テレビ東京さん系列で、昨日放映された「土曜スペシャル いい旅・夢気分 紅葉めざして乗り継ぎ旅スペシャル」。光太郎最後の大作「乙女の像」ががっつり取り上げられました。取り上げられるかどうか微妙だなと思って、このブログでは事前にご紹介しなかったのですが……。

3本立ての1本目で、太川陽介さん、蛭子能収さんの「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」コンビに、マドンナ釈由美子さんの3人で、奥入瀬渓流、十和田湖、弘前などを巡るコース。

「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」では、平成25年(2013)に、太川さん、蛭子さんに、さとう珠緒さんを加えた3人で、山形は米沢市から本州最北端・青森県大間崎を目指す途中に十和田湖、奥入瀬を通られました。平成28年(2016)にはDVDが発売されています。
今回は、八戸からスタート。

蛭子さん、平成25年の記憶がありません(笑)。
路線バスで紅葉の奥入瀬渓流に向かい、途中下車。


撮影日が10月30日(火)だったそうで、何とまあ、当方が彼地に行っていた2日後でした。
再びバスで、十和田湖畔休屋へ。


真っ先にお二人が向かったのは……。

「おお!」という思いと、「くっ、ブログで紹介しておくんだった」という思いでした(笑)。
光太郎の名もしっかり出して下さいました。

また、いろいろなアングルから像を撮影して下さってもいました。



ここで、マドンナ・釈由美子さんと合流。



十和田湖畔で昼食。釈さんは十和田バラ焼きを召し上がっていました。


さらに、宇樽部地区からボートで湖上散策。

この日の宿は、昭和27年(1952)、光太郎も泊まった蔦温泉さん。

翌日、八甲田山麓を越えて青森市へ。何と、酸ヶ湯温泉では雪。そういえば、当方が行ったとき、市役所の方が「そろそろ八甲田では降るでしょう」とおっしゃっていました。

その後、黒石を経由して弘前へ、という行程でした。
3本立ての残り2本は、競馬の武豊騎手と、小泉孝太郎さんが、やはり光太郎も泊まった宝川温泉を含む群馬の名湯の数々、フィギュアスケートの村上佳菜子さんで、光太郎智恵子婚約の地・信州上高地。


偶然でしょうが、光太郎ゆかりの地のオンパレードでした。
テレビ東京さん自体、または系列のBSテレ東さんなどで再放送があるといいのですが……。また、テレ東系でない地方テレビ局でも、いわゆる「番販」の形で、休日の昼間などに放映される場合があり、そうなってほしいものです。
情報が入りましたら、ご紹介します。
【折々のことば・光太郎】
書く事以外に何の求めるところもない竹林の清さが其処にある。それは又竹林のやうな根の強さを思はせる。
散文「永瀬清子詩集「諸国の天女」序」より
昭和15年(1940) 光太郎58歳
昭和15年(1940) 光太郎58歳