青森の地方紙『デーリー東北』さんで、一昨日に掲載された記事です。

十和田市、湖畔休屋の遊覧船ターミナル取得を検討 観光拠点施設に

 昨年12月に破産した十和田湖観光汽船(青森市)が所有していた湖畔休屋の遊覧船ターミナルについて、十和田市が建物の取得を検討していることが31日、地元関係者らへの取材で分かった。地元の理解を得た上で建物を購入し、案内所機能を強化した上で、観光拠点施設として活用する方針とみられる。
 遊覧船ターミナルは桟橋前広場に面した国有地に建っており、2005年に完成した。鉄骨造りの2階建てで、総床面積は約695平方メートル。
 遊覧船乗客の待合所として定着し、運航する2社が昨年までチケット販売の拠点としていた。しかし、十和田湖観光汽船の破産で使用できなくなる可能性が指摘されていた。
 遊覧船は4月から休屋発着便のみとなり、十和田観光電鉄(同市)の単独運航に切り替わるが、ターミナルを引き続き使用するかどうかは決まっていなかった。建物が市の所有に移れば、建物の一部を借りて従来通りのチケット販売が続けられることになる。
 さらに市は、建物の改修も計画しているもよう。関係者によると、十和田湖に関連した歴史・文化を紹介するスペースを新たに開設し、大町桂月や高村光太郎といった湖ゆかりの文化人の資料を展示する予定
 近くで総合案内所を運営する十和田湖国立公園協会が、ターミナル内に移転する可能性もある。
 取得が決まれば、市は十和田湖観光汽船の破産管財人を務める岩谷直子弁護士(青森市)と売買契約を結ぶとみられる。
 ターミナルの取得について、市は取材に「現時点では答えられない」としている。
 
一昨年のこのブログで、十和田観光汽船さんに触れました。その時は民事再生手続きに入る、というものでしたが、昨秋、それも断念、破産ということになったそうで、残念です。
 
十和田湖で遊覧船を運航する十和田湖観光汽船(青森市)は15日、民事再生法による経営再建を断念し、年内にも破産手続きに入る方針を固めた。
 同社は青森地裁に提出した再生計画案に基づき立て直しを目指してきたが、見込んだほど業績改善が進まなかったため、14日付で地裁から再生手続きの廃止決定を受けた。このまま事業を続けても負債が膨らみかねず、「悔しいが、どうしようもない」(松橋泰彰社長)と再建断念を決めた。
 同社代理人の長谷一雄弁護士(東京都)によると、乗客8万5000人、約1億2000万円の売り上げ目標に対し、今年度の業績は「1~2割下回る状況」。運航本数の縮小や営業期間の短縮で経費を節減してきたが、肝心の客足の回復が鈍く、財務を抜本的に改善するまでには至らなかった。
 慢性的な経営不振に加え、東日本大震災による観光客の激減がダメージとなり、同社が約5億7000万円の負債を抱えて民事再生法の適用を申請したのは2012年8月。水面下で探ってきた同業他社との事業統合も不発に終わり、頼みの再生手続きが頓挫したことで再建への手立てを失った。松橋社長によると12月中旬にも破産手続きに入る見通しだ。
 期間限定で雇用していた従業員約35人は15日に退職したが、残る従業員で窓口業務は24日まで続ける。
 共同で遊覧船事業を手がけてきた十和田観光電鉄(十和田市)は単独で運航を続ける方針だが、慢性的な赤字部門をいつまで抱えていられるかは不透明で、「運航体制は今後の検討課題」としている。
 十和田市観光商工部の母良田篤夫部長は「少しでも乗客を増やそうと支援してきただけに、残念だ。十和田湖観光にとって遊覧船は欠かせない魅力。今後は残る1社に頑張ってほしい」と肩を落とした。
2013年11月17日  読売新聞)
 
一昨日の報道は、そのターミナルビルだった建物に、十和田湖に関連した歴史・文化を紹介するスペースを新たに開設し、大町桂月や光太郎といった湖ゆかりの文化人の資料を展示する計画があるらしいという報道ですね。
 
実現すればそれはそれでいいことだと思います004が、複雑な気持ちです。
 
さて、当方、今週末に1泊で十和田湖に行くことに致しました。7日の金曜日からスタートするイベント、「十和田湖冬物語2014」を観て参ります。
 
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そのための切符の手配で、昨日、自宅最寄りのJR佐原駅に行きました。窓口で切符を頼んでいると、ちょうど足下に「乙女の像」。驚きました。

JRさんで「青森・函館 津軽海峡紀行」というキャンペーンを行っているとのことで、その宣伝でした。
 
思わずケータイで写真を撮りましたが、駅員さんは「?」という表情でした(笑)。
 
そちらのものではなく、青森限定のパンフレットが置いてあったので貰ってきました。「十和田湖冬物語2014」が大きく扱われています。幻想的な感じですが、どう考えても寒そうです。過日の岩手もかなりの雪でしたが、今回も覚悟して臨みます。
 
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ちなみに自宅周辺では、既に先月末からオオイヌノフグリやホトケノザが咲き、蜂が飛んでいます。雪国の皆さんには怒られそうですね(笑)。
 
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【今日は何の日・光太郎 補遺】 2月3日

昭和29年(1954)の今日、日比谷公会堂でブダペスト弦楽四重奏団の演奏を聴きました。
 
クラシック音楽にも造詣の深かった光太郎、岩手太田村に住んでいた頃は、時折訪れた花巻の町でレコードを聴くくらいで、禁断症状でしょうか、山林を歩きながらバッハの「ブランデンブルグ」が幻聴で聞こえた、というエピソードがあります。
 
その意味では、帰京後、こうした機会が増えたのは幸いでした。
 
ちなみにこの時の曲目はバルトークの弦楽四重奏曲第6番、ミローの同12番、そしてバーバーの弦楽四重奏曲ロ短調。これは別名「弦楽のためのアダージョ」。映画「プラトーン」のテーマとして使われたものですね。
 
この夜の印象をもとに、ずばり「弦楽四重奏」という詩が書かれています。