東京都豊島区の広報誌『広報としま』の今月号に、光太郎智恵子の名が。

桜の代表的な品種の一つ、ソメイヨシノ発祥の地ということで、「春のぽかぽかさくら散歩」というページです。

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光太郎智恵子、光雲たち一族が眠る都立染井霊園の紹介で、光太郎智恵子の名を出して下さっています。 

染井霊園

約6万8千平方メートルの敷地に植えられた、約100本ものソメイヨシノは圧巻!霊園には、高村光太郎・智恵子、岡倉天心、二葉亭四迷など多くの偉人が眠っています。開花の時期には園内の一部がライトアップされ、幻想的な夜桜を楽しめます。(駒込5-5-1)

当方、例年4月2日、日比谷松本楼さんで夕方から開催する連翹忌の集いの前に、参会者を代表してこちらに墓参しております。たしかに園内、美しいソメイヨシノが咲き誇っています。いつも昼間に行っていまして、ライトアップが成されているとは存じませんでした。

ところで、「広報としま」で紹介されている区内の各種「桜まつり」的な催し、区のサイトに拠れば新型コロナ対策ということで、ほとんどが中止だそうです。中止の決定が広報誌の印刷には間に合わなかったようです。

桜が咲く頃にはこの騒ぎも終息していてもらいたいものです。


【折々のことば・光太郎】

まずよいものを食う。賢治さんに叱られるかも知れないが玄米四合ではだめだ。
講演筆録「岩手は日本の背骨 前編」より
 昭和24年(1949) 光太郎67歳

宮沢賢治の「雨ニモマケズ」を下敷きにしています。その芸術性などの部分では、賢治を高く評価していた光太郎ですが、自虐的とも言える菜食主義などには納得が行かなかったようです。


第64回連翹忌――2020年4月2日(木)――にご参加下さる方を募っております。詳細はこちら。新型コロナウイルス対策でイベントの中止等が相次いでおりますが、今後、パンデミック的な事態になってしまった場合は別として、十分に感染防止に留意した上で、今のところ予定通り実施の方向です。

来る4月2日(木)に日比谷松本楼様に於いて予定しておりました第64回連翹忌の集い、昨今の新型コロナウイルス感染防止のため、誠に残念ながら中止とさせていただくことに致しました。