元NHKさんの看板アナウンサーであられた山根基世さん、現在はフリーだそうですが、その山根さんのご指導による朗読講座受講生の方々の発表会です。

山根基世の朗読指導者養成講座 やまねこ朗読発表会

期    日 : 2018年3月10日(土・土曜クラス)11日(日・日曜クラス)
時    間 : 13:30~16:00
会    場 : 日本出版クラブ会館 3階「鳳凰の間」  東京都新宿区袋町6
料    金 : 1,000円 中学生以下無料 各日定員200名
申    込 : web申し込みフォーム  またはFAX 03-5211-7285

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プログラム(予定)
第一、二部 受講生による発表  第三部 養成講座アシスタントによる朗読/山根基世氏による朗読・講評

主な朗読作品 ― たのしいおはなし、ほっとするおはなし、ちょっぴり悲しいおはなし、わくわくするおはなし―
「手袋を買いに」新美南吉/「樹下の二人」(「智恵子抄」より)高村光太郎/「徒然草」吉田兼好/「字のない葉書」向田邦子/「玩具」(『晩年』より)太宰治  (土曜日クラス発表作品より一部を抜粋)
「おじさんのかさ」佐野洋子/「赤いろうそく」新美南吉/「なめとこ山の熊」宮沢賢治/「わたしを束ねないで」新川和江/「星の王子さま」サン= テグジュペリ  (日曜日クラス発表作品より一部を抜粋)
※ 順不同。作品は変更になる可能性がございます。あらかじめ、ご了承ください。

※「朗読指導者養成講座」とは?
絵本から古典文学まで、早広い題材から日本語の特性をふまえた読み方を身につけます。
朗読上級者、指導者を目指す人、「ことばの力で未来を拓く」― そんな子どもを育てたいという志のある方に向けた講座です。


というわけで、「あれが阿多多羅山、/あの光るのが阿武隈川。」のリフレインで有名な、「樹下の二人」(大正12年=1923)が取り上げられます。「土曜クラス」の方のご発表だそうですので、3月10日(土)ですね。

指導者を目指されている皆さんの講座ですので、ハイレベルな朗読が期待できると思います。ぜひ足を大運び下さい。


【折々のことば・光太郎】

此の比例均衡の美には少しもけがれが無い。かういふ類の美こそ千古に聳えて悠々たるものと言へよう。

散文「戒壇院の増長天」より 昭和17年(1942) 光太郎60歳

帝国教育界出版部から刊行された、北川桃雄・奥平英雄編『日本美術の鑑賞 古代篇』に寄せた文章から採りました。「戒壇院」は奈良東大寺の戒壇院。「増長天」はそこに安置されている国宝の四天王像のうちの一体、天平彫刻の最高傑作の一つとされている塑像です。

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光太郎の彫刻も、このように評されるべきものと思います。