毎日のように言い訳をしていますが、とりあげるべき事項が多く、今日も「智恵子抄」がらみで3件まとめてご紹介します。余裕のある時は1件ずつ3日に分けるのですが……。


まずは、名古屋からコンサート情報。

伊藤晶子ソプラノリサイタル ~演奏生活70周年を記念して~

期 日 : 2019年11月16日(土)
会 場 : ザ・コンサートホール 愛知県名古屋市中区栄2-2-5
時 間 : 14:00開演
料 金 : 4,000円

プログラム
 本居長世 十五夜お月さん 青い眼の人形 白月  小松耕輔 母
 大中寅二 椰子の実   平井康三郎 歌曲集「日本の笛」より   團伊玖磨 三つの小唄  
 朝岡真木子 改訂初演「智恵子抄」
  人に あどけない話 風にのる智恵子(委嘱・初演) 千鳥と遊ぶ智恵子 レモン哀歌

出演 伊藤晶子(sp) 伊藤眞理(pf) 朝岡真木子(pf)

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朝岡真木子さんとおっしゃる方の作曲になる独唱歌曲「智恵子抄」全5曲が演奏されます。ありがたいことです。


続いて、地方紙『福島民報』さんの記事。

丘灯至夫さんの作品合唱 東京で「歌う会」

 小野町出身の作詞家、故丘灯至夫さんの作品を歌う会は九日、都内の品川プリンスホテルで開かれた。
 丘さんが二〇〇九(平成二十一)年に他界する前からほぼ毎年開催している。十六回目の今回は、芸能関係者や親交のあった知人ら約百人が集まった。
 丘さんの妻ノブヨさんが「年に一度の歌う会の開催を幸せに思い感謝している」とあいさつした。出演者たちがステージに上がって「高原列車は行く」や「郡商青春歌」「智恵子抄」などの名曲を歌った。歌手の水木一郎さん、県民謡連盟会長の佃光堂さんも熱唱。最後は全員が輪になって、大ヒット曲の「高校三年生」を合唱した。

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昨年もちらっとご紹介しましたが、こういう催しが為されているそうです。

作詞家の故・丘灯至夫氏は智恵子の故郷・二本松に近い小野町のご出身で、昭和39年(1964)リリース、二代目コロムビア・ローズさんによる「智恵子抄」は、二本松市の正午のチャイムに使われるなど、二本松市民の皆さんのソウルソングの一つです。


最後に訃報。俳優の中山仁さんが先月亡くなっていたそうで。下記は「共同通信」さんの配信記事。

俳優の中山仁さんが死去 ドラマ「サインはV」でコーチ役004

 テレビドラマ「サインはV」のコーチ役などで活躍した俳優の中山仁(なかやま・じん、本名中山仁平=なかやま・じんぺい)さんが10月12日午後5時25分、肺腺がんのため東京都内の自宅で死去した。77歳。東京都出身。葬儀・告別式、お別れの会は故人の遺志で行わない。

 早稲田大中退後、文学座養成所に入り、劇団「NLT」を経て三島由紀夫らと「浪曼劇場」を設立。1960~70年代に放送されたバレーボールチームが舞台のスポ根ドラマ「サインはV」で、熱血鬼コーチ役を演じて全国に知られた。他の主な出演作にドラマ「七人の刑事」「ウルトラマン80」など。



さらに『朝日新聞』さん。

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中山さん、昭和42年(1967)公開の松竹映画「智恵子抄」(岩下志麻さん主演)にご出演なさっていました。光太郎実弟にして、家督相続を放棄した光太郎に代わって高村家を嗣ぎ、のちに鋳金分野の人間国宝となる豊周(とよちか)の役でした。

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当方、この映画は一度だけ拝見しましたが、非常に爽やかな豊周だったという印象です。

謹んでご冥福をお祈りさせていただきます。


【折々のことば・光太郎】

彼の画はやはらかい画です。偉大、崇高、厳正、剛直、清澄といふ様な性質は無いかも知れません。しかし限りなき太陽の温かさ、親しさ、神々しさをさげ思はせます。そして徹底的に自己の道を極め尽した大きな魂を思はせます。自己の天凜を生かし尽した人の貴さを思はせます。

散文「美術院の将来品―ルノワール、セザンヌと、ロダン―――」より
大正9年(1920) 光太郎38歳


光太郎が範とした芸術家のうち、彫刻家はミケランジェロとロダンでした。絵画の分野では、ルノワール。その評はイコール、光太郎のあるべき絵画観、芸術観を如実に表しています。