明日、開幕です。 

第42回千葉県移動美術館「近代日本とフランス-旅するまなざし-」

期   日 : 2018年8月28日(火)~9月9日(日) 会期中無休
会   場 : 茂原市立美術館・郷土資料館 千葉県茂原市高師1345-1
時   間 : 午前9時~午後5時
料   金 : 無料

千葉県移動美術館は、千葉県立美術館の収蔵作品をより多くの県民の皆様にご鑑賞いただくため、市町村の文化施設等を会場に開催する展覧会です。第42回を迎える今回は、茂原市立美術館・郷土資料館を会場に開催します。
第42回となる今回のテーマは「近代日本とフランス―旅するまなざし―」です。日本とフランス両国関係を紐解きながら、浅井忠(あさいちゅう)や都鳥英喜(ととりえいき)、板倉鼎(いたくらかなえ)をはじめとするフランスを旅した作家の作品を展示します。併せて茂原市ゆかりの作家である石川響(いしかわきょう)、関主税(せきちから)の作品もあわせて紹介します。

■主な展示作品
浅井忠《欧州市場風俗》1903年  高村光太郎(たかむらこうたろう)《手》1918年  シャルル・エミール・ジャック《森の中》1871年  ラファエル・コラン《田園詩》1903年  ギュスターヴ・クールベ《眠る人》1853年など

■関連事業
千葉県立美術館学芸員によるギャラリートーク
日時:平成30年9月2日(日曜日)1回目:午前11時~、2回目:午後1時30分~
受付:事前申込不要。当日会場にお集まりください。
2回目はお子さんを連れたお客様を優先とした親子ギャラリートークとして実施します。おおむね、5歳から小学生のお子さんを対象とした内容となりますので、予めご了承ください。

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というわけで、光太郎のブロンズ「手」(大正7年=1918)が出ます。

お近くの方、ぜひどうぞ。


【折々のことば・光太郎】

言葉は作者自身の内から確かな選択と自覚とを以て出て来たものでなければ生きない。どんな立派な言葉でもその言葉に神経が無いやうになれば古物化してしまふ。凡(およ)そ詩語といふ特別な用語があるやうに思ふ者もあるが、それは考方が逆で、表現の緊密が極まれば其が即ち詩語となるのである。
散文「雑誌『新女苑』応募詩選評」より 昭和14年(1939) 光太郎57歳

なるほど。