このところ、「智恵子抄」系の朗読、演劇等の公演が立て続けに行われます。
時 間 : 3/2(金)15:00/19:00  3/3(土)15:00 
会 場 : HITOMIホール 名古屋市中区葵三丁目21番19号メニコンアネックス5F
料 金 : 一般 前売り3,000円/当日3,500円  大学生迄 前売り・当日ともに1,500円
申 込 :  http://event.menicon-ba.co.jp/  またはメニコンアネックス窓口

朗読と音楽の融合を目指したオリジナルステージです。
智恵子が愛したベートーヴェンの交響楽第6番「田園」をモチーフに、ヴァイオリン・チェロ・ハープの演奏で、また朗読には、俳優の橋爪淳さんが光太郎役として至情の愛の世界へと誘います。

出演者 橋爪淳/朗読・光太郎  苅谷なつみ/ヴァイオリン  日野俊介/チェロ  
    田中敦子/ハープ

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同じ会場で、一昨年昨年も行われた公演の再演かと思われます。それだけ好評だったということでしょうか。

お近くの方、ぜひどうぞ。


【折々のことば・光太郎】

生物相互助長の交感力を考へると生物界の微妙な構成に驚く。人倫夫婦道の如きはその極致であらう。人類はそれによつて常に新らしい力の源泉を得てゐるのだ。
             散文「人体について」より 昭和27年(1952) 光太郎70歳

光太郎最後の大作「十和田湖畔の裸婦群像(通称・乙女の像)」制作中の言です。久しぶりにモデルを使い、その人体の美にうたれたことからはじまり、それに伴って自分の生命力も溌剌とさせられたとしています。

そして、像のその顔は今は亡き智恵子。かつて智恵子と共にお互いを高めあった日々を思い起こしているのでしょう。