NHK大河ドラマ「八重の桜」がスタートしました。綾瀬はるかさん演じる福島・会津藩士の娘、山本八重(後の新島八重)が主人公です。 
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1回目のオンエアは、おもに八重の少女時代の話でしたが、すでに芯の強い、ある意味頑固な、しかし柔軟に新しい物に興味を示す性格が描かれています。生まれ育った地域は少し離れています(八重は会津、智恵子は中通り)が、同じ福島県の女性ということで、智恵子にも通じる一面を感じます。
 
当方、幕末もの、特に新選組やらの敗者の視点から描かれたものは大好きですし、戊辰戦争では二本松藩も関わってきますから、一年間観つづけたいと思っています。
 
昨年のこのブログでちらっと紹介しましたが、福島の出版社・歴史春秋社刊行の『ふくしま女の時代』という書籍があります。近代福島出身の女性19人の簡潔な評伝が載っており、智恵子、そして八重も扱われています。改めて八重の項を読んでみました。大河ドラマのネタバレになるので詳しい事は書きませんが、まさに波瀾万丈の生涯です。智恵子も智恵子で波瀾万丈ですが、それ以上ですね。
 
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他の17名もそれぞれに凄い生き方をした女性達です。目次から抜粋します。「日本で最初の女子留学生-鹿鳴館の名花- 大山捨松」、「世界を舞台に歌一筋に生きた名プリマ・ドンナ 関屋敏子」、「困窮のなかから名作『洟をたらした神』を生み出した 吉野せい」、「中国人留学生の母とよばれる 服部マス」、「貧困者の救済と教育に身を捧げた行動の人 瓜生岩子」……。
 
福島には何かしらこういうスーパーウーマンの生まれる土壌みたいなものがあるのでしょうか。
 
【今日は何の日・光太郎】1月7日

光太郎、昭和22年(1947)の今日、自己の戦争責任とそれまでの生涯を振り返る20篇の連作詩「暗愚小伝」のタイトルを思いつきました。
 
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「暗愚小伝」についてはまた稿を改めて詳しく書こうかなと思っています。