平成25年、2013年となりました。新年明けましておめでとうございます。
 
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今年も当ブログをよろしくお願いいたします。
 
今年から、試みとして、「今日は何の日・光太郎」という項を設けることにしました。NHKラジオ第一で、朝、現在も放送されているのでしょうか。歴史上の「その日」にあった出来事をいくつか紹介するコーナーがあって、何度かカーラジオで聞きました。それをパクらせていただき、光太郎・智恵子・光雲に関し、「その日」にあった出来事を紹介していきたいと思います。
 
では早速。
 
【今日は何の日・光太郎】1月1日

昭和31年(1956)の今日、光太郎最後の詩三編が発表されました。『中部日本新聞』等に「開びゃく以来の新年」、NHKの放送で「お正月の不思議」、そして『読売新聞』に「生命の大河」
の三編です。
 
こんな調子でとりあえず、365日、続けてみたいと思います。ブログの内容はこれまで通り、新着情報の紹介など、行き当たりばったりに考え、必ずしも【今日は何の日・光太郎】と関係なく進めていきます。
 
ただ、折角ですので今日は最後の詩・三編の中から一つ紹介しましょう。
 
  開びゃく以来の新年010
 
一年の目方がひどく重く身にこたえ、
一年の味がひどく辛く舌にしみる。
原子力解放の魔術が
重いつづらをあけたように
人類を戸惑いさせてゆるさない。
世界平和の鳩がぽつぽつとなき、
人類破滅の鎌がざくざくひびく。
横目縦鼻の同じ人間さまが
まさかと思うが分らない。
度胸を定めてとそを祝おう。
重いか軽いか、ともかくも、
開びゃく以来の新年なんだ。
 
というわけで、今年もよろしくお願いいたします!