朗読系の公演です。 

Jun企画「言葉の奥ゆき 通(アゲイン)」~夏休みの宿題~

期   日 : 2018年8月30日(木) ~9月2日(日) 全7回
時   間 : 8/30 16:00 19:00  8/31 19:00  9/1 13:00 16:00  9/2 13:00 16:00
会   場 : WESTEND STUDIO 東京中野区新井5-1-1
主   催 : 劇団スタジオライフ
料   金 : 各回1枚 4,300円

今回は~夏休みの宿題~ということで、夏休みの読書感想文の宿題に応じる如く、古今東西の作品を朗読させていただきたく思います。それこそ―モーパッサンから有島武郎まで、ジャンルに拘らず物語も加えて、心に響く珠玉の作品を集めました。そして前回は、詩のみの朗読参加だった宇佐見輝、千葉健玖にも一作品を担って貰います。朗読の後には、毎ステージ、出演メンバーと倉田によるトークセッションも開催いたします。

朗読は、モーパッサン「ジュール叔父」、有島武郎「一房の葡萄」他を予定しております。詩は、島崎藤村、北原白秋、高村光太郎他を予定しております。朗読は、一人一作品となり、2回出演の場合も同じ作品になります。詩は、<詩>のメンバーだけで行う場合と、<朗読&詩>のメンバーも加わって行う回とがあります。各回、出演者によるトークセッションがあります。

※朗読・詩の作品、出演者は都合により変更になる場合があります。

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細かい部分がよくわからないのですが、ともかくも、光太郎詩を朗読で取り上げて下さるようです。

初日の8月30日(木)は、都内3箇所で、歌曲、そして朗読で、光太郎が扱われるわけで、ありがたい限りです。

ご興味のある方、お問い合わせの上、足をお運び下さい。


【折々のことば・光太郎】

詩はもとより技術を要するが、小さな技巧よりも大きなまことが望ましい。心の内側から真に出たものを処理する事が望ましい。さうすれば必ず何処かに新鮮さが生ずる。

散文「雑誌『新女苑』応募詩選評」より 昭和14年(1939) 光太郎57歳

深尾須磨子のあとを継いで光太郎が選者となった、月刊誌『新女苑』の投稿詩の選評です。昭和14年(1939)から同16年(1941)まで36回、光太郎の選評が載りました。そのうち、これは、と思う一節のある回からワンフレーズずつ書き抜きます。

今回にしてもそうですが、他者の、しかも一般読者の作品に対する選評でありつつ、端的に光太郎の詩論が表れているものが多く、なるほど、と思わせられます。