まだチラシ等も出来ていないとのことで、不十分な情報ですが……。

企画展「光太郎の三陸廻り」

期 日 : 2021年7月16日(金)~8月30日(月)
会 場 : 花巻市高村光太郎記念館 花巻市太田3-85-1
時 間 : 8:30~16:30
休 館 : 期間中無休
料 金 : 一般 350円(300円)高等学校生徒及び学生 250円(200円)
      小学校児童及び中学校生徒 150円(100円)( )は20名以上の団体
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昭和6年(1931)夏、新聞『時事新報』の依頼で紀行文「三陸廻り」を書くために、宮城から岩手の三陸一帯を約1ヵ月、光太郎は主に船を使って旅しました。光太郎がこの旅に出ている間に、智恵子の心の病が顕在化した、とも言われています。

『時事新報』に「三陸廻り」が載ったのは、その年10月3日から27日まで。断続的に全10回での掲載でした。
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当会顧問であらせられた、故・北川太一先生による『光太郎 智恵子 うつくしきもの 「三陸廻り」から「みちのく便り」まで』(二玄社 平成24年=2012)に掲載された行程図がこちら。
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紀行文に記された寄港地は、石巻、金華山、女川、気仙沼、釜石、宮古です。

館からの連絡では、掲載回毎のパネルを作成し、それに光太郎のスケッチと現在の各地の様子(漁港や海岸の写真が中心)を添えて展示、とのこと。光太郎の足跡を辿りながら、震災から復興しつつある沿岸の各地の現在を写真で紹介する主旨で、これに光太郎が訪れた昭和6年(1931)の石巻鳥瞰図(複製)を補足資料として加えるとも書かれていました。また、随筆「汽車ぎらひ宿屋ぎらひ」(昭和21年=1946)直筆原稿を参考資料として展示するそうです。

その他、当方手持ちの資料の中から、古絵葉書など、使えそうなものをお送りしました。使っていただけるかどうか未定ですが。

「光太郎のスケッチ」は、こちら。全10回の「三陸廻り」、各回に掲載されました。
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このうち、「女川のしみ」(しみ=鮪)、「船尾におかれた綱の団塊」の2点は、平成3年(1991)に竣工した女川の光太郎文学碑に使われました。

文学碑といえば、この旅での寄港地のうち、気仙沼、そして釜石にも、この旅で光太郎が訪れたことを記念する文学碑が建立されています。釜石の碑は、平成7年(1995)の建立。その頃見に行ったきりで、震災後、どうなっているのかわかりませんが、健在ではあるようです。

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さて、企画展「光太郎の三陸廻り」。チラシ等が廻ってきましたら、またご紹介しますが、コロナ禍にはお気を付けつつ、ぜひ足をお運び下さい。

【折々のことば・光太郎】

ひる近くワタルさん来訪。龍角散うけとり。


昭和23年4月8日の日記より 光太郎66歳

「ゴホン!といえば龍角散」というコピーがすぐに浮かぶのは、一定以上の年代の方ですね(笑)。江戸時代には秋田藩佐竹家の藩薬として、すでに存在していたそうです。

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