4/2の連翹忌を控え、我が家の庭の連翹が咲き始めました。
 
イメージ 1

イメージ 2
 
昨日の朝、二、三輪咲き始めたかな、と思ったら今朝はもうたくさん咲いていました。
 
この連翹、10年程前の連翹忌で、光太郎の親友だった水野葉舟のご子息、元建設大臣の水野清氏が会場にお持ち下さったものを持って帰り、庭に挿しておいたものです。これが咲くと春の到来を改めて感じます。
 
昨春はことのほか冬が寒かったせいか、3月31日まで咲かず、やきもきさせられましたが、今年は逆に4月2日の連翹忌まで花が保つかどうか心配です。当日は剪って持って行くつもりですので。
 
気がつけば彼岸に入り、明日は春分ですね。植物は律儀に季節の移ろいを告げてくれます。
 
ちなみに我が家の庭ではユキヤナギも咲き始めました。この白と連翹の黄色とのコントラストも美しいと思います。
 
イメージ 3
 
イメージ 4

イメージ 5
 
桜とミモザはもう少しで咲きそうです。桜は一昨年、大震災のあった春に、津波で亡くなった女川光太郎の会の貝(佐々木)廣氏などの震災の犠牲者を偲んで植えました。ミモザは昨年、光太郎顕彰に専念することになった記念にと思って植えました。どちらもまだ若木なので花は多く咲きませんが、年を追うごとにこれらの木々が生長していくのが楽しみです。
 
イメージ 6
 
10年前、今の家を新築した記念に、と植えた紫陽花の苗はもう巨木に成長しています。もちろん花はまだまだですが、わっと芽を吹き始めました。緑が鮮やかです。
 
桜といえば、連翹忌会場の松本楼様のある日比谷公園の桜も見事です。当方の住む千葉北東部にはまだ桜前線は到達していませんが、東京ではもう開花宣言がされた由。こちらも4月2日の連翹忌当日には散ってしまうのではないかと心配です。光太郎が亡くなった昭和31年(1956)の4月2日は、前日から季節外れの大雪だったということで、まさに冬を愛した詩人の最後を飾るにふさわしいドラマティックな演出でした。今年の連翹忌は雪ならぬ桜吹雪が拝めるかもしれません。もっとも、また寒の戻りで本当の雪が降るということも絶対無いとはいいきれませんが。
 
しつこいようですが、4月2日(火)、第57回連翹忌、とりあえず参加申し込み締め切りを明日と設定しております。光太郎・智恵子を敬愛する方のご参加をお待ちしております。
 
【今日は何の日・光太郎】3月19日

大正13年(1924)の今日、翌日行われる詩人の尾崎喜八と水野葉舟の長女・実子の結婚式で介添えをするため、高井戸の江渡狄嶺の家に宿泊しました。