青森十和田発の情報です。状況をわかりやすくするために、まず地方紙『デーリー東北』さんの記事から。
外国客向けに多言語パンフ製作 十和田の市民団体
十和田市の市民団体「インバウンド十和田」(米内山和正会長)は、同市の魅力である「観光」や「食」を発信するため、多言語対応のパンフレットとホームページ(HP)、動画をそれぞれ製作した。日本語、英語、韓国語、中国語の簡体字と繁体字の5言語に翻訳。米内山会長は「増加する訪日外国人観光客に日本や十和田の魅力を知ってもらい、経済発展につなげたい」とアピールしている。 団体は昨年4月に発足。経済の活性化や観光振興、婚活などの事業を展開している。5日、市役所を訪問し、小山田久市長にパンフレットなどの完成を報告。小山田市長は「まちづくりに協力していただきありがたい」と述べた。
パンフレットなどには、ご当地グルメの「十和田バラ焼き」、特産品の「十和田湖ひめます」やニンニク、ナガイモ、ゴボウ、ネギといった代表的な野菜を掲載。さらに十和田湖や奥入瀬渓流、市現代美術館といった市内の観光地を紹介している。
製作には、市の「元気な十和田市づくり市民活動支援事業」の補助金を活用。パンフレットは500部作成し、市内の観光施設で配布する。動画は23日午前10時から市民交流プラザ「トワーレ」で開く、完成お披露目会で公開する。HPアドレスはhttps://towada.site/spot.html

というわけで、その完成お披露目会。
十和田市の魅力を世界に発信!インバウンド対応 制作物完成お披露目会
期 日 : 2019年2月23日(土)会 場 : 市民交流プラザトワーレ 多目的研修室 2・3 青森県十和田市 稲生町18-33
時 間 : 10:00~12:00
料 金 : 無料
インバウンド十和田では、「十和田市の魅力を世界に発信!」と題した十和田市の魅力である「観光」と「食」のコンテンツを1つにまとめ、インバウンド対応(日本語・英語・韓国語・中国語簡体字・中国語繁体字)を施した「パンフレット・WEBページ・動画」の制作を行いました。こちらの完成お披露目発表会を下記日時で開催いたします。
また、同時開催として、劇団エムズパーティーが制作した朗読劇「乙女の像ものがたり多言語字幕版」の完成お披露目会を行います。
【第1部】 (10:00 ~ 10:20) 発表:インバウンド十和田
十和田市の魅力を世界に発信!
・パンフレットの紹介 ・WEBページの紹介 ・動画の公開(英語字幕で公開)
【第2部】 (10:20 ~ 11:40) 発表:劇団エムズパーティー
・観光マナー動画の公開(英語字幕で公開)
・乙女の像ものがたり多言語字幕版の公開(英語字幕で公開)
【第3部】 (11:40 ~12:00)
参加された外国人・翻訳者の方々との意見交換会
増加するインバウンドの皆さん向けに、他言語版のパンフレッ
トが作成されたそうで、そのお披露目会。ついでに当方原作、劇団エムズ・パーティーの皆さんが演じられた朗読劇「乙女の像ものがたり」のDVDの、こちらも多言語字幕版を上映されるとのこと。
海外の方と、ひとくくりにはできませんが、光太郎をはじめとする「乙女の像」建立に関わった人々のドラマ、どのように受け止められるか興味深いところです。
お近くの方、ぜひどうぞ。
【折々のことば・光太郎】
冬の季節ほど私に底知れぬ力と、光を包んだ美しさとを感じさせるものはない。満目蕭條といふ形容詞が昔からよく冬の風景を前にして使はれるが、私はその満目蕭條たる風景にこそ実にいきいきした生活力を感じ、心がうたれ、はげまされ、限りない自然の美を見る。
散文「満目蕭條の美」より 昭和7年(1932) 光太郎50歳
こよなく冬を愛した光太郎、「満目蕭條」の語も好みました。戦後になって、花巻郊外太田村の山小屋で蟄居生活を送るようになると、書にしたためたりもしました。
本来、「見渡す限りもの寂しいこと」の意なのですが、まじりけのない、余計なものをすべて削ぎ落とした、といった意味としてとらえ、そこに究極の美を見いだしたのでしょう。