昨日に続き、宮城県女川町がらみで、三陸と光太郎に関する記述のある書籍を紹介します。 

「まち むら」第83号 平成15年9月30日 公益財団法人あしたの日本を創る協会発行


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2頁にわたり、作曲家・仙道作三氏の「台風の中の女川・光太郎祭」というエッセイが掲載されています。発行された頃の連翹忌で、仙道氏か故・貝廣氏に頂いたのではないかと思います。記憶があやふやです。

このエッセイでも述べられていますが、仙道氏と女川のつながりは深かったそうです。まず、平成3年に行われた女川の詩碑の除幕式に際し、碑に刻まれた光太郎短歌「海にして……」に混声四部合唱の曲をつけられました。同じ年10月には詩碑竣工記念という事で、女川町生涯教育センターで「オペラ智恵子抄鑑賞会」。これは北川太一先生の監修で、平成元年(1989)に作曲されたものです(明日のブログでさらに詳しく解説しましょう)。

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女川で光太郎がらみのイベントがある時には台風に見舞われることが何度かあったようで、「オペラ智恵子抄鑑賞会」の時も台風、仙道氏が「まち むら」に執筆された年の光太郎祭も台風。他にも何回か光太郎祭の日が台風だったというのを北川先生からお聞きした記憶があります。
 
今年はどうなることでしょうか。