昨夜、NHK BSプレミアムさんの「にっぽん百名山 安達太良山」の放映があり、拝見しました。

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同じ番組で、平成27年(2015)にも安達太良山が取り上げられまして、その際には「智恵子抄」にからめ、光太郎智恵子の紹介が約2分間。そちらは紅葉シーズンのロケでしたが、今回は雪の残る3月。今回も「ほんとの空」の下にそびえる山、的な紹介をして下さいました。

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あとは、山岳ガイド・五十嵐潤さんのナビゲートによる1泊2日の行程。

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3月とはいえ、まだまだ本格的な雪山です。

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しかし、動植物など、そここに春の気配も。

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掛け流しの温泉があるくろがね小屋、それから岳温泉やそこをつかさどる湯守の皆さんの紹介も。

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満天の星、霧氷。高山ならではですね。

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雪原を過ぎ、智恵子が麓の旧油井村(現・二本松市)で油井小学校に通っていた明治33年(1900)の噴火口跡の沼ノ平を横目に、山頂へ。

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山頂からは、昭和8年(1933)、山腹で智恵子が「わたしもうぢき駄目になる」と呟いた磐梯山も望めます。

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来月には、山開き。また近くなりましたらご紹介します。

再放送がありますので、見逃した方、ぜひご覧下さい。 

にっぽん百名山「安達太良山」

NHK BSプレミアム  2018年4月16(月) 12:30~13:00 

3月、雪の残る福島・安達太良山(1700m)で、ウサギやリスなど春を待つ生き物の息吹に触れ、山のいで湯を堪能。さらに「霧氷」など雪山ならではの風景に出会う。

雪山の初級コースとして人気の福島・安達太良山(1700m)。早春3月、出発はあだたら高原スキー場の登山口から。雪の残る森を進み、鳥の巣作り、ウサギの足跡、リスの食べかすなどを次々と発見。山小屋で一泊し、源泉かけ流しの温泉と満天の星空を楽しむ。山頂までの斜面では雪山ならではの風景である霧氷を堪能。山頂からは磐梯山、吾妻連峰など東北の名峰を望む。また雪山で温泉の通り道を守る人々の営みを紹介する。

出演 五十嵐潤    語り 鈴木麻里子 高塚正也


ついでと言っては何ですが、もう1件、テレビ放映情報を。

にほんごであそぼ

NHK Eテレ 2018年4月13日(金)  6時35分~6時45分
再放送    4月13日(金) 17時00分~17時10分  4月27日(金) 6時35分~6時45分/17時00分~17時10分

2歳から小学校低学年くらいの子どもと親にご覧いただきたい番組です。日本語の豊かな表現に慣れ親しみ、楽しく遊びながら“日本語感覚”を身につけることができます。今回は、花鹿亭/「テスト」瀧川鯉八、ここで名文/僕の前に道はない…「道程」高村光太郎野村萬斎/ややこしや「まちがいの狂言」高橋康也、百人一首/かくとだにえやはいぶきのさしも草…(藤原実方朝臣)、名文を言ってみよう!/春はあけぼの、歌/蜘蛛の糸

出演 美輪明宏 野村萬斎 野村裕基 うなりやベベン 瀧川鯉八 ほか


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光太郎詩の代表作「道程」が取り上げられます。以前も取り上げられましたが、同じ映像か、新作か、不明です。

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こうした番組を通じて、「道程」が世の中から忘れられかけている現状に、歯止めがかかってほしいものです。


【折々のことば・光太郎】

彫刻の意義は人体を人体らしく作り、情景を情景らしく表現する程度のところには断じて存在しない。もつと深い彫刻美の、のつぴきならぬ、みつちりした、有機的つながりを主題と表現との間に持つ特質の中にある。

散文「第四回文展彫刻評」より 昭和16年(1941) 光太郎59歳

明治期の青年時代と比べても、光太郎の彫刻観がぶれていないことに、ある意味、驚かされます。