気付くのが遅れ、もう始まっています。

切手の博物館開館20周年記念特別展<秋>「著名人の切手と手紙」

期  日 : 2016年11月3日(木・祝)~11月6日(日) 
会  場 : 切手の博物館 東京都豊島区目白1-4-23
時  間 : 10:30~17:00
料  金 : 大人:200円、小中学生:100円   障がい者の方は無料

著名人たちの直筆の手紙や、切手原画が大集合。名優や大作家、歴史の偉人たちと郵便にまつわる貴重な展示です。

<著名人の切手原画> 著名人の切手原画を展示予定です。所蔵先、郵政博物館。
 野口英世、夏目漱石、福沢諭吉、正岡子規、岡倉天心、宮沢賢治ほか

著名人の手紙>展示内容 ※展示内容は変更になる場合があります。
 映画・・・高峰秀子、森繁久彌、三船敏郎、大河内傳次郎、円谷英二、淀川長治
 画家・作家・・・棟方志功、岸田劉生、高村光太郎、川端康成、室生犀星、司馬遼太郎

<風景印の中の有名人>展示内容 ※展示内容は変更になる場合があります。
 石川啄木、福沢諭吉、野口英世、徳川光圀、小野小町、宮本武蔵ほか

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というわけで、光太郎の書簡も展示されているようです。誰に宛てたいつのものかなど、詳細は不明ですが、『高村光太郎全集』等に収録されていない新発見のものの可能性もあります。

4日間だけの開催、もったいないような気がしますが……。

たまたま11/6は、隣接する文京区、文京シビックセンターさんの「平成28年度文京区企画展「賢治と光太郎――文の京で交錯する二人」を見に行く予定でしたので、こちらにも廻ってみます。

レポートはのちほど。


【折々の歌と句・光太郎】

金あらば金をかへしてあなにやしこんな仕事は止さましものを
大正15年(1926) 光太郎44歳

このところ続けてご紹介してきた「腹が減る」シリーズの亜流ですね。「~ば~まし」は反実仮想。「あなにやし」は「ああ、なんと すばらしいことよ」。

「充分な金さえあれば、もらった金を叩き返し、こんな仕事はやめて、すっきりするものを……」といったところでしょうか。

この頃、俗物と蔑むような成金からの肖像彫刻の依頼があったりし、そのあたりに関わりそうです。