今日は福島県・二本松に行って参りました。
 
「智恵子のまち夢くらぶ」さんにより、4月から開催されていた「智恵子講座’13」が今日で閉講ということで、お邪魔した次第です。
 
「安達太良山はもう雪化粧」という情報は、事前に得ていまして、「それなら途中では名残の紅葉が見られるかな」などと考えておりましたところ、どうも福島を甘く見ていました。常磐自動車道から磐越自動車道に入るあたりで雪がちらつき始め、阿武隈高原の辺りからは銀世界でした。
 
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安達太良山も雪雲に覆われ、ご覧の通りでした。
 
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ただ、吹雪くということはなかったので助かりました。それでも郡山ジャンクションから東北道に入ってすぐあたりで、乗用車2台大破の事故のため渋滞になっていました。改めて気をつけようと思いました。
 
さて、午前中はいわき市暮らしの伝承郷館長の小野浩氏による講座・「草野心平と宮澤賢治」。2人が光太郎とどのように関わったか、というか3人のつながり、といった点でお話がありました。
 
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午後は閉講式ということで、受講された皆006さん一人一人、感想や光太郎智恵子に関する思いを語る時間が設けられ、当方も話をして参りました。
 
地元の方がほとんどでしたので、やはりいかに二本松という地域に根ざした活動を続けていくか、といった話題にもなりました。日本中どこでもそうですが、今後の課題ですね。
 
それから今年の活動記録、新聞報道のコピー、受講者の皆さんや我々講師の文章をまとめた文集も配布されました。講座の企画から運営、こうしたものの作成、さらに講座以外に研修旅行などの手配もされた熊谷代表、本当にお疲れ様でした。
 
来年は「智恵子のまち夢くらぶ」さん結成十周年だそうで、これまでと活動内容を大幅に変え、講座は行わず(光太郎智恵子を語るつどい的なことはやられるようですが)、研修旅行系の部分を充実させるそうです。6月には女川、そして秋にはなんとパリに行かれるとのこと。凄い行動力ですね。
 
当方も女川や語るつどいなどの部分は、やはりできる限りお手伝いするつもりでおります。
 
「講座」といえば、名古屋在住の高村光太郎研究会会員・大島裕子様からメールをいただきました。ご主人の名古屋学芸大学教授とお二人で、「名古屋・高村光太郎談話会」という講座を始められる由。「田舎の小さな出来事なので、公開には及びません」とのことでしたが、せっかくですのでとりあえず簡単にご紹介いたします。
 
【今日は何の日・光太郎】 12月15日

昭和14年(1939)の今日河出書房から『現代詩集』第一巻が刊行されました。
 
光太郎は「猛獣篇其他」として近作22篇を載せました。
 
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