昨日は男性の一人芝居をご紹介しましたが、今日は逆に女性の一人芝居です。

劇団TANTOO第9回公演「売り言葉」

期 日 : 2018年3月2日(金) ~4日(日)
時 間 : 3/2(金)19:30 3/3(土)14:00 18:00 3/4(日)15:00 各回定員15名
会 場 : アトリエTANTOO  東京都足立区扇2ー26ー41 扇ビルB1
料 金 : 2,000円
申 込 : theatre.tanto@gmail.com

世間一般に流布されている純愛詩集「智恵子抄」。智恵子本人が証言台に立ち、その「智恵子抄」を告発する。

作:野田秀樹  演出:佐藤学二  出演:壱岐照美

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平成14年(2002)、大竹しのぶさん出演で初演されました。脚本が公刊されていることも理由でしょう、その後も全国でいろいろな劇団、個人が取り上げ、昨年も確認できた限り、2回、上演されています。
今回の劇団TANTOOさんも、平成26年(2014)に一度上演されています。その当時は気づきませんで、ご紹介しませんでしたが。

光太郎智恵子の世界をいろいろな分野で取り上げられるで、最もアイロニカルな視点で描かれているものと言えます。単なるお涙頂戴で終わっていないあたり、演劇関係者の皆さんが好んで取り上げ続けられる理由の一つでしょう。

ぜひどうぞ。


【折々のことば・光太郎】

自然に醜はない。人間をも含めた自然の中に醜なるものは存在しない。悉く美である。醜は人工の中にある。

散文「美ならざるなし」より 昭和26年(1951)頃 光太郎69歳頃

光太郎最晩年の言。しかし、若い頃から一貫したブレない考え方です。