今年10月25日に、岩手県民会館大ホールにて行われた第67回全日本合唱コンクール全国大会(全日本合唱連盟、朝日新聞社主催)の高校部門で、Aグループ(8~32人)に出場し、光太郎作詞、鈴木輝氏作曲の「女声合唱とピアノのための組曲 智恵子抄」」から自由曲を選んだ学校が二つありましたが、ともに上位入賞を果たしました。
 
「亡き人に」を自由曲に選んだ神奈川の清泉女学院さんは、金賞。北海道の帯広三条高校さんは、「レモン哀歌」で挑み、銀賞でした。どちらも女声合唱です。
 
ブレーン株式会社さんから、ライブ録音のCDが発売されたので、注文しました。出場順の関係で、帯広三条さんはvol1、清泉女学院さんはvol2に収録されており、2枚買いました。
 
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届きましたので、早速聴いてみました。どちらも透き通った美しい声で、情感たっぷりのいい演奏でした。高校生らしい張りのある若々しい声質も好ましいと思いました。
 
ブレーンさんでは、昨年までは金賞授賞団体の演奏のみを収めたDVDを発売していましたが、今年から全出場団体のDVD、さらにブルーレイも発売されています。ただし、受注生産ということで、コスト的にCDよりもかかるようで、DVDが1枚5,000円+税、ブルーレイは同じく6,000円+税(CDは3,000円+税)です。やはり出場順の関係で、帯広三条さんと清泉女学院さんが別々のディスクに収録されており、2枚買わなければなりません。ちょっと悩んでいます。
 
こうしたコンクールだけでなく、各種演奏会でも、もっともっと光太郎作詞の(というか、光太郎の詩に作曲した)楽曲を演奏していただきたいものですし、ラインナップも増えてほしいものです。
 
 
さて、今日は、音楽でなく演劇で、「智恵子抄」を観て参ります。過日ご紹介した「微笑企画第4弾 一人芝居 人に~智恵子抄より」です。楽しみです。
 
 
【今日は何の日・光太郎 補遺】 12月24日

大正7年(1918)の今日、光太郎智恵子連名で、小橋三四子(みよこ)に宛ててクリスマスカードを送りました。
 
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小橋三四子は日本女子大学校での智恵子の先輩に当たります。洋画家柳敬助の妻・八重ともども、光太郎と智恵子が出会うきっかけを作った一人です。読売新聞記者として活躍した他、雑誌『婦人週報』を創刊したりもしました。今年上半期の朝ドラ「花子とアン」の主人公、村岡花子とも親しい間柄でした。
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文面は以下の通りです。
 
クリスマスのおよろこびを私達からもお受け下さい。
あなたの清い心と同朋を思ふ熱い情とにますます祝福のある様にといのります。
此のフラ、アンジエリコの描いた天子達の晴朗な和平を世に持ち来すことに努めませう。
 
表面の差出人の部分は智恵子の筆跡と思われ、現存数の少ない智恵子筆跡の一つとして貴重です。宛名部分と裏面は光太郎の筆跡です。
 
用紙はイタリア製の絵葉書で、ルネサンス期のフィレンツェ出身の画家、フラ・アンジェリコの描いた宗教画「聖母戴冠(部分)」が印刷されています。