昭和13年(1938)に亡くなった智恵子、今年で歿後80周年となる10月5日(金)「レモンの日」に合わせ、故郷の二本松市では、その前後にさまざまなイベントが企画されています。

昨日は二本松で智恵子顕彰に取り組む「智恵子の里レモン会」さん主催の「坂本富江展 「智恵子抄」に魅せられて そそして~今~ パートⅡ」、「第24回レモン忌」をご紹介しましたが、本日は、同じく智恵子顕彰に取り組む「智恵子のまち夢くらぶ」さん主催のイベントを。  

智恵子検定 チャレンジ! 智恵子についての50問

期  日 : 2018年10月8日(月・祝)
会  場 : 二本松市市民交流センター 福島県二本松市本町二丁目3番地1
時  間 : 受付 午前9:30   開始 午前10:00
料  金 : 一般 1,000円  中高生600円
申し込み   : 智恵子のまち夢くらぶ 熊谷 0243-23-6743

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文字通り、智恵子についての00150問の問題に答える検定試験です。

50問すべて四択で、原案は智恵子のまち夢くらぶさんの熊谷代表が考え、当方が監修ということで、一部手直しをしたり、パソコンで打ち込んだりしました。

超難問カルト問題の連続というレベルでもなく、さりとて全国民の一般常識というわけでもなく、この種のものとしては妥当な問題かな、と自負しております。

基本、智恵子その人に関する問題ですが、一部、光太郎についての問題も。ただし、智恵子と無関係ではありません。

正答数に応じ、「称号」がもらえます。

 全問正解   「智恵子プラチナマイスター」
 45問以上正解 「智恵子ゴールドマイスター」
 35問以上正解 「智恵子シルバーマイスター」
 25問以上正解 「智恵子ブロンズマイスター」
 24問以下正解 「智恵子フレンド」

ことによるとプラチナマイスターが複数出るかも、と思っております。

称号の授与式は、11月18日(日)、同じく智恵子のまち夢くらぶさん主催の「全国『智恵子抄』朗読大会」(また後ほど詳しくご紹介します)会場で行うとのこと。

ぜひチャレンジしてみて下さい!


【折々のことば・光太郎】

先生が日本詩歌界に曾てまき起した変革の性質は、ロダンがフランス彫刻界に曾てまき起した変革の真意義と相通ずるものがある。其は死せるものに生命の鼓動を呼びさましめ、遠いものを近くし、間接のものを直接にし、人間性の横溢をその芸術に齎しめて全く面目一新の実を挙げた事である。

散文「与謝野先生を憶ふ」より 昭和10年(1935) 光太郎53歳

与謝野先生は、鉄幹与謝野寛。光太郎の才を見ぬき、そして愛し、本格的な文学へ誘った師匠です。彼なくして後の詩人光太郎は生まれなかったといえます。

この年、気管支カタルで亡くなった鉄幹への追悼文の一節です。