「智恵子抄」がらみのコンサート情報です。
浜離宮ランチタイムコンサートvol.175 小林沙羅ソプラノ・リサイタル
期 日 : 2018年8月30日(木)時 間 : 11:00開場 11:30開演
会 場 : 浜離宮朝日ホール 東京都中央区築地5-3-2
出 演 : 小林沙羅(ソプラノ) 澤村祐司(箏) 中村裕美(pf) 見澤太基(尺八)
料 金 : 全席指定¥2,900
曲 目 :
山田耕筰(詩・北原白秋):この道、からたちの花
越谷達之助(詩・石川啄木):初恋
中田喜直(詩・江間章子):夏の思い出
山田耕筰(詩・三木露風):赤とんぼ
澤村祐司(詩・島崎藤村):たれかおもはむ
中村裕美(詩・中原中也):朝の歌、子守唄よ
瀧廉太郎(詩・土井晩翠):荒城の月
宮城道雄(作・詩):浜木綿
宮城道雄(詩・北原白秋):せきれい
中村裕美(詩・高村光太郎):「智恵子抄」より 或る夜のこころ、亡き人に(世界初演)
越谷達之助(詩・石川啄木):初恋
中田喜直(詩・江間章子):夏の思い出
山田耕筰(詩・三木露風):赤とんぼ
澤村祐司(詩・島崎藤村):たれかおもはむ
中村裕美(詩・中原中也):朝の歌、子守唄よ
瀧廉太郎(詩・土井晩翠):荒城の月
宮城道雄(作・詩):浜木綿
宮城道雄(詩・北原白秋):せきれい
中村裕美(詩・高村光太郎):「智恵子抄」より 或る夜のこころ、亡き人に(世界初演)
凛とした歌声で魅了する歌姫、小林沙羅が、筝の澤村祐司、作曲家でピアニストの中村裕美,、尺八の見澤太基とともに、日本の歌を届けます。「赤とんぼ」などの郷愁を誘う名曲のほか、澤村や中村が作曲した新しい日本の歌も。若さあふれるアンサンブルをお楽しみください。
ピアノでご出演の中村裕美さん作曲の「或る夜のこころ」と「亡き人に」が演奏されます。
当方、平成27年(2015)に、晴海の第一生命ホールさんで開催された小林さんの「ライフサイクルコンサート 雄大と行く と行く 昼の音楽さんぽ 第3回 小林沙羅 麗しきソプラノの旅」というコンサートを拝聴いたしました。その際にも「或る夜のこころ」が演奏されましたが、「亡き人に」は初演だそうです。
過日ご紹介した、同じ日に行われる「国立能楽堂8月企画公演《国立能楽堂夏スペシャル 開場35周年記念》」もそうですが、チケットは既に完売とのこと。ただ、キャンセル等があるかもしれません。
この日、8月30日(木)には、なんともう1件、光太郎詩がらみの公演があります(偶然でしょうが)ので、明日はそちらをご紹介します。
【折々のことば・光太郎】
ほんとうに自分の魂をこめた声というものはまるで違う。それはきく者にはすぐひびく。シヤカの声とか、キリストの声とかいうのは恐らくその最上のものだつたのだろう。
散文「話言葉としての日本語」より 昭和31年(1956) 光太郎74歳
話す際の声もそうですが、歌声もそうでしょう。光太郎がらみの公演をよく聴きますが、そう思います。上記の小林さんは「魂をこめた声」を披露して下さることと信じております。
亡くなるおよそ1ヶ月前に書かれた文章の一節。ほぼ絶筆に近い時期です。主眼はラジオ放送に関するものですが、政治家や官僚の「声」がなっていないという苦言。嘆かわしい話ですが、今も昔も変わりませんね。