智恵子の故郷、福島・二本松に聳える安達太良山。やはり新型コロナの影響で、今年はいろいろと例年どおりではありません。

二本松市さんの広報誌『広報にほんまつ』の7月号、5月17日(日)に行われた第66回山開きについて報じています。 

第66回安達太良山山開き 神事で登山客の安全を祈る

 今年の安達太良山山開きは、規模を縮小し、5月17日、あだたら高原スキー場ランデブーで神事のみが行われました。
 この日は、福島県で新型コロナウイルス特措法に基づく緊急事態宣言が解除された後の初めての日曜日で、例年に比べると登山客の姿は少なかったものの山登りを楽しむ姿が見られました。


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新聞報道はこちら

もう1件。「オンライン」やら「リモート」やらが流行ですが、安達太良山でも。 

安達太良山好き必見!5月にオンラインで開催した「スナックひかりと」、第2回は千功成とくろがね小屋のコラボです⛰✨

先代からの思いを引き継いで完成した銘柄「甑峰」について、山小屋の仕事について… 一緒に楽しくトークしましょう🥰

▽ゲスト 檜物屋酒造 社長・杜氏 齋藤一哉さん くろがね小屋小屋番 田畠翔さん
▽MC 二本松市地域おこし協力隊 丸田陽加里(ひかりママ)
▽日時 7/10(金)19:30〜21:30
▽定員 40名(先着順で受付いたします)
▽ご参加にあたって(必ずお読みください)
・参加者は「檜物屋酒造のお酒」もしくは、二本松の酒造産のお酒を出来るだけご用意して飲み会にご参加ください。
・Zoomオンラインでの開催です。先着40名様に当日、飲み会IDとパスワードをお送りします。
・ご利用環境等は参加者ご自身にて設定してください。設定等のお問い合わせはご遠慮ください。
・参加者はオンライン飲み会のマナーを厳守の上、ご参加ください。

▽お申し込み 
下記フォームよりお申し込みください。 https://forms.gle/ddADPMTk1uysjWRn7

▽「スナックひかりと」とは?
地元の人と「ヨソモノ」の交流の場を作りたい!という思いから、岳温泉で地域おこし協力隊として活動する、お酒好きのまるちゃんこと丸田ひかりがママをつとめる一日限定スナック。今年2月に第1回を開催しましたが、コロナウイルスの影響で現在開催を延期しています。5月にオンラインで大七酒造とコラボトークを行いました。

▽ひかりママからメッセージ
コロナウイルスの影響でFace to Faceのコミュニケーションが難しい状況ですが、逆に普段話せない人とも繋がることができるのが、オンラインの良いところでもあります。ぜひこの機会に二本松の魅力をよりディープに知っていただくと共に、アットホームな人との繋がりを感じられるイベントにできれば嬉しいです😊

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ご興味のある方、ぜひどうぞ。

上記、岳温泉観光協会さんのサイトで見つけた情報ですが、同じサイト内でこんなページも。 

智恵子抄に詠われた「ほんとの空」がクリームソーダになりました😊💕

どこまでも続く青空と雲をイメージして作られています☁チーズケーキ工房カフェ風花にてぜひお試しください🥤✨

阿多多羅山の上に毎日出てゐる青い空が
智恵子のほんとの空だといふ。
 高村光太郎「智恵子抄」より

ほんとの空と言われる、安達太良の空。そんな空をイメージしたソーダができました。どこまでも青い空を映したような「あおぞらソーダ」爽やかなアップルソーダです。バニラアイスはまるで空に浮かぶ雲のよう。溶かしながら色の変化も楽しめます。植物由来の着色料を使った青色です。

甘酸っぱいクランベリーソーダを使った「ゆうぐれソーダ」も😘

カフェ・テイクアウト両方で販売中です🥤

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チーズケーキ工房カフェ風花」さんは、岳温泉か003ら土湯温泉さん方面に向かう「ミドルライン」(国道459号線)沿い。岳温泉さんの中心街からはやや離れた場所です。住所は二本松市大関438-7。

秋には市民講座の講師を仰せつかっていますので、二本松に参ります。その際にでも堪能してこようと存じます。


【折々のことば・光太郎】

動勢  短句揮毫 昭和初期 光太郎45歳頃

筑摩書房さん『高村光太郎全集』、それからその補遺たる「光太郎遺珠」、ともに「短句」という項を設けています。主に書作品として色紙などに揮毫されたものから採っています。

基本方針としては、単語一語のみのものは除外、詩文から抜粋したものも除外、その色紙なら色紙にしか書かれていないというものを登録しています。

ただ、この「動勢」は例外としました。単語一語のみですが、この「動勢」という語、『ロダンの言葉』の翻訳に際し、仏語の「mouvement」の訳語として光太郎が創出した語です。「動き」、「流動感」といった意味と、彫刻の周囲を回ることで刻々変化する輪郭線を表すのにも使われています。

右は光太郎の実弟・豊周と親しかった染色工芸家・広川松五郎の旧蔵で、広川が軸装したものです。