このブログで紹介すべき事項が多く、明日になってしまいました。光太郎の父・光雲が制作主任として携わった、上野公園の西郷隆盛像関連です。 

西郷隆盛像建立120周年記念講演会『上野の西郷さん』を語る

期  日 : 平成30年12月2日(日)
時  間 : 14時~16時
会  場 : 東京国立博物館 平成館 大講堂(台東区上野公園13-9)
料  金 : 無料
定  員 : 300名

内  容 : 
基調講演 竹内誠 (江戸東京博物館名誉館長)
専攻は、江戸文化史・近世都市史。現職のほか、徳川林政史研究所所長などを務める。「絵戸社会史の研究」をはじめ著書・編著多数。このほかNHK大河ドラマや金曜時代劇の時代考証を担当し、多方面で活躍。平成27年3月、第67回NHK放送文化賞受賞。

記念演奏 友吉鶴心 (台東区観光大使・薩摩琵琶奏者)
幼い頃より様々な日本文化芸能を学び、世界的な薩摩琵琶奏者・鶴田錦史に師事。祖父の名跡を世襲。宮家御前演奏の栄を賜るほか、台東区主催公演・東京都主催公演・国立劇場主催公演を始め古典はもとより様々なジャンルとセッションを重ね国内外で多彩な活躍中。文部大臣奨励賞・NHK会長賞等受賞。日本文化・芸能の普及の一端としてNHK大河ドラマ『西郷どん』を始めNHKスペシャルドラマ等の文化・芸能等の考証・指導を多数担当。

区公式ホームページの「電子申請」からお申し込み可。 URL:http://www.city.taito.lg.jp/

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申し込み〆切が過ぎてはいますが、まだ定員300名に達していなければ受け付けてもらえるかもしれません。


【折々のことば・光太郎】

国語といふものは決して文法にさへあつてゐればそれでいいといふものではなく、語感、語脈、いひまはし、言葉癖活用のすべてに鋭い感覚がはたらかなくてはほんとにならない。

散文「江南文三訳「日本語の法華経」序」より
 昭和19年(1944) 光太郎62歳

それまでに満足の行く法華経の解説本が無く、解説しているつもりが言葉の使い方がなっておらず、却って難しくしてしまっていた、という文脈での発言です。

江南文三は光太郎より4歳年下。与謝野夫妻の新詩社に依り、後、雑誌『スバル』の編集にも当たりました。