光太郎最後の大作「十和田湖畔の裸婦群像(通称・乙女の像)」の建つ十和田湖でのイベントです。

状況をわかりやすくするため、地方紙「東奥日報」さんの報道から

霊場を空中散歩、岩登りも/十和田湖「自籠岩」へガイドツアー/東京の企業が実証実験、11月8日まで

 十和田湖の中山半島にある霊場の一つで、昔修験者がこもったと伝わる自籠岩(じごもりいわ)へのガイドツアーの実証実験が24日から現地で始まる。ワイヤと滑車を使った滑空や岩場を登るクライミングを組み合わせた企画。森林を活用した自然共生型アウトドアパークを運営する企業「パシフィックネットワーク」(東京)が主催し、環境省が協力。11月8日まで実施する。23日に報道機関向け内覧会を行った。
 同社はアウトドアパーク「フォレストアドベンチャー」を国内34カ所で運営している。東北での活動は初の試み。十和田八幡平国立公園管理事務所が「国立公園満喫プロジェクト」の「十和田八幡平国立公園ステップアッププログラム2020」の取り組みとして協力する。十和田信仰に触れる場所として自籠岩の散策路活用の可能性を模索する。
 ツアーは乙女の像を出発点に、1時間半~2時間で巡る。コース上に長さ10~60メートルのワイヤを張り、滑車で移動する5カ所のポイントを設置した。十和田湖伝説の南祖坊(なんそぼう)が修行したとされる自籠岩は、湖面からの高さが40メートル以上。登り口から20メートル以上をはしごやワイヤロープを使って登頂する。山頂からは休屋地区の桟橋が望め、湖面など雄大な景色が楽しめる。
 ツアーは毎日3回(午前10時、正午、午後2時)行う。1回の参加は最大7人まで。身長140センチ以上、小学4年生以上、体重100キロ以下で18歳未満は保護者同伴が条件となる。参加費は1人3千円。申し込みは予約優先で、ツアー専用アドレス(https://www.facebook.com/viaferrata.towadako)か同社(電話080-7357-5259)へ。
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コミュニティFM局「鹿角きりたんぽFM」さんでも報じています

空中散歩ツアー」を実証実験 十和田湖

 秋田と青森にまたがる十和田湖で、ロープにつり下がって滑走する遊びなどを楽しむツアーが企画され、そのコースが報道陣に公開されました。
 これは、十和田湖を世界級の国立公園にするための国の取り組みの一つで、休屋地区にある登山道を観光で使う道を探ろうと、実証実験のガイドツアーが企画されました。
 この登山道は人気スポット「乙女の像」から、十和田湖伝説に登場する修行僧がこもったといわれる「自籠岩(じごもりいわ)」までのおよそ500メートルで、地元の人によりますと現在通る人はいませんが、そのストーリー性やロケーションが着目されました。
 今回のガイドツアーではその登山道に、ロープにつり下がって滑走する場所や、自籠岩を登るクライミングのコースが設けられました。
 その開始を前に23日、ツアーで使うコースが報道陣に公開されました。
 ロープにつり下がって滑走する場所は5か所あり、湖の10メートルほど上を渡る場所や、70メートルほどの距離を一気に滑走する所などがあり、スピード感とスリルが楽しめます。
 またクライミングのコースは、初心者でも昇り降りできるようにはしごなどが設けられていて、冒険気分を味わいながら登った、高さおよそ40メートルの岩の頂点では、湖や紅葉の森の絶景が広がっています。
 全国で冒険の森の施設を展開し、今回のガイドツアーを受託した会社「パシフィックネットワーク」の伊藤智幸ディレクター(52)は、「紅葉の中の滑走や、岩のてっぺんからの絶景を多くの人に楽しんでほしい」と話しています。
 環境省は今回の実証実験の結果を基に、実現性について探ることにしています。
 このツアー「十和田湖自籠岩・空中散歩ツアー」は24日から来月8日まで、毎日3回行われ、小学4年生以上の人が、1回3千円で参加できます。

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というわけで、ツアーの概要

⼗和⽥湖⾃籠岩・空中散歩(ヴィアフェラータ)ツアー

⼗和⽥湖の霊場の⼀つで、昔修験者が籠もったことからその名がついたと⾔われる「⾃籠岩(じごもりいわ)」へのガイドツアーです。岩までのアプローチはチロリアントラバース(※1)で空中を滑空し、岩にはヴィアフェラータ(※2)の⼿法を⽤いて登っていただきます。⾃籠岩の頂上から⼗和⽥湖を眺める景⾊をぜひお楽しみください。
(※1)チロリアントラバースとは、ジップラインとも呼ばれる滑⾞を使った空中滑空の⼀種です。
(※2)ヴィアフェラータとは、ワイヤーロープやはしご、⾜場など⼈⼯的な設備を設置することで経験の少ない登⼭者でも岩場や崖の上のルートを安全に登頂できる登⼭コースです。

○営業案内
 1. 営業期間︓2020 年 10 ⽉ 24 ⽇(⼟)から 11 ⽉ 8 ⽇(⽇)まで
 2. 催⾏回数︓毎⽇3回(10:00、12:00、14:00)
 3. 催⾏⼈数︓1 回あたり最⼤ 7 名まで(1 名から催⾏します)
 4. 利⽤条件︓⾝⻑ 140cm かつ⼩学 4 年⽣以上、体重 100kg まで
       18 歳未満は要保護者同伴
 5. 参加料⾦︓3,000 円/名
 6. 参加⽅法︓WEB もしくはお電話にてお申し込みください ※予約優先制
        https://www.facebook.com/viaferrata.towadako
        TEL︓080-7357-5259(10 ⽉ 12 ⽇〜11 ⽉ 8 ⽇のみ繋がります)
 7. ツアー詳細
 ・不整地の遊歩道を歩くハイキングと岩場に登るクライミングが融合したツアーです。
 ・ツアー⾏程は 1 時間 30 分〜2 時間程度となります。
 ・運動のできる服装と、⾜が完全に覆われた靴でお越しください。
 ・軍⼿等の⼿袋が必要となります。(現地受付で販売あり)
 ・⾬天は⾜元が滑りやすくなるため、ツアーの催⾏が⾒合わせとなる場合があります。
 ※感染症対策のため、マスクを着⽤していただきますので、ご持参ください。

本ツアーは、環境省が推進している「国⽴公園満喫プロジェクト」の中の、「⼗和⽥⼋幡平国⽴公園ステップアッププログラム 2020」において、⼄⼥の像から⼗和⽥信仰の重要な位置を占める⾃籠岩へと繋がる⾃籠岩歩道の活⽤を模索するための期間限定の実証実験として催⾏されます。

参加される⽅は、参加時に参加誓約書に署名いただくとともに、終了後アンケートへのご協⼒もお願いします。
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なかなか気分がよさそうですし、スリルもありそうです。アクティブであることを自認される140㌢以上100㌔㌘以下の方(笑)、ぜひどうぞ。

ちなみに例年2月に行われている「十和田湖冬物語」。今シーズンはコロナ禍のため、形態を変えて来月中旬から開催されるそうです。また近くなりましたらご紹介いたします。

【折々のことば・光太郎】

人を感動せしむるものは説にあらず。その節の由来にあり、人に在り。

散文「ある日の日記」より 昭和4年(1929) 光太郎47歳

昨日幕を開けた国会でのかみ合わない論戦(もどき)を見ていても、つくづくそう思いますね。