテル古柏園さんで、「平成30年度曹洞宗山梨県寺族会研修会」が行われ、太平洋美術研究所会員の坂本富江さんによる講演「人生はいつも始発駅 ――高村智恵子と私――」が盛り込まれました。

4月20日(金)
中央公論社さんから中公文庫の一冊として、長山靖生氏編『文豪と酒 酒をめぐる珠玉の作品集』が刊行されました。光太郎作品は、詩「食後の酒」(明治44年=1911)が掲載されました。

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同日、文藝春秋さんから文春新書の一冊として、安藤優一郎氏著『江戸のいちばん長い日 彰義隊始末記』が刊行されました。光雲の『光雲懐古談』(昭和4年=1929)から引用がありました。

4月21日(土)
同日、短歌研究社さんから『短歌研究』 5月号が発行されました。「短期リレー連載 明星研究会「口語自由詩と『明星』」 第1回 松平盟子 高村光太郎――独自に開いた口語自由詩のフィールド」という記事が掲載されています。昨秋、日比谷公園内の千代田区立日比谷図書文化館さんで開催された、明星研究会さん主催の「第11回 明星研究会 <シンポジウム> 口語自由詩の衝撃と「明星」~晶子・杢太郎・白秋・朔太郎・光太郎」での第二部シンポジウム「口語自由詩に直撃! 彼らは詩歌の激流にどう漕ぎ出したか」のうち、歌人・松平盟子氏による光太郎の部の筆録です。

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4月21日(土)~6月3日(日)
兵庫県姫路市の書写の里・美術工芸館さんで、春季特別展示「書寫山圓教寺―歴史を語る美術と工芸」が開催され、光雲と、さらに東京美術学校で同僚だった漆工家の六角紫水による「修正会(しゅしょうえ)鬼面」が展示されました。

4月22日(日)
安曇野市の碌山美術館さんから、『彫刻家荻原守衛 ―芸術と生涯―』が刊行されました。関連人物ということで、光太郎についても詳しく触れられています。

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同日、NHK BSプレミアムさんで、「新・BS日本のうた 五木シェフの歌声レストラン!全員参加で新鮮ソング三昧」が放映され、三代目コロムビア・ローズ改め野村美菜さんが 丘灯至夫作詞・戸塚三博作曲『智恵子抄』を唄われました。28(土)に再放送がありました。

4月27日(金)~30日(月)
千葉県銚子市の飯沼山圓福寺(飯沼観音)さんで、「仏と鬼と銚子の風景 土屋金司 版画と明かり展」が開催されました。光太郎詩「犬吠の太郎」(大正元年=1912)をモチーフにした作品も展示されました。4月29日(日)には、関連行事として「銚子浪漫ぷろじぇくとpresents語り 犬吠の太郎」の公演が行われました。

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4月27日(金)~6月24日(日)
沖縄県立美術館さんで企画展「涯テノ詩聲(ハテノウタゴエ )詩人 吉増剛造展」が行われ、光太郎ブロンズ「手」(大正7年=1918)が展示されました。

4月28日(土)~5月29日(火)
福島県二本松市の智恵子記念館さんで、智恵子の紙絵の実物展示が行われました。

5月1日(火)
埼玉東松山市さんの『広報ひがしまつやま』5月号で、今年初めに市立図書館さん内にオープンした「田口弘文庫 高村光太郎資料コーナー」が大きく取り上げられました。

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5月3日(木)
杉並区のセシオン杉並さんで「音のわコンサート」が開催され、光太郎詩に曲をつけた吉田寛子さん作曲「或る夜のこころ」が演奏されました。

5月8日(火)~6月8日(金)
日本大学藝術学部芸術資料館さんで、企画展「−オリジナルプリント展− Life 命の輝き -Portraits-」が開催され、故・吉川富三氏撮影の光太郎肖像写真が展示されました。

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5月15日(火)
花巻市の光太郎が暮らした山小屋(高村山荘)敷地内で「第61回 高村祭」が開催されました。地元の児童生徒さんたちによる音楽演奏、詩朗読などの他、座談会「思い出の光太郎先生」が行われ、今月亡くなった高橋愛子さんをはじめとする4人の方々に、生前の光太郎の思い出を語っていただきました。インタビュアーは当方でした。

5月16日(水)
歌手の西城秀樹さんが亡くなりました。晩年にはコンサート等で光太郎詩「道程」の雑誌『美の廃墟』初出版の長いバージョンの朗読などに取り組まれていました。

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5月18日(金)
千葉市の朝日カルチャーセンター 朝日JTB・交流文化塾千葉教室さんで、公開講座「愛の詩集<智恵子抄>を読む」が開催されました。講師は歌人の松平盟子氏と、当方でした。

5月19日(土)
札幌市の朝日カルチャーセンター 朝日JTB・交流文化塾札幌教室さんで「書道史アラカルト ―書と書道」が開催され、光太郎と斎藤茂吉の書について、北海道書道展会員・中野層翠氏が講義をなさいました。

5月19日(土) 20日(日) 26日(土) 27日(日)
福島県二本松市の智恵子の生家で、「上川崎和紙で作ろう切り絵体験」が開催されました。

5月20日(日)
長野県上田市の交流文化芸術センター・サントミューゼさんにおいて、無言館館長・窪島誠一郎氏講演会が開催されました。、夭折の天才画家・村山槐多についてがメイン、槐多と交流のあった光太郎にも触れられました。

同日、台東区の和の器 韋駄天地下ギャラリーさんで市民講座「華雪による書と篆刻の講座 目習いということ 高村光太郎と黄庭堅」が開催されました。講師の華雪氏は書家です。

5月23日(水)
連翹忌会場を提供して下さっている日比谷松本楼会長・小坂哲瑯氏が亡くなりました。

5月26日(土)~7月16日(月・祝)
台東区の東京藝術大学大学美術館 さんで、「NHK大河ドラマ特別展「西郷どん」」展が開催され、光雲が主任となって制作された上野公園の西郷隆盛像に関する数々の資料も展示されました。7月28日(土)~9月17日(月・祝)に大阪歴史博物館さん、9月27日(木)~11月18日(日)で鹿児島県歴史資料センター黎明館さんに巡回されました。

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5月30日(水)~6月12日(火)
千代田区の大妻女子大学さんで「日本文学関係貴重書展示:近現代編」が開催され、同大所蔵の光太郎書簡等が展示されました。。

6月1日(金)
有限会社グリーンブリーズさんから『Grande ひろしま Vol.21(2018年夏号)』が発行されました。カラーアナリスト・児玉紀子さんの連載(と思われます)「色を読む」という稿で、智恵子と光太郎をメインに扱って下さっています。題して「智恵子抄 高村光太郎」。

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6月7日(木)~ 7月9日(月)
武蔵野市の吉祥寺シアターさんで、劇団青年団第79回公演 『日本文学盛衰史』が開催されました。原作・高橋源一郎氏、作・演出・平田オリザ氏で、光太郎も登場人物に名を連ねていました。

6月9日(土)
岩手県花巻市の高村光太郎記念館さんと市内各所で、市民講座「光太郎の食卓と星降る里山を楽しむ」が開催されました。

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同日、求龍堂さんから大野芳(かおる)氏著 『ロダンを魅了した幻の大女優マダム・ハナコ』が刊行されました。光太郎にも触れられています。

6月10日(日)
福島県南相馬市をメイン会場に、天皇皇后両陛下をお迎えし、平成最後の「第69回全国植樹祭ふくしま2018 育てよう希望の森をいのちの森を」が開催されました。メインアトラクションは、県内の高校生達による光太郎と智恵子をモチーフにしたパフォーマンスでした。

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6月18日(月)
俳優の加藤剛さんが亡くなりました。二度にわたり、「智恵子抄」朗読に取り組まれたソフトが発売されています。

6月20日(水)
杉並けやき出版さんから、かわじもとたか氏著『続装丁家で探す本 追補・訂正版』が刊行されました。光太郎が手がけた装幀作品の一部が紹介されています。

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6月23日(土)~7月1日(日)
京都市の学森舎さんで、現代アートの展覧会「あっ!きのこの大B級仮装展」が開催されました。古今東西の美術作品のパロディーで、光太郎のブロンズ「手」(大正7年=1918)もモチーフになりました。

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6月27 日 (水)~7月8日(日)
港区の国立新美術館さんで、「第38回日本教育書道藝術院同人書作展」が開催されました。菊池雪渓氏作の「智恵子抄」などの光太郎詩6篇を書いた作品が、最優秀にあたる「会長賞」を受賞されました。

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6月28日(木)~9月2日(日) 
新潟市會津八一記念館さんで企画展「中村屋サロンと會津八一 ~サロンにつどったアーティストたち~」が開催され、光太郎の油彩画「自画像」(大正2年=1913)が出品されました。関連行事として、6月27日(水)に講演「中村屋創業の相馬愛蔵・黒光と若き芸術家たち」(講師:太田美喜子氏(中村屋サロン美術館学芸員))、7月11日(水)で講演「近代日本美術史と中村屋サロンに集った作家たち」(講師:原田平作氏(大阪大学名誉教授、頴川美術館理事長))なども行われました。

6月29日(金)
名古屋市 昭和文化小劇場さんで、「Raffiné Summer Recital ~ラフィネ夏の音楽祭~ in Nagoya」が開催され、野村 朗氏作曲の歌曲「樹下の二人」(髙村光太郎『智恵子抄』より)がバリトン:森山孝光氏、ピアノ:森山康子氏で演奏されました。

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6月30日(土)
トポフィルさんから小田原のどか氏編『彫刻 SCULPTURE 1 ――空白の時代、戦時の彫刻/この国の彫刻のはじまりへ』が刊行されました。日大芸術学部教授・髙橋幸次氏「ロダンの言説輸入と高村光太郎──「道」について」などで、光太郎、光雲に触れられています。

6月30日(土)~8月26日(日)
岐阜県現代陶芸美術館さんで「驚異の超絶技巧!明治工芸から現代アートへ」が開催され、光雲作の「布袋像」が展示されました。9月7日(金)~10月21日(日)には山口県立美術館さん、11月16日(金)~12月24日(月・振休)で富山県水墨美術館さんを巡回しています。

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明日は7~9月をご紹介します。

このブログで毎年恒例となっております、この1年を振り返る企画です。今回は1~3月分を。

ただし、昨年12月からの継続で今年1月にかかったもののうち、昨年の回顧で扱わなかったものからご紹介します。また、新聞コラム等で少しだけ光太郎智恵子に触れてくださった、的なものは申し訳ありませんが、割愛させていただきます。

2017年12月9日(土)~2018年1月14日(日)
静岡県島田市博物館さんで、第71回企画展「宮村弦 -モールス・コード- 新しい言葉の{カタチ}」が開催されました。モールス・コード(モールス符号)を視覚化した作品ということで、「智恵子抄」(智恵子歿後に書かれた「亡き人に」(昭和14年=1939)の最終行「あなたの愛は一切を無視して私をつつむ」)も展示されました。

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2017年12月23日(土)~1月28日(日)
調布市武者小路実篤記念館さんで、企画展「画家の手紙 制作と友への思い」が開催され、光太郎から武者小路宛ての葉書(昭和23年=1948)が展示されました。

1月1日(月)
若松英輔著「NHKカルチャーラジオ 文学の世界 詩と出会う 詩と生きる」のテキストが発行されました。「第11回 今を生きる詩 ── 高村光太郎と柳宗悦のまなざし」を含みます。ラジオ放送は3月15日(木)、3月22日(木)でした。

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同日、カワイ出版から『吉田寛子作品集 或る夜のこころ』が刊行されました。光太郎詩「或る夜のこころ」(大正元年=1912)に曲を付けた女性三部合唱曲を含みます。

1月2日(火) ~ 2月5日(月)
島根県立美術館さんで、「コレクション企画展 みんなの美術室」が開催され、光太郎ブロンズの代表作「手」(大正7年=1918)が展示されました。1月28日(日)には、関連企画として同館の長谷川三郎館長が、「手」に就いて語られる、「館長の特別授業」がありました。

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1月2日(火)~3月11日(日)
愛知県小牧市のメナード美術館さんで、「開館30周年記念コレクション名作展 30のテーマ Ⅱ期」が開催され、光太郎の木彫「栄螺」(昭和5年=1930)と「鯰」(同6年=1931)が出品されました。

1月7日(日)NHKさんの大河ドラマ「西郷どん」の放映が始まり、第一話冒頭のシーンで、光太郎の父・光雲が主任として制作に当たった上野の西郷隆盛像除幕(明治31年=1898)が描かれました。


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1月6日(土)~2月12日(月・振休)
広島県呉市美術館さんで、「開館35周年記念 呉市立美術館のあゆみ展」が開催され、光太郎ブロンズの代表作「手」(大正7年=1918)が展示されました。

1月10日(水)
NHKラジオ長野放送局のローカル番組「ゆる〜り信州」で、関根太朗アナウンサーによる光太郎詩「レモン哀歌」(昭和14年=1939)、「狂奔する牛」(大正14年=1925)、「人類の泉」(大正2年=1913) の朗読がありました。

1月11日(木)
笠間書院さんから『永井和子随想集 日なたと日かげ』が刊行されました。「たじろぐ――高村智恵子のこと 智恵子の切り絵――レモン会」というエッセイが掲載されています。

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同日、筑摩書房さんからちくま文庫の一冊として『文豪文士が愛した映画たち ─昭和の作家映画論コレクション』が刊行されました。光太郎の散文「美の祭典」(昭和15年=1940)が収録されています。

1月12日(金)
文藝春秋さんから伊集院静『文字に美はありや。』が刊行されました。月刊誌『文藝春秋』さんの平成26年(2014)1月号から昨年の4月号まで連載されていた、「文字に美はありや」の単行本化で、「猛女と詩人の恋」という章で光太郎智恵子に触れています。

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1月13日(土)
埼玉県東松山市立図書館に、「田口弘文庫 高村光太郎資料コーナー」がオープンしました。昨年亡くなった同市元教育長で、光太郎と交流のあった田口弘氏からの寄贈品を展示するものです。同日、当方による記念講演も行われました。

同日、『朝日新聞』さんの土曜版の連載、「みちのものがたり」が「高村光太郎「道程」 岩手 教科書で覚えた2大詩人」ということで、光太郎をメインに取り上げて下さいました。

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さらに同日、昨年公開された映画『八重子のハミング』のDVDが発行されました。原作は「現代の智恵子抄」というコピーが用いられ、劇中、升毅さん演じる主人公が『智恵子抄』を読むシーンがありました。

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1月13日(火) ~ 3月25日(日)
東京オペラシティ アートギャラリーさんで「谷川俊太郎展 TANIKAWA Shuntaro」が開催され、光太郎から昭和29年(1954)5月20日に送られた、谷川氏の詩集『62のソネット』の受贈礼状が出品されました。

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1月13日(火) ~ 4月1日(日
文京区立森鷗外記念館さんで、コレクション展「鴎外・ミーツ・アーティスト―観潮楼を訪れた美術家たち」が開催され、光太郎から鷗外に宛てた葉書(明治43年=1910)、明治42年(1909)の雑誌『スバル』(覆刻。裏表紙に光太郎が鷗外を描いたカリカチュア(戯画)が掲載)、光太郎著書『造型美論』(昭和17年=1942)、『某月某日』(同18年=1953)。それから与謝野寛が光太郎について触れた鷗外宛の書簡(明治42年=1909)等が展示されました。

1月15日(月)
文治堂書店さんから『トンボ』第5号が発行されました。元青森テレビアナウンサーの川口浩一氏が、「十和田湖「乙女の像」秘話 ~太宰治が結ぶ隠れた絆~」という文章を寄せられています。また、当方の連載「連翹忌通信」の第二回が掲載されました。

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1月15日(月)~1月21日(日)
渋谷区のshibuya gallery「Arc」さんにおいて、MAIA STARSHIP朗読劇「いやなんです あなたのいってしまふのが −智恵子抄より」が上演されました。

1月20日(土) ~ 4月15日(日)
千葉市の千葉県立美術館さんで、「北詰コレクション メタルアートの世界Ⅱ-メタルアートの匠と技-」が開催され、光太郎実弟にして鋳金分野の人間国宝・髙村豊周の。「青銅環文壺」(昭和35年=1960)、「青銅花盛」(制作年不詳)、「朱銅花入」(昭和41年=1966)が出品されました。

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1月25日(木) ~ 1月29日(月)/2月1日(木)~
2月5日(月)
墨田区の両国エアースタジオさんで、劇団空感演人による演劇「チエコ」が上演されました。平成22年(2010)、同25年(2013)に上演されたものの再演でした。

1月28日(日)
牧歌舎さんから西浦基氏著『高村光太郎小考集』が刊行されました。

1月29日(月)
横浜市永田地区センター さんにおいて、市民講座「文豪と和菓子」が開催されました。「高村光太郎・室生犀星・夏目漱石それぞれのゆかりの和菓子をいただきながら、作品を楽しんでいただきます」というコンセプトでした。講師は一般財団法人出版文化産業振興財団の読書アドバイザー、城所律子氏でした。

1月31日(水) ~ 2月11日(日)
岡山市のCAFE×ATELIER Zで、書道展「中村文美作品展〜琥珀の文箱に文字を集めて」が開催されました。光太郎の「冬が来た」(大正2年=1913)を書いた作品が展示されています。

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2月1日(木)
世界文化社さんから『家庭画報』2018年3月号が発行されました。、「残したいことば、未来につなぐことば――心を伝える絵手紙」というコーナーがあり、花巻郊外旧太田村から送られた光太郎の書簡(ハガキ)が紹介されています。昭和22年(1947)、4月6日付で、宛先は東京在住の姪・高村珊子さんです。

2月2日(金)~2月25日(日)
青森県十和田湖畔休屋地区で、「十和田湖冬物語2018」が開催されました。光太郎最後の大作「乙女の像」のライトアップが行われた他、ステージイベントでのプロジェクションマッピングにも「乙女の像」が登場しました。

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2月7日(水)~2月12日(月・祝)
長野市の信濃善光寺さんで、「第十五回長野灯明まつり 未来へ繋ぐ平和の灯り」が開催され、光太郎の父・高村光雲と、その高弟・米原雲海による仁王像などが安置されている仁王門もライトアップされました。

2月10日(土) ~ 5月6日(日)
北区の田端文士村記念館さんで「田端に集まる理由(ワケ)がある~明治の田端は芸術家村だった!?」が開催されました。光太郎も寄稿し、芸術運動「パンの会」の一つの源流となった雑誌『方寸』に関する展示が為されました。3月25日(日)には、関連イベントとして古田亮 氏(東京藝術大学大学美術館准教授)による講演会「明治の美術 ~東京美術学校を中心に~」が開催されました。

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2月15日(木)
秋田県小坂町に、同町出身の出版社・龍星閣主人の澤田伊四郎にあてた光太郎の書簡、署名本などが寄贈された件が報じられました。

2月17日(土)
三鷹市芸術文化センター星のホールさんで行われた「CINEMA SPECIAL三回忌・原節子」の一環として、昭和32年(1957)の東宝映画「智恵子抄」の上映がありました。

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同日、港区の東洋英和女学院大学大学院さんで、「2017年度連続講座・シンポジウム「生と死の物語 高村光太郎 ―智恵子抄 心の病に寄り沿うということ―」が開催されました。講師は福田周氏(東洋英和女学院大学人間科学部教授)でした。

2月18日(日)
朝日新聞出版さんから『週刊 日本百名山 改訂新版 42号 磐梯山 安達太良山』が刊行されました。「深田久弥『日本百名山』から」の項で光太郎智恵子に触れられています。

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2月21日(水)
国書刊行会さんから、田中修二氏著『近代日本彫刻史』が刊行されました。光太郎、光雲に触れられています。


2月24日(土)
仙台市の東北大学さんの片平キャンパスで、シンポジウム「ほんとの空が戻る日まで--震災の記録と教訓を残し、未来に活かす」が開催されました。福島大学うつくしまふくしま未来支援センターさんの主催で、福島県の被災地において残存する資料や記録の保全と活用に取り組むさまざまな活動を紹介し、将来の大規模災害にいかに備え、活かしていくべきかについて議論されました。
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同日、花巻市文化会館さんで、第42回花巻市民劇場公演 「多田等観物語 日が昇る 観音山に帰りたい」が上演されました。光太郎と交流のあったチベット仏教学者にして僧侶の多田等観を主人公とするもので、光太郎も登場しました。平成16年(2004)の再演でした。

2月25日(日)
千代田区の神田伯剌西爾(ぶらじる)さんで、市民講座「ポエトリーカフェ 《高村光太郎 篇》」が開催されました。

2月26日(月)
文藝春秋さんから春日太一氏著『美しく、狂おしく 岩下志麻の女優道』が刊行されました。昭和42年(1967)公開の松竹映画「智恵子抄」(中村登監督作品)が取り上げられています。

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2月26日(月) ~28日(水)
千代田区の3331 Arts Chiyodaさんで、立本夏山氏による「ひとり芝居プロジェクト新作公演 立本夏山 智恵子抄」東京公演がありました。巡回で6月26 日 (火) に尼崎公演、6月28 日 (木)の松山公演、6月30 日 (土)/7月1日(日)で高知公演も行われました。

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3月2日(金) ・3日(土)
名古屋市のHITOMIホールさんで、「プリズムステージ 朗読と音楽が紡ぐ、純愛 智恵子抄 「田園交響楽」より」の公演がありました。智恵子が愛したベートーヴェンの交響楽第6番「田園」をモチーフに、ヴァイオリン・チェロ・ハープの演奏、朗読による構成で、朗読と光太郎役を俳優の橋爪淳氏、苅谷なつみさんのヴァイオリン、日野俊介さんがチェロ、田中敦子さんでハープでした。

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3月2日(金) ~4日(日)
足立区のアトリエTANTOOさんで、劇団TANTOOさんの第9回公演「売り言葉」が開催されました。野田秀樹氏脚本で、平成14年(2002)、大竹しのぶさん出演で初演された演劇です。

3月5日(月)
国文学者の平岡敏夫氏がご逝去なさいました。光太郎に関する論文等、複数おありでした。

3月7日(水)
NHK BSプレミアムで、「プレミアムカフェ 名作紀行 (1)寺山修司 (2)石川啄木 (3)高村光太郎」が放映されました。平成13年(2001)6月11日に初回放映があったものの再放送で、ナビゲーター役は銅版画家の山本容子さんでした。8月29日(水)、8月30日(木)にも放映がありました。

3月7日(水)~11(土)
『日本経済新聞』 さんで、宗教学者の山折哲雄氏が「私の履歴書」という連載で、花巻空襲の際の光太郎戦後の光太郎などに触れられました。

3月9日(金)~18日(日)
京都市の知恩院さんで「春のライトアップ2018」が開催されました。補陀落池に立つ高村光雲作の聖観音菩薩立像もライトアップされました。

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3月10日(土)
新宿区の日本出版クラブ会館さんで、「山根基世の朗読指導者養成講座 やまねこ朗読発表会」が開催され、光太郎詩「樹下の二人」(大正12年=1923)も扱われました。

同日、共に画家の深沢省三・紅子夫妻の長男で、戦時中、学徒出陣前に光太郎のアトリエを訪ね、詩「四人の学生」(昭和18年=1943)のモデルとなり、戦後は岩手雫石のご自宅に光太郎を泊めたりもした、深沢竜一氏が亡くなりました。

3月11日(日)~5月20日(日)
秋田県小坂町立総合博物館郷土館さんで、企画展「平成29年度新収蔵資料展」が開催されました。小坂町出身の澤田伊四郎に宛てた書簡、署名本等が展示されました。

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3月13日(火)
名探偵・浅見光彦シリーズを生んだ推理作家の内田康夫氏がご逝去されました。昭和61年に光太郎彫刻の贋作をメインのモチーフとして、『「首の女(ひと)」殺人事件』を執筆なさいました。同作はその後、ドラマ化、コミック化もされました。

3月15日(木)
長野県安曇野市の碌山美術館さんから、『碌山美術館館報第38号』が発行されました。昨年12月2日に同館で開催された、美術講座「ストーブを囲んで 「荻原守衛と高村光太郎の交友」を語る」の筆録が掲載されています。同館学芸員の武井敏氏と、当方の対談形式でした。

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3月16日(金)
墨田区のすみだトリフォニーホールさんでコンサート「第29回 21世紀日本歌曲の潮流」が開催されました。野村 朗氏作曲の歌曲「樹下の二人 詩集『智恵子抄』 より (詩/高村光太郎)」 が、バリトン・森山孝光氏、ピアノ・森山康子さんにより演奏されました。

3月17日(土)~5月13日(日)
横浜市の神奈川近代文学館さんで、特別展「生誕140年 与謝野晶子展 こよひ逢ふ人みなうつくしき」が開催され、光太郎が絵を描き、晶子が短歌を添えた屏風紙二点が展示されました。

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3月21日(水)
短歌研究社さんから『短歌研究』 4月号が発行されました。「再録 明星研究会講演 松平盟子│『みだれ髪』を超えて~晶子と口語自由詩~」ということで、昨秋、日比谷公園内の千代田区立日比谷図書文化館さんで開催された、やはり明星研究会さん主催の「第11回 明星研究会 <シンポジウム> 口語自由詩の衝撃と「明星」~晶子・杢太郎・白秋・朔太郎・光太郎」での、歌人・松平盟子氏による第一部講演の筆録が掲載されています。

3月27日(火)
光太郎がたびたび宿泊をした花巻温泉旧松雲閣別館が登録有形文化財に登録されました。

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明日は4~6月編をお送りします。

この項が終わるまで、【折々のことば・光太郎】はお休みいたします。

この項、最終回です。

10月1日(日)
智恵子の故郷・福島二本松のラポートあだちさんにおいて、智恵子を偲ぶ第23回レモン忌が開催されました。記念講演は福島県立美術館さんの学芸員をなさっている堀宜雄氏で、題して「智恵子の横貌―『青鞜』表紙絵のナゾ―」でした。

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同日、mille booksさんから庄野雄治氏編『コーヒーと随筆』が発行されました。古今の「コーヒーを飲みながら読んで欲しい随筆」を集めたアンソロジーで、光雲の「佐竹の原へ大仏を拵えたはなし」、「大仏の末路のあわれなはなし」、光太郎の「人の首」を含みます。

10月3日(火)
NHK文化センター仙台教室さんにおいて、宮城教育大学名誉教授 渡辺善雄氏による市民講座「東北ゆかりの作家たち」が始まりました。光太郎、太宰、啄木、斎藤茂吉らに触れられ、12月9日(土)まで全6回の開催でした。

10月5日(木)
福島二本松の智恵子生家を会場に、「智恵子・レモン忌 あいのうた」が開催されました。朗読・一色采子さん、電子ピアノ・渕上千里さん、モダンダンス・二瓶野枝さんでした。

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10月9日(月・祝)
二本松市コンサートホールさんにおいて、「震災復興応援 智恵子抄とともに~野村朗作品リサイタル~」公演があり、「連作歌曲 智恵子抄」を森山孝光・康子ご夫妻、新作初演「樹下の二人」を星由佳子さん、倉本洋子さんが演奏なさいました。

10月9日(月・祝) 11月9日(木) 12月17日(日)
二本松市の市民交流センターさん、男女共生センターさんを会場に、「智恵子のまち夢くらぶ」さん主催の「智恵子講座2017」が開催されました。今年の講座は、昨年亡くなられた二本松の児童文学者・故金田和枝さんの著書(智恵子と光太郎)を熟読するというものでした。

10月12日(木)
愛知県豊川市ジオスペース館さんにおいて定期的に開催されている「市民名画劇場」で、昭和32年(1957)の東宝映画「智恵子抄」(原節子・山村聰主演)が上映されました。

10/16(月)
NHK文化センターいわき教室さんにおいて、いわき賢治の会会長/賢治学会会員・小野浩氏による市民講座「宮澤賢治の世界 交友編」が始まりました。光太郎、賢治、草野心平、黄瀛らに触れられ、12月11日(月)まで全3回の開催でした。

10月17日(火)
船橋市市民文化創造館(きららホール)さんにおいて、朗読イベント「「満天星」ライブ第6回」が開催され、「智恵子抄」が取り上げられました。

10月21日(土)001
十和田市立東公民館さんにおいて、三本木小地区安全・安心協働活動協議会講演会「知っておきたい! 乙女の像ものがたり~秘められた光太郎の思い~」が開催されました。当方が講師を務めさせていただきました。

10月21日(土)~28日(土)
杉並区のアートスペース煌翔さんを会場に、写真展「高橋昌嗣展 文士の逸品 物から物語へ。」が開催され、光太郎愛用の長靴の写真が展示されました。

10月24日(火)~29日(金)
仙台市青葉区の晩翠画廊さんにおいて、「伊藤康子書展」が開催され、盛岡ご在住の書家の伊藤康子さん、画家の古山拓氏、お二人のコラボで光太郎詩「岩手山の肩」(昭和22年=1947)に取り組まれました。

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10月25日(水)
江東区の深川江戸資料館さんにおいて、朗読イベント「第4回 JILA朗読コンクール入賞・入選記念 朗読の祭典」が開催され、「智恵子抄」が取り上げられました。

同日、不二出版さんから、光太郎も寄稿した昭和戦前の雑誌『冬柏』復刻版全26巻・別冊1の刊行が始まりました。

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10月27日(金)
十和田市民文化センターさんにおいて、「奥入瀬渓流エコツーリズム市民のつどい」が開催され、地元の女性合唱団・コールアゼリアさんによる「湖畔の乙女」(作詞・佐藤春夫、作曲・長谷川芳美)、「出逢いを求めて―十和田湖へ―」(作詞・木下龍太郎、作曲・伊藤薫)が演奏されました。

10月28日(土)
福井市立美術館さんで開催されていた「没後30年記念 高田博厚展 対話から生まれる美」の関連行事として、光太郎と妻智恵子、高田の人間模様を描いた新朗読劇『道程-高村光太郎・智恵子・高田博厚-』が上演されました。

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同日、横浜美術館さんレクチャーホールで、「テルミンと語りで紡ぐ愛の物語り 智恵子抄」公演がありました。ご出演は、ぷらイム(テルミン 大西ようこさん/ギター・歌・その他 三谷郁夫さん)、水沢有美さん(朗読)でした。

10月28日(土)~11月26日(日)
台東区の東京藝術大学美術館さんにおいて、「東京藝術大学創立130周年記念特別展「皇室の彩(いろどり) 百年前の文化プロジェクト」」展が開催されました。皇室に献上された、光雲、豊周作品が複数展示されました。

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10月29日(日)
BS朝日さんで、「暦を歩く #140「乙女の像」(青森県十和田湖)」がオンエアされ「湖畔の乙女」が取り上げられました。

10月31日(火)
ドイツフランクフルトのCaffe Martellaさんにて、「秋の宵の朗読会~日本の詩15篇」が開催され、光太郎詩も取り上げられました。

11月1日~29日(水)
この間の水・土に、文京区の旧安田楠雄邸さんで、「となりの髙村さん展第2弾「写真で見る昭和の千駄木界隈」髙村規写真展」が開催されました。

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11月2日(木)
NHKBSプレミアムさんで「ザ・プロファイラー 夢と野望の人生 彫刻に“生命”を刻んだ男~オーギュスト・ロダン~」が放映され、光太郎にも触れられました。11月8日(水)に再放送もありました。出演は日本大学芸術学部・髙橋幸次教授他でした。


11月3日(金)
二本松市市民交流センターさんにおいて、「秋の星空講座 月を見上げて in ほんとの空」が開催されました。

11月3日(金)~12月3日(日)
京都市の知恩院さんで、「知恩院 秋の紅葉ライトアップ2017」が行われ、同寺補陀落池に立つ光雲原型の聖観音菩薩立像もライトアップされました。

11月3日(金・祝)~12月24日(日)
栃木県足利市立美術館さんにおいて、「涯テノ詩聲(ハテノウタゴエ )詩人 吉増剛造展」が開催され、光太郎ブロンズ「手」(大正7年=1918)が展示されました。

11月4日(土)
世田谷区の上用賀アートホールさんで、日本舞踊系の「真理パフェFourth」という公演があり、「あどけない話」、「人に」、「千鳥と遊ぶ智恵子」の朗読がプログラムに入っていました。

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11月7日(火)
千代田区紀尾井ホールさんにおいて、「朝香麻美子 箏・三弦リサイタル ~女性のあり方をよむ~」公演があり、箏曲「樹下の二人(小山清茂 作曲)」が演奏されました。

同日、目黒区の天恩山五百羅漢寺さんで、「第1回らかん仏教文化講座 五百羅漢寺と江戸東京の仏教文化」が開催され、光雲に触れられました。講師は同寺執事/学芸員・堀研心氏でした。

11月8日(水)~12日(日)
杉並区の荻窪小劇場さんで、劇団Dangerous Boxさんによる「実験公演 門ノ月~Aida~/智恵子抄」の公演がありました。

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同じ日程で、豊島区役所本庁舎1階としまセンタースクエアを会場に、「2017アジア・パラアート-書-TOKYO国際交流展」が開催され、昭和17年(1942)の詩「みなもとに帰るもの」の一節を揮毫した光太郎の書も展示されました。

11月10日(金)
三省堂書店さんから、三浦和尚氏著『高校国語科授業の実践的提案』が刊行されました。「高村光太郎「レモン哀歌」の指導 -詩の「楽しみ方」を求めて-」を含みます。

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11月12日(日)
NHK Eテレさんで「日曜美術館 皇室の秘宝~奇跡の美術プロジェクト~」の放映があり、光雲作品「鹿置物」「養蚕天女」も取り上げられました。再放送は11月19日でした。

同日、中央区の浜離宮朝日ホールさんにおいて、「東京男声合唱フェスティバル」が開催され、会津高校OB合唱団さん(31名)が、清水脩作曲の「梅酒 -智恵子抄より-」を演奏して下さいました。

11月13日(月)
『福島民友』さんで、「智恵子のまち夢くらぶ」が二本松市の智恵子の生家近くに智恵子ゆかりの地などを案内する「智恵子のまちガイドボード」を設置したことを報じました。

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11月15日(水)~21日(火)
中央区の松屋銀座さん7階遊びのギャラリーにおいて、「篠原貴之水墨絵画展-水墨の新境地-」が開催され、「レモン哀歌」という作品も出品されました。

11月17日(金)
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『高知新聞』さんの一面コラム「小社会」で、ロダン没後100年にからめ、光太郎に触れて下さいました。

11月18日(土)
文京区のアカデミー向丘さんで、第62回高村光太郎研究会が開催されました。発表は「吉本隆明「高村光太郎」再訪」(赤崎学氏)、「詩作品に見る『をぢさんの詩』の位置」(岡田年正氏)でした。

11月23日(木・祝)
奈良県立美術館さんで、「ニッポンの写実 そっくりの魔力」展が始まりました。2018年1月14日(日)までの会期です。光雲木彫「天鹿馴兎(てんろくくんと)」(明治28年=1895・個人蔵)、「砥草刈(とくさがり)」(大正3年=1914・大阪市立美術館蔵)、「西行法師」(制作年不明・清水三年坂美術館蔵)の3点が並んでいます。   

11月25日(土)
目黒区の日本近代文学館さんで、朗読イベント「リーディングライブ2017」が開催され、「智恵子抄」詩篇も取り上げられました。

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11月26日(日)
千代田区の日比谷コンベンションホールさんで、「第11回 明星研究会 <シンポジウム> 口語自由詩の衝撃と「明星」~晶子・杢太郎・白秋・朔太郎・光太郎」が開催され、第一部で歌人の松平盟子氏のご講演「『みだれ髪』を超えて~晶子と口語自由詩 女性・子供・社会」、第二部のシンポジウム「口語自由詩に直撃! 彼らは詩歌の激流にどう漕ぎ出したか」、それぞれで光太郎に触れて下さいました。

11月29日(水)
フロンティアワークスさんから「文豪とアルケミスト 朗読CD第二弾 高村光太郎」が発売されました。光太郎詩14篇を、声優の森田成一さんが朗読なさっています。

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12月1日(金)
雑誌『中央公論』さんの12月号。公益財団法人川端康成記念会理事の水原園博氏ご執筆の、川端が生前に集めた美術品コレクションを紹介する連載「川端康成の眼」で、今年の1月に発見が報じられ、7月から8月にかけ、岩手県立美術館さんで開催された、「巨匠が愛した美の世界 川端康成・東山魁夷コレクション展」に出品された扇面揮毫を紹介してくださいました。題して「高村光太郎とほろびぬ美」。

同日、花巻市さん発行の『広報はなまき』12月号。「花巻歴史探訪(郷土ゆかりの文化財編)」という連載で光太郎の彫刻「大倉喜八郎の首」(大正15年=1926)が紹介されました。

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さらに同日、バリトン歌手・新井俊稀のCD「日本の抒情歌 
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赤い花 白い花」が新井音楽事務所シューベルティアーデ倶楽部から発売されました。野村朗氏作曲「連作歌曲 智恵子抄」を含みます。

12月2日(土)
鎌倉市の光太郎と交流のあった故・高田博厚のアトリエが閉鎖、遺族や知人ら関係者によるお別れの会が開かれ、遺品が、埼玉県東松山市に寄贈されることになりました。光太郎、高田双方と交流のあった、同市元教育長の故・田口弘氏の御遺徳によるものです。

同日、信州安曇野の碌山美術館さんで、「美術講座  ストーブを囲んで 「荻原守衛と高村光太郎の交友」を語る」が開催されました。同館学芸員・武井敏氏と当方による対談形式でした。


12月3日(日)
BSフジさんでオンエアされた『絶景百名山2時間スペシャル 第66回 「安達太良山・西吾妻山 秋」』で、光太郎智恵子に触れて下さいました。
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12月6日(水)

新宿区の音楽の友ホールさんにおいて、「日本歌曲に求める無限の楽しみ 第27回 似たもの同志・名曲探訪18 愛」が開催され、清水脩作曲「智恵子抄」から抜粋で演奏がなされました。

12月7日(木)
『宮崎日日新聞』さんが、一面コラム「くろしお」で、中東問題に絡め光太郎詩「冬の朝のめざめ」を引いて下さいました。

12月9日(土)
目黒区の天恩山五百羅漢寺さんで、「第2回らかん仏教文化講座 「近代彫刻としての仏像」」が開催され、光雲、光太郎に触れられました。講師は小平市平櫛田中彫刻美術館さん学芸員・藤井明氏でした。


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12月9日(土) ~2018年2月25日(日)
平塚市美術館さんで「所蔵作品による”なんだろう”展+新収蔵品」が開催されています。大正3年(1914)に描かれた光太郎の静物画が展示されています。

12月9日(土) ~2018年2月26日(月)
花巻市高村光太郎記念館さんで、「平成29年度花巻市共同企画展 ぐるっと花巻再発見! ~イーハトーブの先人たち~」の一環として「高村光太郎 書の世界」が開催されています。初公開のものを含め、11点の書が展示されています。

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12月15日(金)
テレビ朝日さんの「気づきの扉」で、詩人の松浦弥太郎氏の光太郎詩「最低にして最高の道」にまつわるエピソードが紹介されました。

12月16日(土)
小学館さんから、カトちゃんの花嫁さん著『歯のマンガ』が刊行されました。「智恵子抄」を含みます。詳しくは年明けにご紹介します。

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 12月27日(水)
 兵庫県西宮市甲東ホールさんにおいて、「新井俊稀 クラシカル・サロン・コンサート」が開催され、野村朗氏作曲「連作歌曲 智恵子抄」が演奏されました。

12月30日(土)
河出書房新社さんから、『温泉天国 ごきげん文藝』が発行されました。古今の32篇の温泉にまつわるアンソロジーで、光太郎の「花巻温泉」を含みます。

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いろいろあった一年でした。来年もそうであってほしいものです。


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【折々のことば・光太郎】

姿勢は河の如く、動勢は水の流れの如く。

散文「彫刻十個條」より 大正15年(1926)
 光太郎44歳


同じ文章で、「姿勢」は「ポオズ」とルビが振ってあります。

詩などの言葉の芸術では表現し得ないものを、彫刻に於けるポーズで、無言のまま表現すべし、との言です。

右は、光太郎直筆の揮毫。この句を書いています。

7月1日(土)~8月20日(日)
盛岡市の岩手県立美術館さんにおいて、「巨匠が愛した美の世界 川端康成・東山魁夷コレクション展」が開催されました。1月に発見が報じられた、光太郎の扇面揮毫も出品されました。


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まったく同じ日程で、花巻市博物館さんの企画展「没後50年多田等観~チベットに捧げた人生と西域への夢~」が開催されました。光太郎が多田等観に贈ったうちわ、書簡、『高村光太郎詩集』が展示されました。

7月1日(土)~9月3日(日)
信州安曇野の碌山美術館さんで、夏季企画展示「高村光太郎編訳『ロダンの言葉』展 編訳と高村光太郎」が開催されました。
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7月1日(土)~9月24日(日)
文京区の弥生美術館さんで、「命短し恋せよ乙女 ~マツオヒロミ×大正恋愛事件簿~」展が開催されました。『青鞜』にからめ、智恵子にも触れられました。

7月2日(日)
横浜市の横濱エアジンさんで、「~ヨーロピアンジャズ~◆高村光太郎と中原中也に寄せて」公演がありました。出演は、荒野愛子さん(Piano, Composition)鴻野暁司さん(Bass)、吉島智仁さん(Drums)でした。

7月3日(月)
花巻高村光太郎記念会さんから、光太郎の従妹・加藤照さんの子息の加藤千晴氏著『光太郎と女神たち』が刊行されました。


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7月7日(金)
文芸同人誌『虹』第8号が発行されました。詩人の豊岡史郎氏による「<高村光太郎論> 光太郎とパリ」、「パリの思い出」が掲載されています。

7月7日(金)、8日(土)
古書業界最大の市(いち)である「七夕古書大入札会」の一般下見展観が、神田の東京古書会館さんで行われました。光太郎の書、書簡等も複数出品されました。


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7月9日(日)
ミネルヴァ書房さんから、『石川九楊著作集Ⅸ 書の宇宙 書史論』が発売されました。「ことばと造形(かたち)のからみあい――高村光太郎」等の部分で、光太郎に触れて下さっています。

7月11日(火)~31(月)
西武百貨店渋谷店さんにおいて、「ココだけ!コカ・コーラ社 60年の歴史展」が開催され、光太郎詩「狂者の詩」が取り上げられました。

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7月11日(火)~8月6日(日)
東京藝術大学大学美術館さんで、企画展「東京藝術大学創立130周年記念特別展 藝「大」コレクション パンドラの箱が開いた!」が開催されました。光太郎作品で、同校卒業制作の「獅子吼」(明治35年=1902)の石膏原型、ブロンズ鋳造が並んで展示されました。また、同校教授だった光太郎の父・光雲に関するアーカイブ的展示もなされ、いずれもガラス乾板の「楠木正成像制作のための木型」、「高村光雲《松方正義像》制作のために撮影された本人の写真 」も出品されました。


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7月15日(土)
文治堂書店さんからPR誌『トンボ』の第4号が発行されました。当方の連載「連翹忌通信」が始まりました。

7月15日(土)・16日(日)
青森県十和田湖で毎年恒例の「十和田湖湖水まつり」が開催され、光太郎最後の大作「十和田湖畔の裸婦群像(通称・乙女の像)」のライトアップが為されました。


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7月19日(水)~9月30日(土)
竹橋の東京国立近代美術館さんで、「MOMATサマーフェス」が開催されました。光太郎のブロンズ「手」が出品された「所蔵作品展 MOMATコレクション」と連動し、参加型プログラムの対話による所蔵品ガイドが毎日実施された他、毎週金曜の「フライデー・ナイトトーク」や、夏休みにあわせた子ども向けプログラムも実施されたり、金曜・土曜はナイトミュージアムで夜9時まで開館したり、さらに前庭にはガーデンビアバーが出現したりしました。

7月20日(木)
講談社現代新書の一冊として『飛行機の戦争1914-1945 総力体制への道』が刊行されました。一ノ瀬俊也氏著。光太郎の「黒潮は何が好き」(昭和19年=1944)という詩を引用し、太平洋戦争下の民間による航空機、艦艇の献納運動を検証しています。

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7月21日(金)
『週刊朝日』さんの2017/7/21号に、当会会友渡辺えりさんによる「人生の晩餐 高村光太郎と智恵子がデートで食べたハイカラな味」が掲載されました。連翹忌会場の日比谷松本楼さんに関してでした。


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7月29日(土)
花巻高村光太郎記念館さん、高村山荘裏手の智恵子展望台において、「夏休み親子体験講座「新しくなった智恵子展望台で星を見よう」」が開催されました。講師は天文サークル星の喫茶室の伊藤修氏・根本善照氏、それから当方が務めました。

7月29日(土)~11月23日(木)
中野区立中央図書館さんの常設展示「日本の文豪 第7回」で、光太郎、志賀直哉、北原白秋が取り上げられました。


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7月30日(日)
埼玉県越谷市のポルコポルコさんで、朗読イベント「ポルコポルコのブックブックアワー~本を味わい尽くす極上の一日」が行われ、光太郎詩「レモン哀歌」が取り上げられました。語りは和久田み晴さん、フルートで宇高杏那さんのご出演でした。

8月1日(火)
土曜美術出版さんから月刊誌『詩と思想』8月号が発行されました。拙稿「高村光太郎を偲ぶ「連翹忌」」が掲載されました。

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同日、清流出版さんから『月刊清流』9月号が発行されました。「詩歌(うた)の小径」という連載で、「あどけない話――高村光太郎」が2ページにわたり掲載されています。

8月1日(火)~31日(木)
日本航空さんが地域プロモーション活動「地域紹介シリーズ」の一環として福島県を取り上げ、機内ビデオでは「ほんとの空」の安達太良山が放映されました。

8月3日(木)
『朝日新聞』さんの夕刊に「(言葉の服)日本人のおしゃれ:下 智恵子の素(しろ)」という記事が載りました。ご執筆はファッションデザイナー・堀畑裕之氏でした。

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8月4日(金)
東京毎日オークションハウスにおいて、「第546回毎日オークション 絵画・版画・彫刻」が開催され、光雲作の「舞翁」が出品されました。

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8月8日(火)
青森市ご在住の彫刻家で、生前の光太郎を御存知の田村進氏が、自作の光太郎ブロンズ胸像「光太郎山居(さんきょ)」を十和田市に寄贈なさいました。来春から、十和田湖畔の「十和田湖観光交流センターぷらっと」にて公開されるそうです。

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8月9日(水)
宮城県女川町のまちなか交流館ホールにおいて、第26回女川光太郎祭が開催されました。光太郎詩文の朗読、アトラクション演奏、当方の講演「高村光太郎、その生の軌跡 ―連作詩「暗愚小伝」をめぐって⑤―」などが行われました。

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同日、青森県さん制作の青森県PRムービー「ディス(り002)カバリー青森」第2弾がインターネット上で公開されました。光太郎最後の大作「十和田湖畔の裸婦群像(通称・乙女の像)」も登場します。

8月12日(土)
京都芸術センターさんにおいて、「京の文化絵巻2017 ~文学吟詠舞劇と邦楽の飛翔~」が開催されました。文学吟詠舞劇 「智恵子抄 断章―千鳥と遊ぶ智恵子―」が演目に入っていました。

8月15日(火)
終戦の日にからめ、『岩手日報』さんの一面コラム「風土計」で光太郎に触れて下さいました。

8月19日(土)
『毎日新聞』さんの大阪夕刊に、「舞台をゆく長野県松本市・徳本峠(ウェストン「日本アルプスの登山と探検」) 穂高岳の雄姿、幾年月も」という記事が出、大正2年(1913)の光太郎智恵子上高地行が紹介されました。

8月19日(土)・20日(日)
花巻市内で「第20回いわて花巻イーハトーブの里ツーデーマーチ(イーハトーブフォーラム実行委主催)」が開催されました。「光太郎と賢治出会いのコース」(30㎞)も設定されました。

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8月23日(水)
エイ出版さんから女性向け登山雑誌『ランドネ』10月号が発売されました。「山岳お遍路さん 神様百名山を旅する」という連載があり、智恵子の故郷・二本松に聳える安達太良山が、「智恵子抄」にからめて紹介されています。

8月25日(金)~27日(日)
大阪市立芸術創造館さんで、evkk(エレベーター企画)さんによる演劇「売り言葉」が上演されました。「売り言葉」は、平成14年(2002)、野田秀樹氏の脚本、大竹しのぶさん出演で初めて上演されました。登場人物は智恵子のみの一人芝居です。

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8月26日(土)
花巻高村光太郎記念館で、旧記念館の建物を「森のギャラリー」としてリニューアル、市民講座等での活用ができるようになりました。

8月26日(土)~11月5日(日)
富山県美術館さんで、「富山県美術館開館記念展 Part 1 生命と美の物語 LIFE - 楽園をもとめて」が開催され、光太郎木彫「蝉」(大正13年=1924)が出品されました。

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8月27日(日)
コールサック社さんから、佐藤竜一氏著『宮沢賢治 出会いの宇宙――賢治が出会い、心を通わせた16人――』が出版され、光太郎も取り上げられました。





8月30日(水)
江東区公会堂ティアラこうとうさんで、「響きあう詩と朗読」公演があり、宮尾壽里子さんによる光太郎「母をおもふ」、清水けいこさんによる「『智恵子抄』より」が上演されました。

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同日、角川書店さんから青少年向け、いわゆるライトノベル系のファミ通文庫の一冊として『詩葉さんは別(ワカレ)ノ詩を詠みはじめる』が刊行されました。樫田レオ氏著。光太郎の「郊外の人に」(大正元年=1912)が重要なモチーフとして扱われています。

9月1日(金)
北海道小樽市に似鳥美術館さんがオープンしました。光雲とその弟子達の木彫が多数展示されています。

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9月2日(土)
NHK総合さんで「ブラタモリ #81 十和田湖・奥入瀬 ~十和田湖は なぜ“神秘の湖”に?~」がオンエアされ、「乙女の像」も映りました。再放送は9月6日(水)でした。

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9月6日(水)
2月8日に亡くなった俳優の土屋嘉男さんの訃報が出ました。原節子さん主演の東宝映画「智恵子抄」(昭和32年=1957)にも出演なさっていました。光太郎の若い友人である詩人の「小山」という役で、モデルは尾崎喜八と草野心平でした。

9月9日(土)~11月23日(木)
福島県二本松市内各所を会場に、「重陽の芸術祭2017」が開催されました。智恵子生家の旧長沼酒造も会場となっており、現代アート作家の・清川あさみさんによるインスタレーションの展示が行われていました。

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9月12日(火)~12月24日(日)
山梨県北杜市の清春白樺美術館さんで、「白樺派の情熱展 志賀直哉コレクションを中心として」が始まりました。光太郎の「裸婦坐像」(大正6年=1917)、「大倉喜八郎の首」(大正15年=1926)、さらに画商の後藤真太郎にあてた長い書簡(昭和6年=1931)が展示されました。

9月13日(水)
神奈川県立近大美術館館長・水沢勉氏が、御自身のフェイスブックにて、明治44年(1911)に、智恵子が描いた雑誌『青鞜』の有名な表紙絵に元画が存在することを発表されました。元になった作品は、ヨーゼフ・エンゲルハルトというオーストリアの画家が、明治37年(1904)のセントルイス万博のために制作した寄木細工「Merlinsage」でした。

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9月15日(金)~17日(日)
横浜伊勢佐木町ににあるお三の宮日枝神社さんの例大祭(お三の宮 秋まつり)が開催され、修復を終えた高村光雲の手になる彫刻が施された「火伏神輿」が2年ぶりに出ました。

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9月16日(土)・17日(日)
サンライズもとみや(福島県本宮市)において、「第5回カナリヤ映画祭」が開催されました。「智恵子抄」に触れる昭和40(1965)年に自主制作された映画「こころの山脈」(吉村公三郎監督、故・山岡久乃さん主演)が上映されました。

 9月16日(土)・9月30日(土)・10月22日(日)
 福島県鮫川村のあぶくまエヌエスネットフィールドさんで、自然体験学習「ふくしま ほんとの空プログラム」が開催されました。

9月15日(金)~11月27日(月)
花巻高村光太郎記念館さんで、「秋季企画展  智恵子の紙絵 智恵子抄の世界」が開催されました。同館所蔵の智恵子の紙絵実物2点、複製の紙絵などが展示されました。

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9月16日(土)~12月3日(日)
日本橋の三井記念美術館さんで「驚異の超絶技巧! —明治工芸から現代アートへ—」展が開催されました。光雲の木彫「布袋」が展示されました。

9月23日(土)~11月12日(日)
青森県八戸市の八戸クリニック街かどミュージアムさんで、「5周年記念秋期展旅と名所――広重から北東北の新版画・鳥瞰図まで」が開催され、光太郎ブロンズ「十和田湖畔の裸婦群像(通称・乙女の像)」制作のために習作として作った手を鋳造したもの、それから同じく「乙女の像」の中型試作の首の部分が展示されました。

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9月24日(日)
千葉県市原市のサンプラザ市原を会場に、「ひだまりコンサートVol2 朗読と歌 ことばをつむいで伝える大切な思い」が開催され、「智恵子抄」が朗読されました。

9月27日(水)
福島県南相馬市小高区の小高生涯学習センターにおいて、国立大学法人福島大学うつくしまふくしま未来支援センター主催のシンポジウム「ほんとの空が戻る日まで―東日本大震災から7年目を迎えた浜通り地方の今後を考える―」が開催されました。

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9月28日(木)
テレビ朝日さんで、「あなたの駅前物語 【二本松駅前/福島県】提灯祭りの駅前」が放映され、「智恵子抄」にからめて安達太良山、阿武隈川が紹介されました。

9月30日(土)~11月12日(日)007
愛知県豊橋市美術博物館さんで「ニッポンの写実 そっくりの魔力」が開催され、光雲木彫「天鹿馴兎(てんろくくんと)」(明治28年=1895・個人蔵)、「砥草刈(とくさがり)」(大正3年=1914・大阪市立美術館蔵)、「西行法師」(制作年不明・清水三年坂美術館蔵)の3点も並びました。   


というわけで、今回は7、8、9月をふり返りました。

書いている途中で、「一つの記事に掲載できる画像は50枚までです」というエラーメッセージが出てしまい、複数枚の画像を使おうとしたイベントから削除しました。それだけたくさん紹介すべき事項があったということですね。ありがたいことです。

明日はこのコーナー最終回、10、11、12月のご紹介です。


【折々のことば・光太郎】.

構造を思へ、構造無きところに存在無し。

散文「彫刻十個條」より 大正15年(1926) 光太郎44歳

人体にも、樹木にも、優れた建築にも、きちんとした構造が在ると光太郎は説きます。そういったことを意識するとしないとでは、やはり世界の見え方が違ってくるのでしょう。

今年一年の回顧、2回目です。4~6月を書きます。

4月1日(土)
北海道釧路で刊行されている文芸同人誌『河太郎(かたろう)』の43号が発行されました。光太郎に触れる横澤一夫氏による「原始の詩人たちの時代 『 至上律 』『 北緯五十度 』『 大熊座 』」が掲載されています。

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4月2日(日)
日比谷松本楼さんにおきまして、
第61回連翹忌を執り行いました。全国からゆかりの方々など、70余名のご参加をいただき、盛会となりました。

同日、光太郎第二の故郷ともういうべき花巻では、詩碑前祭、花巻連翹忌法要が行われました。

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同日、高村光太郎研究会さんより『高村光太郎研究 (38)』、当会から『光太郎資料 47』が刊行されました。

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4月5日(水)
光太郎に触れた御著書等もあった詩人の大岡信氏が亡くなりました

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4月6日(木)
江東区公会堂ティアラこうとうさんで、「第5回 春うららの朗読会」が開催され、宮尾壽里子さん作の「智恵子さん」を、宮尾さん、小川弘子さん、藤田治子さんが上演なさいました。

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4月8日(土)
NHK BS1さんで「実践! にっぽん百名山 「安達太良山」」が放映され、光太郎智恵子に触れられました。4月18日(火)、7月29日(土)に再放送がありました。

4月8日(土)~5月7日(日)
福島県二本松市の智恵子生家で、通常は立ち入り禁止となっている智恵子の居室を含む二階部分の期間限定公開が行われました。30日(日)までは、生家裏手の智恵子記念館で、紙絵の実物展示も行われました。

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4月10日(月)
花巻市の高村山荘裏手の高台の「智恵子展望台」がリニューアル整備されました。

4月11日(火)
盛岡市の盛岡地区更生保護女性の会さんの総会が開催され、その中で当方の講演「心はいつでもあたらしく 高村光太郎 つまずきと反省と求道と」を組み込んで下さいました。

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4月14日(金)~6月26日(月)
花巻市の高村光太郎記念館さんで、企画展「光太郎と花巻の湯」が開催されました。

4月15日(土)〜6月18日(日)
福島県いわき市の草野心平記念文学館さんで「春の企画展 草野心平の詩 料理編」が開催され、光太郎智恵子の通った焼き鳥「いわき」,、居酒屋「火の車」に関する展示も為されました。

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4月17日(月)
文京シビックホール小ホールで、「新井俊稀クラシカルサロンコンサートVol.14」が開催され、野村朗氏作曲の「連作歌曲 智恵子抄」が演奏されました。

4月20日(木)
隔月刊誌の『花巻まち散歩マガジン「Machicoco(マチココ)」』が創刊されました。花巻高村光太郎記念館さんの協力で「光太郎のレシピ」が連載されています。

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4月22日(土)
信州安曇野の碌山美術館さんで、「第107回碌山忌」が開催されました。研究発表フォーラム・ディスカッション「荻原守衛-ロダン訪問の全容とロダニズムの展開-」。同館学芸員の濱田卓二氏が、文献から推定される、守衛のロダン訪問の時期、内容等について。碌山友の会会長を務められている幅谷啓子氏から、近代日本でのロダン受容史について。最後は、地元ご出身の彫刻家・酒井良氏が、実作者の立場から。それぞれ、光太郎にも触れる発表をしていただき、興味深く拝聴しました。

4月22日(土)・5月27日(土)・6月24日(土)
秋田県生涯学習センターさんで「【あきたスマートカレッジ】文学リレー講座~戦中・戦後の文学~高村光太郎」が、北条常久氏を講師に行われました。第一回が「青年光太郎『道程』 ~彫刻家父光雲と詩人光太郎~」、第二回は「光太郎と智恵子『智恵子抄』 ~智恵子の愛に清められ~」、第三回に「戦中・戦後の光太郎『暗愚小伝』 ~花巻高村山荘での生活~」でした。

4月23日(日)
コールサック社さんから森三紗さん著『宮沢賢治と森荘已池の絆』が刊行されました。「高村光太郎と宮沢賢治と森荘已池」という章を含みます。

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4月27日(木)
求龍堂さんから酒井忠康氏著『片隅の美術と文学の話』が刊行されました。「高村光太郎―パリで秘密にしたもの」「高村光太郎の留学体験」を含みます。

5月1日(月)
日本絵手紙協会さん発行の雑誌『月刊絵手紙』の5月号が発行されました。「すべては「詩魂」ありてこそ 高村光太郎の書」という特集を組んで下さいました。

同日、日本聖書協会さんから『聖書を読んだ30人 ~夏目漱石から山本五十六まで~』が刊行されました。「高村光太郎と聖書 美のうしろにあるものを表現しようとした詩人・彫刻家」を含みます。

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5月3日(水)
墨田区のすみだトリフォニーホール大ホールにおいて、「やまとうたの血脈(けちみゃく)Ⅷ 抒情は詩人の武器であったか?~大正、昭和前期の詩による合唱曲展」が開催され、光太郎作詞、佐藤敏直作曲「猛獣篇」より「傷をなめる獅子」「苛察」が演奏されました。指揮・藤井宏樹氏、合唱・Ensemble PVDさん、ピアノ・浅井道子さんでした。

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5月5日(金・祝)
二本松市の智恵子純愛通り記念碑前(智恵子の生家近く)集合・出発で、「好きです智恵子青空ウオーク」が開催されました。

5月7日(日)
千葉県松戸市の森のホール21さんで、東葛合唱団はるかぜさんの第13回演奏会が開催され、二代目コロムビア・ローズさんの「智恵子抄」(丘灯至夫作詞・戸塚三博作曲)が演奏されました。

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5月10日(水) 〜16日(火)
杉並区のラピュタ阿佐ケ谷で、「芳醇:東宝文芸映画へのいざない」が開催され、昭和32年(1957)公開の東宝映画「智恵子抄」(原節子、山村聡主演)が上映されました。

5月11日(木)
NHKEテレさんの「にほんごであそぼ」で、光太郎詩「人に」を取り上げて下さいました。再放送は5月25日(木)でした。

5月13日(土)~28日(日)
この期間の土、日に、二本松市の智恵子生家奥座敷において、「高村智恵子 生誕祭 上川崎和紙で作ろう切り絵体験」が行われました。

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5月13日(土)
京都コンサートホールさんにおいて、「鈴木憲夫の世界2~女声合唱の響宴」公演があり、光太郎作詞、鈴木憲夫氏作曲の「レモン哀歌」が演奏されました。

5月14日(日)
東京都調布市の文化会館たづくりさんで、「第121回 午後のティーサロン ~「映画の中の日本文学」(戦前昭和の文学)~ ~音楽&映画への語らい~」が開催され、昭和32年(1957)公開の東宝映画「智恵子抄」(原節子、山村聡主演)が上映されました。

同日、神奈川県相模原市の相模女子大学さんでオープンキャンパスが開かれ、日本語日本文学科では【高村光太郎『レモン哀歌』を読み解く】の模擬授業が為されました。

5月15日(月)
花巻市の高村山荘前広場で、「第60回高村祭」が開催されました。記念講演は藤原冨男氏(元花巻市文化団体協議会会長) 演題 『思い出の光太郎先生』でした。

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5月16日(火)
光太郎に関わる数々の書籍を刊行して下さった、文治堂書店元社長の渡辺文治氏が亡くなりました

5月17日(水)、21日(日)、27日(土)
福岡市映像図書館ホールシネラさんで、「特別企画 中村登監督特集 60年代松竹映画を代表する監督・中村登の特集」が行われ、昭和42年(1967)公開の松竹映画「智恵子抄」(岩下志麻、丹波哲郎主演)が上映されました。

5月21日(日)
神奈川県相模原市の津久井湖城山公園で、「森のコンサート マリンバの響き ~智恵子抄の世界~」公演がありました。マリンバ・松本律子さん、朗読・中村雅子さんでした。

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5月27日(土)
愛知県豊橋市の豊橋市民文化会館ホールにおいて、第5回コーロ・フェリーチェ演奏会が開催され、光太郎作詞、鈴木憲夫氏作曲の「レモン哀歌」が演奏されました。

5月31日(水)
第36回新田次郎文学賞(新田次郎記念会主催)の授賞式があり、光太郎や光雲が登場する小説「リーチ先生」(集英社)で受賞した原田マハさんに記念品などが贈られました。

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6月1日(木)
日本絵手紙協会さん発001行の雑誌『月刊絵手紙』の6月号が発行されました。この号から、「生(いのち)を削って生(いのち)を肥やす 高村光太郎のことば」という新連載(全1ページ)が始まりました。

同日、『毎日新聞』さんの静岡版に静岡県袋井市の寺院「可睡斎(かすいさい)」さんの境内に再建された「活人剣の碑」の由来を伝える紙芝居の完成が報じられました。同碑は明治33年(1900)、光雲原型によって建立されたものでした。

6月10日(土)
筑摩書房さんから、ちくま文庫の一冊として和田博文氏編『猫の文学館Ⅰ 世界は今、猫のものになる』が刊行されました。光太郎詩「猫」を収めています。

6月10日~8月20日(日)
北海道立函館美術館さんで、「ニッポンの写実 そっくりの魔力」展が開催され、光雲木彫、「天鹿馴兎(てんろくくんと)」(明治28年=1895・個人蔵)、「砥草刈(とくさがり)」(大正3年=1914・大阪市立美術館蔵)、「西行法師」(制作年不明・清水三年坂美術館蔵)の3点も並びました。

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6月11日(日)~6月20日(火)
袋井市さんの市役所2階・市民ギャラリーで、「YUKIKO」さんによる、可睡斎(かすいさい)さんの活人剣碑の紙芝居原画展が開催されました。

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6月12日(月)
文芸教育研究協議会会長・西郷竹彦氏が亡くなりました。黎明書房さんから平成5年(1993)刊行の『名詩の美学』他で、光太郎に触れて下さっていました。

6月17日(土)
山梨県韮崎市の韮崎市市民交流センターNICORI ニコリにおいて、「大人の為の朗読会・朗読のつどい」が開催され、「智恵子抄」も取り上げられました。

6月21日(水)
千代田区の学士会館さんで「現代歌人協会公開講座「高村光太郎の短歌」」が開催されました。メインパネリストは歌人の松平盟子さん、染野太朗さんでした。

6月22日(木)
昭和24年(1949)刊行の「宮沢賢治名作選」の編集に関わり、光太郎とも交流のあった吉田コトさんが亡くなりました

6月24日(土)
仙台市のJazz Me Blues Nola(ジャズミーブルースノラ)さんで、「朗読とテルミンで綴る 智恵子抄」公演がありました。朗読・荒井真澄さん、テルミン・大西ようこさんでした。

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6月28日(水)、29日(木)、7月12日(水)、13日(木)
NHKEテレさんの「にほんごであそぼ」で、光太郎詩「あどけない話」を取り上げて下さいました。

6月30日(金)
BSジャパンさんで「武田鉄矢の昭和は輝いていた 昭和のロングセラー蚊取り線香&コカ・コーラ」が放映され、コーラを我が国で最も早く取り上げた詩とされる光太郎の「狂者の詩」(大正元年=1912)が取り上げられました。

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同日、千代田区の東京国立近代美術館で、プレミアムフライデーの活用方法として美術館巡りなどを提案するPRイベントが開催され、光太郎のブロンズ「手」(大正7年=1918)が「登場」しました。ナビゲーター役は関ジャニ∞の横山裕さんと丸山隆平さんでした。

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さらに同日、河出書房新社さんから中村圭子氏編『命みじかし恋せよ乙女 大正恋愛事件簿』が刊行されました。『青鞜』がらみで智恵子に触れられています。翌日から文京区の弥生美術館さんで始まった同名の企画展図録を兼ねています。


明日は7、8、9月をふり返ります。


【折々のことば・光太郎】

彫刻の本性は立体感にあり。しかも彫刻のいのちは詩魂にあり。

散文「彫刻十個條」より 大正15年(1926) 光太郎44歳

題名の通り、十ヶ条の条文と、四ヶ条めまでは詳しい解説が付いています。五ヶ条目以降は条文のみ。光太郎彫刻論の集大成的な文章ですので、十ヶ条すべてご紹介します。

「詩魂」とは、物事の本質を十分に見極め、さらに端的に表現する精神とでもいいましょうか、彫刻をはじめとするすべての光太郎芸術の根幹に流れている基調となるものです。

年末恒例、この一年をふり返ってみます。まずは1~3月です。

1月5日(木)
十和田市の劇団「エムズ・パーティー」さんが、光太郎の人生と十和田湖畔に立つ乙女の像に込められた思いを描いた「乙女の像ものがたり」のDVDを制作し、同市の小山田久市長に報告なさいました。

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1月7日(土)
『伊豆新聞』さんで、鎌倉の川端康成邸から光太郎の扇面揮毫「あれが阿多多羅山……」を含む70数点の書画の発見が報じられました。その後、他紙やテレビでも続々報道されました。

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1月15日(日)
BS朝日さんで「暦を歩く #99「冬の詩人」(福島県二本松)」が放映されました。

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同日、幻戯書房さんから、平田俊子氏著『低反発枕草子』が刊行されました。『静岡新聞』さんに、平成26年(2014)から翌年にかけて連載された同名のエッセイの単行本化です。その頃の花巻高村光太郎記念館さん訪問記等を含みます。

  
1月21日(土)・22日(日)
新宿区の絵空箱さんにて、「蒼井まつりひとり芝居『売り言葉』」公演がありました。「売り言葉」は、平成14年(2002)、野田秀樹氏の脚本、大竹しのぶさん出演で初めて上演されました。登場人物は智恵子のみの一人芝居です。

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1月21日(土)~3月20日(月)
町田市民文学館ことばらんどさんで企画展示「野田宇太郎、散歩の愉しみ-「パンの会」から文学散歩まで-」が開催され、光太郎から野田宛の書簡が展示されました。

1月23日(月)~4月22日(土)
千代田区立千代田図書館さんの9階 展示ウォールで、「検閲官 ―戦前の出版検閲を担った人々の仕事と横顔」が開催され、光太郎と交流のあった佐伯郁郎が取り上げられ、光太郎にも触れられました。

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1月24日(火)・25日(水)

1月24日(火)~4月9日(日)
三重県立美術館さんで、企画展「再発見!ニッポンの立体」。が開催されました。昨年、群馬県立館林美術館さん、静岡県立美術館さんを巡回した企画展の最終会場で、光太郎のブロンズ彫刻が2点、「裸婦坐像」(大正6年=1917)、「大倉喜八郎の首」(同15年=1926)、光雲の木彫も2点、「江口の遊君」(明治32年=1899)、「西王母」(昭和6年=1931)が展示されました。

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1月25日(水)
NHKBSプレミアムさんで、「にっぽんトレッキング100 絶景満載!峡谷のクラシックルート~長野・上高地~」が放映され、大正2年(1913)の光太郎智恵子の上高地行が紹介されました。

1月27日(金)
勉誠出版さんから、『平川祐弘決定版著作集7 米国大統領への手紙―市丸利之助中将の生涯/高村光太郎と西洋』が刊行されました。平成8年(1996)に新潮社さんから刊行されたものの復刊です。

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1月28日(土)
『日本経済新聞』さん夕刊の連載「文学周遊」で「高村光太郎「典型」 岩手・花巻市 小屋にゐるのは一つの典型、一つの愚劣の典型だ。」が掲載されました。

同日、銀座のシンワアートミュージアムさんで、「シンワアートオークション近代美術PartⅡ」が開催され、光太郎のブロンズ「野兎の首」が出品されました。

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1月28日(土)~3月12日(日)
山口県下関市立美術館さんで、「特別展「動き出す!絵画 ペール北山の夢 モネ、ゴッホ、ピカソらと大正の若き洋画家たち」が開催されました。昨年、東京ステーションギャラリーさん、和歌山県立近代美術館さんと巡回した展覧会の最終会場でした。光太郎の油絵2点、「上高地風景」「佐藤春夫像」、さらに『現代の洋画』、『ヒユウザン』(のち『フユウザン』)、『生活』、『多津美』など光太郎も寄稿していたさまざまな美術雑誌、ヒユウザン会展のポスターなどが展示されました。

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1月29日(日)
『しんぶん赤旗』さん日曜版に「この人に聞きたい 生き残った人たちの負い目 父の思い抱き戦争を描く 劇作家・演出家・俳優 渡辺えりさん」が掲載されました。お父様の渡辺正治氏と光太郎との交流に触れられています。


2月3日(金)
『朝日新聞』さんの山梨版。俳優・柳生博さんの子息で、八ケ岳南麓にてレストラン&ギャラリー「八ケ岳倶楽部」を営まれている柳生宗助さんの連載コラム「柳生さんちの八ケ岳日記」の、「野鳥観察も寒いほどお得に」で、光太郎の木彫「うそ鳥」に触れて下さいました。

同日刊行の雑誌『東京人』3月号に「女性解放に奔走した女たち。 雑誌「青鞜」と平塚らいてう」という記事が掲載され、智恵子にも触れられました。

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2月3日(金)~2月26日(日)
青森県十和田湖畔休屋地区で、毎年恒例の「~光と雪のページェント~ 十和田湖冬物語2017」が開催され、「十和田湖畔の裸婦群像(通称・乙女の像)」のライトアップが為されました。

2月3日(金)~3月12日(日)
小平市平櫛田中彫刻美術館さんで、特別展「ロダン没後100年 ロダンと近代日本彫刻」が開催されました。光太郎ブロンズ「手」「腕」「十和田湖畔の裸婦群像(通称・乙女の像)」の中型試作が展示されました。

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2月9日(木)
元埼玉県東松山市教育長で、戦時中から光太郎と交流のあった田口弘氏が亡くなりました。

2月10日(金)
みすず書房さんから土田昇氏著『職人の近代――道具鍛冶千代鶴是秀の変容』が刊行されました。光太郎、光雲にも触れられています。

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2月17日(金)
山と渓谷社さんから、同社編・『紀行とエッセーで読む 作家の山旅』が、ヤマケイ文庫の一冊として刊行されました。光太郎の詩「山」(大正2年=1913)、「狂奔する牛」」(同14年=1925)、「岩手山の肩」昭和23年(1948)が掲載されました。

2月22日(水)
『毎日新聞』さんの連載コラム「季語刻々」で、光太郎の俳句「春の水小さき溝を流れけり」が取り上げられました。

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2月24日(金)
千葉県柏市のアミュゼ柏で「智恵子から光太郎へ 光太郎から智恵子へ  ~民話の世界・光太郎と智恵子の世界~」公演がありました。第二部が「智恵子抄」系で、「歌と朗読とピアノのコラボ」。佐藤直江さん作の「星になった智恵子」―智恵子一人称の独白スタイル―を山田典子さんが朗読され、合間に青木省三さん作曲の「智恵子抄三章」をオペラ歌手・大久保光哉さんが歌われました。

2月26日(日)
小平市の放送大学東京多摩学習センターさんで、平櫛田中彫刻美術館さんの特別展「ロダン没後100年 ロダンと近代日本彫刻」関連行事として美術講座「ロダンと近代日本彫刻」が開催されました。講師は同館学芸員・藤井明氏でした。

3月3日(金)
仙台市に本社を置く地方紙『河北新報』さんに「<あなたに伝えたい>元気くれる絵手紙に涙」という記事が掲載され、平成23年(2011)の東日本大震災の津波で亡くなった、女川光太郎の会の故・貝(佐々木)廣氏、奥様の英子さんが取り上げられました。

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3月3日(金)~12日(日)
京都市の知恩院さんで、「知恩院 春のライトアップ2017」が行われ、同寺補陀落池に立つ光雲原型の聖観音菩薩立像もライトアップされました。

3月4日(土)
東京小平市のルネこだいらさんで、小平市平櫛田中彫刻美術館特別展「ロダン没後100年 ロダンと近代日本彫刻」の関連行事「音楽とめぐるロダンの世界」が開催されました。日本大学芸術学部の髙橋幸次教授によるご講演。題して「ロダン歿後100年。本当のロダンをご存知ですか?」、ソプラノの斉藤智恵美さん、ピアノの竹内綾さんのかわいらしいお二人組ユニット「ラ・ペスカ」によるフランス音楽などの演奏が行われました。

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3月5日(日)
新潟市東区プラザ ホールで福島大学・うつくしまふくしま未来支援センター主催 新潟シンポジウム「ほんとの空が戻る日まで ―復興を進める福島の経験を共有し将来につなげる―」が開催されました。

3月8日(水)
福島県喜多方市の喜多方プラザホールで「マリンバの響き ~智恵子抄の世界~」公演がありました。マリンバ・松本律子さん、朗読・中村雅子さんでした。

3月14日(火)
盛岡大学文学部日本文学科編・発行の『東北文学の世界 第25号』が刊行されました。高村光太郎研究会主宰の野末明氏による「高村光太郎詩集『典型』成立考」が掲載されています。

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3月15日(水)
信州安曇野の碌山美術館さんから『碌山美術館報 第37号』が刊行されました。昨年8月、同館の夏季特別企画展「高村光太郎没後60年・高村智恵子生誕130年記念 高村光太郎 彫刻と詩 展 彫刻のいのちは詩魂にあり」の関連行事として行われた、当方の記念講演「高村光太郎作《乙女の像》をめぐって」の筆記録が掲載されています。

3月17日(金)
集英社文庫から森まゆみ氏著『『青鞜』の冒険 女が集まって雑誌をつくるということ』が刊行されました。同社から平成25年(2013)に刊行されたハードカバーの文庫化です。智恵子にも触れられています。

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3月19日(日)
ドイツ・ハイデルブルグのJakobusgemeinde Neueで、野村朗氏作曲の「連作歌曲 智恵子抄」が演奏されました。歌・新井俊稀氏、智恵子役・ 北野温子さん、ピアノ・木下敦子さんでした。
3月25日(土) 
テレビ東京さんの「美の巨人たち 平櫛田中『鏡獅子』彫刻家の信念と覚悟▽5代目尾上菊之助の思い」が放映され、光雲にも触れられました。再放送はBSジャパンさんで4月19日(水)でした。

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3月27日(月)
岩波書店さんから『岩波茂雄文集 第3巻』が刊行されました。光太郎もスピーチをした昭和17年(1942)の「回顧三十年感謝晩餐会」等について触れられています。

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明日は、4~6月です。


【折々のことば・光太郎】

漫画といふやうなうまい名は泰西に無い。さういふのんびりした、達観的な、又無意識的な思想が、ひとり立ちに立つてゐられない程、人種的にせち辛いのであらう。

散文「カリカチユア」より 大正15年(1926) 光太郎44歳

明治期には雑誌『スバル』の裏表紙などで光太郎も取り組んでいた、カリカチュアに関する散文です。

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左は与謝野晶子、右は森鷗外。それぞれさんざんお世話になっていた先輩方ですが、光太郎の手にかかるとこうなります(笑)。

同じ文章では、漫画の祖を、「鳥獣人物戯画」の鳥羽僧正としています。今日、それは定説ともいえるものですが、大正末にそうした発言をしていたのは、意外と早い時期の指摘なのではないでしょうか。

いよいよ大晦日となりました。3日前からこのブログで書き続けている今年1年間の光太郎関連回顧も、最終回となります。

11月1日(火) 産経新聞出版社さんから、手島𣳾六氏著『日本の書』が刊行されました。平成24年(2012)から今年にかけ、『産経新聞』さんに連載されていた同名のコラムの単行本化で、光太郎の項もありました。

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11月3日(木) 『智恵子飛ぶ』などのご著書がある作家の津村節子さんに今年度の文化功労者授賞がありました。

11月3日(木)~6日(日) 豊島区の切手の博物館さんで、、開館20周年記念特別展<秋>「著名人の切手と手紙」が開催され、光太郎の葉書も展示されました。

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11月6日(日)~14日(月) 文京区の文京シビックセンターで、平成28年度文京区企画展「賢治と光太郎――文の京で交錯する二人が開催されました。

11月7日(月) NHKラジオ第二で、カルチャーラジオ NHKラジオアーカイブス「高村光太郎」がオンエアされ、昭和27年(1952)の、光太郎と真壁仁の対談が放送されました。14日(月)に再放送がありました。

11月9日(水)~17(木) 福岡市総合図書館映像ホールシネラにおいて、昭和32年(1957)の東宝映画「智恵子抄」が上映されました。

11月13日(日) 福島県いわき市の草野心平生家で、当会の祖・草野心平を偲ぶ「没後29回忌「心平忌」 第23回心平を語る会」が開催され、当方が卓話(講話)をさせていただきました。同日、『岩手日報』さんの一面コラム「風土計」が、花巻市の高村光太郎記念館さんでの企画展高村光太郎没後六〇年・高村智恵子生誕一三〇年 企画展 智恵子の紙絵」に触れて下さいました。

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11月15日(火)~1/19(木) 静岡県立美術館さんで、企画展「再発見!ニッポンの立体 生人形(いきにんぎょう)からフィギュアまで」。光太郎彫刻「手」、「裸婦坐像」、「大倉喜八郎の首」、光雲彫刻「西王母」「江口の遊君」が展示、現在も開催中です。

11月19日(土) 文京区のアカデミー茗台において、第61回高村光太郎研究会が開催されました。発表は高村光太郎研究会主宰の野末明氏。智恵子の姪・長沼春子と結婚して光太郎と姻戚となった詩人、宮崎稔に関して、さらに当方の「高村光太郎と草野心平 魂の交流」でした。

11月19日(土)~1/15(日) 和歌山県立近代美術館さんで、動き出す!絵画 ペール北山の夢―モネ、ゴッホ、ピカソらと大正の若き洋画家たち―」。現在も開催中で、光太郎油彩画「上高地風景」「佐藤春夫像」が出品されています。

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11月19日(土)~2月12日(日) 京都の清水三年坂美術館さんで、特別展「うた詠むこころ The Composing Mind」。光雲の木彫、「西行法師」が出品されています。

11月22日(火) みすず書房さんから酒井忠康氏著『芸術の海をゆく人 回想の土方定一』が刊行されました。「高村光太郎と土方定一」の項が設けられました。

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11月28日(月) 光雲が彫刻を手がけた横浜・伊勢佐木町の繁栄の象徴で、関東大震災と横浜大空襲を免れた神輿(みこし)「火伏(ひぶせ)神輿」が修復を終え、JRAエクセル伊勢佐木さんで披露されました。

12月3日(土)~2月19日(日) 花巻市立萬鉄五郎記念美術館さんで、「光の詩人 内村皓一展~白と黒の深淵~」が開催中。光太郎ポートレートが並んでいます。

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12月10日(土)~3/5(日) 台湾・台北の故宮南院で、「日本美術の粋 東京・九州国立博物館精品展」が開催中です。光雲の「老猿」が出展されています。

12月10日(土) 東京学芸大学さんで開催された「昭和文学会 2016(平成28)年度 第59回研究集会」が開催され、アギー・エヴァマリア氏による研究発表「「女性はみんな母である」――高村光太郎の戦争詩における〈女性〉像の研究――」がありました。

12月14日(水) 汐留ベヒシュタイン・サロンさんで、朗読系イベント「2016年 フルムーン朗読サロン IN 汐留」が開催され、宮尾壽里子さん作「智恵子さん」が上演されました。

12月29日(木) ATV青森テレビさんで、特別番組「「乙女の像」への追憶~十和田国立公園指定八十周年記念~」が放映されました。


……とまぁ、今年も実に色々なことがありました。まがりなりにも、光太郎・智恵子・光雲の芸術世界が世の中に受け入れられ続けている証左と思われ、ありがたいことだと考えます。こうした状況がいつまでも続くように、今後も努めて参りたいと存じます。

最後に、会としての寄付。

皆様から戴いた郵便物に貼られていた使用済み切手を、例年通り公益社団法人日本キリスト教海外医療協力会(JOCS)さんに寄付、同会サイトに寄付団体として名前を載せていただきました。

また、このブログの閲覧数が多いと、Tポイントが加算されるシステムになっています。貯まったポイントを、4月の「熊本地震災害緊急支援募金」、それから先日の「「糸魚川市駅北大火」緊急支援募金」に回させていただきました。今後もこうした活動も続けたいと思いますので、ご協力よろしくお願いいたします。


【折々の歌と句・光太郎】

おほうみのしほのやうにもさいはひはそらのはてよりながれくるかな
制作年不詳

来年も、皆様に「さいはひ(幸い)」が訪れることを念じつつ、このコーナーを終わります。

今日は、8月から10月の光太郎関連の動きを振り返りますが、やはり7月で書き落としていましたので、そちらから。

7月(日付不明) 花巻高村光太郎記念館さんから、『光太郎 1883―1956』が刊行されました。同館展示品などの写真集です。

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8月1日(月) 文京区のケーブルテレビ区民チャンネルさんで、「ぶんきょう浪漫紀行 高村光太郎」の後編が初放映されました。

同日、岩手日日新聞社さんから、観光PR誌『岩手大陸』第3号が発行され、花巻高村光太郎記念館さんが大きく紹介されました。

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8月2日(火) コールサック社さんから、曽我貢誠氏他編『少年少女に希望を届ける詩集』が発行されました。光太郎詩「道程」「冬が来た」も収められています。

8月9日(火) 宮城県女川町のフューチャーセンターcamassを会場に、「第25回女川光太郎祭」が開催されました。当方の記念講演に始まり、地元や遠方の皆さんによる詩の朗読、当会顧問・北川太一先生の講話などが行われました。

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8月10日(水) 講談社文芸文庫の一冊として、室生犀星著『我が愛する詩人の伝記』が復刊されました。光太郎アトリエ訪問記も掲載されています。

8月10日(水)~28日(日) 埼玉東松山市立図書館で、「高村光太郎資料展~田口弘氏寄贈資料による~」が開催されました。21日(日)には、田口弘氏によるご講演もありました。

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8月11日(木)~9月11日(日) 美術館「えき」KYOTOにおいて、「世界の巨匠たちが子どもだったころ」展が開催され、光太郎の姉・さく(咲子)の日本画が展示されました。

8月14日(日) 『朝日新聞』さんの一面コラム「天声人語」で、終戦記念日にからめ、光太郎に触れて下さいました。

8月17日(水) 日本ヴォーグ社さん刊行の雑誌『手づくり手帖』第10号に載った、色彩アートセラピスト・江崎泰子氏による「巻頭特別エッセイ 色はこころの表現」で、智恵子の紙絵について触れられました。

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8月20日(土)~28(日) 花巻市の宮沢賢治記念館で、「「雨ニモマケズ」展」が開催され、光太郎が揮毫した「雨ニモマケズ」詩碑の碑文の書が展示されました。

8月28日(日)~9月2日(金) 千代田区の神保町シアターで、「一周忌追悼企画  伝説の女優・原節子」の一環として、昭和32年(1957)の東宝映画「智恵子抄」が上映されました。

9月10日(土)~10月23日(日) 石川県立美術館にて企画展「近代美術の至宝 明治・大正・昭和の巨匠」が開催され、光太郎のブロンズ「手」が出品されました。

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9月11日(日) 福島市子どもの夢を育む施設こむこむ館で、「アナウンサーたちが言葉で綴る物語の世界 第20回定期朗読ステージ 季節はめぐり…そして今~朗読集団「原 國雄とその仲間たち」~」が開かれ、「智恵子抄」が取り上げられました。

9月16日(金) 茨城県守谷市の茶房かやの木で、「おとばな結成3rd記念コンサート フルートとギターと語りのコンサート『おとばなノスタルジア館』」が開催、光太郎詩「レモン哀歌」が取り上げられました。

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9月17日(土) 岡山県赤磐市中央公民館で、「第14回おかやま県民文化祭参加事業 岡山県生涯学習大学連携公開講座「高村光太郎と智恵子の運命」」が、三浦敏明氏 (東洋大学名誉教授)を講師に開催されました。

9月17日(土)~10月10日(月) 津市の三重県総合博物館において、「新 津市誕生10周年特別展覧会「過去から未来へ~津のあゆみ~」展が開かれ、光雲作の木彫「魚籃観音立像」が出品されました。

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9月17日(土)~11月6日(日) 東京ステーションギャラリーさんで、企画展「動き出す!絵画 ペール北山の夢 ―モネ、ゴッホ、ピカソらと大正の若き洋画家たち―」が開催され、光太郎油彩画「上高地風景」「佐藤春夫像」が出品されました。

9月18日(日) 福島二本松の智恵子生家近くで、智恵子のまち夢くらぶさん主催の「智恵子純愛通り記念碑第8回建立祭 坂本富江さんの絵で語る智恵子の生涯」が開催されました。

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9月21日(水) 花巻市の宮沢賢治詩碑前広場に於いて、「賢治祭パート2 《追悼と感謝をこめて》」が開催され、「宮沢賢治と高村光太郎」の題で、当方が講話をさせていただきました。

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9月22日(木)~12月25日(日) 静岡県三島市の大岡信ことば館さんで開催の「谷川俊太郎展 ・本当の事を云おうか・」で、光太郎から谷川氏に宛てられた昭和29年(1954)の葉書が展示されました。

9月24日(土) 福島二本松の安達文化ホールで、「【高村智恵子生誕130年記念事業】原節子主演「智恵子抄」フィルム上映会」が実施されました。

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同日、いわき市のいわき芸術文化交流館「アリオス」では、国立大学法人福島大学うつくしまふくしま未来支援センター (FURE)さん主催の「シンポジウム in いわき ほんとの空が戻る日まで~ふくしま浜通り地方の復興・再生~」が開催されました。

さらに同日、銀座CHEEPA'S CAFEで、テルミン奏者大西ようこさん他による「ぷらイム in チーパズカフェ 2 ~ アトムも来るよ! ~」公演があり、初代鉄腕アトムの声を演じられた清水マリさんによる「智恵子抄」朗読もプログラムに入りました。

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9月25日(日) 『読売新聞』さんの土曜版の連載「名言巡礼」で、岡山赤磐出身の詩人にして光太郎と交流の深かった永瀬清子が取り上げられ、光太郎との関わりについても言及されました。

9月26日(月) 品川郷土の会会長を務められ、智恵子終焉の地・南品川ゼームス坂病院跡の「レモン哀歌」詩碑建立に尽力された、土屋恒行氏が亡くなりました。

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10月1日(土) 株式会社アールビーズさん発行のランニング愛好家向け雑誌『ランナーズ』10月号、「熊出没の青森鹿角は駅伝の故郷 武田千代三郎と乙女の像の因縁」という記事で、「十和田湖畔の裸婦群像(乙女の像)」にふれられました。

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同日、青森県十和田市の『広報とわだ』では、「特集「十和田湖・奥入瀬渓流」」を組み、光太郎に言及しました。

さらに同日、荒川区のムーヴ町屋で、第20回TIAA全日本作曲家コンクール入賞者披露演奏会が開催され、野村朗氏作曲「連作歌曲「智恵子抄巻末の短歌六首」より」が、森山孝光氏(Br)、森山康子氏(pf)で演奏されました。

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10月2日(日)~11月27日(日) 二本松市の歴史民俗資料館及び智恵子記念館で、「智恵子生誕一三〇年・光太郎没後六〇年記念企画展 智恵子と光太郎の世界」が開催されました。関連行事的に、2日(日)には高村光太郎研究会員・大島裕子氏による「記念講演会  『智恵子抄の世界』―智恵子生誕130年に伝えたいこと―」、さらに智恵子を偲ぶ第22回レモン忌も開催されました。

同日、郡山市の市民文化センターで、市制施行90周年・合併50年を記念して同市出身の湯浅譲二氏が作曲した「あれが阿多多羅(あだたら)山」が初演されました。

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さらに同日から11月1日(火)にかけ、鎌倉市のギャラリー笛さんにおいて、展示「回想 高村光太郎 尾崎喜八 詩と友情 その五 鎌倉における光太郎と喜八」が行われました。

10月5日(水) 二本松市智恵子の生家に於いて、「福島現代美術ビエンナーレ 2016 - 氣 indication -。」の一環として、画家・小松美羽さん、詩人・和合亮一氏のコラボによるアクションペインティングと朗読が行われました。

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10月10日(月) 二本松市市民交流センターにおいて、智恵子のまち夢くらぶさん主催の「智恵子講座'16」が始まりました。昨年からのカウントで、第5回が「セザンヌとポスト印象派」、講師は後藤學氏 (喜多方美術館館長)でした。第6回は11月20日(日)、宮川菊佳氏 (ギタリスト)で、「美の同志 高村光太郎~クラシックのギターと共に~」。第7回の「平塚らいてうと青鞜社」(福島大学名誉教授・澤正宏氏)/第8回 「参加者による高村智恵子を語るつどい」(12月18日(日))で終わりました。

10月10日(月)~11月23日(水) 二本松市霞ヶ城公園に於いて、「第62回 菊の祭典 二本松の菊人形」が開催され、光太郎智恵子の人形も展示されました。

10月15日(土) 麗人社さん発行の雑誌『美術屋・百兵衛 2016年秋号 vol39 岩手県特集』で、「彫刻家・高村 光太郎」10㌻が掲載されました。

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10月20日(木) 響林社さんからwisさんの朗読によるCD、<声を便りに>オーディオブック 「智恵子抄(抄) 高村光太郎 ― 十七編抜粋 ―」がリリースされました。

10月23日(日) 俳優の平幹二朗さんが亡くなりました。平さんは、昭和42年(1967)、松竹映画「智恵子抄」(中村登監督、主演・岩下志麻さん、丹波哲郎さん)にご出演。光太郎の親友、石井柏亭の役でした。また、平成12年(2000)には、津村節子さんの小説を原作とした舞台「智恵子飛ぶ」で、ズバリ光太郎役を演じられました。

10月25日(火)~2017年2月13日(月) 盛岡市の盛岡てがみ館さんで、第51回企画展「文豪たちの原稿展」。現在も開催中、光太郎原稿「國民まさに餓ゑんとす」他が展示されています。

10月26日(水)~12月4日(日) 堺市博物館さん他3会場で、「河口慧海生誕150年記念事業「慧海と堺展」」が開催され、光雲木彫「釈迦牟尼仏」が出品されました。

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10月30日(日) 集英社さんから、原田マハさん著『リーチ先生』が刊行されました。光太郎の親友だった陶芸家、バーナード・リーチを描く小説で、光太郎、光雲、豊周も登場し、活躍します。

明日は、残る11・12月を振り返ります。


【折々の歌と句・光太郎】

吾山にながれてやまぬ山みづのやみがたくして道はゆくなり
昭和24年(1949) 光太郎67歳

個人的に、光太郎短歌・俳句等の中で、最も好きな作品です。晩年となり、「行雲流水」の境地に達し、しかし、流されるのではなく、あくまで求道者たらんとするその姿勢。ここに光太郎の真骨頂があるように思われます。

昨日に引き続き、今年一年の回顧を……と、その前に、後ろを振り返ってばかりもいられません、未来の話を(笑)。

テレビ放映情報です。

のんびりゆったり路線バスの旅スペシャル▽拡大版!ちょっといい景色へ 徳島・福島

NHK総合 2016年12月30日(金)  8時20分~9時34分

大河ドラマ「真田丸」のお局役で話題となった峯村リエさんと、バス旅の常連となった野間口徹さんが東北・福島を!鈴木砂羽さんと浅利陽介さんが四国・徳島を路線バスで巡りました。今回は、その拡大版を放送します!旅のテーマは「ちょっといい景色」。今回は、男性が女性をエスコートして、オススメの景色に案内します。なんと、福島から富士山が見える!?徳島が誇るドキドキの景色とは?そしてゴールで見る感動の景色とは?

出演 鈴木砂羽,浅利陽介,野間口徹,峯村リエ,
語り 高木渉,島本須美

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今月15日の夜、「拡大版」ではない放映があり、その際は当方、用事があって出かけており、愛車を運転中で、カーナビのテレビで流れていました。

「おー、福島かぁ」と思ったら、何と智恵子の故郷二本松。慌てて車を駐めました。その際にスマホでナビ画面を撮影。

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秋の菊人形期間中にロケが行われていて、智恵子人形がばっちり写りました。

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帰ってからネットで調べてみると、番組紹介の欄に「二本松」の文字がなかったので、放映前に気付かなかったと判明しました。当然録画もしておらず、「再放送してくれないかな」と思っていたところ、再放送ではありませんが、「拡大版」の放映があり、ラッキーでした。

さらに、光太郎と縁の深かった草野心平ゆかりの地・川内村も訪れたとのことでした。

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今度はしっかり録画しようと思っております。

それにしても旅人の峯村リエさん、大河ドラマ「真田丸」での大蔵卿局のイメージしかなく、かなりのお歳なのかと思っていました。しかし、失礼ながらこの放映を見ると、かわいらしい感じで、意外でしたが、それもそのはず、実は当方と同い年でした(笑)。

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それはさておき、もう1件。 

ぶんきょう浪漫紀行 高村光太郎(前編・後編)

東京MXテレビ 2017年1月1日(日)  9時30分~10時00分

区内の史跡や名所、ゆかりの人物などについて紹介する歴史番組です。


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ぶんきょう浪漫紀行」。もともと、文京区さんで、区内対象のケーブルテレビの番組として制作され、今年7月(前編)と8月(後編)に初回放映がありました。当会顧問・北川太一先生や、現在の髙村家当主・達氏とお姉様の朋美様などのご出演です。

それが地上波・東京MXテレビさんで放映されます。都内及び隣接県の一部でしか視聴できませんが、該当地域の方、ぜひご覧下さい。


さて、今度こそ、昨日に引き続き、今年一年の回顧を。今日は5月~7月ですが、昨日の分に抜けがあり、その増補から。

4月15日(金) 株式会社ビューティービジネスさんの美容専門雑誌『PROFESSIONAL TOKYO』95号「智恵子抄」が発行されました。同日、ナカニシヤ出版さん刊行の藤田尚志・宮野真生子編『愛・性・家族の哲学① 愛 結婚は愛のあかし?』で、『智恵子抄』にふれてくださいました。

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4月15日(金)~10月13日(木) 岩手花巻の宮沢賢治イーハトーブ館さんで、「宮沢賢治生誕120年記念事業 賢治研究の先駆者たち⑥ 黄瀛展」が開催され、光太郎に関わる資料も多数展示されました。

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5月8日(日) 中央区の第一生命ホールにて、合唱団CANTUS ANIMAEさんの第20回定期演奏会があり、安藤寛子さん作曲の「智恵子の手紙」 が委嘱初演されました。

5月12日(木)~6月9日(木) 文京区のアカデミー文京で、生涯学習講座「智恵子はるか―高村光太郎・その愛と美―」全6回が、早稲田大学名誉教授・榎本 隆司氏を講師に開催されました。

5月14日(土) 岩手花巻で高村光太郎記念館講座「高村光太郎の足跡を訪ねる~花巻のくらし~」が行われ、光太郎が旧太田村の山荘に移るまでの1ヶ月あまりを過ごした佐藤隆房邸の公開などが行われました。

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同日、愛知小牧のメナード美術館さんで、「版画と彫刻コレクション 表現×個性」が開幕しました。7月10日(日)迄の会期で、光太郎の木彫「栄螺」と「鯰」が展示されました。

5月15日(日) 岩手花巻郊外の高村山荘敷地で、第59回高村祭が開催されました。記念講演は、光太郎の従妹のご子息、加藤千晴氏でした。

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同日、福岡県筑後市のサザンクス筑後を会場に、「ぱふぉーまんす集団センゲキ第16回公演「ELEGANCE FIGHT~元始、女性は太陽であった~」の公演がありました。河口智美さんという方が智恵子役を演じられました。

5月20日(金)~22日(日) 福島二本松の智恵子の生家で、「高村智恵子生誕130年記念事業 智恵子生誕祭 琴の調べ」が開催され、地元愛好家による琴の演奏が披露されました。

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5月21日(土)~27(金) 北九州市小倉北区の小倉昭和館さんで行われた「名画をフィルムで ~原節子特集~」の一環として、昭和32年(1957)制作の東宝映画「智恵子抄」(原節子さん主演)の上映がありました。

5月22日(火) NHKラジオ深夜便の公開収録「公開復興サポート 明日へ」が福島郡山で行われ、「智恵子抄」の朗読がなされました。オンエアは5月30日(月)でした。

5月26日(木) コールサック社さんから佐藤竜一氏著『宮沢賢治の詩友・黄瀛の生涯―日本と中国 二つの祖国を生きて』。が刊行されました。平成6年(1994)に日本地域社会研究所さんから刊行された『黄瀛―その詩と数奇な生涯』の増補改訂版です。

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6月4日(土) 横浜市戸塚区のSala MASAKAで、ピアニスト荒野愛子さんらによる「Aiko Kono Ensemble Sala MASAKA × PETROF 特別コンサート」があり、「『智恵子抄』による ピアノとクラリネットための小曲集」が演奏されました。

同日、岩手盛岡の姫神ホール(盛岡市渋民公民館)に、「啄木生誕130年・盛岡市玉山村合併10周年 2016啄木祭 ~母を背負ひて~」が挙行され、渡辺えりさんによる記念講演「わたしと啄木・賢治・光太郎」がありました。その後、渡辺さんから花巻高村光太郎記念館さんに、光太郎が渡辺さんのお父様に宛てた書簡等が贈呈されました。

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6月2日(木) 『読売新聞』さんに「タイムトラベル 高村智恵子記念詩碑 夫婦愛を刻む「レモン哀歌」という記事が掲載されました。

6月18日(土)~8月7日(日) 北海道立函館美術館さんで、「開館30周年特別展 画家の詩、詩人の絵―絵は詩のごとく、詩は絵のごとく Poetry of the painter,Paintings of the poet」が開催されました。昨年、神奈川平塚市美術館さんを皮切りに始まり、愛知碧南市藤井達吉現代美術館さん、姫路市立美術館さん、足利市立美術館さんと巡回した展覧会で、こちらが最終開催地でした。

6月24日(金) 生前の光太郎と交流のあった埼玉県東松山市の元教育長・田口弘氏が、同市に光太郎から贈られた書や書簡など約100点を寄贈なさいました。

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7月1日(金) 名古屋市瑞穂文化小劇場で「2016年度 国際芸術連盟作曲賞&音楽賞 受賞記念コンサート」が開かれ、野村朗氏作曲の連作歌曲「智恵子抄」が、バリトン:森山孝光氏、ピアノ:森山康子氏によって演奏されました。

7月11日(月) 上にも書きましたが、文京区のケーブルテレビで、「ぶんきょう浪漫紀行 高村光太郎(前編)」の初回放映がありました。

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7月13日(水) 盛岡少年刑務所で、「第39回高村光太郎祭」が開催され、受刑者による光太郎詩の群読、当方の講演などが行われました。

同日、『朝日新聞』さんの「各駅停話」というコラムが「新御徒町駅 幻の高村光雲の大仏」でした。

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7月15日(金)~11月23日(水) 高村光太郎記念館さんで、「高村光太郎没後六〇年・高村智恵子生誕一三〇年 企画展 智恵子の紙絵」が開催され、智恵子紙絵の実物の展示が行われました。

7月16日(土)~9月19日(月) 群馬県立館林美術館さんで、「再発見!ニッポンの立体」展が開催されました。光太郎彫刻「手」、「裸婦坐像」、「大倉喜八郎の首」、光雲彫刻「西王母」「江口の遊君」が展示されました。

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7月16日(土)~18日(月) 青森十和田湖畔で、「十和田八幡平国立公園十和田八甲田地域指定80周年記念 第51回十和田湖湖水まつり」が開催され、例年通り「乙女の像」のライトアップが為されました。

7月17日(日) 福井県鯖江市文化の館で、朗読イベント「復刻智恵子抄」が開催されました。同日、福島安達太良山頂で、智恵子のまち夢くらぶさん主催の「智恵子抄」朗読会も行われました。

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7月20日(水) 彩流社さんから北野麦酒氏著『永遠なれ! レトロスペース・坂会館』が刊行されました。第2章が「坂館長が見た「智恵子抄」の智恵子の幻のヌード写真」、第7章が「ヌード写真の智恵子」となっています。

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7月23日(土)~8月28日(日) 信州安曇野碌山美術館さんで「夏季特別企画展 高村光太郎没後60年・高村智恵子生誕130年記念 高村光太郎 彫刻と詩 展 彫刻のいのちは詩魂にあり」が開催されました。8月7日(日)には関連行事として当方の記念講演「高村光太郎作《乙女の像》をめぐって」が行われました。

7月25日(月) JR東日本企画主催の「交通広告グランプリ2016」で、「あなたの思う福島はどんな福島ですか?」という題で、光太郎詩「あどけない話」をモチーフに使った「福島県の作品が特別賞に当たる「JR東日本賞」を受賞しました。
 
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7月29日(金) 花巻高村光太郎記念館さんで、テルミン奏者・大西ようこさん、ヴォイスパフォーマー・荒井真澄さんによるロビーコンサートが行われました。こうした試みは同館初でした。


本当は8月までカバーする予定だったのですが、力尽きました(笑)。明日に回します。


【折々の歌と句・光太郎】

何となく沈みがちなる我胸をわれもえしらず年くれてゆく
明治34年(1901) 光太郎19歳

「え……ず」は「……することが出来ない」という意味です。自分の胸の内を自分でも知ることが出来ない、という煩悶の中、年が暮れて行くというわけですね。若き日にありがちな悩みだと思います。

このブログにて毎年恒例の一年間を振り返るコーナーをはじめます。

1月1日(金) 元旦早々、『岩手日報』さんの一面コラム「風土計」にて、光太郎・光雲に触れて下さいました。3/4(金)の同欄でも光太郎智恵子に触れて下さいました。

同日、文芸評論家の佐伯彰一氏が肺炎のため亡くなりました。『日米関係の中の文学』(昭和59年=1984 文藝春秋社)というご著書で、光太郎に触れて下さっていました。

1月4日(月) 『日本経済新聞』さんの連載コラム、「生きる命 十選 掌編の試み」で、光雲作の重要文化財「老猿」が取り上げられました。

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1月22日(金) 目黒区のライブハウス アピア40で、『智恵子抄』の朗読と音楽のコラボを含むコンサート「言葉と音の交差点」が開催されました。

1月25日(月) 池袋新文芸坐で、昭和32年(1957)公開、故・原節子さん主演の東宝映画「智恵子抄」が上映されました。

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1月31日(日) 名古屋の電気文化会館 ザ・コンサートホールで開催された「Gruppo Giglio Vol.8」で、作曲家・野村朗氏の新作、連作歌曲「智恵子抄巻末の短歌六編より」が、バリトン・森山孝光氏、ピアノ・森山康子氏の演奏で初演されました。

2月5日(金)~2月28日(日) 青森県十和田湖畔休屋地区で、「光と雪のページェント 十和田湖冬物語2016」が開催されました。期間中、例年通り光太郎作の「十和田湖畔の裸婦群像(通称・乙女の像)」のライトアップがなされました。

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2月6日(土) 福島県二本松市の智恵子生家で昨年から実施されている、2階の智恵子の部屋限定公開が開始されました。2月、4月、5月、10月、11月の土・日・祝日に実施されました。

2月13 日(土) ~3月27 日(日) 姫路市立美術館さんで、企画展「画家の詩、詩人の絵 絵は詩のごとく、詩は絵のごとく」が開催され、光太郎油彩画「日光晩秋」(大正3年=1914)、「静物」(同)、「渡辺湖畔の娘道子像」(大正7年=1918)が展示されました。

2月15日(月) 名古屋学芸大学教授で、かつて高村光太郎談話会を主宰されていた大島龍彦氏が亡くなりました。ご著書に、『智恵子抄の新見と実証』(新典社 平成20年=2008)、『『智恵子抄』の世界』(同 平成16年=2004 奥様の裕子様と共編著)などがありました。

2月17日(水) 月刊『美術手帖』2016年3月号で、特集「超絶技巧!!宮川香山と明治工芸篇」が組まれ、光雲の項も設定されました。

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2月18日(木) 光太郎と交流の深かった詩人・尾崎喜八の息女で、ご自身も光太郎智恵子にかわいがられたという尾崎実子さんが亡くなりました。

2月24日(水) 平凡社さん刊行の雑誌『こころ vol29』、「特別企画 再録・『心』名作館」という項に、光太郎詩「人体飢餓」が収められました。

2月27日(土) 『岩手日日新聞』さんに、「光太郎の新たな資料 住民との集合写真 安藤さん(太田)、市に寄贈」という記事が載りました。昭和27年(1952)頃に、花巻郊外太田村で撮影されたと見られる光太郎も写っている写真が、花巻高村光太郎記念館さんに寄贈された、という内容でした。

3月1日(火)~5月15日(日) 滋賀県甲賀市のMIHO MUSEUMさんの企画展「かざり -信仰と祭りのエネルギー」で、神奈川横浜伊勢佐木町の日枝神社例大祭で街を練り歩く、光雲の手になる「火伏神輿」及び「獅子頭」が展示されました。

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3月5日(土) 愛知大学車道キャンパスコンベンションホールを会場に、国立大学法人福島大学さん、福島大学うつくしまふくしま未来支援センターさん主催のシンポジウム「ほんとの空が戻る日まで―震災・原発事故から5年を迎える福島を考える―」が開催されました。

3月5日(土)・3月19日(土) 葛飾区のプラネタリーアム銀河座で、「3月のプラネタリウム 智恵子抄と春空」が上映されました。

3月6日(日) 大田区民ホール・アプリコにて、朗読劇「レモン哀歌」が上演されました。

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3月15日(火) 青森の地方紙『デーリー東北』さんの一面コラム「天鐘」が、光太郎に触れて下さいました。

3月16日(水) 江東区深川江戸資料館において、「朗読人の四季~2016春」が開催され、杉山典子さんによる光太郎『智恵子抄』よりの朗読がありました。

3月18日(金)~7月10日(日) 鎌倉市川喜多映画記念館さんの特別展「鎌倉の映画人 映画女優 原節子」が開催され、東宝映画「智恵子抄」関連の資料の展示、さらに7/8(金)~10(日)には同作品の上映も行われました。

3月24日(木) 秋田県生涯学習センター講堂で、生涯学習講座「平成27年度あきたスマートカレッジ連携講座 支え合う文学者たち」の第3回「『歴程』高村光太郎・宮沢賢治・草野心平・黄瀛(同人)」が、県生涯学習センター シニアコーディネーター北条常久氏を講師に行われました。

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3月25日(金) 新潮社さんから、光太郎と交流が深かった彫刻家・舟越保武のご息女・末盛千枝子さんの『「私」を受け容れて生きる―父と母の娘』が刊行されました。末盛さんの「千枝子」というお名前は、光太郎が名付け親となってつけられたそうです。同日、武蔵野美術大学さんから、昨年開催された「近代日本彫刻展(A Study of Modern Japanese Sculpture」展(光太郎作「白文鳥」「手」が出品)の関連行事としての「国際シンポジウム The Study of Modern Japanese Sculpture」記録が刊行されました。

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3月26日(土) 千代田区の宮内庁三の丸尚蔵館で、「古典再生――作家たちの挑戦」展が開かれました。光雲作品「猿置物」「養蚕天女」が出品されました。

3月29日(火)・30日(水) 名古屋市でHITOMIホールプリズムステージ「智恵子抄~朗読と音楽が紡ぐ、純愛~」公演が行われました。

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3月29日(火)~31日(木) 東京都北区の北とぴあ カナリアホールにて、劇団東京イボンヌ第3回企画公演「コンサートと無伴奏 ~永遠の愛~」が上演されました。伊達裕子 さん、浅川荘子さんによる「【朗読】~「智恵子抄」より~ 」がプログラムに入っていました。

3月31日(木) 岩手花巻の太田地区振興会さんから、「大地麗(だいちうるわし)」が刊行されました。戦中戦後の光太郎の思い出を、地元の皆さんが記した記録集です。

4月2日(土) 第60回連翹忌を、日比谷松本楼さんで開催いたしました。同日、高村光太郎研究会から雑誌『高村光太郎研究』第37号が刊行されました。また、岩手花巻でも詩碑前祭と、花巻としての連翹忌が開催されました。

4月5日(火) NHK文化センター水戸教室の生涯学習講座「日本の詩をよむ-人と作品の魅力 ~高村光太郎と室生犀星~」が始まりました。9/6(火)までの全6回で、講師は日本文藝家協会会員  成井惠子氏でした。

4月6日(水) 昭和29年(1954)にラジオ番組「私の見たこと、聞いたこと」で、光太郎談話の聞き手を務めたラジオパーソナリティー・秋山ちえ子さんが亡くなりました。


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4月9日(土)~6月12日(日) 「画家の詩、詩人の絵 ―絵は詩のごとく、詩は絵のごとく―」展が、栃木足利市立美術館さんに巡回になりました。

4月11日(月) 千葉市美浜文化ホールで、第1回「朗読と音楽の刻(とき)・虹」〜朗読とピアノとオカリナのコラボレーション〜が開催され、「智恵子抄」も取り上げられました。

4月16日(土)・17日(日) 青森県十和田市十和田湖観光交流センター「ぷらっと」及び市民交流プラザ「トワーレ」において、劇団エムズ・パーティーさんによる「十和田湖乙女の像のものがたり」朗読劇」が上演されました。

4月17日(日) 福島二本松で、智恵子のまち夢くらぶさん主催の「第11回好きです智恵子青空ウォーク~桜章~」が開催されました。

4月30日(土) 言視舎さんから、福井次郎氏著『映画「高村光太郎」を提案します 映像化のための謎解き評伝
が刊行されました。

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4月(日付不明) 長野で『豊科近代美術館友の会会報』が刊行されました。幅谷啓子氏による「昭和6年に出した2枚のハガキ」という記事で、光太郎から在仏の高田博厚宛の外信葉書二通が初めて紹介されました。


続きはまた明日。


【折々の歌と句・光太郎】

秩父かぜ吹いても枯れし古しきみ御墓(みはか)掃くとてひとりし泣かる
明治35年(1902) 光太郎20歳

「秩父かぜ」は「秩父颪(おろし)」ともいい、秩父山塊から埼玉や東京に吹く木枯らしです。「しきみ」は「樒」、その枝を仏前に供える木ですね。具体的な背景が不明ですが、親しかった人物の墓参を題材にしているようです。

上記で今年1月から4月までの回顧録を記載しましたが、たった4ヶ月でも関係する方々の訃報が多く、改めて残念に思いました。色即是空、諸行無常とは申しますが……。

一昨日からの続きで、今年あった光太郎智恵子、光雲をめぐる主な出来事を振り返ります。今日は9月から12月。

書籍等の刊行日は、奥付記載の日付を採りました。実際に店頭に並んだ日とずれている場合があります。


9月2日(水) 名古屋市のメニコンアネックスにおいて、舞踊公演「智恵子抄~故郷 福島への想い~ パート1  あわい 愛~」が開催されました。10月5日(月)、「智恵子抄~故郷 福島への想い~ パート2  あわい 淡~」が追加公演されました。

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9月5日(土) 岐阜県関市中池公園内旧徳山村民家において、語り人あきと弦術師aokiによるユニット梅弦が「梅弦ワンマンコンサート」を開催、「智恵子抄」の朗読を行いました。
 同日、二本松市の現代詩研究会から文芸同人誌『現代詩研究 第75号』が発行されました。智恵子のまち夢くらぶ会長・熊谷健一氏の「「高村光太郎留学の地芸術の都パリ研修」報告」が収められました。
 さらにこの日、元女優の原節子さんが老衰のため死去しました。95歳。昭和32年、東宝映画「智恵子抄」(熊谷久虎監督)で智恵子役を演じました。

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9月8日(火) 女優の宝生あやこさんが老衰で死去、97歳。昭和42年、松竹制作の映画『智恵子抄』で智恵子の母、長沼センを演じました。

9月12日(土) 筑波大学東京キャンパス文京校舎において、国際シンポジウム「書の資料学 ~故宮から」が開催されました。第3部・討議で矢野千載氏(盛岡大学教授)による「高村光太郎書「雨ニモマケズ」詩碑に見られる原文および碑銘稿との相違について」の提言がありました。


9月13日(日) 山形市中央公民館多目的ホールにおいて、「山形大学特別プロジェクト いま、言葉を東北の灯(ともしび)に 第8回山形大学高校生朗読コンクール」が開催されました。課題は「智恵子抄」でした。
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9月18日(金)~22日(火) 福島県いわき市のワタナベ時計店特設ギャラリー「ナオ ナカムラ」において、「毒山凡太朗+キュンチョメ展覧会今日も きこえる」 が開催されました。共に映像作品を主とする現代アート作家で、東日本大震災に伴う福島第一原発の事故を、光太郎詩「あどけない話」にからめたメッセージ性溢れるものでした。

9月18日(金)~12月20日(日) 栃木県佐野市の佐野東石美術館で、「木彫の美―高村光雲と近現代の彫刻―」展が開催され、光雲木彫「牧童」「狛犬」が展示されました。

9月19日(土) 晶文社から『吉本隆明全集10[1965‐1971]』が刊行されました。春秋社版『高村光太郎選集』の解題として書き継がれた光太郎論を収録しています。

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9月19日(土)~11月8日(日) 神奈川県平塚市美術館に於いて企画展「画家の詩、詩人の絵―絵は詩のごとく、詩は絵のごとく」が開催されました。光太郎油彩画「静物(瓶と果物)」「渡辺湖畔の娘道子像」が展示されました。

9月19日(土)~11月29日(日) 和歌山県高野山霊宝館において、光雲作の金剛峯寺秘仏本尊薬師如来像の頭部試作品が展示されました。

9月20日(日) 二本松市智恵子の生家近くの智恵子純愛通り石碑前で、智恵子純愛通り記念碑第7回建立祭が開催されました。地元小中高生による朗読等が行われました。

9月26日(土) FTV福島テレビで「いっしょに歩こう―ふくしま・わがまま!気まま!旅気分 愛か、お笑いか⁉初恋カップルIN福島~城下町・二本松の旅」が放映されました。出演、タレント・白鳥久美子さん他。智恵子生家等で撮影が行われました。10月3日、BSフジで全国放映されました。

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10月1日(木) NHK出版より『NHKテレビテキスト 趣味どきっ! 女と男の素顔の書 石川九楊の臨書入門』が刊行されました。11月放映の同名のテレビ番組テキスト。「智恵子、愛と死 自省の「道程」 高村光太郎×高村智恵子」が収められました。
 同日、無明舎出版から成田健著『「智恵子抄」をたどる』が刊行されました。地方紙『北鹿新聞』に連載されたものの単行本化です。
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10月2日(金) 光太郎詩に自作の曲を附けて歌うモンデンモモの東北ツアー「モンデンモモ日本を歌う!/モンデンモモ 智恵子抄を歌う!」が始まりました。2日(金)、秋田県鹿角市旧関善酒店特設ステージ、3日(土)、二本松市鐵扇屋酒蔵。これに合わせてCD「モンデンモモの智恵子抄」がリリースされました。

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10月3日(土) 『産経新聞』にコラム「日本の書〈37〉近代篇⑨高村光太郎「うつくしきものみつ」」が掲載されました。

10月4日(日) 二本松市らぽーとあだちにて、第21回レモン忌が開催されました。智恵子の里レモン会主催。特別講演は児童文学者・金田和枝さん。

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10月4日(日)~11月1日(日) 和歌山県の高野山金剛峯寺で、 金堂御本尊の秋の特別開帳が行われました。春に続き、秘仏である光雲作の薬師如来坐像の特別公開がありました。

10月9日(金) 京都外国語大学国際交流会館において、「日本ソロー学会創立50周年記念2015年度全国大会」が開催されました。記念シンポジウムで立正大学教授・齊藤昇氏「ソロー・野澤一・高村光太郎」の発表がありました。

10月9日(金)~11月10日(火) 光太郎の実妹・しづの孫にあたる山端通和夫妻が経営する鎌倉市の笛ギャラリーで「回想 高村光太郎 尾崎喜八 詩と友情 その四」が開催されました。光太郎書作品、書簡等が展示されました。

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10月9日(金) 平成28年2月22日(月)迄の予定で、花巻高村光太郎記念館の企画展示「高村光太郎山居七年」(後期)が始まりました。太田村時代の光太郎の書、遺品等の展示です。

10月10日(土) 青幻社から『画家の詩、詩人の絵 絵は詩のごとく、詩は絵のごとく』が刊行されました。平塚市美術館他で開催された同名の企画展の図録を兼ねています。

10月11日(日) 名古屋市のドルチェ・アートホールNagoyaで「作曲野村朗・フルート吉川久子 智恵子抄の世界を遊ぶ ~その愛と死と~」が開催されました。

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10月12日(月) 二本松市市民交流センターで、智恵子のまち夢くらぶ主催の「智恵子講座'15」が始まりました。第1回は智恵子の里レモン会会長・渡辺秀雄氏「長沼家の家族とふるさと二本松」。

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10月14日(水) 秋田公立美術大学サテライトセンターで、公開講座【明治の彫刻と工芸性】が開催されました。光雲に触れました。講師は同大教授・志邨匠子氏でした。

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10月17日(土) 文治堂書店から、北川太一先生著『いのちふしぎ ひと・ほん・ほか』が刊行されました。著者自選の随想集。随所で光太郎に触れています。

10月17日(土) 神奈川県立近代美術館鎌倉館で「鎌倉からはじまった 1951-2016 PART 3:1951-1965 「鎌倉近代美術館」誕生」がはじまりました。平成28年1月31日(日)まで。同館閉鎖に伴う最後の企画展で、光太郎ブロンズ「裸婦坐像」、油彩画「上高地風景」が展示されました。

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10月23日(金) 講談社から清家雪子さん著の漫画『月に吠えらんねえ』第4巻が刊行されました。「第十七話 あどけない話」が収められました。

10月24日(土)~12月23日(水) 秋田県横手市の雄物川郷土資料館で、第3回特別展「横手ゆかりの文人展 大正・昭和初期編~あの人はこんな字を書いていました~」が開催され、同市出身の画商・旭谷正治郎に宛てた全集等未収録の光太郎書簡が展示されました。

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10月24日(土) 平成28年3月13日(日)迄の予定で、埼玉県加須市のサトヱ記念21世紀美術館において、「生誕130年記念 斎藤与里展~巨匠が追い求めた永遠なる理想郷~」が始まりました。光太郎の戯画が描かれた与里書簡など、ヒユウザン会展関連の資料も多数展示されました。

10月27日(火) 平成28年2月15日(月)迄の予定で、盛岡市の盛岡てがみ館で第48回企画展「宮沢賢治を愛した人々」が開催され、同館所蔵の光太郎書簡5通が展示されました。

10月29日(木)・30日(金) 神戸アートビレッジセンター KAVCホールにおいて、舞踊「Tubular Bells」の公演が行われました。「智恵子抄」をイメージし、智恵子と彼女の幻影を対比的に描かれました。

10月29日(木)~31日(土) 世田谷区「劇」小劇場で、「J-Theater日本人作家シリーズ ドナルカ・パッカーン第一回公演2015年秋 「暗愚小伝」」が開催されました。作・平田オリザ氏。

11月2日(月) 女優の加藤治子さんが心不全のため死去しました。92歳。昭和37年、文化放送からオンエアされたラジオドラマ「智恵子抄」で、智恵子役を演じました。

11月3日(火) NHKEテレで、「趣味どきっ! 女と男の素顔の書 石川九楊の臨書入門」の第五回「高村光太郎×高村智恵子」が放映されました。ナビゲーター、書家・石川九楊氏、女優・羽田美智子さん。再放送、11月5日(木)、11月10日(火)。

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11月8日( 一橋大学一橋講堂、シンポジウム「ほんとの空が戻る日まで-福島の復興と地方創生-が開催されました。

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11月14日(土) 十和田市主催で、友好都市花巻を訪れる「花巻探訪ツアー」が開催され、十和田市民が花巻高村光太郎記念館、高村山荘などを訪れました。
 同日、東京美術学校西洋画科で光太郎と同級生だった画家・藤田嗣治を描いた映画「FOUJITA」が封切られました。小栗康平氏監督、オダギリジョーさん主演。光太郎詩「雨にうたるるカテドラル」が劇中で使用されました。

11月15日(日) 二本松市の福島県男女共生センターで、智恵子のまち夢くらぶ主催の「智恵子講座'15」の第2回が開催されました。講師は福島県中国交流史学会長、元福島女子高教頭・小島喜一氏、題は「油井小学校と福島高等女学校の先生達」。

11月17日(火)~12月20日(水) 愛知県碧南市003藤井達吉現代美術館で、企画展「画家の詩、詩人の絵―絵は詩のごとく、詩は絵のごとく」が開催されました。9月~11月の平塚市美術館に続いての巡回で、平塚で展示された2点に加え、光太郎油彩画「日光晩秋」も展示されました。

11月21日(土) 文京区アカデミー音羽で第60回高村光太郎研究会が開催されました。発表は佛教大学総合研究所特別研究員・田所弘基氏「高村光太郎の戦争詩――『詩歌翼賛』を中心に――」、高村光太郎研究会員・西浦基氏「「画家アンリ・マティス」高村光太郎訳」。

12月11日(金)~13日(日) 大阪市ABCホールに於いて、劇団レトルト内閣 第24回本公演「まことに神の造りしをんな―智恵子抄―」が公演されました。作・三名刺繍氏。

12月20日(日) 二本松市の福島県男女共生センターで、智恵子のまち夢くらぶ主催の「智恵子講座'15」の第3、4回が開催されました。題はそれぞれ「松井昇と太平洋画会研究所」(講師、太平洋美術会員・坂本富江さん)、「成瀬仁蔵と日本女子大学校」(講師、当方)でした。

12月24日(木) 浪曲師の国本武春さんが亡くなりました。55歳。NHK Eテレで放映中の「にほんごであそぼ」で、「うなりやベベン」として、たびたび光太郎詩に曲をつけた作品を披露なさいました。


というわけで、今年一年、実にいろいろなことがありました。いろいろな方が、いろいろな分野で光太郎智恵子、光雲を取り上げて下さり、ありがとうございました。

来年以降も引き続き、この世界がもっともっと広がっていくことを願ってやみません。


【今日は何の日・光太郎 拾遺】 12月31日

昭和39年(1964)の今日、東京宝塚劇場で開催された「第15回NHK紅白歌合戦」で、二代目コロムビア・ローズさんが「智恵子抄」(作詞・丘灯至夫、作曲・戸塚三博)を歌いました。

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二代目コロムビア・ローズさん。昭和37年に「白ばら紅ばら」でデビュー、「智恵子抄」でブレイクし、紅白歌合戦出場を果たしました。当時は紅白に出る、というのは大変なことでした。現在は米国・ロサンゼルスにお住まいで、時折日本に帰ってきてテレビ出演等をされています。

今年3月には、「コロムビア・ローズ三代そろい踏み」 ということで、中野サンプラザで開かれたコンサート「コロムビア大行進2015」で、初代、三代目のコロムビア・ローズさんと共演なさいました。

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さて、このブログ、一昨年は【今日は何の日・光太郎】、昨年は【今日は何の日・光太郎 補遺】、そして今年は【今日は何の日・光太郎 拾遺】ということで、まる3年間、光太郎・智恵子・光雲に関し、「その日」にあった出来事を紹介して参りました。

どうにもネタが見つからず、周辺人物の話になったり、日常の些細な出来事を取り上げたりもしましたが、365日×3年間=1,095件をご紹介する事ができました。

さすがにこれ以上は無理です。来年以降は別の方向性で行きますので、お楽しみに。

昨日からの続きで、今年あった光太郎智恵子、光雲をめぐる主な出来事を振り返ります。今日は5月から8月。

書籍等の刊行日は、奥付記載の日付を採りました。実際に店頭に並んだ日とずれている場合があります。

5月6日(水) 大田区のライブハウス・風に吹かれてに於いて、シンガーソングライター潮見佳世乃さん演奏の「歌物語コンサート 智恵子抄」が開催されました。

5月15日(金) 岩手花巻の高村山荘敷地で第58回高村祭が開催されました。特別講演は当方の「高村光太郎と花巻・山口」でした。

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同日、山荘に隣接する花巻高村光太郎記念館の企画展示「高村光太郎山居七年」(前期)が始まりました。太田村時代の光太郎の書、遺品等の展示でした。9月28日(月)まで。

また、花巻高村光太郎記念会より佐藤隆房編著『高村光太郎山居七年』が復刻されました。元版は昭和37年(1962)でした。

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やはり同日、日本古書通信社から月刊で発行されている『日本古書通信』第1030号で、廣畑研二氏「幻の詩誌『南方詩人』」の連載が始まりました。鹿児島の詩誌『南方詩人』に関しての調査で、これまで知られていなかった光太郎の翻訳等が掲載されていたことが報じられました。8月15日発行の第1033号まで連載されました。

5月17日(日) 仙台市Jazz Me Blues Nolaにおいて、「無伴奏ヴァイヲリンと朗読「智恵子抄」」の公演が行われました。ヴァイオリン・佐藤実治氏、朗読・荒井真澄さんでした。

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5月25日(月) 幻戯書房から奥田万里氏著『大正文士のサロンを作った男 奥田駒蔵とメイゾン鴻乃巣』が刊行されました。「パンの会」会場にもなったメイゾン鴻乃巣店主・奥田駒蔵評伝。随所で光太郎に触れています。

5月25日(月)~8月16日(日) 武蔵野美術大学美術館に於いて「近代日本彫刻展 −A Study of Modern Japanese Sculpture−」が開催されました。1月~4月、英国ヘンリー・ムーア・インスティテュートにて開催されたものの日本巡回。日本展では、木彫「白文鳥」、東京国立近代美術館及び台東区朝倉彫塑館所蔵の、二種類のブロンズ彫刻「手」(ともに光太郎自身が台座を木彫で制作したもの)が展示されました。ブロンズ部分を取り外して撮影された珍しい写真を含む図録が刊行されました。

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5月27日(水)~31日(日) 千葉県流山市の生涯学習センターで「後閑寅雄喜寿チャリティ書画展」が開催されました。「参考借用陳列敬仰作品」に、明治末と推定できる光太郎の未知の短歌が記された短冊(神田玉川堂さんの所蔵)が出品されました。

5月31日(日) NHKEテレで「日曜美術館 一刀に命を込める 高村光雲が生きた道」が放映されました。再放送、6月7日(日)。

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6月6日(土) 福島二本松市の智恵子生家で、智恵子の部屋を含む通常非公開の2階部分限定公開が始まりました。8月23日(日)まで、10・11月と平成28年2月の土日祝日に実施されました。

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6月9日(火) 静岡沼津の地方紙『沼津朝日』に「沼津に足跡残す高村智恵子 ゆかりの大熊家の所在知りませんか 智恵子が描いた一枚の絵 エッセイストがモデルの木を探す」という記事が掲載されました。坂本富江さんによる沼津での大正年間の智恵子足跡調査を報じています。

6月16日(火) 『朝日新聞』の東北版に「戦争協力、自ら罰した光太郎」と題する記事が掲載されました。同紙北上支局長・石井力氏の執筆でした。

6月17日(水)~21日(日) 東京芸術劇場ギャラリー1に於いて、「心のアート展 創る・観る・感じる パッション――受苦・情念との稀有な出逢い」が開催されました。東京精神科病院協会主催。智恵子の紙絵(複製)、書簡類などの関連資料が展示されました。図録には北川太一先生の「智恵子の場合」が収められました。

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7月1日(水) 青森県十和田市の広報紙『広報とわだ』に「特集 十和田湖再発見」が組まれ、「十和田湖畔の裸婦像(通称・乙女の像)」について詳しく紹介されました。

7月7日(火) 虹の会より文芸同人誌『虹』第6号が刊行されました。豊岡史朗氏「〈高村光太郎論〉晩年」が収められました。

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7月26日(日) 仙台に本社を置く東北の地方紙『河北新報』に「戦災の記憶を歩く 戦後70年 ⑧高村山荘(花巻市) 戦意高揚に自責の念」という記事が掲載されました。

7月29日(水) 十和田湖畔の観光交流センターぷらっとにおいて、「「乙女の像」でつながる花巻市太田地区のみなさんと十和田湖関係者との交流会」が開催されました。十和田市と花巻市が友好都市交流を行っている縁で、光太郎が戦後の七年間を暮らした旧太田村の太田地区振興会が十和田湖を訪問、十和田湖・奥入瀬観光ボランティアの会さんなどがこれを迎えました。

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7月30日(木) 晶文社から、森まゆみ氏著『「谷根千」地図で時間旅行』が刊行されました。古地図や絵図などを読み解くことで、光太郎ら千駄木周辺で生きた人々の息遣いをたどるというコンセプトでした。
 同日、文芸同人誌『青い花』第四次81号が発行されました。宮尾壽里子氏「「第59回連翹忌」に参加して」を収めています。

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8月3日(月) BSフジで「発掘!歴史に秘めた恋物語〜高村光太郎と智恵子〜決して女神でない」が放映されました。ゲストコメンテーターは、詩人・郷原宏氏、女優・石田えりさん。北川太一先生、智恵子の里レモン会副会長・根本豊徳氏らがビデオ出演しました。

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8月7日(金) 紅書房から星野晃一編『多田不二来簡集』が刊行されました。詩人・多田不二のもとに寄せられた、光太郎からの5通を含む各界著名人194名からの書簡集です。

8月9日(日) 宮城県女川町きぼうのかね商店街で、第24回女川光太郎祭が開催されました。町内外の人々による朗読、当方による記念講演、北川太一先生の講話などが行われました。

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8月18日(火)~31日(月) 千葉県勝浦市芸術文化交流センター・キュステにおいて、第39回千葉県移動美術館「高村光太郎と房総の海」が開催され、千葉県立美術館所蔵の光太郎ブロンズ6点が展示されました。

8月19日(水) 『東京新聞』の千葉中央版に「〈九十九里の赤とんぼ 千葉の戦後70年〉智恵子が愛した砂浜 句に込めた平和への思い」が掲載されました。

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8月24日(月)~10月30日(金) ノエビア銀座ギャラリーにて、銅版画家山本容子さんの「山本容子のアーティスト図鑑」展が開催されました。雑誌『本の話』(文藝春秋)の表紙画として作成されたアーティストの肖像画32点が並び、光太郎と智恵子のそれも展示されました。

8月28日(金) 書肆心水から『異貌の日本近代思想1』が刊行されました。「高村光太郎……美と生命/日本美の源泉」を含みます。


明日は最終回的に、9月から12月篇をお届けします。


【今日は何の日・光太郎 拾遺】 12月30日

平成9年(1997)の今日、元花巻高村記念会事務局長、浅沼政規が交通事故で歿しました。

浅沼は宮澤賢治の教え子で、戦後、光太郎がいた頃の太田小学校山口分教場(のち山口小学校に昇格・下記参照)の校長先生でした。その分教場を光太郎は「風の又三郎の舞台のよう」と言っていました。氏には『高村光太郎先生を偲ぶ』(平成7年=1995 ひまわり社)などの貴重な光太郎回想があります。

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ご子息の隆氏は今も山荘近くにお住まいで、花巻の財団法人高村記念会理事として、毎年5月15日の高村祭開催に尽力されています。

早いもので、今年もあと残すところ3日となってしまいました。

今日から3日間、4ヶ月ずつ区切って、今年あった光太郎智恵子000、光雲をめぐる主な出来事を振り返ります。書籍等の刊行日は、奥付記載の日付を採りました。実際に店頭に並んだ日とずれている場合があります。

1月2日(金) 台東区東京国立博物館内の黒田記念館が、約三年間かけての耐震工事を終え、リニューアルオープンしました。二階黒田記念室入り口には、昭和7年、光太郎作の黒田清輝胸像が再び据えられました。

1月10日(土) NHKEテレにて、「戦後史証言プロジェクト 日本人は何をめざしてきたのか 知の巨人たち 第5回吉本隆明」が放映されました。当会顧問・北川太一先生がビデオ出演し、吉本と光太郎について語りました。再放送、17日(土)。

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1月16日(金)~19日(月) 兵庫県伊丹市立演劇ホールAI・HALLにて、劇団青年団主催の演劇公演「暗愚小伝」が行われました。作・平田オリザ氏。光太郎が主人公。前年10月の東京公演の地方巡回でした。22日(木)~24日(土)、香川善通寺市四国学院大学ノトススタジオに巡回公演されました。

1月17日(土)~3月22日(日) 福島県いわき市立草野心平記念文学館で、「平成26年度所蔵品展 草野心平と高村光太郎往復書簡にみる交友」が開催されました。戦後、光太郎と心平の間に交わされた四十通余りの往復書簡、心平「高村光太郎病床日記」他が展示されました。

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全く同一の日程で、群馬県立土屋文明記念文学館において、第87回企画展「近代を駆け抜けた作家たち~文豪たちの文字は語る~」が開催され、光太郎書も展示されました。2月15日(日)、記念講演会「編集者の仕事とは」。講師・石原正康氏(幻冬舎取締役兼専務執行委員編集本部本部長)。

1月28日(水)~4月19日(日) 英国リーズ市ヘンリー・ムーア・インスティテュートにおいて、武蔵野美術大学との共催による「A Study of Modern Japanese Sculpture」が開催されました。光太郎彫刻「白文鳥」「手」、他に、橋本平八、佐藤朝山、水谷鉄也、宮本理三郎の作品が展示されました。

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1月31日(土) 東洋出版社から『未来を拓く 学校の力 地域と学校の心触れ合う教育活動』が刊行されました。全国連合退職校長会編。光太郎が卒業生である荒川区第一日暮里小学校の元校長・天野英幸氏「バトンを繋ぐ」を収めます。学校図書館の活用により、6年生の総合的な学習の時間に於ける、先輩・光太郎についての調べ学習や、全校生徒による光太郎詩の群読などについて述べられています。

2月9日(月) NHKBSプレミアムで、「にっぽん百名山 安達太良山」が放映され、「智恵子抄」に触れられました。再放送、15日(日)、19日(木)。

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2月11日(水) NHK総合テレビで「歴史秘話ヒストリア 第207回 ふたりの時よ永遠に 愛の詩集「智恵子抄」」が放映されました。北川太一先生、作家・津村節子氏、太田村時代の光太郎を知る高橋愛子さんらがビデオ出演しました。司会、渡邊あゆみさん。再現ドラマの部分は、光太郎役を鈴木一真さん、智恵子役を前田亜希さんが演じました。再放送、2月18日(水)、11月4日(水)。

2月14日(土) ネイチュアエンタープライズから山岳雑誌『岳人』第813号が刊行されました。特集「言葉の山旅 山と詩人 上高地編」。当方執筆の「高村光太郎と智恵子の上高地」を含む他、草野心平、尾崎喜八等にも触れています。

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2月20日(金) 八木書店から日本近代文学館編『近代文学草稿・原稿研究事典』が刊行されました。「第四部 作家的事例」で、群馬県立女子大学教授・杉本優氏が光太郎の項を担当しました。

2月21日(土)〜4月12日(日) 山口県立美術館で、「特別展 超絶技巧!明治工芸の粋」が開催されました。前年4月から日本橋三井記念美術館他で開催された展覧会の地方巡回。光雲作「西王母」「法師狸」の木彫二点が展示されました。郡山市立美術館(4月21日(火)~6月14日(日))、富山県水墨美術館(6月26日(金)~8月16日(日))、岐阜県現代陶芸美術館(9月12日(土)~12月6日(日))にも巡回しました。

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2月21日(土)〜5月17日(日) 京都市の清水三年坂美術館で、企画展「明治の彫刻」が開催され、光雲木彫「聖観音像」「月宮殿天兎」「老子出関」「西行法師」が展示されました。

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2月25日(水) ハーツ&マインズから品川区の地域情報誌『月刊おとなりさん』第380号が刊行されました。「特集 智恵子 愛と芸術の生涯」を収めています。

3月1日(日) 『佛教大学大学院紀要 文学研究科篇 第四十三号』が発行されました。佛教大学総合研究所特別研究員・田所弘基氏「高村光太郎の短歌と美術評論 ―留学直後の作品を中心に―」を収めています。

3月10日(火) 十和田湖・奥入瀬観光ボランティアの会編刊『十和田湖乙女の像のものがたり』が刊行されました。平成25・26年度、十和田市づくり市民活動支援事業の助成により、建立から60年を経た「十和田湖畔の裸婦群像(通称・乙女の像)」の背景を多方面からまとめたもの。当方が監修と一部執筆を担当させていただきました。

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3月12日(木) 現代企画室から『少女は本を読んで大人になる』が刊行されました。クラブヒルサイド+スティルウォーター編。平成25年から翌年にかけ、全10回で行われた読書会「少女は本を読んで大人になる」の筆記を元にしたもの。彫刻家・舟越保武の長女、末盛千枝子さんの「高村光太郎著 『智恵子抄』を読む」を含みます。

3月20日(金) 日本近代文学館から『日本近代文学館年誌―資料探索 第10号』が発行されました。上智大学教授小林幸夫氏「〈軍服着せれば鷗外だ〉事件 ―森鷗外「観潮楼閑話」と高村光太郎」を含みます。

3月21日(土)~6月21日(日) 宮内庁三の丸尚蔵館において、「第68回展覧会 鳥の楽園-多彩,多様な美の表現」が開催され、光雲木彫「松樹鷹置物」「矮鶏」が展示されました。

4月1日(水) 東京国際芸術協会から、野村朗氏作曲『連作歌曲智恵子抄~その愛と死と~』楽譜集が刊行されました。森山孝光、康子夫妻演奏による同曲のCDも同日発行されました。

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4月2日(木) 第59回連翹忌が、日比谷松本楼に於いて開催されました。

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この日、『光太郎資料43』が参加者に無料配布されました。当会の刊行です。

また、高村光太郎研究会より『高村光太郎研究36』が刊行されました。北川太一先生「高村光太郎・最後の年 1月⑵」、山田吉郎氏「高村光太郎と雑誌『創作』―自選短歌を中心に」、坂本富江さん「詩人野澤一という人―そして高村光太郎との関係性―」、当方執筆の「光太郎遺珠⑩」「高村光太郎没後年譜」、野末明氏「高村光太郎文献目録」「研究会記録・寄贈資料紹介・あとがき」。

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同日、文治堂書店から、北川太一先生の『ヒユウザン会前後―光太郎伝試稿―』が刊行されました。『高村光太郎研究』連載の単行本化です。

やはり同日、岩手花巻でも、旧太田村の光太郎が暮らした山小屋(高村山荘)近くで詩碑前祭、松庵寺にて花巻連翹忌が開催されました。

さらに同日、和歌山県高野町の高野山真言宗総本山・金剛峯寺で、開創千二百年記念大法会が始まりました。これまで開帳された記録が残っていない、高野山の総本堂、金堂の本尊・薬師如来像(光雲作)の特別開帳が行われました。5月21日(木)まで。

この日はいろいろ重なり、港区の増上寺でも、新たに宝物展示室がオープンしました。光雲が監修に名を連ね、東京美術学校が制作した英国ロイヤルコレクション所蔵の「台徳院殿霊廟模型」(徳川二代将軍・秀忠霊廟)が展示されています。明治43年、ロンドンで開催された日英博覧会に東京市の展示物として出品されたものです。

4月16日(木) 墨田区すみだトリフォニーホールに於いて「第25回 21世紀日本歌曲の潮流」が開催され、森山孝光、康子夫妻により、野村朗氏作曲『連作歌曲智 恵子抄~その愛と死と~』が演奏されました。

4月20日(月) 小学館より石川拓治氏著『新宿ベル・エポック 芸術と食を生んだ中村屋サロン』が刊行されました。中村屋創業者の相馬愛蔵・黒光夫妻、碌山荻原守衛を中心とし、光太郎にも触れています。

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4月22日(水) 碌山美術館より『荻原守衛書簡集』が刊行されました。守衛の書簡約百五十通、光太郎を含む守衛宛の書簡が、原本が残る物は全て写真付で収められています。

4月28日(火) 花巻高村光太郎記念館がリニューアルオープンしました。平成25年5月から、元の花巻市歴史民俗資料館を改装し、暫定オープンしていたものが、全面的な改修工事を行い、展示室面積はおよそ2倍となりました。

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4月30日(木) 邑書林からわたなべじゅんこ氏著『歩けば俳人』が刊行されました。光太郎を含む十五名の文化人の俳句に言及しています。

明日は、5月~8月の出来事を。


【今日は何の日・光太郎 拾遺】 12月29日

平成16年(2004)の今日、東海テレビ・フジテレビ系で放映されていた昼の帯ドラマ「愛のソレア」が最終回を迎えました。

荻野目慶子さん主演。東海テレビさん制作のいわゆる「ドロドロの昼ドラ」です。昭和30~50年代を舞台とし、随所に光太郎の詩が用いられました。

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当方も所属している「高村光太郎研究会」という会があります。そちらの機関誌的な雑誌『高村光太郎研究』が、年刊で発行されています。発行日は毎年、光太郎忌日・連翹忌の日に設定しています。

こちらが昨年刊行の第35号です。

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第36号の刊行が近づいて参りまして、当方の連載「光太郎遺珠」、それから今年から担当することになった「高村光太郎没後年譜」の校正稿が送られて来、昨日、朱筆を入れたものを主宰の野末明氏に返送しました。そちらが2校ということで、これで校了です。

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以前にもご紹介しましたが、「光太郎遺珠」は、筑摩書房の『高村光太郎全集』が平成10年(1998)に完結した後、さらに見つかり続ける光太郎智恵子の作品を網羅するものです。

今回載せるものは以下の通りです。

まず、短歌が一首。昭和26年(1951)のもので、もともと与謝野晶子の没後十周年記念講演会に際し、電報として贈られた片仮名書きものが『高村光太郎全集』に収められていますが、雑誌『スバル』に漢字ひらがな交じりで掲載された形を見つけましたので、そちらを載せました。

それから戦後の談話筆記。花巻郊外太田村の山口小学校長だった浅沼政規が、PTAの会合、講演会などで語った光太郎の言葉を記録していたものです。浅沼は最晩年の光太郎に校閲を求め、活字にすることを希望していましたが、光太郎の健康状態がそれを許さず、その時点ではその話は流れました。平成7年(1995)に浅沼が花巻で私刊した『高村光太郎先生を偲ぶ』という書物に掲載されていますが、広く世に知らしめるため、子息の浅沼隆氏に承諾を得、掲載させていただきます。ただ、量が多いので、今年から3~4カ年計画です。

雑纂として、新聞記事に付された光太郎のコメントが3件。日本女子大学校創設者・成瀬仁蔵の胸像制作を依頼された際のものと、太平洋戦争直前、大政翼賛会第一回中央協力会議に出席する際のコメント、そして十和田湖畔の裸婦群像(通称・乙女の像)除幕のため、昭和28年(1953)秋に青森入りした際の談話です。

乙女の像に関しては、制作にかかる前の構想スケッチ、その完成記念会での挨拶に用いたメモ書きも載せました。

書簡が13通。昨年開催された盛岡てがみ館さんでの企画展「高村光太郎と岩手の人」、山形の最上義光歴史館さんの企画展「第6回 市民の宝モノ2014」、鎌倉の笛ギャラリーさんでの「回想 高村光太郎 尾崎喜八詩と友情」に出品されたものや、『朝日新聞』さんの岩手版で発見が報じられたもの、などです。

さらに座談会が一篇。戦時中のものです。

書簡に関しては新しい発見をどんどん載せていますが、その他はページ数の都合により、数年前に発見したものを順次小出しにしている状態です。


「高村光太郎没後年譜」は昨年1年間の光太郎がらみの出来事――このブログでご紹介してきたようなこと――を時系列でまとめたものです。やはりページ数の都合があり、大きな出来事しか載せられないのが残念ですが、なるべく記述を簡潔にし、できるだけ多くの項目を設定しました。

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『高村光太郎研究』第36号、4月2日の第59回連翹忌の席上で販売開始、頒価は1,000円です。上記以外に北川太一先生の玉稿なども載るはずです。ご入用の方は、こちらまでご連絡下さい。後ほど郵送いたします。

併せて連翹忌の参加者も募っております。よろしくお願いいたします。


【今日は何の日・光太郎 拾遺】 2月28日

昭和4年(1929)の今日、萬里閣書房から河野桐谷(こうのとうこく)編 『漫談 江戸は過ぎる』が刊行されました

540頁にわたる大冊ですが、「維新の巻」「江戸の巻」の二部に分かれ、30余人の談話から構成されています。

「はしがき」によれば「五六年前から、田中智学先生、高村光雲先生等の下に、江戸文化研究の座談会を月一回開いて、それが国醇会の名の下に今でも継続してゐる。」とあります。

光雲談話は「江戸の巻」の半分以上を占め、題目は「歳の市の話」「両国の夕凉み」「浅草の話(上)」「浅草の話(下)」「新落語 喜の字」。いずれも幕末から明治初年の回想譚ですが、その記憶力には舌を巻かされます。光太郎の生まれ育った背景、その思想上のバックボーンを 知る上で、貴重な記録です。

左の画像は函、右の画像は表紙と背です。題字揮毫は光雲です。

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上記の『高村光太郎研究』とは別に、当会で刊行している『光太郎資料』という冊子がありますが、そちらで「光雲談話筆記集成」という項を設け、こちらの内容も少しずつご紹介しています。

また、昭和44年(1969)には、新人物往来社から復刻版が出されています。

版元の萬里閣書房は本書以外にも、光雲の『光雲懐古談』(昭和4年=1929)、東野善一郎著『天誅組天誅録』(同)、篠田鉱造著『幕末百話』(同)、子母沢寛著『新選組遺聞』(同)など、江戸時代を回顧する内容の書籍をこの時期に上梓しています。これはこの当時、いわゆる「江戸ブーム」が起こったことが背景にあります。

とうとう大晦日となりました。今年もいろいろありました。その都度、多くの方々にお世話になりました。今年1年をふりかえってみます。
 
メインイベントは4月2日の第58回連翹忌。光太郎忌日の集いということで、全国からたくさんの方々にお集まりいただきました。ありがとうございました。
 
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光太郎が足かけ8年を過ごした花巻でも、花巻連翹忌
  
今年は「道程」100周年、光太郎智恵子結婚披露100周年の記念の年で、いろいろなイベントなどで、その件に触れて下さいました。
 
イベントも、ここですべてを振り返るわけにもいきませんので、光太郎智恵子をメインにあつかったもののみ、ご紹介します。
 
盛岡てがみ館さんでは、2月から6月にかけ、第43回企画展「高村光太郎と岩手の人」が開催されました。実際に行って参りましたが、なかなかいい企画展でした。
 
同じ盛岡では、やはり2月に演劇「泣きビッチョ光太郎」が上演されました。見に行けなくて残念でした。再演を希望します。演劇系では10月から、劇団青年団第73回公演 『暗愚小傳』。11月には【じゃがいも村プロデュース公演】麦人じか~ん一人語り『智恵子とゐふ女』。12月には微笑企画第4弾「一人芝居 人に~智恵子抄より~」
 
5月には毎年恒例の花巻光太郎祭。今年の記念講演は、光太郎が名付け親となった絵本作家・編集者の末盛千枝子さんでした。
 
8月には、宮城県は女川町で、第23回女川光太郎祭。それに先立つ6月には、福島二本松の智恵子のまち夢くらぶさん一行が、女川をご訪問。『朝日新聞』さんで大きく取り上げていただきました。
 
10月には、二本松で第20回レモン忌。智恵子命日の集いです。今年は当方が記念講演をさせていただきました。同じ10月には、鎌倉の笛ギャラリーさんで、「回想 高村光太郎 尾崎喜八 詩と友情」展。書家・金子大蔵氏の作品展「第三回金子大蔵書展-近代詩文書の可能性を探る(高村光太郎の詩を書く)」も10月でした。金子氏が、やはり光太郎の詩を題材にしていた金子鴎亭のお孫さんだと、最近まで知りませんでした(汗)。
 
また、10月には十和田湖畔に観光交流センター「ぷらっと」がオープン。光太郎作の「乙女の像」関連の展示に協力させていただきました。
 
音楽系ですと、 「第10回智恵子生誕祭 朗読とギターで綴る智恵子と光太郎の道程」が5月にありました。また、テルミン奏者の大西ようこさんが中心となり、9月にはPrhymx(ぷらイム)「もうひとつの智恵子抄」、10月にはotoyoMuseum 四ノ館『智恵子抄』。大西さんは11月の第59回高村光太郎研究会にもご参加下さいました。
 
その他、光太郎智恵子、光雲に少しだけ関わるイベント、書籍の出版、音楽CDリリース、テレビ放映などなど、細かく紹介出来ませんが、いろいろとありました。ありがたいかぎりです。
 
反面、残念だったのが訃報。光太郎の令甥で、高村光太郎記念会理事長だった写真家の高村規氏、令姪のお嬢さんで、歌手だった高村亜留さんが亡くなりました。また、俳優・高橋昌也さん、女優・松本典子さん、作家・渡辺淳一さん、李香蘭こと山口淑子さんも。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
 
 
最後に、一昨年の大晦日にも同じことを書きましたが、今年1年、皆様からいただいた郵便に貼ってあった切手を切り取り、使用済み切手を収集している団体-公益社団法人日本キリスト教海外医療協力会(JOCS)さんに寄付、同会サイトに寄付団体として名前を載せていただきました。
 
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昨年も寄贈したのですが、昨年はうっかり差し出し人欄に、高村光太郎連翹忌運営委員会代表として当方の名前を書いたラベルを貼ってしまい、そうすると個人名は掲載しないという同会サイトの方針で、載せていただけませんでした。
 
さて、今年も残すところあと数時間。来年もよろしくお願い申し上げます。
 
 
【今日は何の日・光太郎 補遺】 12月31日
 
昭和45年(1970)の今日、TBS系テレビで放映されていた「花王愛の劇場 智恵子抄」が最終回を迎えました。
 
光太郎役は故・木村功さん、智恵子役は佐藤オリエさんでした。
 
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上記は番宣用のスチール写真と、角川文庫の佐藤春夫著『小説智恵子抄』カバーです。佐藤さんのお父様は彫刻家・佐藤忠良。光太郎に心酔していた一人でした。
 
さて、昨年は【今日は何の日・光太郎】、今年は【今日は何の日・光太郎 補遺】ということで、365日×2、のべ730日分のエピソードを紹介して参りました。時には苦し紛れのネタもありましたが、つつがなく2年間書き続けることができました。ご愛読ありがとうございました。

昨日の『山陽新聞』さん掲載のコラムです。『朝日新聞』さんでいえば「天声人語」にあたる欄でしょうか。昭和22年(1947)の、花巻郊外太田村山口の山小屋で書いた光太郎日記が引用されています。

[滴一滴]   

 〈一月七日 午前まだあたたか。朝食、粥(かゆ)。セリを入れる。七草粥のつもり。雪に埋れて青いものなし。芹(せり)だけ入れる……夜又寒くなる。雲あれど月あかるし。時々雪ふるらし…〉
 「智恵子抄」などで知られる高村光太郎が、晩年の60代のときにつづった日記の一部である。無駄のない、詩的な響きが心地よい。特段変わりばえのしない一日が、何ともきれいに記されるものだ
 年が改まるこの時季、日記が書店の売り場で“主役”になっている。5年や10年連用できるもの、学校での大切な日などを書き込める小学生向け、献立付きの主婦向けなどさまざまだ。日本人ほど日記を書くのが好きな民族はいない、という説もうなずける
 本紙ちまた欄にも、日記を習慣にしている人の投稿がしばしば登場する。30年、50年と続けている人もいる。もう立派な「自分史」「家族史」だろう
 流儀はさまざまだ。楽しいこと以外は書かない。あるいは誰にも言えない愚痴を文字に託す。毎日欠かさぬのが目標という人もいれば、何日分かのまとめ書きを勧める声もある。記憶をたどり、出来事を思い出そうとする努力は脳を活性化させるという
 ブログなどを楽しむ「ネット派」も隆盛だが、心を静めて向き合う手書きの日記帳にはぬくもりがある。つづる文字もどこか優しい。
 
いかにもいよいよ年の瀬、という内容ですね。
 
そこで、今日、明日と2回にわたって、今年1年を振り返ってみます。
 
今年、平成25年(2013)は、光太郎生誕130年ということで、色々と大きな動きがありました。
 

早速手前味噌で申し訳ありませんが、0064月2日、第57回連翹忌を当会主催にて開催し、多くの方にお集まりいただきました。
 
 
5月には先の日記が書かれた花巻郊外の高村山荘近くに、元の歴史民俗資料館をリニューアルして、高村光太郎記念館が仮オープンしました。元々、昭和41年(1966)、近くにこじんまりした記念館が建てられましたが、そちらが手狭となり、設備も整っていないための措置でした。仮オープンは例年行っている高村祭の日に合わせ、渡辺えりさんに記念講演をしていただきました。007
おかげさまで入場者数も伸び、さらに今年から通年開館。来年以降も本格整備が続きます。ぜひ足をお運びください。
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6月から12月にかけ、『生誕130年 彫刻家高村光太郎展』が、千葉市美術館さん、岡山井原市田中美術館さん、愛知碧南市藤井達吉現代美術館さんで巡回008開催されました。ひさしぶりの大規模な光太郎展ということで、いろいろなメディアで取り上げて下さり、3館累計でのべ4万人超の方に御来場いただきました。最後の碧南では、会期終了を待たずに図録が完売とのこと。ありがたいやら申し訳ないやらです。

千葉


10月にはNHKさんの「日曜美術館」で光太郎を取り上げて下さいました。題して「智恵子に捧げた彫刻 ~詩人・高村光太郎の実像」。 なかなか好評だったようです。
日曜美術館、10月6日の放送。
「日曜美術館 智恵子に捧げた彫刻 ~詩人・高村光太郎の実像」。
ネタバレ注意、「日曜美術館」。
レモン忌報道/「日曜美術館」。

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それぞれの関係者の皆様、お疲れ様でした。当方も微力ながらそれぞれに関わらせていただき、望外の喜びです。
 
他にも光太郎智恵子・光雲に関わる展覧会、出版、テレビ放映、公演等、たくさんありました。とりあげてくださり、ありがとうございました。
 
明日もこの項、続けます。
 
【今日は何の日・光太郎】 12月30日

平成3年(1991)の今日、長く北川太一先生のお手伝いをされていた堀津省二氏が亡くなりました。
 
北川太一先生が刊行されていた頃の『光太郎資料』、そこから生まれた何冊かのご著書、当方も活用させていただいて居ります。

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