智恵子の故郷福島・二本松に近い郡山から、朗読・舞踊系の公演情報です。 
会 場 : 郡山市公会堂  福島県郡山市麓山一丁目8-4
時 間 : 開場13:30分  開演14:00
料 金 : 無料

 第1部 朗読アラカルト
  「ラヴ・ユー・フォーエバー」  ロバート・マンチ作 
  「ベロ出しチョンマ」  斎藤隆介作  
  「元気の皮」(窓ぎわのトットちゃんより)  黒柳徹子作
 
 第2部 ドラマリーディング
  「ロンド ~智恵子抄 雷火~」  佐藤春夫原作  


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ご出演は、朗読パフォーマンス声人(こえびと)さん。調べたところ、郡山のコミュニティFM・ココラジでパーソナリティーを務められている宗方和子さんという方が代表で、カルチャースクールでの生徒さん達などがメンバーのようです。それから、郡山ベリーダンス・スクールの橋本みなみさんという方がダンスでご出演されるとのこと。

原作が佐藤春夫となっていますので、佐藤の「小説智恵子抄」(昭和31年=1956)を下敷きにしているのでしょう。

これ以上、詳細が分かりません。分かりませんので、観に行ってきます(笑)。レポートは後ほど。


【折々のことば・光太郎】

藤間節子さんの舞踊を見に東京にゆかれない。智恵子を踊る藤間さん、節子さんの芸に宿る智恵子、それを見にゆかれないのは甚だつらいがわたくしはもう山の住人になり過ぎて、東京の街を歩ける状態に今居ない。

散文「村にて」より 昭和24年(1949) 光太郎67歳

「智恵子抄」の二次創作として、生前の光太郎が唯一許し、実際に上演されたたのが、藤間節子(黛節子)による舞踊化のみでした。奇しくも上記「第2回朗読パフォーマンス声人(こえびと)LIVE ∞生きる∞」でも舞踊が入ります。

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しかし、花巻郊外旧太田村の山小屋(高村山荘)に蟄居中の光太郎は、帝国劇場でのリサイタルに招かれながら、欠礼。その代わりにパンフレットに寄せた一文です。3年後の昭和27年(1952)には、蟄居を解除し、再び東京に戻りますが、この時点ではまだそういうわけには行かなかったということでしょう。

ちなみに当方、今日、明日と1泊2日で、旧太田村に行って参ります。明日から花巻高村光太郎記念館さんで、企画展「光太郎と花巻電鉄」が始まります。