岩手県の地方紙『岩手日日』刊行元の岩手日日新聞社さんでは、観光PR誌『岩手大陸』を発行しています。その第3号で、光太郎の特集が組まれています。

『岩手日日』さんの記事から。 

観光情報が盛りだくさん 「岩手大陸」第3弾発行―岩手日日新聞社

 岩手日日新聞社(一関市南新町、山岸学代表取締役社長)は1日、平泉世界遺産登録5周年を記念した特集や宮沢賢治生誕120周年で注目される花巻エリアなど県内の観光・物産情報を盛り込んだ特別編集「岩手大陸」の第3弾を発行した。
 特集「仏都平泉の奇跡」は、盛岡市出身の作家松田十刻氏が執筆。清衡、基衡、秀衡それぞれの視点から、浄土思想に基づく世界でも類を見ない独自の黄金文化を築いた奥州藤原氏の軌跡をたどる。平泉町周辺の観光地や新たに「明治日本の産業革命遺産」の構成資産として世界遺産登録された釜石市の「橋野鉄鉱山」なども紹介している。
 また、宮沢賢治との出会いや交流を中心に約7年間を花巻市で過ごした高村光太郎を取り上げた「高村光太郎と花巻の日々」や、10月から開催される「2016希望郷いわて国体・大会」を盛り上げるためのPR特集、三陸鉄道の魅力や県の物産品、スイーツなど岩手の情報が盛りだくさん。
 B4判、48ページのフルカラーで11万部印刷。岩手日日新聞の購読全世帯に配布したほか、県内の主要観光施設や東京都中央区の県アンテナショップ「いわて銀河プラザ」、大阪市の北東北三県大阪合同事務所などで10月まで無料配布する。


というわけで、過日、上京した妻に頼んで東銀座のいわて銀河プラザさんに寄ってもらい、入手しました。

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「特集2」が「賢治という星を照らした「光」 高村光太郎と花巻の日々」。4ページにわたって組まれています。

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最初の2ページで、光太郎と賢治の魂の交流、昭和20年(1945)に戦災で東京を焼け出された光太郎が宮沢家の招きで花巻に疎開した経緯、戦後の花巻郊外太田村での生活などが要領よくまとめられています。

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後半2ページは、花巻高村光太郎記念館さんなど、花巻にある光太郎賢治ゆかりの観光スポットなどの紹介。2人が共に愛した大沢温泉さんなども取り上げられています。

その他、世界遺産の平泉やいわて国体などのPRも。大型のB4判、48頁オールカラー、これが無料配布ですから気前のいい話です。

『岩手日日』さんの記事にあるとおり、東京や大阪でも入手可能。ぜひゲットして下さい。


【折々の歌と句・光太郎】

ぐつすりとよくねてさめし暁の八月の窓を開け放ちたり
大正13年(1924) 光太郎42歳

気がつけば、8月ももうすぐ終わりですね。