延々と東北レポートを書いているうちに、他に紹介しなければならないイベント情報や報道、新刊情報、テレビ放映情報などが溜まってしまいました。

まずは映画関連。 
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期間 : 2015年4月25日(土)~6月12日(金)
会場 : シネ・ヌーヴォ 大阪市西区九条1-20-24 TEL 06-6582-1416

戦前から戦後にかけて昭和と共に生きた女優・原節子。小津安二郎、成瀬巳喜男はもとより今井正、黒澤明、木下惠介など日本映画の巨匠の作品に数多く出演し、日本映画の黄金時代を支えた屈指の大女優。日本人離れした類い稀な美貌と共に、生涯独身を通し、「永遠の処女」と呼ばれた。今年は、1935年の映画デビューから80年、そして1962年の最後の出演作から53年を迎える。「20世紀の映画スター・女優編」(2000年/キネマ旬報)で日本女優の第1位に輝くなど、日本・世界で今尚新たなファンを獲得し続けている原節子出演作品を一挙上映する過去最大の大特集。 日本映画屈指の伝説の美女が、いま再び、銀幕に降臨する!!


全42作品のうち、熊谷久虎監督作品「智恵子抄」(昭和32年=1957 97分)が、先週から上映されています。


智恵子抄
1957年/東宝/97分/35mm/白黒
  監督:熊谷久虎/原作:高村光太郎/脚本:八住利雄/撮影:小原譲治/美術:清水喜代志/音楽:団伊玖磨 出演:原節子(高村智恵子)、山村聡、柳永二郎、三好栄子、津山路子、太刀川洋一

◆詩人・彫刻家の高村光太郎の詩集『智恵子抄』を映画化。智恵子の童女の如き純真な愛に出会い、光太郎は生きる喜び、愛の幸せに包まれるが、仕事と家庭の板ばさみか
ら、やがて智恵子は心を病んでいき…。原が愛と狂気に揺れる智恵子を演じ切った感動作。

上映日程007

5/22(金) 12:25~
5/23(土) 21:05~
5/24(日) 12:35~
5/25(月) 14:55~
5/26(火) 10:40~
5/27(水) 17:55~

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この昭和32年(1957)原節子版、昭和42年(1967)の岩下志麻さん主演の「智恵子抄」ともども、時折上演されています。こういう機会がもっと増えてほしいものですが。


【今日は何の日・光太郎 拾遺】 5月25日008

昭和28年(1953)の今日、日比谷公会堂で米国の黒人歌手、マリアン・アンダーソンのコンサートを聴きました。

NHKが招聘し、東京、大阪、広島、名古屋と巡回し、再び東京に戻って5月22日、25日と公演がありました。

伴奏はクルト・ウェス指揮のNHK交響楽団。ブラームス、フォーレ、ヴェルディ、サン・サーンス、ドビュッシーなどの作品や黒人霊歌がプログラムに入っていたそうです。