光太郎の父・光雲の作品が並ぶ企画展の情報です。 

かざり -信仰と祭りのエネルギー

会 期 : 平成28年3月1日(火)~5月15日(日)
会 場 : MIHO MUSEUM 滋賀県甲賀市信楽町田代桃谷300
時 間 : 午前10時~午後5時
休館日 : 毎週月曜(3月21日は開館)、3月22日
料 金 : 一般1,100円 高大生800円 小中生300円

煌びやかな仏教荘厳の世界、伎楽や舞楽の色彩と歌舞の世界、信仰の中の動物たち、祭りの賑わいなど、「かざり」をキーワードに日本人の精神世界を読み解いていく展覧会が、MIHO MUSEUMで開催されます。深く仏教に帰依した伊藤若冲の「鳥獣花木図屏風」(展示3月1日~4月17日)と「樹花鳥獣図屏風」(展示3月1日~13日)との競演や、滋賀県の水口曳山祭、大津祭、長浜曳山祭を彩る曳山懸装品など、神仏への信仰に根ざした「かざり」の世界が幅広く展観されます。

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毎年9月、神奈川横浜伊勢佐木町の日枝神社例大祭で街を練り歩く、光雲の手になる「火伏神輿」及び「獅子頭」が展示されます。当方、一度、現物を見て参りましたが、ともに見事な作でした。

ともに普段は神奈川県立歴史博物館に展示されていますが、この企画展のために貸し出すそうで、搬出の様子がTVKテレビ神奈川さんのローカルニュースで取り上げられました。

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お近くの方、ぜひどうぞ。


【折々の歌と句・光太郎】

正直にまをせばかかる荒山に棲む四足のわれは族かも
大正13年(1924) 光太郎42歳

昨日ご紹介した短歌同様、自らの内なる荒ぶる獣性を謳った歌です。「まをせば」は「申せば」。